千曲川改修期成同盟会中央要望活動に参加(陳情)

7月7日、8日の両日にわたり、千曲川改修期成同盟会として国土交通省北陸整備局(新潟)ならびに国会で民主党、国土交通省、地元国会議員の諸先生方に千曲川河川改修についての要望活動を行ってまいりました。

国土交通省北陸地方整備局での要望

国会にて相原久美子民主党陳情要請対応本部副本部長

ならびに篠原孝農林水産副大臣(長野選出)への要望

小泉俊明衆院議員(国土交通大臣政務官)への要望

この期成同盟会は長野市長(会長)、中野市長(副会長)、飯山市長(監事)、千曲市長(監事)、須坂市長(監事)、上田市長(理事)、坂城町長(理事)、小布施町長(理事)の6市、2町で構成されており、国土交通省北陸整備局あるいは民主党、国土交通省、国会議員の諸先生に対し、適宜、要望活動を行っております。今回、坂城としては千曲川右岸、南条の「築堤工の整備」についてお願いをしてきました。この地区は上田市境の狭隘部から坂城町に入ってくる水衝部なのですが200メートルにわたりモルタル補修をしたままとなっている箇所で、一刻もはやく築堤整備が必要になっているところです。

今回は上記期成同盟のほか、北信地域千曲川等改修促進期成同盟会(木島平村、野沢温泉村、栄村)も合同で要請活動を行ってきました。

この中で、特に千曲川下流域新潟県境部分は広域にわたって築堤がなされていない個所が多く、防災上大いに問題ありと感じました。

このような要望活動(陳情)は初めての経験でしたが、国政の混乱する中、速やかな事業推進を心より願うばかりです。

小泉俊明国土交通大臣政務官を中にして

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第7章)

この章ではいよいよ老子の本質的な部分に入っていきます。それは「私心私欲」を持たない世界です。

老子には後世、副題が付けられましたが、この章には「韜光(とうこう)」というタイトルがしばしば使われています。「韜光曖跡(とうこうまいせき)」という言葉があります。これは「光を包みおさめて跡を晦(くら)ます」という意味ですが、わが身を人の外側におきながらそれでいて自ずから人に招かれてその場にいる、というような無為自然の立ち振る舞いについて述べています。人前にしゃしゃり出るのではなく、自然に多くの人から推挙され自然に人々のリーダーになることの大切さについて述べています。なかなか難しいですね。

 

   天長地久。天地所以能長且久者、以其不自生、故能長久。是以聖人後其身而身先、外其身而身存。非以其無私邪。故能成其私。

 

    天は長く地は久し。天地の能く長く且つ久しき所以の者は、其の自ら生きんとせざるを以てなり。故に能く長久なり。」是を以って聖人は其の身を後にして身先んじ、其の身を外にして身存す。其の私無きを以てに非ずや。故に能く其の私を成す。

 
天は永久であり、地もその果てるところを知らない。天地がこのように永遠で長く続くのは自らが無為であり、ことさらに生きようとしていないからです。だからこそ長く久しく続くのです。このように見てみると聖人は自ら表立って前に出ないのに人から推され、常に中心部にいようとしているわけでもないのに中心的存在となっている。これは私利私欲を持たず無為の状態でいるからこそであり、結果として物事を成就することが出来るのです。
 
以上。
 
坂城町長 山村ひろし

 

坂城町出身若手アーティストと言えば(小松美羽さん)

坂城町出身の若手アーティストと言えば「美人すぎる銅版画家」として有名な小松美羽さんではないでしょうか。ご多用のところ坂城役場にお出でいただきましたのでいろいろお話を伺いました。

小松さんのご経歴は以下のウィキペディア、ならびにホームページにありますように坂城町ご出身で現在、東京にお住まいです。

小松さんの作品の特徴は何と言っても作品中に頻繁に表れる「眼」だと思います。「眼」の中に小松美羽さんの世界が宿り、世界中の生き物や植物の”魂”を映し出しています。

これから小松さんがどのように発展、昇華されていくかとても楽しみです。

是非とも来年、坂城で個展を開催していただけるようお願いをしたところです。

いくつかの代表作を以下に掲載しましたのでご覧ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E7%BE%8E%E7%BE%BD

http://www.miwa-komatsu.com/index.html

「1年戦争の終結」

 以上。

坂城町長 山村ひろし

西澤電機計器製作所さんが内閣総理大臣賞を受賞

西澤電機計器製作所さん(西澤泰輔社長)が内閣総理大臣賞を受賞されました。

西澤電機計器製作所さんは、電気計測技術の領域で培われた確かな独創性をもった研究開発メーカーとして、最先端の産業機器やエレクトロニクス機器に至るまで、極めて幅広い分野で計測機器を中心に活躍されておられます。また、近年、福祉関係、生体医療関連機器の開発にも取り組まれ、さらには、環境問題、労働安全衛生、バリアフリー化などの問題に長年取り組まれておられます。

この度、政府は7月1日に、交通安全や火災予防など国民の安全確保に貢献した「安全功労者」の個人15人と10団体を表彰しました。

このうち、産業安全の分野で、 西澤電機計器製作所さんが内閣総理大臣賞を受賞されました。本日(7月4日)西澤社長さんが役場にお出でになりましたので、さっそく表彰状と盾を拝見させていただきました。坂城町としても大変名誉なことだと思います。詳細は坂城町ホームページなどでも別途ご報告いたしますが、速報でご連絡します。

(左から 宮下副町長、中島取締役、西澤社長、山村、西澤NEITZ社長)

坂城町長 山村ひろし 

陸前高田市へ行って参りました。

先週(6月25日、26日)坂城ライオンズクラブの皆様とともに、陸前高田市へ奉仕活動に行って参りました。これは、陸前高田ライオンズクラブの要請によるものですが、私も坂城ライオンズクラブの一員として6月24日の夜から25日午後まで参加させていただきました。(陸前高田ライオンズクラブの村上さんには大変お世話になりました)

今回訪問した、坂城ライオンズクラブのメンバーは、大井宏子さん(坂城ライオンズクラブ会長)、臼井勝男さん、富沢武嗣さん、辺見正嗣さん、山村弘の5名です。私は全く、戦力にはなりませんでしたが、皆さん交替で徹夜のドライブ、到着後さっそくの料理作り、誠に頭の下がる素晴らしい獅子奮迅ぶりの活躍で、以下の日程をこなされました。

今回訪問させていただいたのは以下の学校、コミュニティーセンターですが、各々の箇所でタケノコ汁、豚汁(イノシシ汁)、すいとん汁などを避難所の皆様にお出ししました。また、坂城のバラ合計400本、ばら祭りの際に坂城の皆様に書いていただいた応援メッセージ・ボードもお届けいたしました。

陸前高田市(仮役場)では菊池企画部長さん、伊藤副議長さんから震災当時の筆舌に尽くしがたい貴重なお話を受け賜りました。すべての自治体の機能が失われた時の行政のあり方、防災に対する基本的な考え方について多くのことを学びました。(陸前高田市の人口は約24、000人で、生存の確認がされた方々は約22,000人と伺っています。また、総世帯数約8,000の内、全壊が約3,600とのことです。市の基本的なデータがすべて失われ、手作業でデータ復元中。)

避難所としても利用されている、陸前高田広田中学校(小学校を間借りしている)の吉家校長、大森副校長にお会いするとともに、中学3年生のクラス皆さんともお話をし、坂城のバラと、応援メッセージ・ボードをお渡ししました。災害を受けても元気な笑顔を見せていただいた中学生の皆さんに逆に勇気をいただき大変感銘を受けました。

(訪問日程)

6月24日(金)上平の公民館で食材の仕込み、積み込みを終了後、夜10時役場前から出発。(新田醸造さんのトラックと乗用車1台にて)

6月25日(土)朝7時半頃、陸前高田市に到着。

6月25日(土)午前、陸前高田市役所訪問。

坂城のバラとメッセージ・ボードをお渡しする

6月25日(土)、昼食:陸前高田市立広田小学校(中学校も同居) タケノコ汁をお出しする。

 

6月25日(土)、夕食:大船渡市末崎町碁石コミュニティーセンター 豚汁(イノシシ汁)をお出しする。

6月26日(日)、朝食:陸前高田市立長部小学校 タケノコ汁をお出しする。

6月26日(日)、昼食:陸前高田市立長部小学校 すいとん汁をお出しする。

 

以上、忙しいスケジュールでしたが、坂城ライオンズクラブの皆さんの頑張りに感謝感激です。

今後とも、坂城町として貢献できることがあれば積極的にご協力させていただく所存です。

坂城町長 山村ひろし

「杉並師範館卒塾証書」

昨日(7月2日)、今年3月まで塾長をしていた東京の「杉並師範館」(今年3月で閉館)のスタッフ全員が集まり納会と私の当選お祝いをしてくれました。

何とスタッフ皆さんから「卒塾証書」をいただきました。最大の喜びであります。

杉並師範館は日本の教育に危惧の念を持つ政財界、教育界の方々、杉並区長(当時、山田宏氏)、田口佳史氏、田宮謙次氏が「地方分権化の流れの中で地方自治体で独自の教育を実施したい」「教育の立て直しにはまず、小学校の先生の教育から」の思いで平成18年にスタートし今年3月で120名の卒塾生を輩出しました。杉並区ではすべての小学校(43校)に3名~5名が配置されたこともあり、今年3月で一応の目安と考え、さる3月に閉塾いたしました。(今年の2月には千曲市の議長ならびに議員団約10名が研修の一環として訪問されています。)

以下は、杉並師範館を閉館するにあたり編纂された「杉並師範館の歩み」の巻末に書いた御礼のメッセージです。私と塾長補佐をしていただいた、瀬口清之さんの思いが書かれています。以下、記述します。

「杉並師範館の歩み」を纏めるにあたって(御礼)

~~「師範館」の火の再点火への想いをこめて~~

 
 この「杉並師範館の歩み」を発刊するにあたりまして、一言御礼を申し上げたいと思います。
本刊は杉並師範館の閉館を機に出版されるものですが、単に関係者の思い出を残すための記念誌ではありません。お読みになってご理解いただけたと思いますが、杉並師範館の構想作り、設立準備から携わってこられた方々の熱き思いと心血を注がれた真剣な取り組みが記録されております。
平成も23年目に入りましたが、バブル崩壊後の日本の諸問題は未だ解決に至らず、その多くは後世に付けを残したままになっております。杉並師範館はこの中において、初等教育における教員養成の先駆的な取り組みを行ってまいりました。残念ながら、当初想定した中央教育審議会の答申(平成十七年)に盛られた教員人事権と財源の移譲が実現しなかったこともあり、杉並区独自の取り組みとしての杉並師範館の五年に亘る歩みを一先ず閉じることになりました。
しかし、私どもの灯した火は絶えることなく、日本の津々浦々で改めて再点火される時が必ず来ると信じています。本刊がその日のための、いわば師範館創りのガイダンスになればと考え、設立の理念、設立の準備、理事の専任、塾長の専任、塾のカリキュラム・運営等について、わかりやすく詳細に記述させていただきました。これから「師範館」を新たに設立されんとされる方々の手引きとなることを期待しております。
この壮大な取り組みは一旦中締めをいたしますが、私どもは今後このチャレンジの芽を育てる動きが全国的な取り組みへと拡がっていくことを切に願っております。
最後に、杉並師範館設立から運営に携わっていただいた理事会メンバーの方々、杉並区教育委員会の方々、区立学校の先生・職員の方々、地元でご支援いただいた方々、年中無休で昼夜を分かたず塾生の指導に当たった師範館運営スタッフ、ならびに、本刊の編纂も含め、縁の下の力持ちとして多大な尽力をされた師範館事務局に心より御礼を申し上げます。
杉並師範館塾長   山村  弘
杉並師範館塾長補佐 瀬口 清之
 
(杉並師範館の歩み)
坂城町長 山村ひろし

六ケ郷用水組合について(1300年の歴史)

本日(30日)、六ケ郷用水組合議会臨時会が開催されました。千曲市の近藤市長が管理者、私が副管理者となっていますが、千曲市、坂城町議会の議員さんが六ケ郷用水組合議会議員として参加されています。坂城町議会からは柳澤澄副議長が当議会の議長として、また、塚田忠議員が監査員として、塩野入猛議員が運営管理常任委員長として、また、入日時子議員が水利常任副委員長として議会活動に参加されておられます。このほか、千曲市側からは4名の議員さんが参加されておられます。

この六ケ郷用水組合の歴史は古く、本日、事務局からいただいた資料によると、起源は慶雲元年、西暦704年に遡ります。上代村上郷は、古代皇室領として皇后職の私部氏の統治下に開け、村上郷条理法施行当時、千曲川から田養水として官の夫役によりつくられた公的用水路が後の六ケ郷用水であるといわれています。

この六ケ郷は時代の変遷とともに、「網掛堰」と呼ばれたり、六ケ村(網掛村、上平村、上五明村、上山田村、新山村、力石村)にわたるので「網掛堰六ケ郷御養水」、または「六ケ郷御用水」と言われるようになり、明治22年に組合法が施行され、法に基づく用水組合が結成されるにいたりました。現在も千曲川から取水した、約8Kmにわたる流路全長が左岸側に広がる311haの優良農地を潤す幹線用水路として活躍しています。

現在、平成22年から28年にわたる県営の灌漑排水事業が網掛地区を中心に継続して行われております。(総事業費約7億円)

1300年以上にわたり事業を継続し、この土地を守ってきた、我が先達に感謝するとともに将来に向けた継続的な努力を続けなければばらないと思いを新たにしました。

坂城町長 山村ひろし

「坂城町消防団ポンプ操法大会」再掲(写真付き)

先日、ご報告しましたが、写真が到着しましたので再掲します。

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本日(26日)午前8時より、坂城町四ツ屋ポンプ操法訓練所で「坂城町消防団ポンプ操法大会」が開催されました。

大会長として、ご挨拶をさせていただきましたが、各分団とも力いっぱい日頃の訓練振りを発揮され、誠に頼もしい限りでした。

このポンプ操法大会は消防団が日頃の訓練成果を発表するとともに、消防技術の向上と士気の高揚に資することを目的として開催されます。消防団の皆さんはそれぞれ、職業を持たれる中で活動をされており、どの分団も5月上旬から約2か月間の長きにわたり、早朝、または勤務終了後、夜間に訓練を重ねてこられました。3月11日の東日本大震災、長野県北部大地震など、如何に各自治体の消防団の役割が如何に大きいか、如何に大切かということをあらためて再認識したところであります。

坂城町の消防団の皆様のますますのご活躍に期待します。

本日の優勝、準優勝分団は以下の通りでした。

1.ポンプ車操法の部:優勝分団は第2分団(金井)

                          準優勝第9分団(網掛、小網、月見)

(第2分団)

(第2分団表彰     檀上 山村)

2.小型ポンプ車操法の部:優勝分団は第10分団(上五明)

                               準優勝第11分団(上平)

(第10分団)

 (ラッパ分団)

坂城町町長 山村ひろし

老子の続き(第6章)

 この章では道の源泉を昏々と水の出ずる谷に喩え、さらに生命の源である女性に喩えて説明しています。いわば、道の働きを ”動態的創造活動” としてとらえています。

 
谷神不死、是謂玄牝。玄牝之門、是謂天地根。綿綿若存、用之不勤。
 谷神(こくしん)死せず、是を玄牝(げんぴん)と謂う。玄牝の門、是を天地の根と謂う。綿々と存するが若く、是を用ふれども勤れず。
 
道のおおもとは谷の神の様です。いつまでもたえることなく水を湧き立たせています。これはまるで神秘的な女神のようです。この神秘的な女神がものを生み出す女陰を玄牝(げんぴん)の門と言い天地の根源のようであると考えられます。この様に道の根源からはいつまでもいつまでも絶えることなく溢れ続けるのです。 
 
  坂城町長 山村ひろし

坂城町 消防ポンプ操法大会 開催

本日(26日)午前8時より、坂城町四ツ屋ポンプ操法訓練所で「坂城町消防団ポンプ操法大会」が開催されました。

大会長として、ご挨拶をさせていただきましたが、各分団とも力いっぱい日頃の訓練振りを発揮され、誠に頼もしい限りでした。

このポンプ操法大会は消防団が日頃の訓練成果を発表するとともに、消防技術の向上と士気の高揚に資することを目的として開催されます。消防団の皆さんはそれぞれ、職業を持たれる中で活動をされており、どの分団も5月上旬から約2か月間の長きにわたり、早朝、または勤務終了後、夜間に訓練を重ねてこられました。3月11日の東日本大震災、長野県北部大地震など、如何に各自治体の消防団の役割が如何に大きいか、如何に大切かということをあらためて再認識したところであります。

坂城町の消防団の皆様のますますのご活躍に期待します。

本日の優勝、準優勝分団は以下の通りでした。

1.ポンプ車操法の部:優勝分団は第2分団(金井)、準優勝第9分団(網掛、小網、月見)

2.小型ポンプ車操法の部:優勝分団は第10分団(上五明)、準優勝第11分団(上平)

坂城町町長 山村ひろし