千曲建設事務所さんとの意見交換会

本日(6月18日)、坂城町役場講堂で、毎年恒例の長野県千曲建設事務所(所長:松本寛さん)との意見交換会を行いました。

千曲建設事務所さんからは、

県土強靭化事業(名沢川砂防堰堤新設、網掛がけ崩れ対策事業)、地域交通事業(坂城インター線道路新設工事)、サイクリングロードリニューアル などのご説明をいただきました。

また、坂城町からは、道路関連、橋梁関連など11か所の建設関連事業の説明と要望を行いました。

坂城町での大型インフラ工事としては、国道18号バイパス事業とならぶ県事業としてインター先線の道路建設事業がありますが、今回のご説明で、明確に千曲川に橋梁を架け、国道18号バイパスと接続する工事としてのご説明がありました。

これからはこの事業を明確に事業認定していただき推進していただく必要があります。

その意味では、今回の説明でも大きく前進できたものと思いますし、坂城町としても全力を挙げてフォローしていきたいと思います。

最後に恒例となりましたが、千曲建設事務所さんに飾っていただけるように坂城のバラをプレゼントしました。

坂城町長 山村ひろし

竹内製作所 竹内明雄君一代記

本日(6月16日)、(株)竹内製作所代表取締役会長の竹内明雄さんが役場へ来られました。

竹内明雄さんは昭和38年、裸一貫、29歳で(株)竹内製作所を設立され、一代で小型建機(ミニショベル)の分野で世界に冠たる会社に育て上げられました。

現在では東証一部上場企業として年間売上 1,100億円を超える、大企業となりました。

その竹内さんの一代記を、昭和15年(1940年)、4月村上尋常小学校に入学した同級生の倉科清人さん、塚田裕重さん、大橋幸文さんらがこのたび、「竹内製作所創業者 竹内明雄君一代記」として素晴らしい本にまとめられました。 大変心温まる一代記です。

ここに全文を掲載するのは難しいので、私の「お祝いのメッセージ」と「大橋幸文さんのまえがき」を以下に掲載します。

・・・・・・・・

「竹内製作所創業者竹内明雄君一代記」発刊をお祝いして

坂城町長 山村 弘

このたびは、「竹内明雄君一代記」の発刊、誠におめでとうございます。

竹内明雄様と昭和5年に村上尋常小学校に入学された同級生の倉科清人さん、大橋幸文さん、元々の発案者であられた恩師の小林達雄先生のお話などを伺いこの「一代記」がいつ頃完成するのかと心待ちにしておりましたところ、今年4月になり「一代記」がいよいよ完成するので、お祝いのメッセージを書くようにお話をいただきました。誠に光栄であり心よりお祝い申し上げます。

竹内明雄様とのお付き合いは私が東京から坂城へ移り、竹内製作所さんのほぼ隣に引っ越してからの約10年となります。親しくお近づきさせていただくにつれ、昭和、平成、令和を通し、一代で「世界のTAKEUCHI」を創り上げられた歴史的経営者の生きざま、経営哲学、そして何よりもそのお人柄に接し、心より感銘を受けておりました。昨年、竹内様には坂城町名誉町民の称号を受けていただきました。

私は、セブン&アイホールディングの鈴木敏夫様が名誉町民の称号を受けられたのが平成13年であり、その次に名誉町民の称号を受けていただくのは竹内明雄様以外にはおられないと思い、4年ほど前から打診をさせていただきましたが、その都度、「私はその器ではない」、「まだその時期ではない」と言われ、ご了解を頂くことができませんでした。

しかしながら、その後、竹内製作所さんが東証一部上場をなされ、売り上げも1000億円を達成され、また、代表取締役会長に就任されるなど、ようやく一つの「節目」を迎えられたことから再度お願いをし、坂城町名誉町民の称号を受けていただくことができました。心より良かったなと思いました。

あわせてこの度は、坂城町の誇り「竹内製作所創業者竹内明雄君一代記」の発刊。これで、世界に冠たる「TAKEUCHI」の物語がこれからも長く語られることとなりました。心よりのお祝いを重ねて申し上げます。

・・・・・・・・

まえがき  同級生大橋幸文

 
竹内明雄君と私たちは、昭和15年(1940)4月村上尋常高等小学校(当時は更級郡村上村)に入学しました。翌16年には村上国民学校と改められこの年の 12月8日、アジア太平洋戦争がはじまりました。昭和17年4月からは男女別の学級に編成され、東組は男子だけの学級となりました。

 4
年生となった4月担任の楢原操先生が軍隊に招集され、代わりに旧制の屋代中学校(現屋代高校)を卒業したばかりの小林達雄先生が担任となりました。

 小林先生は、楢原先生が入営されるまでの一週間ほど授業参観しただけの担任でした。

 若さに任せた徹底した軍隊調の戦時教育をうけました。忘れられない先生でした。

 長い時を経て小林先生と再会する事になりました。

 平成24年(2012)5月、昭和20年度村上国民学校終了( 男46名、女53名、計99 名)、昭和23 年度、村上中学校卒業の村上村全体の同級会を数十年ぶりに開催しました。3人の恩師の先生(中曽根千佳、小林達雄、大井憲五) の一人として小林先生に再会しました。

 竹内明雄君の活躍を承知されていた小林先生は、同級会に出席後、「竹内明雄君成功物語」の執筆に取り組みたいと話されました。

 平成 25~27 年の同級会 には、取材ノートを片手にぜひ完成させたいとの思いを語る先生の姿を見て、完成を待とうと平成28年(2016)の同級会を取りやめました。

 この年の暮れに先生は亡くなられ、小林先生による「竹内明雄君成功物語」は未完に終わりました。

 小林達雄先生は、大正14年(1925)1 月 1 日生、平成28 年(2016)12月14日他界。先生は更級郡東福寺村(現長野市篠ノ井東福寺)の旧家に生まれました。 9人兄弟姉妹(男6人女3人)の真ん中だったとのことです。

 小林先生は、幼少のころの小児麻痺の後遺症で足が少し不自由でした。

 教職歴は、県立屋代中学校卒業後の昭和18年(1943)5月1日~20年(1945) 6月30日まで村上国民学校教員だけです。(18年度東組男子、19年度5年西組女子担任)

 地方議員( 篠ノ井町、篠ノ井市、長野市へと合併)を昭和33年(1958)~42 年(1967)9月30日まで10年ほど、勤めています。

 昭和52年には長野県行政書士会に入会、平成 11年(1999)~17年(2005)5 月まで会長を務められました。

 一方、作家として何冊かの作品を刊行しています。

 羽生達雄(ペンネ ーム)『竜虎の宿』(平成 19 年信毎書籍出版センター刊)、『断層の時代』(1998 年島影社刊)など。

 「竹内明雄君成功物語」を執筆しようと決めた小林先生は専用の大学ノートを片手に調査をはじめました。私の所へも年に数回来訪されました。 その都度案内したり相談に乗ったり、参考図書や関係資料を提供してきました。しかし先生の身上にも様々な事があり、執筆はなかなか進まないようでした。

 平成 29 年 (2017) に入り、先生から執筆を手伝ってほしいとの電話 を受けました。自分史の執筆から書く事を重ねてきた倉科君にも一緒に手助けをお願いしようと、10月23 日、二人で小林先生の事務所(長野市川中島町御
厨)を訪問しました。

 しばらくぶりでお会いしたところ、先生は老化が進み、取材ノートも原稿
も見せて頂くことなく、全て頭の中にあるとのお話に驚かされるばかりでした。倉科君と二人して必要になったらまた声をかけて下さい、と別れてきました。その足で竹内製作所へ立ち寄り竹内君に実情を伝えました。

 翌年 4 月に入って銀河書房の滝沢知寛君(『テクノハートさかき 坂城町
工業発達史』担当者)から小林先生は、昨年の 12 月14 日に亡くなられ、ごく限られた身内だけで葬儀が行われたと知らされました。

 昨年お会いして二カ月も経たずに亡くなられていたことに驚くとともに、
残された資料について滝沢君に確かめてもらったところ、家主より12 月末までに取り片付けるように言われ全てを処分したとのことでした。

 それでもと滝沢君に空き家を見てもらっ たところ、さまざまな賞状類や写真などが入ったダンボール箱が 4 つ残されていただけだったとのことでした。

 小林先生の集められた竹内君に関する資料は全て失われてしまいました。

 本書(『竹内製作所創業者竹内明雄君一代記』)を編集した倉科清人君につ いても一言ふれます。

 一緒に小林達雄 先生を訪ねた時も、「竹内製作所」 とタイト ルのついた 6 枚の原稿を持参していました。先生に渡せる状況ではなかったのですが、既 に手伝ってやろうという気持ちだった事が分かり驚きました。自分史を書いた体験から、気軽に筆を執る事ができるようになっていたのだと思います。

 庭師としての修行と共に、神仏にたいする学びは数冊の冊子にまとめられ ています。最近では『何の為に生きる、良心 は人生の羅針盤』(平成 30 年刊行)を執筆しています。

 彼には己の思想、哲学があります。また同級会の裏方や、厄介なことを頼んでも黙って引き受けてくれます。

 今回は、竹内明雄君の一代記を編集するという大役を引き受けてくれました。倉科君の知っているエピソードをまじえてまさに全力投球でまとめられた姿に打たれるばかりです。

 かつて小林先生の要望で、竹内明雄君について同級生の思い出を、アンケ ートしました。その中に子供のころはおとなしかった竹内君が、いまや大企 業(世界企業)の創業経営者として名声を天下に轟かせるようになったので す。

 「あの社長とは小学校の同級生だよと人に自慢し誇らしく思い、今後ますま す発展する事を心から願っています」という共通の思いが多くよせられました。

 恩義を大切にし、情に厚い倉科君という同級生のおかげで本書ができました。どうぞ手に取ってください。

坂城町長 山村ひろし

小林益男さん・中村清和さんが危険業務従事者叙勲受章

警察官や自衛官など危険性が高い業務に尽力された方を対象とする「第34回危険業務従事者叙勲」の受章者が4月11日付けで発表され、町内では、元長野県警部の小林益男さん(鼠団地)と、元千曲坂城消防組合消防司令長の中村清和さん(下西)が瑞宝単光章を受章されました。

5月27日に中村さん、6月15日に小林さんがそれぞれ役場に来られ、長年勤務された中でのご経験や苦労されたことなどについてお話しいただきました。 長い間お疲れさまでした。

以下順に、小林益男さん、中村清和さん

小林益男さん叙勲

中村清和さん叙勲

坂城町長 山村ひろし

「さかき千曲川ばら公園」の様子

皆さま。新型コロナウィルス感染症対策の政府の第二次補正予算も成立し、東京でも「東京アラート」が解除されました。

長野県でも来週19日からは、ステップ2に移行し、これまでの「活動準備・始動期」から「県内需要拡大・交流展開期」へと進んでいく予定です。

しかしながら、これからは今までの3密の回避など基本的な感染防止策の取組と併せて、熱中症への備えも必要な時期となってまいりました。

さて、「さかき千曲川ばら公園」では、今年は残念ながら、毎年4万人ものお客様にお出でになっていただける「ばら祭り」(5月23日から6月7日まで)の開催を取りやめました。

しかしながら、その間も、ばら達はしっかりと花を咲かせています。

坂城町のバラードの会(薔薇人の会)の皆さんの大変なご尽力で素晴らしいバラ公園に仕上がっています。

いままで、ばら公園への来園については自粛のお願いをしてまいりました。

その間もしっかりと咲いていたバラたちを見ていただきたいと思います。

以下、写真、映像でお楽しみいただければと思います。

写真は私が先週の日曜日に撮ったもの、動画映像は写真家の岡田光司さん、音楽は美馬佳世さんの作曲と演奏によるものです。

(バラ公園の一日)
https://www.youtube.com/watch?v=53bUlyA9J60&feature=youtu.be
(バラ公園ドローンで)
https://www.youtube.com/watch?v=BtB3OUB6frU&feature=youtu.be

▼使われなかった、幻のポスター から

坂城町長 山村ひろし

しなの鉄道(株)の新車両

昨日(6月5日)、しなの鉄道(株)の取締役会(私は監査役)の後、今年、7月4日(土)からデビューする、平日有料快速列車「しなのサンライズ号/サンセット号」、土休日観光有料快速列車「軽井沢リゾート号」として使われる、新車両に試乗させていただきました。
この車両は、現在のところ、7月4日の運転開始に向けて毎日、運転手さん、車掌さんのトレーニング用に使われています。

座席はデュアルシート方式で、有料快速列車運用時は進行方向に座席が転換し、また、通勤列車のようなロングシートにも転換できます。

また、列車内はフリーWiFiが整備されていて、トイレもバリアフリーの広々としたトイレになっています。

今までのしなの鉄道車両とは様変わりです。

坂城町も、しなの鉄道沿線の自治体として応援しています。 
しなの鉄道は昨年の台風で大きな被害を受け、今年に入っても新型コロナウィルスの影響で大幅に乗客数が落ち込み、経営上、大変厳しい状況です。
ぜひとも、7月4日からの新車両のご利用をお願いいたします。
以下、いくつかの写真をご覧ください。

(以下、動画です)

https://www.facebook.com/100006642018628/videos/pcb.2727644667466907/2727643487467025/?type=3&theater
https://www.facebook.com/100006642018628/videos/pcb.2727644667466907/2727643744133666/?type=3&theater
https://www.facebook.com/100006642018628/videos/pcb.2727644667466907/2727643250800382/?type=3&theater

坂城町長 山村ひろし

令和2年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

〈令和2年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)から続く〉

新型コロナウイルス感染症による不況は、全世界を挙げて取組みを進めていかなければ打開できないものと思われますが、国、県、町それぞれが各種施策展開を図り、この深刻な状況を何とか好転に向かうよう取り組んでいく必要があると考えております。

さて、令和元年東日本台風の災害復旧については、鼠橋運動公園及び坂城町
(
上五明
)
運動公園の復旧工事が、両工区とも
4
月から皆様にご利用いただけるよう完了させたところですが、オープンして間もなく新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、利用を中止させていただくこととなりました。

5
月中旬より再開としていますが、感染防止策の徹底をしてお使いいただくといった、条件付きでのご利用をお願いしているところでございます。

昭和橋につきましては、千曲川の濁流により国道側から3番目の橋脚周囲の土砂が流出し、更に洗堀する恐れがありましたが、294個の大型ブロックを橋脚周囲へ設置し復旧事業が完了いたしました。農業用施設、農業機械の復旧、再建については、春先からの営農再開に向け、被害にあわれた農家の皆様に改修や修理などの復旧作業を進めていただきましたので、今後、作業を完了された方から申請をいただき、補助金交付を行ってまいります。

一方、農地災害復旧事業につきましては、上五明の下河原、東河原地区及び四ツ屋四反田地区の災害復旧工事が、4月末に全て完了し、水田における稲作の作付けのほか、畑においても順次耕作いただいております。

また、坂城大橋上流右岸側にありましたポンプ操法訓練場につきましては、千曲川増水のため壊滅的な被害を受けたところでありますが、国土交通省千曲川河川事務所のご理解をいただき、浸水被害の比較的少ない鼠橋運動公園に移設が完了しました。

今年度は、消防ポンプ操法大会自体が中止となりましたが、各分団が円滑に訓練できるようアスファルト舗装レーンと並行してクレー舗装レーンも配置したところであり、有事の際に対応した操法技術等の向上が期待されるところであります。

また、
5

18
日、災害時における物資供給の協力に関する協定を町と町内企業にて締結し、災害が発生した際に、避難所等で使用できる仕切りと段ボールベッドを供給いただける体制も整いました。

大人数が集まることが想定される避難所であってもプライバシーを守ることのできる間仕切りや避難時の疲労を軽減できるベッドは、特に新型コロナウイルスなどの感染症の飛沫感染防止にも役立つことから、一定量の備蓄を行い、災害時等の安心・安全の向上を図ってまいりたいと考えているところであります。

続きまして、感染症対策とともに新年度に入り取組みを進めている主な事業についてでございます。

令和3年度からの
10
か年のまちづくり全般の最上位計画である第6次長期総合計画に関しまして、昨年度、現在の第5次計画の事業検証を行い、総合計画審議会の開催及び町民の皆さんへのアンケート調査を実施いたしました。

今年度は、これらの検証結果も踏まえ計画の素案づくりを行い、総合計画審議会の審議を経て基本構想及び基本計画の答申をいただく中で、策定作業を進め、年度末に公表してまいりたいと考えております。

また、長期総合計画同様、今年度最終年度をむかえる「まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましても、現在、内部での検証作業を進めており、今後、外部有識者による検証委員会、策定懇話会等の中で、今期の検証を行うと共に、長期総合計画との整合を図りながら、策定作業を進めて参ります。

令和
3
年度からの
10
年間の公共施設の具体的な整備計画となる「公共施設個別施設計画」につきましては、町の主要な公共施設整備の基本構想である「公共施設グランドデザイン」における整備の方針を踏まえ策定作業を進めております。策定に当たりましては専門的な見地から長野大学にご協力いただくほか、策定委員会などにより、住民の皆さんのご意見をお聞きするなかで、より効果的な公共施設の管理運営にむけた計画を策定してまいりたいと考えております。

スマートタウン構想事業の新たな取組みとして進めている村上小学校蓄電設備の整備につきましては、平時の
CO2
削減による地球温暖化対策と停電時等の電力供給を併せて実現できることに加え、有事の際の避難所としての機能を高める有効な事業として、現在設計業務の発注準備を進めております。

新工業団地の造成事業及び
A09
号線道路改良事業につきましては、
5

17
日に、坂城テクノセンターにおきまして、2回目となる事業説明会を、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を施す中で、
3
回に分けて開催いたしました。

今後、地権者の皆様個々にご協力をお願いしていくことになりますが、町の更なる発展のため、また、企業要望にいち早く応えられるよう、令和
4
年度の工業団地分譲開始と町道
A09
号線開通を目指して進めてまいりたいと考えております。

信州さかきふるさと寄附金につきましては、全国の皆さまから町の特産品に魅力を感じていただき、ご好評をいただく中で、昨年度は、
6,202
件、
1

48,572
千円のご寄附をいただきました。

今後も、返礼品提供事業者の皆様と連携を取りながら、ふるさと寄附を通じ、さらに町の魅力を全国のより多くの方々に発信し、町をPRしてまいりたいと考えております。

「松くい虫被害 防止対策」では、引き続き松枯れ被害が広がっていることから、伐倒駆除を中心に、空中散布、枯損木処理、樹幹注入、松の植樹など総合的な防除対策を講じてまいります。

空中散布につきまして、
4

16
日に住民説明会を行い、住民の健康に対する配慮を図る中で、今月
24
日に有人ヘリによる散布を予定しており、有人ヘリでは散布できない人家に近い箇所につきましては、同日と7月
15
日の2回、無人ヘリコプターによる薬剤散布を実施してまいります。

福祉分野におきましては、町内の地域密着型特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)で進められていた
9
床の増床工事が完了し、本日
6

1
日から事業が開始されました。

今後の介護ニーズに対応していただけるものと期待をいたしております。

先般、令和元年度の国保加入者一人当たり医療費の速報値が発表され、当町の一人当たり医療費は
402,456
円で、平成
30
年度より約
10.3
%の大幅な増となり、これにより、高い方から
34
位まで改善した順位も
10
位となりました。

医療費の動向は今後の県への納付金にも影響をしてまいりますので、医療費の分析を行うとともに、引き続き健診等の受診勧奨に努めてまいります。

町道A
01
号線 道路改良事業 酒玉工区の若草橋周辺は、長期間の交通規制を行い、橋の架け替え工事を実施してまいりましたが、橋梁本体が3月末に完成いたしました。

今年度は引き続き、橋の南北の道路改良工事を実施し、より安心安全にご利用いただける道路の完成を目指してまいります。

坂城インター先線事業につきましては、用地買収が本年
4
月の時点で約
96
%完了し、現在は「しなの鉄道」を跨ぐ跨線橋工事や、今年度末の工事完了を目指して「国道」から「しなの鉄道」までの道路本線の盛土工事に着手したとのことで、順次整備が進められています。

公共下水道事業の整備については、昨年度、主に新地地区の工事を進め、本年
3
月末の整備面積は約
87
%となりました。

令和
2
年度は、引き続き新地・鼠地区の管渠工事を進め、加えて、中之条地区並びに村上地区の居住地域で未整備区間の工事を実施してまいります。

源泉を汲み上げるポンプの故障により
5

24
日夕方から臨時休館としておりました「びんぐし湯さん館」につきましては、ポンプの交換工事が完了し、本日から営業を再開します。

休館中はご迷惑をお掛けいたしましたが、引き続きのご利用をお願いいたします。

続きまして、
6
月補正予算の主な内容について申し上げます。

国からの社会資本整備総合交付金の増額を受け、先に申し上げましたA
01
号線の道路改良工事費のほか、昭和橋、鼠橋などの橋梁修繕工事の増額を計上いたしました。

地域住民が主体となって実施する「県地域発元気づくり支援金事業」が採択となりました。

農道
2
路線、林道「網掛線」、「大久保線」の計
4
路線について原材料支給、重機手配などの支援をしてまいります。

以上、新型コロナウイルス対策、令和
2
年度の主な事業の進捗状況並びに
6
月補正予算の概略について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が
19
件、人事案件が
1
件、条例の一部改正が
1
件、一般会計及び特別会計補正予算
2
件の計
23
件でございます。

なお、現在の経済情勢悪化を踏まえ、私を含む特別職の給料減額を検討しており、本議会最終日に条例案をご審議いただきたく準備を進めておりますので、あわせてご審議を賜りますようお願い申し上げまして、招集のごあいさつとさせていただきます。

坂城町長 山村ひろし

令和2年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日(6月1日)、令和2年第2回坂城町議会例会が招集されました。

以下、長文ですが、招集あいさつをご覧ください。(2回に分けています)

・・・・・・・・・・・・・・

令和2
年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ

 本日ここに、令和2年第2回坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。

 さて、
5

26
日 当町小網地区において
3
人が死亡する大変痛ましい事件が発生いたしました。

 被害を受けられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、警察等の関係機関には、本事件の検証をしっかりと行っていただき、安心安全な町の確保を強く望むところでございます。

 さて、昨年
12
月、中国武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は、現在も全世界で猛威をふるっています。

 日本国内でも
3
月下旬以降、都市部を中心に感染者が急増し、さらなる感染拡大が懸念されたことから
4

7
日、政府対策本部は東京都や大阪府など
7
都府県に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を発令しました

 しかし、その後も都市部から地方への感染波及が見られたことから、緊急事態宣言の対象地域は
4

16
日に全都道府県に拡大され、
5

6
日を期限に外出の自粛や都道府県を跨ぐ移動の自粛、一部事業者への休業要請など、全国一丸となった感染拡大防止の取組みが行われました。

 5

4
日には、緊急事態宣言を
5

31
日まで延長することが決定されましたが、これまでの取組みの成果により新規感染者数は徐々に少なくなり、
5

14
日に長野県を含む
39
県、
25
日には全都道府県の緊急事態宣言が解除されました。

 また、当町を含む長野圏域については、県が独自に設定する感染警戒レベルにおいて、
3
段階のうち感染リスクが高まっているレベル
2
として「新型コロナウイルス警戒宣言」が発令されていましたが、
5

27
日にレベル
1
に引き下げられ、警戒宣言が解除されたところです。

 町でもこれまで、感染動向を注視しながら体制を強化して対応を図っており、
1
月以降2回の庁内対策会議の後、任意の対策本部会議を4回開催、緊急事態宣言の発令があった
4

7
日には法律の規定による対策本部を立ち上げて、以降これまでに
6
回の本部会議を招集し、国や県の動向を踏まえ町の対応方針を協議してまいりました。

 特に、緊急事態宣言の発令や解除、県による長野圏域への警戒宣言発令時など節目節目では対策本部長である私が、防災行政無線や上田ケーブルビジョンを通して、町民の皆様に感染防止の取組みを直接呼びかけてまいりました。

 併せて、小中学校や保育園・児童館の対応、公共施設の貸出や利用の状況等、必要な情報は随時ホームページを更新し、迅速な情報発信に努めたところです。

 全国の緊急事態宣言の解除により、法に基づく町の対策本部は廃止となりましたが、今後も長期にわたる対応が必要なことから、町では引き続き任意の対策本部を設置し、必要な対策を講じてまいります。

 小中学校の対応としては、
3
月の臨時休業後、
4

4
日に入学式を実施、
3
日ほど学校生活を送りましたが、国・県の方針を受け
4

10
日から
24
日まで臨時休業することとし、その後全都道府県に「緊急事態宣言」が出されたことに伴い、休業期間を
5

6
日まで延長、さらに県内での感染動向が引き続き警戒を要する状況から、
5

24
日まで休業期間を延長したところでございます。

 その間、学習面ではプリント等の課題のほか、インターネットを活用した学習支援として文部科学省、県教育委員会のHP等の紹介、個別学習支援システムの活用を図り、坂城中学校では3年生を対象にオンライン授業の取組みも行いました。

 なお、家庭でのインターネット環境の構築が困難な際の対応として、小中学校体育館へWi

Fiルーターの設置及びパソコンの整備を行ったところです。

 生活面に関しましては、週
2
回の健康観察を継続するほか、長期化する休業期間中、生活のリズムを整える目的で、全戸に配布してある防災行政無線を活用し、午前
9
時から午後
1
時まで計4回チャイムを鳴らし、規則正しい生活が送れるよう促してまいりました。

 緊急事態宣言解除後は、段階的に分散登校等によるオリエンテーション、身体測定等学校再開の準備を行い、
5

25
日から全児童生徒が登校を開始したところでございますが、感染防止対策を徹底し、学校生活を継続できるよう努めてまいりたいと考えております。

 緊急事態宣言は解除されたとはいえ、感染のリスクが無くなったわけではなく、有効なワクチンがない中、しばらくはウイルスと共存をしていかなければなりませんので、今後においても、私たち自身が日常のこととして適切な感染防止対策に取組んでいく必要があることを、引き続き町民の皆様に呼び掛けるとともに、迅速な情報提供に努めてまいります。

 また、これら取組みにより感染の第2波、第3波に備える一方、社会経済活動も徐々に取り戻していかなければなりません。新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活はもとより、教育、文化・芸術、スポーツ、企業経営など、あらゆる社会活動、経済活動を停滞させ、甚大な影響をもたらしています。こうした状況に鑑み、町としてもこれまで数度にわたり補正予算の専決処分をし、必要な対策を速やかに進めてまいりました。

 まず、新型コロナウイルス感染症の拡大により、大きな影響を受けている町内事業所の経営活動と事業継続などを支えるため、新たな融資制度や補助制度等の支援策を講じました。

 4
月に創設した「経営安定特別資金(新型コロナウイルス対策)」では、小規模事業者等の資金繰りを支えるため、運転資金の貸付限度額を
500
万円とし、貸付後
5
年以内は金利負担がゼロで、保証料も全額補給する制度ですが、
5

25
日現在 約
2

5
千万円、
65
件の申込みがありました。

 また、本日
6

1
日からは、町独自で創設した小規模事業者の経営安定を図る「持続化応援支援金」やテイクアウト・デリバリーなどの新たなサービスを始める飲食事業者を支援する「新サービス創出応援補助金」の受付を開始し、また、町内店舗を巡るスタンプラリーにより、地域の消費喚起を促す「消費回復応援事業」などを商工会と連携して実施してまいります。

 先日、
5

25
日 
3
回に分けて事業所向けの制度説明会を開催しましたが、今後も更に、国や県の補助・助成制度などの情報収集も行う中で、事業者の皆様への情報提供や相談、申請等の支援を行うとともに、商工会や金融機関などと連携を図り、一刻も早い経営回復、企業活動の再開に向けた支援を行ってまいりたいと考えております。

 特別定額給付金につきましては、オンラインによる申請を
5

1
日から受け付け、また、世帯員などを印字した申請書を
5

20
日に発送し、必要書類を添付して返信いただいています。併せて、やむを得ず、郵送ができない方などの受付窓口を文化センターに設けて対応を図り、順次支給手続きを進めています。

 子育て世帯や子供たちへの支援につきましては、特例給付を除く児童手当受給者に対し、対象児童一人当たり1万円を支給する「子育て世帯への臨時特別給付金」について、既に公務員を除く対象者に支給のお知らせをし、
6
月中旬の児童手当に合わせて支給をしてまいります。

 併せて、町独自の支援として、国で行う「子育て世帯への臨時特別給付金」対象外の
18
歳未満の児童がいる世帯への支援や
18
歳未満の児童のいるひとり親への坂城商品券の給付ですが、これらは、
5

20
日以降通知書を発送し、申請手続を経て、
6
月中旬から順次給付していく予定としております。

 また、
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歳未満の子供たち全員に、図書カードの配布を
5

19
日から順次対象者へ発送したところでございます。

 さらに、経済的理由により就学が困難な場合の「準要保護児童生徒援助費支給事業(就学援助費)」の支給対象者に対し、特別支援費の上乗せ給付を、また坂城町奨学金の給与対象者に対し、「特別応援奨学金」として上乗せ給与を行い、児童・生徒・学生が安心して就学できるような取組みを加え支援しています。

 さて、経済情勢でありますが、全世界に広がる新型コロナウイルスによる不況は、リーマンショックより深刻ともいわれており、日本総研によりますと、アメリカでは、個人消費・設備投資・輸出が大きく落ち込み、
1

3
月期の実質
GDP
は前期比年率マイナス
4.8
%と
11
年ぶりの大幅なマイナス成長に、ヨーロッパにおいても、景気が急速に下振れし、
1

3
月期の実質
GDP
は前期比年率マイナス
14.4
%とその度合いは大変厳しいものとなっています。

 また、中国においても、経済活動が縮小し、
1

3
月期の実質
GDP
成長率は前年同期比マイナス
6.8
%と大幅に下落し、世界的な経済不況に陥っています。

 次に国内の状況でありますが、内閣府による
4
月の「月例経済報告」では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある。」とし、先行きについては、「感染症の影響による極めて厳しい状況が続くと見込まれる。また、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する必要がある。金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」としております。

 また、日銀松本支店が5月に発表した「長野県の金融経済動向」によりますと、設備投資、住宅投資、個人消費などの個別観測から「生産は弱めの動きが広がっている。雇用・所得については、弱めの動きとなっている。」とし、「総論として長野県経済は、新型コロナウイルス感染症の影響などから、厳しさを増している。」としております。

 当町におきましては、
4
月に実施いたしました町内の主な製造業
20
社の
1
月~
3
月期
 経営状況調査の結果では、
生産量は、
3
ヶ月前の比較でプラスとした企業は
8
社、マイナス
9
社、変わらない
2
社でありますが、
3
ヶ月後生産量見込みは、プラス
2
社、マイナス
14
社、変わらない
2
社と、大変厳しい局面への移行となっています。

 雇用については、
1
月~
3
月の実績が、総計でプラス
15
人と、前回調査からは減少し、来春の雇用は、
1
社が減、
4
社が「未定」とし、その他の企業が増員又は減員分の補充を予定し、全体では
30
人の増員予定となっております。

〈令和2年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)へ〉

坂城町長 山村ひろし

新型コロナ退散! 花火打ち上げ

本日(5月31日)、坂城町の有志で、新型コロナ退散祈願の花火が打ち上げられました。

この企画は、坂城煙火代表取締役の中嶌結希さんと坂城葡萄酒醸造(株)代表取締役CEO成澤篤人さんが発起人となり、(株)荒井造園代表取締役荒井宏紀さん、SHAZ塩野入梓さん、坂城新聞販売所代表取締役社長大日方洋一さん、滝沢印刷合同会社代表者員滝沢幸男さんの協力で実現したものです。

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主催者からのメッセージ。

「本日5月31日は坂城駅前葡萄酒祭の予定でしたが、新型コロナの影響で延期になってしまいました。昨年大盛況をいただいたイベントでしたので、仕方ないとは言えとても残念でなりません。

私たちの業界も自粛要請により、来店もほぼなく、イベントも軒並み中止、今後どのようにしていけば良いかも分からないまま不安な毎日です。

しかし、このまま沈んでばかりではいられません。元来、花火大会は江戸時代にコレラが蔓延した際、八代将軍 徳川吉宗が支社の慰霊と疫病退散を願って打ち上げたのが始まりとされています。

花火本来が持つ意味に立ち返り、疫病退散を願い、多くの人達が次の時代への希望を抱けるよう願いを込めて花火を打ち上げます。

坂城町の皆さん、花火を見るように上を向いて歩んで行きましょう!」

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皆さんの心意気が素晴らしいですね。

以下、開催の案内と頭上で炸裂した58発の花火の写真いくつか。ご覧ください。

(成澤さんから動画の提供もいただきました。こっちの方が迫力あります。)

https://www.youtube.com/watch?v=ty46cE4l6kY&t=54s&fbclid=IwAR36HcTGOqRnLS488ECBq1CZKfeoh2XmQSum2DypZSS8MVL1Ahr16E4Th7Y

坂城町長 山村ひろし

チェリスト海野幹雄さんのリモート演奏会第3弾(今回は奥様の春絵さんと)

海野幹雄さんのリモート演奏会、動画企画第3弾です。

今回も素晴らしい演奏です。しかも奥さんの春絵さんとのデュオです。

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(海野幹雄さんのコメント)

緊急事態宣言が解除されたものの、今後どんな世の中になっていくのかまだまだ不安な中、いかがお過ごしでしょうか。
そんな中ですが、動画企画第3弾、公開されました!
妻の春絵と、鳥の歌、愛の夢を弾いてます。
トークでは、何故か公の場で妻から生活上のお願いをされるという(笑)。
是非ご覧くださいませ!

https://www.youtube.com/watch?v=0kXZLcA8-_U

「チェリスト海野幹雄と仲間たち 第3弾」

共演:

海野春絵(ピアノ) 鳥の歌、愛の歌

バッハ:無伴奏チェロ組曲より

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坂城町長 山村ひろし

坂城町日帰り温泉 「びんぐし湯さん館」を再開いたします。

びんぐし湯さん館では、新型コロナ対策での閉館などに加え、源泉ポンプの故障により休業をしておりましたが、源泉ポンプの修理が終了し、6月1日(月)より営業を再開させていただくことができるようになりました。

びんぐし湯さん館をご愛用いただいております皆さまには大変なご迷惑をおかけ誠に申し訳ございませんでした。

6月1日(月)よりご利用いただけますので従前にましてご愛顧いただけるよう宜しくお願い申し上げます。

200メーターの地中から源泉ポンプを取り上げ、復旧させる工事は慎重に行われ見事終了しました素晴らしいですね。 工事を担当いただいた清水機工(株)さんに感謝です。

以下、200メートの地下からグラスハーバーの管の取り出しと源泉ポンプ改修工事の様子。

坂城町長 山村ひろし