老子の続き(第70章)

この章も凄いですね。

世の中の人に 「 自分の事を理解してもらえない、分かってもらえない。 だからこそ価値があるのだ」  とまで言っています。

 吾言甚易知、甚易行、天下莫能知、莫能行。 言有宗、事有君。 夫唯無知。 是以不我知。 知我希、則我者貴。 是以聖人、被褐懷玉。

                                

 吾が言は甚(はなは)だ知り易(やす)く、甚だ行ひ易きも、天下能(よ)く知る莫(な)く、能く行ふ莫し。 言(げん)に宗(そう)有り、事(こと)に君(きみ)有り。 夫(そ)れ唯だ知る無しとす。 是(ここ)を以(も)って我れを知らず。 我れを知る希(な)ければ、則(すなわ)ち我れは貴(たふと)し。 是を以って聖人は、褐(かつ)を被(かうむ)りて玉(たま)を懐(いだ)く。

                                           

 私の道についての話はまことに分かりやすく、また、はなはだ行いやすいことなのですが、世の中の人々はだれもそれを知らず、それを実行している人もおりません。 私の言葉には本質があり、行っていることにも実態があります。  それがまったく理解されていないのです。 従って私のことも理解していないのです。 しかしながらそれを知っている人が少ないということはそれだけ価値が高いということです。 ですから聖人と言われる人も粗末な衣を着ていても胸の中には玉を抱いているのです。 外からみてもなかなか本質的なことは理解されないのです。

                           

 これは決して老子の自虐的な言ではありません。 胸を張って言わば 「絶対的自由を得る」 境地でしょうか。

 「被褐懷玉」(褐を被りて玉を懐く)。この言葉も重要ですね。

                                

 坂城町長 山村ひろし

「チャレンジSAKAKI Step 2 」 さらなるスタート

昨日(10月1日)、昨年8月からスタートした、坂城町役場職員による新提案運動 「チャレンジSAKAKI」 が1年余を経過したことから、すでにこの運動を通して実現した案件の推進チームを表彰しました。

(チャレンジSAKAKIについては以下のサイトをクリックしてください。)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000088/index.html

今回は平成23年度中に実施された5提案について表彰をしました。

表彰されたチームは、「コンビニ収納 チーム」、「投票所バリアフリー チーム」、「一人一人にメールアドレスを チーム」、「ゴミ指定袋販売拡大 チーム」、「庁舎内案内看板 チーム」の5チームです。

いずれもまだまだ改善の余地はありますが、役場の職員が組織の壁を越えて話し合い、協力し合って実現したテーマです。

新たなテーマも取り入れ  「Step 2」  としてスタートしました。

これからもどんどん新たな視点で町民の皆様のご要望に応えるべく、チャレンジを続けていきます。

坂城町長 山村ひろし

第52回町民運動会・第34回交通安全町民大会

昨日(9月30日)、坂城町文化センターグランドで「第52回町民運動会・第34回交通安全町民大会」が開催されました。

何といっても天候が心配でしたが、午前中、開催中は素晴らしい青空の中すべてのプログラムが終了いたしました。

坂城町ではこのように全町民が参加して運動会等が行われています。 大変素晴らしいことですね。

開会に際してのご挨拶

坂城保育園鼓笛隊の演奏

坂城町 3保育園(年長組)合同の演技

横町が総合優勝 三井公民館長から賞状の授与

あとは、坂城町のホームページをご覧ください。

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9月30日(日)町民運動会・交通安全町民大会

H24町民運動会01

▲綱引き

9月30日(日)、文化センターグラウンドで、第52回町民運動会及び第34回交通安全町民大会が開催されました。

運動会は、町内の全分館が赤、白、青、黄チームに別れ、チーム別及び分館別に競技が行われます。本日は、台風が近づいていることから天候が危ぶまれていましたが、午前中は天気がよく、全競技を行うことができました。今年も多くの方が参加され、保育園児・幼稚園児のリズムから始まり、二人三脚食いしん坊リレー、ねらってポン!(玉入れ)、交通安全推進競技「交通ルールを守りましょう」、綱引き、大玉送りなど、大人も子どもも一緒になって、数々の競技に挑みました。

なお、今年の色別チーム優勝は白チーム(四ツ屋、新地、鼠宿、立町、日名沢、町横尾、戌久保)で、各分館対抗の部は下記のとおりです。

  • 優勝 横町
  • 2位 坂端
  • 3位 町横尾、四ツ屋

また、開会式では、8月29日(水)に全国小学生陸上競技交流大会で5年女子100mに出場し、見事優勝した村上小学校5年生の田村純菜さんが、坂城町体育協会から栄光章を表彰されました。

H24町民運動会02

▲田村純菜さん

H24町民運動会03

▲二人三脚食いしん坊リレー

H24町民運動会06

▲交通安全推進競技「急がず安全に!」(山村町長も参加)

H24町民運動会04

▲足並みそろえて!(ムカデ競走)

H24町民運動会05

▲走ってガッテン!(リレー)

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坂城町長 山村ひろし

月見区で子どもたちが稲刈り

本日(9月29日)、月見区の育成会(柳沢会長)主催で子どもたちによる稲刈りが行われました。

本来は先週の土曜日に予定されていましたが、大雨により本日に変更されました。

明日からは台風17号による影響も考えられるところから、本日は絶好の稲刈り日和にめぐまれ、大勢の指導者の助けを借りながら子どもたちは大いに頑張りました。

若林先生から注意事項の指導

稲刈り開始

稲を束ねる 

私は始めの方だけのお付き合いでしたが、子供たちは9時から11時すぎまで頑張りました。 お疲れ様でした。

坂城町長 山村ひろし

第46回坂城中学校 「大峰祭」

本日(9月28日)、坂城中学校で、第46回大峰祭が開催されました。

今日、明日の二日間、生徒たちが長期間にわたり準備をしてきた各種催しが披露されます。

今年のテーマは 「Take a step forward  〜新たな未来へ〜」です。

  

開祭でのご挨拶

「意見文発表会」 以下の6テーマで素晴らしい発表がなされました。

 「いじめのある世の中」 「助け合い」「学校生活について」「政治について考えること」「知恵袋の正しい使い方」「生きる命」

講義する山村 : テーマは「世界を変える心」

                                                               

午後からは、坂城町の各分野における専門家が24の分科会に分かれて 「地域との交流 講座」 が開催されました。

その中で、私も1時間、生徒たちに講義をさせていただきました。

テーマは「世界を変える心」で、~小さな行いが世界を変える (バタフライ・エフェクトの例をとって)、~命の大切さ (命は宇宙からお借りした大切な宝物)、~「いじめ」について(元世界フライ級チャンピオン 内藤大助さん の例をとって)

1時間という短い時間ではありましたが、17名の生徒たちは熱心に話を聞いてくれました。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第69章)

この章も老子の兵法の続きになりますが、すごいところは 「先攻するものが勝つのではなく、襄(ゆずる)者が勝つ」 という徹底した哲学ですね。

                                    

 用兵有言、吾不敢爲主而爲客、不敢進寸而退尺。 是謂行無行、攘無臂、扔無敵、執無兵。 禍莫大於輕敵。 輕敵幾喪吾寳。 故抗兵相加、襄者勝矣。

                             

 兵を用うるもの言へる有り。 吾(わ)れ敢えて主(しゅ)と爲(な)らずして客(きゃく)と爲り、敢えて寸(すん)を進まずして尺(しゃく)を退く。 是(こ)れを行くに行くところ無く、攘(はら)ふに臂(ひぢ)無く、扔(つ)くに敵無く、執(と)るに兵無くしと謂(い)ふ。 禍(わざわひ)は敵を輕んずるより大なるは莫(な)し。 敵を輕んずれば幾(ほと)んど吾が寳を喪(うしな)はん。 故に抗兵(かうへい)相い加(くは)ふるときは、襄(ゆず)る者勝つ。

                        

 用兵について次のように言われていることがあります。 みずから決して攻撃を仕掛けてはならない。 むしろ応戦者の立場をとるべきですと。 あえて、一寸を進むのではなく一尺を退くのです。 このようにしていれば向かうところに敵がいるわけではなく、袖を振り上げても肘を払うこともなく、しかける相手もなく、武器をとることもありません。 敵のことを考えず仕掛けることは大変危険なことです。 敵を軽んじて戦をすれば自ら大切なのものを失ってしまいます。 従って、敵と相まみえるときは敵のことを十分に考え謙虚に行動するものが最終的には勝利を治めることが出来るのです。

                      

 孫子の兵法の原点ですね。日常の生活、ビジネス、政治においても大いに参考にしたいものです。

                          

 坂城町長 山村ひろし

羽田国土交通省大臣来訪

先週18日に予定されていた羽田国土交通大臣の国道18号バイパス関連視察が今日(9月24日)行われました。

尖閣諸島をめぐる状況はますます厳しい状況になっておりますが、限られた時間を調整いただき羽田大臣に視察にお出でいただきました。

現職の大臣が国道バイパスの視察に来られたのは初めてのことだと思います。

力強い推進をお願いいたしました。

以下、坂城町のホームページへの記載をご覧ください。

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9月24日(月)羽田国土交通大臣坂城町を視察

羽田大臣視察01

  9月24日(月)、羽田国土交通大臣が、坂城更埴バイパスの現地視察に訪れました。

  坂城更埴バイパスは、村上地区を通る約3.8kmのバイパスで、昨年事業化されました。羽田大臣は、国土交通省関東地方整備局の方の事業説明を受け、山村町長らとともに現地を視察されました。

羽田大臣視察02

羽田大臣視察03

国道18号線バイパスの確実な推進と坂城インター先線とバイパスの接続などもあわせて要望を行いました。

坂城町長 山村ひろし         

小松美羽さんの美術授業

本日(9月24日)、坂城中学校で同校出身の画家で 「坂城町特命大使」 の小松美羽さんの美術の授業が行われました。

小松美和さんの自作の作品3点を用いて絵画についての説明

午前、午後の2時限と給食をはさんで授業が行われました。

美術担当の柳町先生の指導もあわせ、坂城中学校の生徒たちは地元の生んだ有名な画家小松美羽先輩の授業に熱心に取り組んでおりました。

坂城町長 山村ひろし

今日は保育園、幼稚園の運動会

本日(9月22日)は坂城町の3保育園(坂城保育園、南条保育園、村上保育園)と坂城幼稚園で一斉に運動会が開催されました。

私はこの中で、南条保育園の運動会に参加しました。

 挨拶する山村と選手宣誓をする園児たち

整然とお座りをしている園児たち 153名

保護者の皆さんによりテントが張られました

 

園児達よりも多い観客の皆さん

南条保育園運動会01

かけっこ 「ゴールめざして」 年少・年中・年長組

年長リズム 「宙船(そらふね)」 年長組

つなひき 「力くらべ」 年中・年長組

好天のもと、午前8時半から12時過ぎまで、南条保育園の園児たちは力いっぱい「わんぱくオリンピック」を楽しみました。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第68章)

これからしばらく、老子の「戦争論」がいくつか続きますが、人間としての生き方についても大いに参考になりますね。

 善爲士者不武。 善戰者不怒。 善勝戰者不爭。 善用人者爲下。 是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。 古之極。

                          

 善く士たる者は武(たけだけ)しからず。 善く戰う者は怒らず。 善く戰に勝つ者は爭はず。 善く人を用ふる者は下ることを爲す。 是を不爭の徳と謂(い)ひ、是を人を用ふるの力と謂い、是を天に配(はい)すと謂ふ。 古えの極(きょく)なり。           

すぐれた武士は決して猛々しくありません。 すぐれた戦士は怒るということはありません。 戦い方のうまい人は決して正面切って争うことはしません。 人使いのうまい人は謙虚に振る舞います。 これらを不争の徳と言い、あるいは人使い力とでも言い、あるいは天の合理に合うとも言います。 これらは昔からの道の極致なのです。
                             
            
「不争の徳」 という言葉も重要ですし、実力者であればあるほど謙虚であるということも言えますね。
                            
                        
坂城町長 山村ひろし