令和元年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(3)

96日には、第26回「テクノさかき工業団地まつり」が、開催されます。

工業団地内企業の従業員の皆さんの親睦などを目的に行われてきたお祭りも、地域の小さなお子さんからお年寄りまで、「地元のお祭り」として大変喜ばれております。

「南条小学校 金管バンド部」の演奏や歌謡コンサート、工業団地以外の企業の皆さんにも、ご協賛いただいております花火大会などを予定しているとのことですので、多くの皆さんに、お越しいただき、お祭りを楽しんでいただければと思っております。

916日の敬老の日を迎えるにあたり、町では、長寿のお祝いと敬老の意を表し、97日(土)・8日(日)の二日間にわたり、米寿・白寿の方々、並びに100歳以上の皆様を対象とした敬老訪問を行います。

今年度は、91日現在、88歳の米寿の方が 107名、99歳の白寿の方が 7 名、100歳以上の方が 11 名で、合計 125 名の方が対象となり、最高齢は大正3年生まれの104歳の方でございます。

収穫の秋を象徴するイベントとして、さかき地場産直売所において「ぶどう祭り」、「きのこ祭り」の開催を予定しております。

「ぶどう祭り」は、915日(日)に、町を代表する巨峰やナガノパープル、シャインマスカットなどを、921日(土)の「きのこ祭り」では、「お~い原木会」によるマイタケをはじめとする原木きのこの販売、きのこ汁の振る舞いなどを予定しており、町内外に広く町の農産品をアピールしてまいりたいと思います。

びんぐし湯さん館につきましては、6月議会定例会にて利用料改定の条例改正を議決いただきましたが、その後、運営する 坂城町振興公社にて検討がなされ、臨時取締役会を開催し、10月からの改定料金が決定されました。ご利用いただくお客さまのご負担などを考える中で、条例の上限額まで引き上げることとはせず、その半分程度の引上げに留めることとなりました。

町では、町民の皆様に、町内全戸に配布する「町民優待券」を利用していただくことで、10月以降も一定回数については引上げ前と同じ料金でご利用いただけるよう関連の補正予算を計上いたしました。

今後もサービスの向上に努め、皆さまに更にご満足いただける温泉施設「びんぐし湯さん館」を目指してまいります。

信州さかきふるさと寄附金につきまして、今年度は6月の制度改正の影響か、昨年度と比較するとやや低調なスタートでありましたが、町特産の果物の季節が近づくにつれ申込みも増えており、8月末現在で、1,022件 25,792千円という状況となっており、金額ベースで、昨年同時期を若干上回っております。

町では、新たに10月から寄附をお申込みいただくポータルサイトを2つ増やし、計3つとすることで更に多くの皆さまに町の特産品を発信し、寄附していただける体制を整えてまいりたいと考えております。

また、これまでの実績から、当初予算に対し、寄附金が増額の見通しとなりましたことから、必要経費を補正予算に計上いたしました。

10月1日から 3歳から5歳までの幼稚園、保育所などを利用する子どもたちの保育利用料が無償化されます。

この制度開始に伴いまして、必要となる施設への給付費、運営経費等について補正予算を計上し、また子ども・子育て支援法等の改正により、条例の一部改正について、今議会に議案上程させていただいたところでございます。

10月から引き上げられる消費税率等の影響を緩和するとともに、地域における消費の喚起や下支えを行うために「プレミアム付商品券」を発行いたします。

商品券の購入対象は、住民税が非課税の方及び平成2842日から本年930日までに生まれた子どもがいる世帯主で、購入対象者お一人につき、2万円で25千円分の商品券を購入することができます。

対象の方々に、手続の周知を図り、10月より販売を開始する予定としております。

なお、商品券の使用期間は令和2331日としていますので、有効にご活用いただきたいと思います。次に工業用団地確保に向けた、新工業団地の造成事業につきましては、テクノさかき工業団地の西側部分を約4ha拡張の予定で、農地法に基づく農業振興地域からの除外に係る協議を、継続的に、県農政部及び長野地域振興局と行っております。

また、新工業団地の整備に伴う、A09号線を含めた道路整備は、概略設計を基に、県公安委員会及び千曲警察署と、交差点の意見聴取に係る協議を行い、この協議結果に基づき、来年度から補助事業への着手ができるよう、県建設部及び千曲建設事務所に事業要望を進めてまいります。

国道18号バイパスでございますが、長野国道事務所では、月見、上五明地区の地権者の皆さんに説明会を開催し、用地買収面積、補償物件の確認をいただき、8月には具体的な補償内容等をお示しして、今月から用地取得に向けた交渉を進めていくとのことであります。

 先般722日に県及び長野国道事務所に、西沢議長さんとともに新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の要望活動を行ってまいりました。一日も早く完成できますよう、今後も積極的に要望活動に取り組んでまいりたいと考えております。

また、827日、国土交通省と財務省に、中部横断自動車道の未整備区間 八千穂から長坂までの約40kmの建設促進要望活動を、私が副会長を務める東信州次世代産業振興協議会と県中部横断自動車道建設促進期成同盟会の合同で行いました。

当町の大手企業各社は、静岡県の清水港を輸出入の拠点としており、この路線が全線開通すると大幅に輸送時間の短縮とコストの低減が図られ、産業と経済の振興・発展につながります。早期の事業認可、工事着手を望むところでございます。

次に補正予算についてでございますが、子どもたちのインフルエンザ罹患予防と子育て支援の一環として、インフルエンザ予防接種の助成制度を新たに創設し、関連経費を本補正予算に計上いたしました。

比較的抵抗力が弱い中学生以下の子どもさんは、学校等での集団生活による蔓延の危険性も高いことに鑑み、任意で受けたインフルエンザ予防接種に係る費用の一部について助成してまいります。

また、全国では、高齢者によるペダルの踏み間違いが原因とされる交通事故が相次いでおりますが、高齢運転者の交通事故防止及び事故時の被害軽減の緊急対策として、自動車急発進防止装置取付費の補助に係る経費を予算計上いたしました。

満70歳以上の自動車運転免許証を保有している方に対し、現在乗っている自家用車に後付けする、急発進防止装置にかかる経費の一部を助成するものでございます。

以上、平成30年度の決算状況と令和元年度の事業の進捗状況並びに9月補正予算の主な内容について申し上げました。

最後に、今議会には、竹内明雄氏の名誉町民推挙に係る議案を上程しております。

竹内氏は、坂城町で事業を起こし、世界初のミニショベルやクローラーローダーなどの小型建機を生み出し、世界的なブランドにまで成長させるとともに、当町の工業振興やまちづくりにも多大にご尽力をいただいております。

また、私財を拠出し、「TAKEUCHI 育英奨学会」を設立し、人材育成や学術研究の振興と発展にも寄与するなど、名誉町民にふさわしい方でございます。

このほか専決報告が2件、人事案件が2件、契約の締結が2件、一般会計・特別会計の平成30年度決算の認定6件、条例の一部改正が3件、補正予算5件 計21件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

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