赤松の植樹

 本日(12月7日)、上平区で第12回区民祭りが開催されましたが、このお祭りの一環として、自在山で子供たちが参加する赤松の植樹祭が行われました。

 雪のちらつく寒い中でしたが、元気いっぱいの子供たち10名ほどで、保護者の皆さんと一緒に植樹を行いました。(保護者も入れ、総勢30名で赤松の苗30株を植えました)

            

植樹のやり方について説明を受ける

              

早速、植樹を行う

             

昨年、10月に植えた赤松もこんなに立派に育っています。(130センチほどに)

           

記名札の横の松も1メートル以上に育っています。

             

嬉しいことに、自然に生えた「実生(みしょう)の松」もあちこちに見受けられました。

              

 昨年から始めた赤松の植樹は今回で4回目となりました。

 自在山地元の上平区の皆さんのボランティア事業ですが、あと10年、20年先には隆々とした赤松が復活していることと思います。

                     

 坂城町では松くい虫防除のための総合的な対策を進めています。  

 松くいに侵された松の系統的な伐倒処理、樹幹注入(松への薬剤の注入)などに加え、今年も6月17日(火)に健康被害に最大の注意を払い有人ヘリによる空中散布を行いました。(苅屋原地区、上平地区)

 また、さらに、苅屋原地区のご要望により有人ヘリで処置できない地域につきまして、初めて無人ヘリによる空中散布を行いました。(6月17日と7月15日)  

                                           

 「前人木を植え、後人涼を楽しむ」という言葉があります。

 後世の人たちに立派な松林を残すのは私たちの義務だと思います。

                 

 坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 第43回目は西澤仁兵衛

 坂城の百人、第43回目は前回に続き、坂城町の寺子屋の師匠として多くの弟子を育てた、西澤仁兵衛(にへい)(1808~1882)について記述します。

 内容については、坂城町の寺子屋について精力的に調査、研究を進められておられる、前坂城町図書館長の大橋昌人先生にご提供いただきました。代表的な寺子屋の師匠5名を選んで掲載しています。

 

坂城町の寺子屋師匠(2)  西澤(にしざわ)()兵衛(へえ)鼠宿村)>

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 西澤仁兵衛の筆塚は、鼠宿の最南端、上田から来ると国道一八号線右側に整備された旧道の中程近くに建つ。中之条石で造られているためか、一部が剥落している。

         

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 寺子屋師匠の西澤仁兵衛と筆塚については、西澤卓郎氏が『さかき』創刊号(さかき歴史同好会刊)に「筆塚考」を書いているので、それらを参考にする。>

 西澤家は仁兵衛を称する者が多く、幕末には三代続き、寺子屋師匠をしたのは二代目仁兵衛昭敬である。仁兵衛昭敬は、文化五年(一八〇八)に仁兵衛昭方の嫡子に生まれる。幼名は圭蔵、成人して牧太、嘉永元年(一八四八)九月、家督を相続して仁兵衛昭敬と改名する。>

 仁兵衛は、幼少の頃より学問を好み、和漢の学に深く、書にも優れ、多くの門弟に読み書きを教えた。また、学問を通じて佐久間象山とも交遊があり、象山もよく仁兵衛宅を訪れたと伝える。>

弘化四年(一八四七)十月、上五明村の者たちが収穫した薩摩芋を上田へ持っていこうとしたところ、下塩尻村中島の者たちに差し留められ、更に用水揚口を切り落とされる事件へと発展してしまった。この時、仁兵衛昭敬は、父の仁兵衛昭方に代わり江戸へ出府したり、松代藩役所へ出向いたりして解決に尽力している。文久三年(一八六三)十二月、松代藩から「奇特之体これ有に付」として籾一五俵が下賜されている。>

 仁兵衛昭敬は、明治十五年(一八八二)七月十八日に亡くなる。筆塚は明治二十年十一月、幕末・明治に活躍した山岡鉄太郎(鉄舟)の書による。

              

坂城町長 山村ひろし

来年はどんな年

 現在の日本は、総選挙まっただ中で、慌ただしい日を送っていますが、すでに12月4日になりました。 来年の干支から、どんな年になるのかを考えてみましょう。

 来年は、平成二十七年 乙未(きのとひつじ / いつび)の年です。>

 今年(平成二十六年)は、甲午(きのえうま / こうご)の年でした。>

 今年は、固い甲羅を打ち破り、草木が大地に芽吹くが如く、それまでに蓄えてきたエネルギーを糧に、満を持して大きくジャンプする、飛躍の年、爆発する年といわれる年でありました。>

 年初めからの大雪、各地で起こった土砂災害、御嶽山の噴火、先日の長野県北部の大地震など天変地異も続発しました。>

 また、年末に突然の解散総選挙もありエネルギーの暴発に近い状況が起きました。>

さて、来年の乙未(きのとひつじ / いつび)はどんな年になるのでしょうか。>

乙という字は草木の芽が曲がりくねっている状態を表す象形文字です。>

いろいろと新たな改革創造の歩みを進めるけれども、まだまだ外の抵抗力が強くまっすぐ伸びることが難しい状態を示します。>

従って、このような抵抗があっても、どんな紆余曲折を経ても、それを進めて行かなければならない、ということも意味します。>

一方、未は上の短い「一」と「木」から成っています。>

「一」は「木」の上層部、すなわち枝葉の繁茂を意味しています。>

ところが枝葉が繁茂すると暗くなるから、未を「くらい」とも読みます。未は昧に通じます。>

つまり支の「未」は、暗くしてはいけない、不昧でなければならないということを意味します。(茶道で有名な松平不昧公(出雲松江藩主)の「不昧流」の境地は、そういう繁茂した枝葉末節を払い落として、生々たる生命を進展させるところにあります。) 

こうしたことから来年の乙未は、いろいろと抵抗に出会い、面倒なことが多く、暗くなりがちで、旧来の勢力との衝突が起きることになりそうです。>

従って、何よりも、事前に、積極的に、煩わしいことやよくない事に対して先手を打ち、問題の小さいうちに追い払い、対処することが求められます。>

来週14日投開票の総選挙の行方は分かりませんが、結果も踏まえて、来年に向け準備することが大切のようです。

             

坂城町長 山村ひろし >

熱音響機関の開発

 本日(12月3日)、坂城テクノセンターで、坂城町、坂城テクノセンター、長野県テクノ財団浅間テクノポリス地域センターの共催で、東海大学工学部動力工学科長谷川真也先生をお招きして、「高効率熱音響機関の開発について」 というテーマでお話を伺いました。

 初めて、「熱音響機関」 の話を伺いましたが、まさに目からウロコの話でした。

 しかも、かなり実用化に近いところまできているようです。

 熱音響機関とは以下の特徴を有する新しいエネルギー開発装置です。

 その特徴とは、

 (1)音波の共振を利用して駆動するために、ピストン、タービンなどの可動部品を全く必要としない、半永久的にメインテナンスフリーの装置である。

 (2)熱電変換素子を大幅に超える高効率エネルギ変換(30%以上)が可能である。

 (3)パイプのみの簡易な構成のため安価かつ量産が容易である。

 (4)産業廃熱、自動車排熱、太陽光エネルギなど多様な熱源を利用した高効率な冷却、発電システムが実現可能である。

          

 高効率熱音響機関の概念図は以下の通りです。

 

 これでもまだ分かりにくいと思いますので、以下のサイトをご覧下さい。

 比較的わかりやすく説明されています。(サイエンス・ニュース)

https://www.youtube.com/watch?v=tJQZibQyNyg

           

 これは素晴らしい開発です。

 坂城町でもいろいろトライしてみたいと思いました。

 また、「環境・エネルギーセミナー」の終了後、特別に時間をとって下さり、「坂城経営革新塾」の塾生相手にさらに細かい説明をしていただきました。

 一同、大感激です。

              

「環境・エネルギーセミナー」で講演される長谷川先生

講演会の後、「坂城経営革新塾」でさらに説明をされる長谷川先生

            

 事例を一つ示します。

 以下の例は、300度の熱源を音波に変え、その音波からマイナス70度の冷凍温度を作る例です。熱源さえあればフロンなどなしに冷凍ができるのです。

              

 

           

 今回の研究はまだまだ実験段階ですが、実用の時期も近づいており、大きなインパクトを持っていると思いました。 (以上の資料は、東海大学長谷川先生ならびにサイエンス・ニュースによります。)

                   

 坂城町長 山村ひろし

小型動力ポンプお披露目と贈呈式(第5分団)

 本日(12月2日)、坂城町消防団第5分団に小型動力ポンプが贈呈されました。

 第5分団(四ツ屋、御所沢、田町、戌久保地区)の小型動力ポンプは平成12年から14年間、地域の防災・防火のために活躍してまいりましたが、このたび、公益財団法人長野県市町村振興協会の地域活動助成事業を活用して新たなポンプに更新することになりました。

 本日は、新ポンプの御披露目と贈呈式を行いました。

松本坂城町消防団長への管そう(ホース先端のノズル)の引き渡し。その後、この管そうと小型動力ポンプは第5分団に受け渡されました。

              

左から:渡邊消防主任、宮 教育長、宮下副町長、山村、松本消防団長、天田第5分団長、小林副団長、林団員

              

            

 小型動力ポンプも一新され、天田分団長は来年の坂城町ポンプ操法大会でも、優勝を目指して頑張ると、強い決意を表されていました。

 今後のご活躍に期待します。

                 

 坂城町長 山村ひろし

「交通安全」「サギ注意」文字入りリンゴ完成

 先日(11月28日)、坂城小学校の子どもたち4人が「交通安全」「サギ防止」と文字の入ったリンゴを持ってきてくれました。(まだ色のついていないリンゴに黒い文字シールを貼って、赤く色づいた後にはがすと白抜きの文字が浮き上がります。)

 この子たちは、千曲署から 「わが家のセーフティーリーダー」 に委嘱されていて、このような活動にご協力をいただいています。

 文字入りのリンゴは坂城町役場のほか、町内の金融機関にも配られました。

 (リンゴは全部で180個作ったそうです。

 子供たちの活動に感謝です。

                  

左から:千曲警察署栗林生活安全課長、池田啓子さん(千曲少年警察ボランティア協会坂城地区会員)、滝澤顕さん(同協会地区会員)、千野優斗さん、守屋清子さん(同協会地区会長)、仲村和也さん、山村、益子夏輝さん、小坂侑生さん、清水坂城小学校校長、清水坂城交番所長

                 

しばらくの間、役場一階に展示します。

               

 坂城町長 山村ひろし

平成26年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ

 本日(12月1日)、平成26年第4回坂城町議会定例会が招集されました。

 以下、招集あいさつを掲載させていただきます。

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平成26年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ>

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 本日ここに、平成26年 第4回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。>

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さて、先月22日(土)の夜、長野県北部を震源とする震度6弱の地震が発生し、激しい揺れが白馬村、小谷村などを襲い、家屋の全壊が47棟、半壊及び一部損壊が約400棟に上り、負傷者も重傷者含め45人にのぼるなど大きな被害が起こりました。>

 町では地震直後、職員が町内のパトロールにあたり、町施設及び福祉施設の点検を行うと共に、千曲坂城消防組合坂城消防署とも連携して町内の被害状況を確認いたしました。>

また、翌朝、再度、道路及び各施設等を点検し、朝8時に各課長を招集する中で、点検状況の報告を受けております。>

 幸いにして坂城町では、被害はありませんでしたが、今後しばらくは余震が続くと思いますので、引き続き、災害時における迅速な初動体制の確保に努めてまいります。>

なお、被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げますと共に1日も早く復旧され、元の生活に戻られることをお祈り申し上げます。>

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続きまして、福島県に葛尾村という人口1,500人ほどの村があります。以前、村上サミットにも参加いただいたことがある坂城町とは縁がある村であります。>

先月9日(日)、10日(月)と、福島県の原発事故により全村避難が続く、この葛尾村の皆さんが大勢お住まいになっている仮設住宅と仮設役場を坂城ライオンズクラブ、坂城町民生児童委員の皆さんを始め役場職員も含め、ご賛同をいただいた総勢31名で訪問し、炊き出しやマッサージ、歯科治療、学校の草刈りなどボランティア活動を行って参りました。>

 葛尾村の皆さんが一日も早く以前の生活に戻られることを祈りつつ、また、葛尾村の皆さんの一助になればとの思いで、ボランティア活動を行って参りました。>

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さて、国会では、先月21日に衆議院が解散され、明日2日に公示、14日(日)に投開票が実施されることになりました。>

来年10月に予定されていた消費税率の8%から10%への引き上げの延期が大きく取り沙汰されておりますが、何より、今後の日本の財政再建や社会保障の充実といった問題、また、デフレ脱却に向けた経済対策、地方創生など山積する課題に対し、その将来像をどのように描くのか、そのための国民的な議論の契機となることを強く望むものであります。>

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 世界に目を向けますと、アメリカにおいても先月中間選挙が実施され、与党民主党が大幅に議席を減らし、野党共和党が上下両院で多数派となりました。>

 民主党の敗北でオバマ政権の対日政策、特に環太平洋連携協定(TPP)をめぐる交渉にも影響が及ぶ可能性もあると考えます。>

また、世界経済に与える影響についても、今後の動向を注視する必要があります。>

 ユーロ圏では不振が続き、世界第2位の経済大国となった中国においても、この7月から9月までのGDP成長率が5年半ぶりの低水準にとどまるなど、世界経済において減速感が表れる中、アメリカでは、堅調な個人消費や企業の設備投資に支えられ、比較的安定した回復の足取りを続けておりました。>

 中間選挙の結果、オバマ政権の運営が難しくなることにより経済政策が停滞するようなことがあれば、世界経済に大きな影響を及ぼし、日本国内の景気の下振れリスクにもなることが懸念されます。>

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 国内の動向につきましては、内閣府が先月発表いたしました7月から9月のGDPは、実質の年率換算で前期比1.6%減となり、2期連続のマイナス成長となりました。4月の消費税の引上げや夏場の天候不順により個人消費が想定より冷え込んだこと、また、企業の在庫調整の動きによりGDPが伸び悩んだものとみられております。 10月から12月期では持ち直すとの見方も多くありますが、世界経済が減速する中、不透明感も強まっております。>

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このような中、11月20日(木)、商工会主催で町内の主だった企業経営者の皆さんにご参加いただき、「地域経済懇話会」が開催されました。今年は、財務省 関東財務局 長野財務事務所の新井所長さんをお招きし、「最近の日本及び県内の経済情勢」というタイムリーなテーマでご講演をいただきました。私も町で進めている取り組みや実施計画における主要事業についてお話をさせていただきました。>

企業の皆さんからは、新工場の建設や新しい生産ラインの設置などの設備投資の状況や海外での様子など、活発な経営活動を行っているお話をしていただき大変心強く感じたところであります。>

また、人材確保や女性の働きやすい環境づくりなど町への要望もお寄せいただきました。今後、町の施策に反映させてまいりたいと考えます。>

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また、町の企業支援といたしましては、坂城テクノセンター開館20周年を記念し、10月3日、4日の両日にかけて開催されました、「さかきものづくり展」や「東京ビックサイト」で毎年6月に行われる「機械要素技術展」などへの出展支援等を行うなかで、坂城町の企業の優れた技術と製品を全国に発信していく機会を、企業の皆さんや関係団体と相談しながら、今後も設けてまいりたいと考えております。>

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続いて、26年度の事業の進捗状況について述べさせていただきます。>

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 最初に、11月14日(金)、坂城町第5次長期総合計画に係る実施計画の策定懇話会を開催いたしました。>

 今回策定の平成27年度から29年度にかけての実施計画は、前期5か年の総括と後期計画へ引き継ぐ節目の計画となる中で、議会をはじめ企業、教育、福祉など、各分野を代表される皆さんからお寄せいただいた、貴重なご意見を反映しながら、来年3月をめどに計画策定を進めてまいります。>

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 11月15日(土)、坂城町振興公社が「2014年巨峰ロゼワイン」を発売いたしました。坂城町産の巨峰による定番商品に加え、今年度から新たに360mlのデミボトルも商品化いたしました。>

 気軽にワインをお楽しみいただき、ご贈答などにもご利用いただければと思います。>

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 11月29日(土)、町民一人ひとりが共に認め合い支え合う、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を開催いたしました。>

 本年度は人権週間にちなんで、「全国中学生人権作文コンテスト上田大会」の優秀作品に選考された、坂城中学校の生徒による朗読発表と、網膜の病気により視覚障害を乗り越えて活躍されている声楽家、田中玲子さんをお招きし「目が見えない、これが私の個性です」と題しての講演とライブコンサートを開催する中で、人権共生のまちづくりに向けての思いを新たにいたしました。>

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本年4月の消費税率の引上げに伴い、所得の低い方や子育て世帯の方への負担軽減のために支給される、臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特別給付金につきましては、10月15日までを申請期間として事業実施をいたしました。>

しかし、未申請の方が多くいることから12月26日まで期間の延長をいたしましたので、申請をされていない方はお早めに提出をいただきたいと思います。>

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町では、一層の婚活支援を推進するため、今年度ヤングヒューマンネットワーク事業への補助金を増額いたしました。>

11月8日(土)には、町社会福祉協議会による単独実施となる婚活イベントとしては、初めてのカクテルパーティーを開催いたしました。>

男性12名、女性14名が参加し、2組のカップルが誕生いたしました。今後、お付き合いが深まることを期待するとともに、町といたしましても、引き続き、婚活支援に取り組んでまいりたいと考えております。>

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国民健康保険の特定検診につきましては、受診率の向上に努めております。>

その一つの方策として、今年度、新たに開始いたしました「40歳スタート健診」につきましては、全ての対象者を訪問し周知を図ってまいりました。>

また、11月から各区を訪問し「健康づくり講座」を開催しております。>

生活習慣病の予防や食事の大切さについて、また、健康診断の重要性をお知らせする中で、住民の皆さんの健康増進のため、啓発活動に努めてまいりたいと考えております。>

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町商工会商業部会では、9月27日、10月18日、11月15日と3回にわたり、「坂城駅前ふーど市」を実施いたしました。>

特に、第3回目となります11月15日(土)の「ふーど市」には、過去最大の21店舗が出店し、徐々に規模も大きくなってきております。このイベントが契機となり、町の商業が活性化していくことを期待しております。>

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10月29日(水)、テクノセンターで、「第3回坂城経営フォーラム」が開催されました。>

 今回は、独立行政法人 経済産業研究所 所長の藤田昌久さんを講師にお迎えし、「全員参加で輝く坂城の未来を創ろう」を演題に講演をいただきました。>

 その中で特に、「全員参加による地域の活性化」を提唱され、企業だけでなく、農業、商業分野、また、高齢者も含めた全員で活性化を図り、また、住んでいる人が地域を愛し、わくわくして楽しい地域づくりが重要とも話されました。>

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坂城町のマスコットキャラクターとしてPRに頑張っている“ねずこん”ですが、今年はグランプリには参加せず、“ねずこん”を使ったグッズや“ねずこん”を活用したアイディアを応募していただく「ねずこんアイディアコンテスト」略して「ねずコン」を開催いたしました。>

おかげさまで、町内、県内外から「今すぐほしい、かわいい」グッズから「もしもあったら・・・」の夢企画まで、合わせて535件ものアイディアが寄せられました。たくさんのアイディアを応募してくださった方々に深く感謝するところであります。>

535件のアイディアにつきましては、厳正な審査を行い、最優秀賞、優秀賞、そして特別賞を決定し、11月15日(土)に開催された、「第6回ねずみ大根まつり」の開会式において表彰をさせていただきました。>

埼玉県や長野市、上田市の受賞者の方も坂城にお越しいただき、また、受賞された方のご家族もお越しになるなど、たいへん賑やかな表彰式になりました。>

今後は、皆さまのアイディアがひとつでも多く、新しいグッズや企画として実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。>

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 なお、「ねずみ大根まつり」につきましては、若干寒い日となりましたが、メイン会場である「さかき地場産直売所」では「あいさい」特製の手打ちうどんを使った「おしぼりうどん」のお振る舞いや「ねずみ大根早おしぼりレース」などのイベントを行い、ねずみ大根の収穫体験には230名の方に参加していただくなど、盛大に開催することができました。>

今後も引き続き、坂城町の伝統野菜である「ねずみ大根」のPRを推進してまいりたいと考えております。>

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国道バイパスにつきましては、本年度、土地所有者の皆さんなどに対し説明会を開催し、11月下旬から境界立会いを実施しているところであります。>

11月18日(火)には、新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会(坂城町・千曲市・長野市)と上田バイパス第二期工区建設促進期成同盟会(上田市・東御市)が合同で、関係部門並びに太田昭宏国土交通大臣、宮下一郎財務副大臣に面会し、早期完成の要望活動を行ったところであります。>

町独自でも、引き続き、要望活動を行うなど、一日も早い完成に向け努力してまいりたいと考えております。>

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町道の除雪につきましては、本年2月の大雪を教訓として、循環バス路線や町内の主要施設へのアクセス道路を優先し、迅速に除雪を行うため、昨年度と比較して大幅に増額をした補正予算を今議会に計上いたしました。>

また、今年度から、豪雪時に備えて、県と連携し、県が保有する大型除雪機械の導入を柱とした県道と町道の相互除雪を実施し、初動体制の強化を図り効率的な除雪を行ってまいります。>

しかしながら、身近な生活道路につきましては、住民の皆さんのご協力による除雪対応が必要となります。地域の生活道路が、安全に通行できますよう町民の皆さんのご協力をお願いいたします。>

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12月19日()、登録型配信メール「坂城町すぐメール」の運用を開始いたします。>

 災害発生や避難指示などの防災情報、警察・消防署からの安心安全情報、町からの行政情報など、事前の登録が必要ではありますが、お持ちの携帯やスマートフォンで受け取ることができます。広報>

12月号に登録方法の手順を掲載いたしましたので、大勢の皆さんに登録いただきますようお願いいたします。>

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 10月28日()、役場庁舎内の防災訓練の一環として、町内のAEDを設置している他の公共施設の職員も含めて、AED講習会を実施いたしました。>

 AEDにつきましては、役場庁舎のほか、各保育園、文化センター、びんぐし湯さん館など各施設に設置しており、安心して施設をご利用いただけるよう周知すると共に、今後も職員の研修に努めてまいりたいと考えております。>

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 10月31日(金)、(株)都筑製作所さんからポータブル発電機を5台寄贈いただきました。この発電機は、カセットボンベ2本で約2時間半の運転が可能であり、操作も簡単で、持ち運びにも優れております。今後、各種イベントに役立ててまいりたいと考えております。>

 また、坂城防災センター、南条資機材庫、村上備蓄庫にも1台ずつ配備いたしました。緊急災害時の備えとしても大きな期待を寄せるところであります。>

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10月25日(土)、26日(日)、第43回坂城町文化祭が文化センターをはじめ4会場で開催され、数多くの作品が出品され盛況でした。>

また、25日の午後には、文化祭記念クラシックコンサートを開催いたしました。会場を訪れた約200人の皆さんは、素晴らしい演奏を堪能されました。>

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11月1日(土)、さかきふれあい大学教養講座として、聖心女子大学教授で、国際コミュニオン学会名誉会長の鈴木秀子さんによる「幸せに生きるための秘訣」と題した講演会を文化センターで開催いたしました。>

鈴木さんからは東日本大震災などの被災地を訪れた際の経験などから、人間の優しさなどのお話があり、日常の生活を見直す貴重な機会となったのではないかと感じたところであります。>

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 11月16日(日)、映画「じんじん」の上映会が文化センターで行われました。総務省で後援するこの映画については、「町青少年を育む町民会議」が母体となり、多くの関係団体に実行委員としてご参画いただき、午前、午後の2回の上映に約400人にご来場いただきました。北海道を舞台に、絵本が繋いだ親子の絆を描いた作品を熱心に鑑賞し、その温かさに会場全体が包まれたところであります。 >

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 以上、26年度の主な事業の進捗状況について申し上げました。>

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 今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が2件、条例の新設が5件、条例の一部改正が2件、指定管理者の指定が1件、一般会計及び下水道事業特別会計、介護保険特別会計の補正予算の計13件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定賜りますようお願い申しあげまして招集のあいさつといたします。

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 坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 第42回 山城一圭

 坂城の百人、第42回目は坂城町の寺子屋の師匠として多くの弟子を育てた、山城一圭(1862~1895)について記述します。

 内容については、坂城町の寺子屋について精力的に調査、研究を進められておられる、前坂城町図書館長の大橋昌人先生にご提供いただきました。今後、代表的な寺子屋の師匠5名を選んで掲載していきます。

坂城町の寺子屋師匠(1)  山城一(やましろいっ)(けい)(上五明村)>

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 上五明の寺子屋師匠である山城一圭について『更級郡・埴科郡人名辞書』に、次のように記されている。

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 「幕末明治時代の寺子屋師匠、文久二年更級郡村上村字上五明に生る。幼にして学を好み、同村西教寺住職眞譽和尚について漢籍を学び、和算又俳句等を修める。家に寺子屋を開いて近郷の子弟に漢文及び珠算等を教える。来り学ぶもの五十六名の多きに達した。明治二十七年八月歿す。享年僅かに三十三、子弟その徳を頌して村の入り口に碑を建てその恩に報いる。」>

 山城一圭の孫にあたる山城昭先生が平成二十四年二月二十四日にご逝去された。遺族が家にある手本や文書類を町に寄贈された(現在は、格致学校に納められている)。前副町長の 澤哲先生が整理され、さかき歴史同好会『さかき』第九号に「山城昭氏寄贈文書目録について」として、寄稿している。>

 筆塚(顕彰碑)は、現在坂城大橋から村上方面に向かい、渡辺製作所から西(右)へ入る道、五〇mほど行った北側に建っている。かつては自宅近くにあったのを移転したものである。碑には、「一圭先生碑」とあるが、 澤先生が目録を作ってみると、「一圭」ではなく「一景」と記された文書もあり、その多くは本名の市三郎と記しているという。>

 市三郎は、文久二年(一八六二)の生まれで、明治元年はまだ六歳、学校が設立される明治七年には十二歳であった。学校に行かない、行けない青年たちは、夜学で学んだ。上五明村には「明治共学会」が設立され、市三郎はそこで学び、指導者でもあった。また、明治二十二年四月、村上村初の村会議員にも当選している。

               

 坂城町長 山村ひろし

 

素晴らしいコンサートとお話

 本日(11月29日)、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」が開催されました。 特に、講演でお話頂いた、田中玲子さんのお話は誠に心を打つお話と歌のコンサートでした。

 以下、坂城町ニュースからご覧ください。

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人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会

人権町民集会01

  11月29日(土)、文化センターで、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会 ~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして~」が開催されました。

  この集会は、一人ひとりが、互いに認め合い支え合う人権感覚を養うとともに、福祉への理解を深めるために毎年開催されており、今年は、坂城町社会福祉協議会長表彰、坂城中学校生徒による優秀人権作文の発表と記念講演が行われました。

 

坂城町社会福祉協議会長表彰

  社会福祉功労者表彰を社会福祉協議会役員の内山和三さんが、社会福祉協助者表彰を橋詰義達さん、大池令子さん、竹内松江さん、坂城高等学校生徒会が受賞され、坂城町社会福祉協議会の塩野入博幸会長から表彰されました。(竹内さんと坂城高校は欠席)

人権町民集会02

 

優秀人権作文の発表

  長野地方法務局上田支局及び上田人権擁護委員協議会主催の「平成26年度全国中学生人権作文コンテスト上田大会」において、坂城中学校の中島春花さん、狐塚愛深さん、清水颯来さんが、中村真緒さんが優秀作文に選ばれ、中島さん、狐塚さん、清水さんがそれぞれの作文を朗読発表されました。(中村さんは欠席)

人権町民集会03

 

記念講演 ~メッセージライブ~

  集会の最後には、視覚に障害をもちながら努力して声楽家となり、3児の母でもある田中玲子さんと、ピアニストの本間礼子さんをお招きし、『「目が見えない」これが私の個性です』と題して、歌とトークの記念講演が行われました。田中さんは、失明に至ったご経験や、夢だった音楽大学への進学の話、母になってからの家族との温かい絆などを話され、また、トークの間に歌うその歌声は、とてもやわらかく美しいものでした。大勢の方が訪れた会場は、ふたりが織りなす素敵なハーモニーにより、心温まる感動で包まれていました。

人権町民集会04 

 坂城町長 山村ひろ

第7回トポス(TOPOS)会議

昨日(11月27日)、六本木ヒルズで開催された 「第7回TOPOS会議」 に出席しました。

 TOPOS会議は野中郁次郎一橋大学名誉教授が発起人となって始められた、世界的な錚々たる賢者を集めて年2回開催される「知の場」(TOPOS)です。

 今回で7回目となりました。

 今回のテーマは 『賢慮資本主義宣言・・日本発の「資本主義」を構想する』 という壮大なものです。 以下、内容について若干ですがコメントします。  

賢慮資本主義というのは現在、種々の問題点があらわになり、限界が囁かれている現今の資本主義に対して、野中郁次郎先生が唱えている、「人間中心の精神・価値観に基づいた経済や経営のあり方、いわゆる、賢慮(共通善実践のための智慧)に基づく資本主義(prudence-based capitalism、あるいはワイズキャピタリズム)のことを指します。

今回のトポス会議は3つのセッションに分かれます。(トポス1からトポス3)

 トポス1:は、≪世界経済の挑戦≫のセッションで、まず、吉川洋教授が近世の経済学の流れを総括し、

 「経済成長=パイを増やすこと」、「所得分配=パイを分けること」と整理し、「経済成長」は、効率性(価値との相対性)が求められ、「所得分配」は正義・平等が求められ、カルチャーとの関係が問題となる。

 ここで重要なのは、「所得分配」に力点を置くよりは、経済成長により全体のパイを増やすことが大切であるということでした。

 また、ヘンリー・ミンツバーグは日本の企業のアドバンテージは高齢化、環境など種々の課題を抱えているからこそチャンスがある。イノベーションの宝の山であると述べています。

                  

 トポス3:で印象に残ったのは、田中弥生教授の話でした。 田中教授は若い頃からドラッカーの弟子となり、数々のドラッカーに関する著作や翻訳をされています。 ドラッカーは日本に大変な興味を持った経営学者ですが、その理由として、日本の企業が「経済」と「コミュニティー」両方の役割を果たしているからであったということです。

 また、江戸文化にも大変関心を持っており、江戸が「一人ひとりが位置と役割を持つ自由社会」であったからだということです。

 また、ユダヤ人であったドラッカーがナチスの迫害を受けて米国に移ったわけですが、ドイツで起きた最大の罪は「無関心の罪」であったということです。

 トポス会議の最後の野中郁次郎先生の総括は以下の通りです。

 「毛沢東はマルキシズムは単なる方法論だと言っている。イデオロギー論争より方法論の方が建設的である。 先日、ハイアールのCEO、チャン・ルエミンにあった際に、チャン・ルエミンは8万人の従業員を全員CEOにしたいと言っていた。8万人の社員を2000のベンチャー企業に分け任せる。本社はひたすらサポートに徹するということであった。もはや、通常のハイアラキーなどは眼中になかった。チャン・ルエミンは松下幸之助、稲盛和夫などよく研究していた。

 賢慮資本主義の国家は全員の知を総動員する国家である。実践知により新たな環境、コンテクスト(文脈)が出てくる。やり抜く力が何より必要となる。また、「物語・ストーリー」を描くことが必要。文学では起承転結があるが現実の戦略はオープンエンド(連続ドラマ)である。」ということです。 難しいですね。

久しぶりの面々、左から:野中郁次郎先生、紺野登先生

               

右:田中 弥生 (独)大学評価・学位授与機構教授

                     

プログラム

 

13時~1310>

プロローグ>

1310分~1440>

セッション1: 世界経済の挑戦>

1450分~1630>

セッション2: 賢慮資本主義の可能性>

1630分~1645>

休憩>

1645分~18>

セッション3: 実践知経営がもたらす賢慮資本主義>

18時~1830>

総括: 野中 郁次郎>

1830分~2030>

ネットワーキング・セッション>

 

登壇者

トポス1:≪世界経済の挑戦≫

吉川 洋 東京大学大学院経済学研究科教授

太子堂正称 東洋大学経済学部准教授

ヘンリー・ミンツバーグ マギル大学教授【ビデオ・メッセージ】

ジェームス・K・ガルブレイス テキサス大学オースティン校教授【ビデオ・メッセージ】         

 

トポス2:賢慮資本主義の可能性≫

西部邁 評論家 東京大学教養学部前教授

藤井聡 京都大学大学院工学研究科教授

ジェームス・K・ガルブレイス テキサス大学オースティン校教授【ビデオ・メッセージ】

       

トポス3:≪実践知経営がもたらす賢慮資本主義≫

三村浩一 3Mジャパン(株)代表取締役社長

田中 弥生 (独)大学評価・学位授与機構教授

舩橋晴雄 シリウス・インスティテュート(株)代表取締役