令和元年度 はにしな寮敬老祝賀会

本日(9月18日)、「養護老人ホーム はにしな寮」で令和元年度 「敬老祝賀会」 が行われました。 (はにしな寮施設管理者:山村弘、所長:犬飼厚)

今年もいろいろな敬老会にお招きいただきましたが、今日が最後の敬老会となりました。

本日は、第三者委員の瀧澤邦男さん、佐藤あさいさん、なども参加し、賑やかにお祝いをいたしました。

この施設は現在、約60名の方が利用されていますが、最高齢の方は101歳です。

長寿の皆さんのご紹介、施設内作業功労者の表彰など、行われました。

長寿者表彰及び記念品贈呈者は以下の方です。

・101歳のお祝い : 寺澤久枝さん

・米寿(88歳)のお祝い : 阿部守光さん、水出けさみさん

・施設内作業功労者表彰 : 北村修身さん

皆様おめでとうございました。

また、本日は余興として、モアナ・ハワイアンズの皆さんによる、ハワイアン演奏や、歌などを皆さんと一緒に歌いました。

▼演奏中のモアナ・ハワイアンズの皆さん

▼写真中央で歌詞を読む、101歳の寺澤久枝さん

坂城町長 山村ひろし

令和元年 十六夜観月俳句会

先日(9月15日)、恒例の網掛十六夜(いざよい)観月俳句会が開催されました。(実行委員長:宮崎光明 網掛区長)

 十六夜観月殿で俳句を作り、網掛公民館で、手品の余興(松旭斉天志さん)を拝見した後、入選作の発表、朝吹英和さんによる俳句の講評、俳句の楽しみ方、ポイントなどの講義をしていただきました。

 坂城町網掛にある、「十六夜観月殿」は月見堂ともいわれ、千曲川を眼下に望み、坂城町全域を一望におさめることのできるまさに景勝の地に建っています。

この観月殿は元中年間(1384~1392)に村上満清が建立をしたと言われていますが、その後、戦火に会って焼失し、寛永年間(1624~1645)、郷人によって再建されました。

貞亨5年(1688年)8月16日、芭蕉が十六夜の月を詠んでいます。

              

「いざよひもまだ更科の郡かな」(更科紀行)

                  

  (姨捨で 「俤(おもかげ)や姥ひとりなく月の友」 を詠んだ次の日に網掛を訪れています。)

十六夜観月殿での句会は何百年にも亘って続けられている句会ですが、今年も多くの小学生が参加し開催されています。 これもまた素晴らしいですね。

 このような形で坂城の文化・伝統を継承されておられることに心から大いなる敬意を表します。

 私の作品はありがたいことに、二つ、「天」賞をいただきました。

 兼題(「刈田」)から

  「悠久の刈田を分けし千曲川」

 席題(「紅葉狩り」から

 「幽玄の世界ふくらむ紅葉狩り」

 以上、お粗末でした。以下にあらためて上位入選作を記します。

 (席題)・・・「紅葉狩」(もみじがり)

 天位・・「幽玄の世界ふくらむ紅葉狩り」(山村弘)

 地位・・「乳飲み子を背負いて入るや紅葉狩り」(山村英子)

 人位・・「紅葉狩終えし夕べの足湯かな」(朝吹英和)

 (席題)・・・「稲雀(いなすずめ)」

 天位・・わっと散りわっと戻りぬ稲雀(大井さち子)

 地位・・黄金の海に舞い入る稲雀(宮原紘一)

 人位・・威されて空覆うなり稲雀(塩野猛)

 (席題・子供の部)・・「秋晴れ」

 金賞・・秋晴れて大空元気真っ青だ(山崎暖斗)

 銀賞・・はいくかい今日の秋晴れうれしいな(大井しょうへい)

 銅賞・・秋晴れの山を歩こう手をふって(大井悠響)

 (兼題)・・・「松茸」(まつたけ)

 天位・・松茸の三日匂へる炊飯器(大井さち子)

 地位・・奮発し地場松茸で飯を焚く(近藤芳雄)

 人位・・松茸を諸手で引けば山動く(宮崎郁子)

 (兼題)・・・「刈田」(かりた)

 天位・・悠久の刈田を分けし千曲川(山村弘)

 地位・・この里に嫁して喜寿過ぐ刈田道(浅野井和子)

 人位・・遠くまで刈田広がる豊かさよ(宮崎正男)

 (兼題・子供の部)・・・「鈴虫」(すずむし)

 金賞・・りんりんとなくすずむしよこもりうた(武井かほ)

 銀賞・・いい音色鈴虫が鳴く夜中かな(大井賢明)

 銅賞・・鈴虫の音色のリズムで漢字練(山崎陽大)

宮崎光明さん 網掛区長(実行委員長)

▼十六夜観月殿

▼子どもたちも一生懸命句作り

▼大人たちも一生懸命頭をひねる

▼松旭斉天志の手品

▼朝吹英和さんの俳句講評と講義

▼入選した皆さんへ記念品

▼最後にみんなで万歳!!!

▼素晴らしい満月を見ることができました。

 坂城町長 山村ひろし

あちこちで敬老会

先週末は敬老の日ということで、各地の敬老会にお招きいただきました。

横町区では、敬老会(横壽会)の皆さんによる各種のプログラムで楽しんでおられました。

集合写真の中央にはことし100歳の方もおられます。また、恒例のハワイアンダンスもご披露。

新地区ではこれまた恒例の神楽の奉納などが行われました。

坂城町は人口15,000人の町ですが、今年米寿(88歳)を迎えられる方が107人、白寿(99歳)の方が7名、100歳を迎えられる方が3名、100歳以上の方が8名おられます。

以上の皆さん全部で、125名おられます。 この節目のお祝いに、先日(7日、8日)各ご家庭を訪問させていただきました。

坂城町長 山村ひろし

外国人従業員の皆さんへの日本語学習プログラム

坂城町で働かれておられる外国人の方々が急増しています。

今までは、中国から来られた方、ブラジルから来られた方が大変多かったのですが、最近はベトナム、タイ、インドネシアなど東南アジアから来られる皆さんが急増しています。  

このたび、坂城町の企業の皆さんからのご要望も多かったことから、坂城町中小企業能力開発学院(学院長:山村弘)で外国人従業員の皆さんを対象に日本語ならびに日本文化、生活情報に関する教育プログラムを開催することになりました。(会場は坂城町商工会館)

講座は今日(9月12日)からスタートし、5回日本語のプログラムを実施し、6回目には日本文化、生活情報の講義を行います。(毎週実施)

今回受講される皆さんは、日本へ来られて1年未満の皆さんです。  各企業から受講者を募集したところ、計18名で、ベトナムから14名、タイから3名、インドネシアから1名の方が参加されました。

平均年齢26歳(20歳から36歳)の若者と接することができました。

皆さん、眼をキラキラと輝かせている人ばかりで、大変、頼もしく思いました。  皆さんのご健闘をお祈りします。

 今回、受講者を派遣いただいた企業さんは、(株)カヤマ、(株)光和、昭和樹脂工業(株)、(株)高松製作所、力石化工(株)、(株)都筑製作所、(有)メイト、(有)横山アークの各企業です。

▼開講のあいさつ。 若干、ベトナム語、タイ語なども含め自己紹介をしました。  プログラムは、二人の日本語教師(MANABI外国語学院)のリードでスタートしました。(塩澤先生、小林先生)

ほか、元気な受講者たちの自己紹介の様子。

坂城町長 山村ひろし

学生の坂城町企業見学会

テクノハート坂城協同組合、さかき産学官連携研究会、テクノセンター、坂城町の共催で、昨日(9月10日)と本日の2日間にわたり、大学生のための坂城町企業見学会が開催されています。

昨日は、信州大学、長野大学、埼玉工業大学の学生40数名の皆さんが企業を訪問されました。

2日間で訪問する企業は、(株)青木固研究所、(株)栗林製作所、KYB-YS(株)、寿製薬(株)、(株)カヤマ、(株)桜井製作所、(株)竹内製作所、力石化工(株)、デイリーフーズ(株)、(株)都筑製作所、(株)西澤電機計器製作所、日精樹脂工業(株)、(株)マースウィンテック、宮後工業(株) 他 です。

参加された学生さんは各社を回りながら積極的に質問などをしていました。

皆さん元気があって素晴らしい。

ぜひとも、多くの方が坂城町の企業で活躍されることを期待します。

▼全員で元気良く集合写真(テクノセンターで)

坂城町長 山村ひろし

第21回勤労者総合福祉センター祭

本日(9月8日)、坂城勤労者総合福祉センター(理事長:山村弘)で、第21回センター祭が開催されました。  

 この「センター祭」は、会員の方が日頃受講されている種々のプログラムの発表の場で、町内外から多くの方が参加されています。    

 本日は、ステージ発表として、オカリナ、バレエ、太極拳、ハーモニカ、子供ジャズダンス、カラオケ、フラメンコダンス、フラダンス、社交ダンスが披露されました。    

 また、展示会場では、パッチワーク、絵手紙、ビーズステッチ、水彩画、陶芸、フラワーアレンジメント、ちりめん細工、古布のリメイク、ポーセラーツ&アートプリントが飾られ、会場を鮮やかに彩っていました。  

  今日は敬老訪問2日目でしたが、センター祭でごあいさつし、しばらくの間、皆様の発表を拝見しました。。  

 いずれも皆さんの力作、演奏の発表で大変感銘を受けました。  

坂城町長 山村ひろし

第26回団地まつり

本日(9月6日)、テクノさかき工業団地組合(理事長:宮後睦雄さん)主催による、第26回目のテクノさかき工業団地祭りが開催されました。

テクノさかき駅前には大勢の皆さんが集まりステージ演奏、花火大会など楽しまれました。

冒頭、今年も南条小学校金管バンド「ハッピー・ブラス」の演奏がありました。

この生徒たちが使っている楽器も多くはテクノさかき工業団地の皆さんのご寄付によるものです。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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テクノさかき工業団地まつり

テクノ団地まつり01

 9月6日(金)、テクノさかき駅前広場で、テクノさかき工業団地組合主催による「第26回団地まつり」が開催されました。このお祭りは、当初、同工業団地組合が会員企業の福利厚生の一環として始められたものですが、回を重ねるごとに地域に浸透し、今では地域の皆さんも楽しみにしている恒例のイベントとなりました。

今年も会員企業の社員の皆さんや地域の皆さんなど多くの方が会場に集まるなか、南条小学校金管バンド部ハッピーブラスによるコンサートに始まり、「安倍里葎子」さん、「愛海(あみ)」さんによるライブステージが行われ、会場は大いに盛り上がっていました。また、締めくくりには恒例のお楽しみ抽選会と花火大会が行われました。

団地まつり01団地まつり02

団地まつり03団地まつり04

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坂城町長 山村ひろし

坂城テクノセンター技術セミナー(金属3Dプリンター)

昨日(9月5日)、坂城テクノセンター(理事長:依田穂積さん)で令和元年度第1回技術セミナーが開催されました。

今回は、新しい金属3Dプリンター 「Desktop Metal」 のご説明があるとのことでしたので、参加しました。

講師は丸紅情報システムズ(株)製造ソリューション事業本部スペシャリストの丸岡浩幸さんです。

坂城テクノセンターには、3Dプリンタ 「FORTUS 360mc-S」 (STRATASYS社製) がすでに導入されていますが、導入から6年を経過しており、後継の新機種を選択中です。

既存のFORTUS 360mc-S は、樹脂素材を使った積層タイプのものですが、今回ご説明いただいたのは、金属粉にワックスとポリマーを練り合わせたものをカートリッジ状にし、加工するものです。

金属粉末そのものではないために、飛散、周辺機器への影響が無いなどの利点があります。

ただし、この機種、「金属3Dプリンター Studio システム+」 はまだ日本では稼動してなく実際に使うにはもう少し時間がかかりそうです。

坂城テクノセンターの工藤センター長を始め皆様の先駆的な取り組みに期待したいと思います。

テクノセンターに導入する、3Dプリンターですので最先端のものを入れていただき、町内各企業での利用促進を図っていただきたいと思います。

▼講演中の丸岡さんと金属3Dプリンター(大変コンパクトな機械です。)

坂城町長 山村ひろし

令和元年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(3)

96日には、第26回「テクノさかき工業団地まつり」が、開催されます。

工業団地内企業の従業員の皆さんの親睦などを目的に行われてきたお祭りも、地域の小さなお子さんからお年寄りまで、「地元のお祭り」として大変喜ばれております。

「南条小学校 金管バンド部」の演奏や歌謡コンサート、工業団地以外の企業の皆さんにも、ご協賛いただいております花火大会などを予定しているとのことですので、多くの皆さんに、お越しいただき、お祭りを楽しんでいただければと思っております。

916日の敬老の日を迎えるにあたり、町では、長寿のお祝いと敬老の意を表し、97日(土)・8日(日)の二日間にわたり、米寿・白寿の方々、並びに100歳以上の皆様を対象とした敬老訪問を行います。

今年度は、91日現在、88歳の米寿の方が 107名、99歳の白寿の方が 7 名、100歳以上の方が 11 名で、合計 125 名の方が対象となり、最高齢は大正3年生まれの104歳の方でございます。

収穫の秋を象徴するイベントとして、さかき地場産直売所において「ぶどう祭り」、「きのこ祭り」の開催を予定しております。

「ぶどう祭り」は、915日(日)に、町を代表する巨峰やナガノパープル、シャインマスカットなどを、921日(土)の「きのこ祭り」では、「お~い原木会」によるマイタケをはじめとする原木きのこの販売、きのこ汁の振る舞いなどを予定しており、町内外に広く町の農産品をアピールしてまいりたいと思います。

びんぐし湯さん館につきましては、6月議会定例会にて利用料改定の条例改正を議決いただきましたが、その後、運営する 坂城町振興公社にて検討がなされ、臨時取締役会を開催し、10月からの改定料金が決定されました。ご利用いただくお客さまのご負担などを考える中で、条例の上限額まで引き上げることとはせず、その半分程度の引上げに留めることとなりました。

町では、町民の皆様に、町内全戸に配布する「町民優待券」を利用していただくことで、10月以降も一定回数については引上げ前と同じ料金でご利用いただけるよう関連の補正予算を計上いたしました。

今後もサービスの向上に努め、皆さまに更にご満足いただける温泉施設「びんぐし湯さん館」を目指してまいります。

信州さかきふるさと寄附金につきまして、今年度は6月の制度改正の影響か、昨年度と比較するとやや低調なスタートでありましたが、町特産の果物の季節が近づくにつれ申込みも増えており、8月末現在で、1,022件 25,792千円という状況となっており、金額ベースで、昨年同時期を若干上回っております。

町では、新たに10月から寄附をお申込みいただくポータルサイトを2つ増やし、計3つとすることで更に多くの皆さまに町の特産品を発信し、寄附していただける体制を整えてまいりたいと考えております。

また、これまでの実績から、当初予算に対し、寄附金が増額の見通しとなりましたことから、必要経費を補正予算に計上いたしました。

10月1日から 3歳から5歳までの幼稚園、保育所などを利用する子どもたちの保育利用料が無償化されます。

この制度開始に伴いまして、必要となる施設への給付費、運営経費等について補正予算を計上し、また子ども・子育て支援法等の改正により、条例の一部改正について、今議会に議案上程させていただいたところでございます。

10月から引き上げられる消費税率等の影響を緩和するとともに、地域における消費の喚起や下支えを行うために「プレミアム付商品券」を発行いたします。

商品券の購入対象は、住民税が非課税の方及び平成2842日から本年930日までに生まれた子どもがいる世帯主で、購入対象者お一人につき、2万円で25千円分の商品券を購入することができます。

対象の方々に、手続の周知を図り、10月より販売を開始する予定としております。

なお、商品券の使用期間は令和2331日としていますので、有効にご活用いただきたいと思います。次に工業用団地確保に向けた、新工業団地の造成事業につきましては、テクノさかき工業団地の西側部分を約4ha拡張の予定で、農地法に基づく農業振興地域からの除外に係る協議を、継続的に、県農政部及び長野地域振興局と行っております。

また、新工業団地の整備に伴う、A09号線を含めた道路整備は、概略設計を基に、県公安委員会及び千曲警察署と、交差点の意見聴取に係る協議を行い、この協議結果に基づき、来年度から補助事業への着手ができるよう、県建設部及び千曲建設事務所に事業要望を進めてまいります。

国道18号バイパスでございますが、長野国道事務所では、月見、上五明地区の地権者の皆さんに説明会を開催し、用地買収面積、補償物件の確認をいただき、8月には具体的な補償内容等をお示しして、今月から用地取得に向けた交渉を進めていくとのことであります。

 先般722日に県及び長野国道事務所に、西沢議長さんとともに新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の要望活動を行ってまいりました。一日も早く完成できますよう、今後も積極的に要望活動に取り組んでまいりたいと考えております。

また、827日、国土交通省と財務省に、中部横断自動車道の未整備区間 八千穂から長坂までの約40kmの建設促進要望活動を、私が副会長を務める東信州次世代産業振興協議会と県中部横断自動車道建設促進期成同盟会の合同で行いました。

当町の大手企業各社は、静岡県の清水港を輸出入の拠点としており、この路線が全線開通すると大幅に輸送時間の短縮とコストの低減が図られ、産業と経済の振興・発展につながります。早期の事業認可、工事着手を望むところでございます。

次に補正予算についてでございますが、子どもたちのインフルエンザ罹患予防と子育て支援の一環として、インフルエンザ予防接種の助成制度を新たに創設し、関連経費を本補正予算に計上いたしました。

比較的抵抗力が弱い中学生以下の子どもさんは、学校等での集団生活による蔓延の危険性も高いことに鑑み、任意で受けたインフルエンザ予防接種に係る費用の一部について助成してまいります。

また、全国では、高齢者によるペダルの踏み間違いが原因とされる交通事故が相次いでおりますが、高齢運転者の交通事故防止及び事故時の被害軽減の緊急対策として、自動車急発進防止装置取付費の補助に係る経費を予算計上いたしました。

満70歳以上の自動車運転免許証を保有している方に対し、現在乗っている自家用車に後付けする、急発進防止装置にかかる経費の一部を助成するものでございます。

以上、平成30年度の決算状況と令和元年度の事業の進捗状況並びに9月補正予算の主な内容について申し上げました。

最後に、今議会には、竹内明雄氏の名誉町民推挙に係る議案を上程しております。

竹内氏は、坂城町で事業を起こし、世界初のミニショベルやクローラーローダーなどの小型建機を生み出し、世界的なブランドにまで成長させるとともに、当町の工業振興やまちづくりにも多大にご尽力をいただいております。

また、私財を拠出し、「TAKEUCHI 育英奨学会」を設立し、人材育成や学術研究の振興と発展にも寄与するなど、名誉町民にふさわしい方でございます。

このほか専決報告が2件、人事案件が2件、契約の締結が2件、一般会計・特別会計の平成30年度決算の認定6件、条例の一部改正が3件、補正予算5件 計21件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

令和元年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

 今年の夏は梅雨明け以降大変暑い日が続きました。

 熱中症の防止と社会全体としての節電・省エネルギーを図るため、7月下旬から町内6か所の施設を「涼しさをみんなで分け合う」クールシェアスポットとして開放しました。

また、坂城駅前に静態保存しております169系電車につきましても、夏休み期間中の毎週水曜日と木曜日、計6日間クールシェアスポットとして開放し、子どもたちを中心に300人を超える方々にご利用いただきました。訪れた皆さんには、涼しい車内で読書や勉強など思い思いの時間を過ごしていただきました。

さて、当町出身で先ごろ信毎賞を受賞された信州大学名誉教授の中村浩志さんを坂城町特命大使に委嘱いたしました。

中村さんは鳥類生態学の権威としてカッコウの托卵(たくらん)についての研究で世界的な評価を受けているほか、絶滅が危ぶまれるライチョウなど希少な野生生物の生態研究や保護活動にも尽力されております。また、町においても教育委員長を務められ、ふれあい大学の「森の学校」をはじめ、「千曲川水辺の教室」など継続的にお力添えをいただき、子どもたちの自然教育活動に貢献をいただきました。

多方面でご活躍の中村さんに特命大使として、今後、町の魅力を広くPRしていただければと思っております。

8月2日から5日までの4日間、町国際交流協会が主体となり、ポーランドワルシャワ日本語学校学生のサマースクール受入れが行われました。本事業は 6回目となりますが、今年は、6名の学生がホームステイやさかきどんどんの参加、鉄の展示館や宮入鍛錬道場の見学などにより、坂城町そして日本をより理解し、知る機会になったものと考えております。

ポーランドは、約100年前の1918年、「シベリアにいたポーランド孤児を日本が救った」という日本ではあまり知られていない近現代史がございます。

当時、シベリアには第一次世界大戦の戦場となったポーランドから1520万人もの人々が逃れていましたが、終戦後、祖国へ戻ろうにもロシア内戦で帰還が困難になりました。せめて子供たちだけでも祖国へ戻したいと救済を欧米各国に求めるも、かなわず、日本にその要請がなされました。日本軍と日本政府は、その申入れを受け、ただちに救済活動をはじめ、延べ8回、765人の子供たちが救われています。

こうした歴史からもポーランドは、大変な親日国で、特に今年は、日本との国交樹立100周年を記念し、本国では数多くの催しが行われており、当町に対しても、ワルシャワ日本語学校に関係のある同国の自治体から交流のお誘いがあったところです。

今後もサマースクールやワーキングホリデイの受入れなどの交流などを通じてより良い関係を継続するとともに、交流の発展性についても調査してまいりたいと考えているところでございます。

昨年は台風のため中止を余儀なくされましたが、第42回坂城どんどんが83日に開催され、ステージでは、子どもジャズダンス、坂城小学校太鼓演奏、坂城高校生徒会ソーラン節などのほか、当町出身のサクソフォン奏者「川島 亜子」さんと坂城中学校吹奏楽部サックスパートの皆さんによる、同校吹奏楽部 先輩後輩のセッションもありました。

夜の踊り流しでは、35連、約1,300人の皆さんが、真夏の暑さに負けない熱量で、各連一丸となって踊られており、2年ぶりに盛大に開催できたことを大変嬉しく思います。

815日開催の第64回成人式は、出席率約80%と非常に高く107名の新成人の参加がありました。新成人代表からは、これまで支えてくれた方々への感謝とともに、今後の人生を後悔しないためにも前向きな気持ちで、多くの言葉を受け入れながら頑張りたいなどの想いの発表があり、頼もしく思えたところです。

今後はそれぞれの目標に向かい、大いに活躍することを期待したいと思います。

昨年9月に岐阜県で発生が確認された「豚コレラ」は、県内で、野生イノシシを介した感染が急激に拡大しており、緊急に防疫体制の強化を図るため、養豚農場への侵入防止柵などの設置に係る助成を専決処分により対応させていただきました。

今後も、県や関係機関と連携を図り、防疫体制の確立を図ってまいります。

831(土曜日)から114(月曜日)まで、鉄の展示館では「拵・刀装具の美  山一之の世界」と題して、国の選定保存技術保持者に認定された刀装製作修理師の高山一之氏が監修・製作をした珠玉22点を展示する特別展を開催しています。

展示会期間中には、「刀のお手入れ体験」や高山一之氏の高弟である「鞘師 森隆浩氏のギャラリートーク」などを予定しておりますので、多くの皆様にご来館いただきたいと存じます。

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以下、令和元年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(3)へ

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/?itemid=49160

坂城町長 山村ひろし