本日(10月23日)、上平の自在神社参道付近で、松くい虫防除対策のため松の植林が行われました。
全員で松植林(この辺りは伐倒処理された松が横たわっており、正に「松の墓場」のようです。ここに松を植え復活させるのです。)
松くい虫被害対策協議会滝澤会長
植林をする山村
坂城町では平成20年より3年間、薬剤の空中散布を停止していたため松くい虫の被害が増大しておりました。
昨年より松くい虫防除の総合的対策を新たに検討し、空中散布を含む種々の対策を講じ徐々にその効果もあらわれてきました。
しかしながら ”究極の松くい虫防除対策” は 「松の植林」 です。
このたび、上平区の皆さん、並びに坂城町の関係役員の方々、長野県のご協力を得て初めての植林を実施いたしました。
松枯れにより失われた緑地の復旧と土砂流出防止を図るため、約50名の方が参加し、全員でアカマツを75本植林しました。
また、植林後には、今まで松くい虫対策について種々ご指導いただいてきた岐阜県立森林文化アカデミー客員教授の田畑勝洋先生から 「松くい対策について」 の講話もしていただきました。
田畑勝洋先生
田畑先生からは坂城町の松を守るために今後とも積極的にご指導をいただく約束をいただいており誠に頼もしく感じております。
なお、上平区では、12月1日(日)に、上平区民まつりが行われ、その際に2回目の植林を計画しているそうです。
坂城町長 山村ひろし