駅前イルミネーションとクリスマス・コンサート
今年も、「にぎわい坂城」(会長:蒲原敏一さん)の主催により、駅前のイルミネーション点火(新時計台も設置されました)とクリスマス・コンサートが開催されました。(中心市街地コミュニティーセンターにて)
コンサートは昨年と同様に 「The アルペジオバンド」の皆さんにより大変楽しい、昔懐かしいフォークソングを中心とした内容でした。
今年から若い女性のボーカルが加わり、「おやじバンド」から脱皮しつつあるようでもありました。
中心市街地コミュニティーセンターに新たに入ったピアノも活躍
坂城町長 山村ひろし
坂城町商工会青年部発足40周年大忘年会
昨日(12月1日)、「坂城町商工会青年部発足40周年大忘年会」 (部長:守屋健作さん) が開催されました。
今年は沖縄返還40周年、中国との国交回復40周年いずれも政府の不手際の為いずれも盛大にお祝いするということにはなりませんでした。
しかしながら今年40周年を迎えた、坂城町の商工会青年部は誠に力強い発展をとげ大きな成果を出されています。 誠におめでとうございます。
また、青年部の会員が今年も10名ほど増加されたとも伺っています。 これは全国的にみても素晴らしいことだと思います。 (長野県商工会連合会から今年も4名の役員の方が表彰を受けました)
左から、長野県商工会連合会から表彰を受けた、玉井智樹さん、中島新一さん、守屋健作さん、竹鼻祐司さん
40周年を記念して歴代の青年部長さんも参加され昔話にも花が咲き大いに盛り上がりました。
前列:歴代の青年部長さんと
私もご招待を受け、『「老子とともに生きる」~老子を通して物事の本質、人生を考える~』というテーマで講演をさせていただきました。
講演する山村
祝宴で 千曲坂城陣太鼓 の演奏
今後とも、若い力、坂城町商工会青年部の皆さまの益々のご活躍をお祈りいたします。
(なお、上記掲載の写真はすべて中嶋登議員さんにご提供いただいたものです。)
坂城町長 山村ひろし
老子の続き(第78章)
前に、第8章で 「上善は水の若(ごと)し」 というのが出てきましたが、この章でも水を引用し、「堅強」に比した「柔弱」の強さを述べています。 ここも大切な章ですね。
天下柔弱、莫過於水。 而攻堅強者、莫知能勝。 其無以易之。弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。 故聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國之不祥、是謂天下王。正言若反。
天下の柔弱なるもの、水に過(す)ぐるは莫(な)し。 而(しか)も堅強(けんきょう)を攻むる者、能(よ)く勝るあるを知る莫し。 其れ以(も)って之に易(かは)るもの無し。 弱の強に勝ち、柔の剛に勝つは、天下知らざるもの莫きも、能く行なうは莫し。 故に聖人云(い)ふ、國の垢(あか)を受くる、是を社稷(しゃしょく)の主と謂(い)ひ、國の不祥(ふしょう)を受くる、是を天下の王と謂ふ、と。 正言(せいげん)は反(はん)するが若(ごと)し。
この世の中で水ほど柔弱なものはありません。 しかもいざとなると頑強なものを攻めるのに、水ほど強いものはありません。 水に代わるものもありません。 弱いものが強いものに勝つことがあることはだれでも知っていますがそれを実践できる人はいません。 そこで聖人は 「国の汚辱を自ら引き受けることの出来る人が本当の王であり、国の禍を一身に引き受けることのできるのが天下の王である」(本当に強い王がまるで弱者のように汚辱や禍を引き受けるのだ) と言っています。 このように、正しい言葉というのはあたかも反対のことを言っているように聞こえるものです。
学童疎開の碑
一昨日(11月26日)、学童疎開交流事業について記述しましたが、以下に各小学校に設置した石碑の写真を掲載します。
小学校をお訪ねの際にご覧ください。
坂城小学校:こちらには豊島区時習国民学校の皆さんが疎開されました。
南条小学校:こちらには足立区舎人国民学校の皆さんが疎開されました。
村上小学校:こちらには豊島区池袋第二国民学校の皆さんが疎開されました。
坂城町長 山村ひろし
学童疎開の皆さまとの交流
本日(11月26日)、坂城小学校で戦時中、学童疎開で来られた方々との交流会を全児童ともども実施いたしました。
私は昨年の東日本大震災、福島の原発事故によりいまだに数多くの子どもたちが「学童疎開」を余儀なくされている現実と、70年近く前の戦争による「学童疎開」が重なり、この経験を決して忘れないように坂城の子どもたちに伝えることが出来ないかと昨年来考えておりました。
一方、坂城で学童疎開をされておられた方々は東京に帰られた後に「東京坂城会」を結成され長年にわたり坂城町に車いすの寄付をされるなど多大な貢献をしていただいておりました。
このようなご貢献に対する御礼も坂城町としてしっかりとした形で行っておりませんでした。
また、学童疎開をされた皆様も80歳近くになられておられるということから、昨年来、宮下副町長や宮 教育長を中心にしてなんとか「学童疎開事業」が実施できないか検討してまいりました。 東京坂城会の皆様にもう一度坂城にお出でいただき、当時一緒に勉強をした学友たちのみならず、現在の坂城の子どもたちと一緒にお話をしていただく機会を作れないかと打ち合わせを重ね検討をしておりましたが、ようやく本日実現いたしました。 感無量です。
子どもたちに学童疎開についてお話をする山村
以下、坂城町のホームページをご覧ください。
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▲学童疎開者から記念品の贈呈
11月26日(月)、坂城小学校で、学童疎開交流事業が開催されました。
この事業は、児童が坂城町の歴史を学び人との絆を大切にすることを目的としたもので、戦時中に東京から坂城町へ学童疎開された方々をお招きし、児童や当時の同級生との交流が行われました。
今回お招きしたのは、当時豊島区の時習国民学校に通っておられた増毛さん、廣沢さん、北沢さんの3名です。交流会では、学童疎開者から坂城小学校へ記念品が贈呈され、児童たちからは歌のプレゼントがありました。疎開者の皆さんは、児童たちが歌った校歌にいたく感激され、当時の町の様子やエピソードなどを話し、児童たちは戦時中の苦しい生活を実際に体験した方々からの貴重な話に真剣に耳を傾けていました。
また、今回の交流を記念して、学童疎開があったことを記録として後世に残すための記念碑が建てられ、その除幕式が行われました。
その後、疎開当時に住んでいた大英寺と満泉寺を訪れると、さらに当時の記憶が蘇ったようで、思い出話に花を咲かせていらっしゃいました。
▲当時住んでいた大英寺にて
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坂城町長 山村ひろし
ねずこん大健闘、長野県で10位に
ゆるきゃらグランプリ2012年の審査結果が出ました。
全国トップは今治市の「バリーさん」でした。(なんと投票数は54万7284票!)
長野県で1位の「アルクマ」が全国では24位となりました。(投票数6万6592票)
我が「ねずこん」はスタートの出遅れが響きましたが(855番目からスタート)、後半の追い込み鋭く、全国では264位、長野県では43団体中10位に入りました。(投票数2558票)
(以下、長野10位まで)
(以下、今治市の「バリーさん」)
皆様のご協力を心より感謝いたします。
来年はスタートダッシュをかけて頑張りたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!!
(先日の「ねずみ大根まつり」で、健闘した「ねずこん」に花束贈呈)
坂城町長 山村ひろし
信州の名工の中嶋丈吉さん、福島靖さん来訪
平成24年度信州の名工に選ばれた中嶋丈吉さんと福島靖さんが来訪されました。(11月22日)
平成24年度の卓越技能者知事表彰 「信州の名工」 25名 が発表になりましたが、今回はこのなかで、坂城で働いておられるお二人が受賞されました。
先日、一橋大学名誉教授野中郁次郎教授のお話がありましたが、このお二人は永年にわたりまさに、「モノづくり」から「コトづくり」を実践し、後進のご指導もされておられる方々です。
以下、坂城町のホームページからご覧下さい。
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写真左から、中嶋さん、山村町長、福島さん
平成24年度長野県卓越技能者知事表彰『信州の名工』に選ばれた、力石化工 の中嶋丈吉さんと日精樹脂工業 の福島靖さんが山村町長を表敬訪問されました。
『信州の名工』は、卓越した技能を有し、県内産業の発展に顕著な功績があった方を表彰する制度です。今回の表彰について、中嶋さんは「このような賞をいただいて恐縮している。私よりも優れた技量を持つ方はたくさんおられるので、さらに勉強をしなければ」と話され、福島さんは「技能を高めようと挑戦してきた結果が実った」と喜びを語られました。また、若手技能者の育成については二人とも共通した思いを持っておられ、「技術の継承にさらに力を入れていきたい」と話されていました。
技能・功績の概要(同表彰式資料より抜粋)
- 中嶋丈吉さん
長年、金属表面処理(めっき)に従事し、複雑な形状・精度が求められる部品に均一なめっきを施すことができる卓越した技能を有している。
めっきが付きにくいアルミニウムなどの難素材に適した前処理を開発したり、省エネ技術(エネルギーロスの数値化)の確立などに取り組んだり、めっき技術の向上と、環境負荷の低減に多大に貢献している。また、社内、他社の技能者に対し、指導を行うなど後進の育成に尽力している。
- 福島靖さん
プラスチック射出成形機の金型の設計と加工・組立に従事し、3D・CAD/CAMを使った金型設計から全ての加工機を駆使し、加工・組立までの全行程を単独でやり遂げることができる卓越した技能を有しており、金型技能者として高い評価を得ている。
また、豊富な知識と卓越した技能を生かし、後輩の加工技術力アップや工程管理等ができる多能工化への指導育成に尽力している。
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坂城町長 山村ひろし
老子の続き(第77章)
この章では、「天の道」のあり方について述べています。
老子の言う「天の道」はそれこそ、宇宙、大自然の合理性を説いています。
天はすべてのものを調和するということですね。
天之道其猶張弓乎。 者抑之、下者擧之。有餘者損之、不足者與之。天之道損有餘而補不足。人之道則不然、損不足以奉有餘。孰能有餘以奉天下。唯有道者。是以聖人、爲而不恃、功成而不處、其不欲見賢。
天の道は其れ猶(な)ほ弓を張るがごときか。 高き者は之れを抑え、下(ひく)き者は之を擧(あ)ぐ。 餘り有る者は之を損(へら)し、足らざる者は之に與(あた)ふ。 天の道は餘り有るを損して足らざるを補ふ。 人の道は則(すなわ)ち然(しか)らず。 足らざるを損し以(も)って餘り有るに奉(ほう)ず。 孰(た)れか能(よ)く餘り有りて以って天下に奉ぜん。 唯(た)だ有道者のみ。 ここを以って聖人は、爲(な)して恃(たの)まず、功成りて處(お)らず。 其れ賢を見(しめ)すを欲(ほっ)せざるなり。
川村真二さんの本
ビジネス・リーダー研究所所長、経営教育コンサルタント、作家・小説家でもあり、今年から坂城町中小企業能力開発学院でリーダーシップ教育のご指導をいただいている川村真二さんが今年8月に出された「われに明治の父ありき」が評判を呼んでいます。
この本は、川村真二さんの父親で経営指導者であられた邑井操さん(本名:川村義太郎)が昭和59年に出された本を川村真二さんが改編再出版されたものです。
邑井操さん(川村義太郎)と父親川村増太郎氏とのやり取りを中心に書かれたものですが、実に心温まる物語です。
川村増太郎さんは明治初期(明治9年)に生まれ、明治、大正、昭和(16年没)を生き抜いた、義侠心、反骨精神の塊のような方で、神田で米穀商を営なわれておられました。
この本は、増太郎と義太郎親子の胸打たれる物語で、父の背中を見ながら育った戦前の子供と親のあり方について率直に書かれています。
また、日中戦争中の1年余の間に交わされた父子の229通の書簡も圧巻です。
世知辛い世の中、一種の清涼剤のような爽やかな本です。
ぜひ、ご一読をお勧めします。
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(日本経済新聞出版社より)
「偉くなれ」とは一度も言わなかった父。「喧嘩は負けるな。でもやっつけ放しにもするな」と言った父。5歳の息子と吉原から朝帰りした父~~江戸っ子の父を回想した名エッセイに、戦中の往復書簡を付した感動の書。
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坂城町長 山村ひろし