先日(5月20日)、長野県信用組合坂城支店 「けんしん坂城信栄会」 (会長:栗林邦夫)の通常総会に引き続いて、法政大学教授水野和夫先生の講演会がありました。
水野和夫先生
水野先生は早稲田大学を卒業後、三菱UFJモルガンスタンレー証券チーフエコノミスト、内閣府大臣官房審議官、などを歴任され、現在、法政大学教授として活躍されています。
何といっても、現在の経済問題に大胆に切り込み、「資本主義の終焉と歴史の危機」(集英社)、「人はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」(日経出版)、「世界経済の大潮流」(太田出版)などの問題作を次々と出版されています。
今回も、「資本主義の終焉と歴史の危機」―マイナス金利とパナマ文書― というテーマで1時間すこしお話を頂きました。
1.今、世界で何が起きているのか、 2.マイナス金利と「過剰・飽満・過多」、 3.資本主義の終焉と「新中世主義」 などマクロ経済の大きなうねりについて歴史の動向に合わせて分かりやすく説明をしていただきました。
私の見解とは多々異なる部分も多くありましたが、私たち、特に経営者の皆さまの日々のオペレーションを行ううえで念頭に置かなければならない示唆に富んだお話だと思いました。 「ならばどうするのか」は自分たちで考えなければなりません。
マイナス金利下で、これはチャンスと積極的に動いている企業のたくさんあります。 現行の局面の中で、「我々の共通善、Common Goods は何か」 を考え頑張りましょう。
逆光でいささか見づらいですが、講演会後の懇親会で、左から:水野和夫先生、力石化工)佐藤洋子社長、県信)細萱前会長、山村
坂城町長 山村ひろし