サントミューゼ(上田)の一階通路に私の写真

しばらく前から、サントミューゼ(上田)の一階通路に私の写真が掛けられています。

この通路はサントミューゼのいろいろな取り組みのPRコーナーですが、昨年、坂城町文化センターで、上田地域定住自立圏連携事業の一環として、澤菜穂子さん(バイオリン)、三浦友理枝さん(ピアノ)のコンサートが開催され、その際の記念写真がここに掛けられているものです。 光栄です。

いままでしっかりと見る機会がありませんでしたが。 なかなか良い写真です。

皆様も機会がありましたらご覧ください。

▲左から:三浦友里枝さん(ピアノ)、山村、澤菜穂子さん(ヴァイオリン)

坂城町長 山村ひろし

杉並師範館 同士会

昨日(6月16日)、私が以前、塾長をしておりました、杉並師範館のかつての理事、教授陣の皆さんが集まり、「杉並師範館同士会」 が行われました。 (今回は16名の皆さんが集合)

この会は年一回開催しておりますが、当時の厚き思い・志を語り合う素晴らしい場です。

また、杉並師範館を卒塾し、杉並区の教員として活躍している先生方のその後の状況を確認する場でもあります。

以下、杉並師範館の設立の経緯と5年で閉塾するに至った経緯を以下に記します。

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杉並師範館は日本の教育に危惧の念を持つ政財界、教育界の方々、杉並区長(当時、山田宏氏)、田口佳史氏、田宮謙次氏が「地方分権化の流れの中で地方自治体で独自の教育を実施したい」「教育の立て直しにはまず、小学校の先生の教育から」の思いで平成18年にスタートし、平成23年3月に閉塾するまで、約120名の卒塾生を輩出しました。

杉並区ではすべての小学校(43校)に3名~5名が配置されたこともあり、平成23年3月で一応の目安と考え、閉塾しました。

以下は、杉並師範館を閉館するにあたり編纂された「杉並師範館の歩み」の巻末に書いた御礼のメッセージをご紹介します。

山村(塾長)と塾長補佐をしていただいた瀬口清之さんの思いが書かれています。以下、記述します。

「杉並師範館の歩み」を纏めるにあたって(御礼)

《「師範館」の火の再点火への想いをこめて》

 この「杉並師範館の歩み」を発刊するにあたりまして、一言御礼を申し上げたいと思います。

本刊は杉並師範館の閉館を機に出版されるものですが、単に関係者の思い出を残すための記念誌ではありません。お読みになってご理解いただけたと思いますが、杉並師範館の構想作り、設立準備から携わってこられた方々の熱き思いと心血を注がれた真剣な取り組みが記録されております。

平成も23年目に入りましたが、バブル崩壊後の日本の諸問題は未だ解決に至らず、その多くは後世に付けを残したままになっております。杉並師範館はこの中において、初等教育における教員養成の先駆的な取り組みを行ってまいりました。残念ながら、当初想定した中央教育審議会の答申(平成十七年)に盛られた教員人事権と財源の移譲が実現しなかったこともあり、杉並区独自の取り組みとしての杉並師範館の五年に亘る歩みを一先ず閉じることになりました。

しかし、私どもの灯した火は絶えることなく、日本の津々浦々で改めて再点火される時が必ず来ると信じています。本刊がその日のための、いわば師範館創りのガイダンスになればと考え、設立の理念、設立の準備、理事の専任、塾長の専任、塾のカリキュラム・運営等について、わかりやすく詳細に記述させていただきました。これから「師範館」を新たに設立されんとされる方々の手引きとなることを期待しております。

この壮大な取り組みは一旦中締めをいたしますが、私どもは今後このチャレンジの芽を育てる動きが全国的な取り組みへと拡がっていくことを切に願っております。

最後に、杉並師範館設立から運営に携わっていただいた理事会メンバーの方々、杉並区教育委員会の方々、区立学校の先生・職員の方々、地元でご支援いただいた方々、年中無休で昼夜を分かたず塾生の指導に当たった師範館運営スタッフ、ならびに、本刊の編纂も含め、縁の下の力持ちとして多大な尽力をされた師範館事務局に心より御礼を申し上げます。

杉並師範館塾長   山村  弘

杉並師範館塾長補佐 瀬口 清之

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以下の写真1枚目。(肩書きは当時)、右から:田口佳史さん(理事長)、瀬口清之さん(塾長補佐)、田宮謙治さん(初代塾長)、堀口坂城中学校長(今回特別参加)、田中哲さん(事務局長)

2枚目の写真。当時統括教授だった、土幸壽子先生から、町長選挙のお祝いをいただきました。

 坂城町長 山村ひろし

坂城町消防団ポンプ操法大会

本日(6月16日)、雨の予報もあり天候が心配でしたが、雨雲の中、むしろ絶好のコンディションの中で、四ツ屋消防ポンプ操法訓練所で、坂城町消防団ポンプ操法大会が開催されました。

この大会は、消防団が常時の訓練成果を発表するとともに、審査による不備欠陥を是正し、消防技術の向上発展と士気の高揚に資することを目的に行われます。

大会は、ポンプ車の部(第2、4、7、9分団)と小型ポンプ操法の部(第1、3、5、6、8、10、11分団)の競技のほか、ラッパ分団による吹奏披露が行われ、町内の各分団が日頃の訓練の成果を披露しました。

 大会の結果(入賞)は以下のとおりです。 お疲れ様でした。

第2分団、第10分団、ラッパ分団は6月30日に埴科大会に出場します。

ご検討をお祈りいたします。

 ポンプ車操法の部結果

優勝 第2分団

準優勝 第9分団

 小型ポンプ操法の部結果

優勝 第10分団

準優勝 第11分団

第3位 第6分団

町ポンプ操法大会01

町ポンプ操法大会02町ポンプ操法大会03

町ポンプ操法大会04町ポンプ操法大会05

坂城町長 山村ひろし

AREC・Fiiプラザ事業報告会と長野大学中村学長講演会

昨日(6月14日)、上田高砂殿でAREC・Fiiプラザ事業報告会と長野大学中村英三学長の講演会がありました。

 ARECとは浅間リサーチエクステンション、Fiiとは信州大学繊維学部ファイバーイノベーションインキュベータの略で、大学での研究成果「シーズ」と企業からの「ニーズ」を連携させる機関です。

 平成30年度の事業内容と決算内容、令和元年事業予定・予算の報告の後、長野大学理事長でAREC・Fii理事長の白井汪芳先生のごあいさつ、長野大学中村英三学長の講演がありました。

 テーマは、「公立化3年目 長野大学の状況と新たな挑戦」 です。

 3年目に入り、新たな取り組みとして、従来の3学部、「社会福祉学部」、「環境ツーリズム学部」、「企業情報学部」 を変性し直し、「総合福祉学部」、「経営・地域創造系学部」、「理工学部」 の3学部構成に再編成されるとのことです。

 特に、「理工学部」の設立は今までの長野大学から大きく舵を切り替え前進させる意欲的な取り組みです。  大いに期待したいと思います。

左:白井理事長、右:中村学長

坂城町長 山村ひろし

鈴木敏文さんの講演

昨日(6月12日)、八十二銀行後援組織の八栄会(会長:柳沢次男さん)の総会、講演会があり出席しました。

講演者はセブン&アイホールディングス名誉顧問の鈴木敏文さんです。(坂城町北日名出身)

鈴木さんは86歳になられていますが、大変お元気で素晴らしいお話をしていただきました。

講演のテーマは、「変化対応の経営」 です。

繰り返しおっしゃっておられたのは、「過去の延長線で考えてはだめ」、「将来のことを考えて意思決定をする。」、「他社のまねをしてはだめ。」、「コンサルは雇わない。自分で考える。」 などです。

配布された資料には、「セブンーイレブン・ジャパン の取り組み」として、

・世界初の取り組み・・13項目

・日本初の取り組み・・39項目

・業界初の取り組み・・75項目

とのことでした。

これらは何れも、「・・初」 を目指してやったものではなく、必要と判断して自分で考えたことが、「・・初」 となったとのことです。

「おにぎりの販売」 や 「銀行業務」 などについては全ての関係者から大反対にあったが、いまでは当たり前のように受け入れられている。

また、「ラーメン」の販売に当たって、販売日の前日に食べたところ、あまり美味くなく、全ての商品を廃棄処分にしたそうです。(廃棄額は6,000万円)

いい加減なもので妥協をしてはだめ。 社長としての決断が大切であるとのこと。

会社経営では常に、「変化への対応」 が必要で、昨今の夜間営業をめぐるコンビニの混乱は社会の変化に対応できていないことの表れである。など。

1時間の限られた時間での講演でしたが、大変中身の濃い素晴らしいお話でした。

以下は、配布された資料。

坂城町長 山村ひろし

令和元年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(3)

招集あいさつ(2)から続く

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先般、平成30年度の国民健康保険加入者一人当たり医療費の速報値が発表され、当町の一人当たり医療費は、速報値ではありますが29年度より2万円余り、約5.2%減となる365,873円で、高い方から12位だった順位も33位と大幅に下がりました。

これで一人当たり医療費は2年連続での減少となり、特定健診や特定保健指導の取組みなどを通じ、加入者の皆さんの健康意識が高まっていることも要因の一つと考えているところで、町としましても引き続き健診等の受診勧奨に努めてまいります。

続きまして、移住定住の促進につきましては、町内に住宅を新築した方などに対し、10万円を助成する移住定住補助制度を運用してまいりましたが、今年度、新たに地方の中小企業の人材不足の支援なども視野に入れた「UIJターン就業・創業移住支援事業」を新設し、東京圏や中部・関西圏から当町に移り住み、県内で就業や起業した方を対象に補助金を交付する仕組みとして、関連予算を計上いたしました。

今後、対象となる方の申請を受け付け、これを契機に人口増や中小企業の活性化に繋げられればと期待するところであります。

さて、トータルメディアコミュニケーション構想推進事業につきましては、平成29年度、30年度の2か年で、同報系防災行政無線の整備が完了し、有事の際に確実な情報伝達を行なえるよう、円滑な運用に努めているところでございます。

今年度は、災害時等の双方向の連絡手段といたしまして、デジタル方式の移動系防災行政無線を整備し、役場の各部署、消防署、消防団のほか、各避難所等に携帯型の無線端末を配備する予算を計上いたしました。

また、大規模な災害等の際の通信環境を確保するため、(株)上田ケーブルビジョンさんの協力をいただく中で中核避難所に指定されている施設へ、光ケーブルを敷設し、災害時に公衆無線LAN(Wi-Fi)が利用できるよう体制を整えてまいります。

この他にも、災害における防災・減災対策として、役場庁舎に設置してある非常用発電機を更新するための補正予算を計上しております。

今回の更新により、非常用発電の連続稼働時間を延長するとともに、供給できるエリアを1階、2階の職員が執務しているフロア全体と保健センターにも拡大する計画です。いつ起こるかわからない災害や停電等に備え、機能強化にも努め、安心安全のまちづくりに努めてまいります。

地域の安心・安全を守る消防団の機動力となる積載車につきましては、順次更新を行っております。

上平地区を担当する第11分団の車両を、後部座席に屋根のあるデッキバンタイプで更新する経費を補正予算に計上いたしました。

さて、長野広域連合が整備を進めているごみ処理施設のうち、長野市大豆島(まめじま)地区に建設していた「ながの環境エネルギーセンター」が完成し、3月に本稼働を開始いたしました。現在、長野市、須坂市、高山村、信濃町、小川村、飯綱町の6市町村のごみ処理を安定的に行っております。

また、坂城町、千曲市、長野市の一部のごみが処理される千曲市に建設予定のB焼却施設につきましては、用地取得が完了し、この5月、測量・調査業務等の工事に着手いたしました。この施設は焼却処理能力が1日100トンで、工場棟や管理棟、体験学習棟、多目的広場などが整備されます。令和3年春から新施設の試運転を始め、2市1町のごみを受け入れる予定であります。町といたしましては、一刻も早いB焼却施設の完成を期待するとともに、それまでの間のごみ処理につきましては、葛尾組合での万全な対応に努めてまいります。

 4つ目の「誇れる町」は、芸術・文化による町づくりであります。

 伝統芸能、文化の保存を支援するとともに、芸術、スポーツの振興にも力を入れたいと考えております。

 先月、25日(土)に開会しました「第14回ばら祭り」が、69日(日)をもちまして幕を閉じました。今年は春先の天候で開花が遅れた影響もあり、開会当初は例年より少なめの来場者でありましたが、その後、好天にも恵まれ、1週間後には満開となり、色とりどりに咲き誇る美しいバラを楽しんでいただきました。

特に 61日、2日には、ばら祭りイベントや坂城駅前葡萄酒祭も開催されたこともあり、両日で1万人を超える皆さんにご来園をいただき、特に2日、日曜日は臨時駐車場もいっぱいになる大盛況でした。

期間中は、約39,000人の方々にお越しいただき、大いに「ばらの町 坂城」をアピールできたのではないかと感じております。

見事なバラを咲かせるためにご尽力いただいております「薔薇人の会」の皆様、企業オーナーの皆様をはじめ、出展やイベントに参加いただいた皆様、実行委員会の皆様のおかげと、深く感謝申し上げます。

あわせて、ばら祭り期間中、建設課をはじめとし、ほぼ全員で運営に携わっていただいた職員にも感謝申し上げます。

続きまして、質素で落ち着いた明治初期の擬洋風校舎である 県宝 格致学校歴史民俗資料館につきましては、風雨により、漆喰塗の外壁や下地の傷みが激しいことから、東側屋根及び壁面について修復工事を進めることとし、関連予算を計上いたしたところでございます。

 さて、当町には、戦国時代 甲斐の武田信玄を2度も打ち破ったことで知られる名将 村上義清の居城 葛尾城跡があります。町内外から多くの方がこの城址を訪れておりますので、ステキさかき観光協会では、令和元年初日から、当町のマスコットキャラクター「ねずこん」をモチーフにした「葛尾城跡 登頂記念スタンプ」を設置しました。

町を一望でき、歴史に触れられる旧跡に、新たな楽しみが加わりましたので、より大勢の皆さんに葛尾城跡にお越しいただければと思います。

以上、4つのテーマについて各事業の概況も交えながら、述べさせていただきましたが、今後、これらのテーマに沿って、更なる施策展開を組み立てて「子育て、福祉、ものづくり」で日本一の町を目指してまいります

なお、3期目の町政を担うにあたり、初登庁での就任式の際に、職員に私が掲げる4つの柱に位置付けた施策等を推進し、又はより良い形にするため、職員の自由な発想を募る提案「チャレンジSAKAKI NEXT」をお願いいたしましたので、その提案も今後のまちづくりに生かしていきたいと考えております。

 さて、いくつか補正予算の概要についても触れましたが、今議会に計上いたしました補正予算の総額は、7億 6,604千円であります。

 本年度の一般会計当初予算は、統一地方選挙の年でしたので、義務的経費や制度によるものが中心の骨格予算でありました。

この骨格予算に、今回の補正予算を加えた、歳入歳出の予算の総額は,6386,604千円となります。

また、今年10月1日から、消費税及び地方消費税の税率が10%に引き上げられることに伴い、各施設の使用料等の金額を見直す条例の一部改正案を、本定例会に提出させていただきました。

 今議会に審議をお願いする案件は、専決処分の報告1件、人事案件が1件、請負契約の締結が1件、条例の一部改正が2件、令和元年度の一般会計補正予算・下水道事業特別会計補正予算の計7件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申し上げまして、所信表明、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

令和元年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

 招集あいさつ(1)から続く

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 全国では、国の基準にそぐわない内容で過剰に寄附を集める自治体が制度の対象から外れるといった状況が報道されておりますが当町につきましては、これまでも国の基準に沿って進めており、先月14日に制度の対象自治体として国の指定もいただきました。今後も引き続きその基準の中で、より多くの特産品を返礼品としてお届けしながら、全国に町の魅力をお伝えできればと考えております。

次に、本年10月から引き上げられる消費税率等の影響を緩和するため、プレミアム付商品券事業を行い、地域における消費の喚起や下支えを行ってまいります。

商品券の購入対象は、住民税が非課税の方と平成2842日から本年930日までに生まれた子どもがいる世帯主で、購入対象者お一人につき、25千円分を2万円で購入できる、25%のプレミアムの商品券となっています。対象の方々に、制度の周知を図り、10月を目途に商品券の販売を行ってまいります。

なお、商品券は令和23月末まで利用できますので、有効にご活用いただき、地域活性化につなげていただきたいと思います。

さて、松くい虫被害防止対策につきましては、引き続き松枯れ被害が広がっていることから、伐倒駆除、空中散布、枯損木処理、樹幹注入、松の植樹など総合的な防除対策を講じています。

この中で、空中散布につきましては、412日に住民説明会を開催し、住民の健康に対する配慮を図る中で、地形が急峻なかつらお山風致地区と自在山風致地区において、今月19日に実施いたします。

また、苅屋原地区の人家に近く、有人ヘリでは散布できない箇所につきまして、今月19日と710日の2回、無人ヘリコプターによる薬剤散布を実施し、被害拡大の防止に努めてまいります。

次に、基幹道路などインフラの整備でございますが、国道18号バイパスにつきましては、昨年度、坂城町区間の網掛地籍で工事用道路(側道)の整備等の工事が着手されたところでございます。また、県道坂城インター線の先線につきましても、しなの鉄道の跨線橋の橋台設置工事、町道の付け替え工事や用水路工事を進めているところでございます。町としましても、1日でも早期の完成にむけて、国等へ積極的な要望活動を行ってまいります。

A01号線の若草橋の架け替え事業につきましては、現在、谷川右岸側の橋台設置工事を進めており、今後、橋梁本体の工事を実施し、本年度中の完了を予定しております。

 橋の架け替えという大規模工事であり、長期間に渡り大勢の皆様に大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 また、酒玉工区若草橋南側の道路改良工事につきましても、国の交付金内示を受けて、補正予算を計上し、事業推進を図ってまいります。

 長寿命化を図る橋梁修繕工事でございますが、年次計画にて事業を進めている昭和橋は、本年度は右岸側(国道側)から6連目、7連目の床版下面の補修工事を予定しております。また、昨年度から橋面防水工事を施工している鼠橋につきましても、継続して事業を進めるとともに、役場から国道18号を結ぶ道路に架かる64号橋の工事にも着手してまいります。

 また、公共下水道事業につきましては、金井、新地、鼠地区の工事を実施し、令和2年度の整備完了を目指し、事業を進めてまいります。

 なお、国道18号の舗装復旧工事につきましては、現在、谷川南から南条郵便局間の舗装復旧工事を施工しておりますが、残りの鼠()()()()神社までの区間につきまして、本定例会に請負契約の締結議案を上程いたしたところでございます。国道の夜間工事でありますので、周辺の皆様、通行する皆様に大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

さて、しなの鉄道は、本年度から2026年度までの8ケ年で、老朽化した元JR東日本車両の52両の更新を順次行います。更新費用は、しなの鉄道、国、長野県、そして沿線の11市町の負担にて整備され、当町の負担について、補正予算に計上したところでございます。

 続きまして、2つ目のテーマである「人の輝く町」についてであります。教育環境の整備に努め、次代を担う人材の育成・支援を図ってまいります。

 町内小中学校の全65教室への空調設備の整備事業につきましては、過日の臨時議会で契約について議決をいただき、現在、電源設備の製作を進めているところでございます。

全国的に進められている事業でもあり、空調設備の需要が集中し、供給が逼迫している状況でございますが、できるだけ早い時期に設置ができますよう、取り組んでまいります。

坂城町の「子育て支援」を推進するため、教育委員会に子ども支援室を設け、幼児期から小・中・高までの情報共有・連携強化を図っているところでございます。

今年度におきましても、教育、福祉等関係機関が一体となって、特性のある子どもやその保護者に対して、就学前の教育相談から就学後の適切な教育的支援を含めた「早期からの一貫した支援」の実施に向け、更に連携を図ってまいりたいと考えております。

 今年は、4月から5月にかけて10連休中となりましたが、教育委員会では、子育て支援の一環として、期間中の2日間について、保育園・児童館を開館いたしました。ニーズ調査をもとに、開館は4月30日(火)、5月2日(木)とし、3保育園では25名、3児童館では30名にご利用をいただいたところでございます。

次に、坂城小学校へ先行導入したタブレット端末につきましては、デジタル教科書を使用した授業のほか、個々の進度に応じたドリル教材等の活用を図っておりますが、今年度、パソコンのОS(オペレーションシステム)のサポート終了に伴い、南条小学校、村上小学校そして坂城中学校のパソコンにつきまして、タブレット端末を導入しての更新を行う経費を予算計上いたしました。小中学校全校へタブレット端末を導入し、情報活用能力が育ち、効率的な学習ができる環境を整え、ICT教育の充実が図れるものと考えております。

小学生を対象に実施している中国との教育交流事業につきましては、平成20年(2008年)から実施しており、上海市嘉定区にある小学校の皆さんとのホームステイによる交流を行っています。

これまで訪中団の派遣と中国からの訪日団の受け入れを交互に行い、昨年7月には、小学生10名の皆さんを中国に派遣いたしましたが、中国復旦大学を通じて日程調整を図り、今年度は6月27日から30日までの間、坂城町で受け入れる準備を進めております。

また、高校生タイ国研修事業につきましては、平成30年度事業報告会を517() 役場講堂で開催いたしました。

海外で活躍する町内企業の視察や、現地学生との交流、歴史・文化などの異文化体験を通じて、国際感覚を養うとともに、坂城町、更には日本を再認識し、将来展望を考える機会とする研修で、321日から25日の日程で実施いたしました。

報告会では、研修に参加した高校生8名から、町内企業3社の現地工場や在タイ日本国大使館を視察した様子などが報告され、「坂城町の企業の技術や品質の高さを実感した。」あるいは「日本とタイの文化の違いや両国それぞれのよさを発見できた。」などの感想発表がありました。

高校生の皆さんの大変素晴らしい、前向きな報告を聞き、嬉しく、また、頼もしく感じたところであり、今年度につきましても、事業実施の予算を計上いたしたところでございます。

 中学生の海外派遣事業につきましては、小学生の中国上海市との教育交流事業、高校生のタイ国研修事業につづき、今年度からの事業実施に向け、事前調査等の準備を進めてまいりました。

 世界有数の企業が集積する都市を訪問することで、志をもって世界に羽ばたく人材を育てたいという思いのもと、3月の春休み期間中を利用して、中学2年生を対象に、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部に位置する通称シリコンバレーを訪問する計画で、事業に要する経費を予算計上いたしました。    

ホームステイ及び現地学校への訪問・交流そして現地を代表する企業訪問等を予定しており、今後、参加者の募集、必要な事前学習・研修を経て、事業実施に向け取り組んでまいりたいと考えております。

さて、昭和48年に建設され、平成223月まで町内小中学校の給食を提供してきた「旧給食センター」施設につきまして、これまで施設の利活用について検討をしてまいりましたが、施設の老朽化から、公共施設総合管理計画の方針に基づき解体し、駐車場用地として活用することといたしまして、解体経費の予算計上をいたしております。

3つ目のテーマは「笑顔の町」であります。

 子どもたちや高齢者、あるいはハンディのある方にとっても優しいまちづくりを進めてまいります。

10年間を計画期間として障がい者施策の基本理念や体系を定めた「障害者計画」が令和2年度に満了となります。また、3年間を計画期間として法定サービスの見込量などを定めた「障害福祉計画」と「障害児福祉計画」についても、同じく令和2年度にて満了となることから、あわせて新たな計画の策定に取り組んでまいります。本年度は、各計画に障がいのある方のご意見などを計画に反映させるため、アンケート調査を実施することとし、関連経費について本補正予算に計上いたしました。

今年度から、安心して出産を迎えられるよう 出産後の産婦健診への助成を始めました。また、出産後の育児や心身の状態に不安のある方を きめ細やかにサポートする産後ケア事業についても、2医療機関にて宿泊利用できる体制を整えるとともに、自宅訪問によるケアを行う助産師を確保し、実施体制を整備したところでございます。

また、風しん対策につきましては、これまで定期接種を受ける機会がなかった一定の年齢に該当する男性に対し、今後3年間で抗体検査と陰性の方への定期予防接種を行うこととし、順次事務を進めているところでございます

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招集あいさつ(3)へ

坂城町長 山村ひろし

令和元年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日(6月12日)、令和元年第2回坂城町議会定例会が招集されました。

以下、招集あいさつを掲載させていただきます。

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令和元年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ

所信表明 令和元年 612

 本日ここに、令和元年 第2回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。

改めて、このたびの統一地方選挙で当選されました議員の皆様に、心からお祝い申し上げると共に、先の臨時会におきまして、西沢悦子議長さん、小宮山定彦副議長さんを始め、監査委員、各常任委員会の委員長等「新しい議会の体制」が整いました。議員皆様方の益々のご活躍をご祈念申し上げます。

 私も町長選挙に立候補し、町民の皆様の温かいご支援をいただき、三期目の町政を担当させていただくことになりました。

また、先般は、議会の賛同をいただいて、副町長、そして、教育長を選任して、執行部側の体制も整いました。私が公約として掲げた「活力あふれた、輝く元気な まちづくり」の実現に向け、「たゆまぬ挑戦」を進めてまいります。

 議員各位におかれましても、町政発展のため、御協力いただきますようお願い申し上げます。

 さて、選挙後初めての議会定例会でございます。これからの4年間の位置づけ、そして私の公約である「活力あふれた、輝く元気な まちづくり」につきまして、4月からの事業の進捗状況並びに今議会に補正予算として上程した内容も含め、「所信表明」とさせていただきます。

まず、今後の4年間でございますが国道18号バイパスや県道坂城インター先線の整備が進み、町の土地利用や公共施設管理の在り方も含め、「将来の坂城町の姿」を描く大切な時期になるものと考えております。

現在の坂城町第5次長期総合計画が令和2年度(2020年度)にて満了となりますので、令和3年度以降10か年のまちづくり施策を示す次期の総合計画の策定を今年度から進めてまいります。

 次期計画の目標年次は、令和12年 2030年であり、これは国連が採択した「持続可能な開発目標」SDGs(Sustainable Development Goals)と同時期となります。SDGsは持続可能な世界を実現するための環境や福祉など17の国際目標であり、町の取組みとの関連も多いことから、計画の策定にあたってはこうした動きも踏まえる中で、今後の町の将来像を見据えながら、議員の皆さまを始め、有識者の皆さま、そして町民の皆さまとともに新たな計画策定に取り組んでまいります。

また、町のの公共施設につきましては、全国の多くの自治体同様、昭和40年代から50年代における多様な行政需要や住民ニーズの高まりに対応し、集中的に整備されたため、近い将来一斉に改修・更新の時期を迎え、多額の費用が必要になると見込まれます。

こうした状況を踏まえ平成293月に策定した「坂城町公共施設等総合管理計画」の実現のため、将来のまちづくりに向けて、公共施設の最適な配置の全体構想となる「グランドデザイン」を描き、財政負担の平準化等も考慮する中で「個別施設計画」を策定してまいります。

次に「活力あふれた、輝く元気な まちづくり」について、述べさせていただきます。この「町づくり」は、4つの大きな柱からの組立てとし、1つ目は産業の活性化による「活力あふれた元気な町」、2つ目として人創り・教育の推進を通じた「人の輝く町」、3つ目は誰もが安心して快適に暮らすことができる「笑顔の町」、そして4つ目の芸術・文化の香り溢れる「誇れる町」であります。

まず、1つ目の「活力あふれた元気な町」についてでありますが、町内産業の活性化を図り、暮らしを守る取組みを進めてまいります。

特に、工業の町としてテクノセンターを中心とした企業支援を一層強化してまいります。永年、長野県工業技術センターにて活躍いただいた工藤氏を テクノセンター長としてお迎えいたしましたので、新たな体制で当センターの「人材育成」、「情報の収集提供」、「技術の高度化支援」事業などを推進し、中小企業の振興とモノづくり支援の一翼を担っていただけるものと期待しているところでございます。

また、企業の皆様にご活用いただいている試験機器の校正点検や温度変化による測定誤差がないように、検査室の空調設備を整備する補助事業の予算を計上いたしました。

次に、工業用地確保に向けた、新工業団地の造成事業につきましては、テクノさかき工業団地の西側部分を約4ha拡張の予定で、農地法に基づく農業振興地域からの除外手続が必要となりますので、長野県に「産業の導入に関する実施計画書」を提出し協議を進めております。

また、新工業団地には、メインとなる道路の整備が必要となりますが、この道路は将来的には、現在整備中の、坂城インター線先線を繋なぐ基幹道路ともなります。この道路整備が、工業団地の造成に先行してできるよう、概略設計を行い、県、公安委員会などと協議を進める予定です。

 さて、世界の経済情勢でありますが、日本総研などによりますと、アメリカの景気は、雇用・所得環境は引き続き良好ですが、貿易摩擦で対中輸出が減少しており、今後の通商協議により 緩和に向かうのか さらに下振れするのかリスクを抱えており、また、ヨーロッパにおいては、個人消費が底堅く推移するものの、輸出の停滞や海外景気の減速などから景況は不確実性が高まっています。

また、中国においては、1月~3月期に実質GDP成長率の低下に歯止めがかかり、アメリカからの関税率引上げに対しては、政府が相次いで内需刺激策を打ち出したところで、その効果により景気失速が回避されるか引き続き注視していく必要があると考えております。

次に国内の状況でありますが、内閣府による5月の「月例経済報告」では、「景気は、輸出や生産の弱さが続いているものの、緩やかに回復している。」とし、先行きについては、「当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。」とする一方、「通商問題の動向が世界経済に与える影響に一層注意するとともに、中国経済の先行き、海外経済の動向の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」としております。

また、長野県内の状況につきましては、日銀松本支店が5月に発表した「金融経済動向」によりますと、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費の観測から、「長野県経済は、生産の一部に弱めの動きがみられるものの緩やかに拡大している。」としております。

当町におきましては、4月に実施いたしました町内の主な製造業20社の経営状況調査の結果では、生産量は、3ヶ月前の比較でプラスとした企業が9社から6社に減少し、また、売り上げについても同様の推移で、当町においても一部弱めの景況感が伺えるところです。

一方、雇用については、1月~3月の実績が、総計でプラス44人と、前回調査のマイナス3人から増加し、来年4月の雇用予定は、数社を除き増員又は減員分の補充を予定しており、全体では63人の増員予定で、引き続き堅調な雇用情勢が続いていると思われます。

世界経済の先行きが不透明で懸念されますが、いずれにいたしましても、当町の企業や経済が安定的に成長していくことを願うところでございます。

さて、 6月2日(日)に、町内外の新鋭ワイナリーと飲食店の出店による当町では初めての催しとなる「坂城駅前葡萄酒祭」が開催されました。2,000人を超える大勢の皆さんが来場し、ワインや会場内での生演奏を楽しみ、169系車両でのワインセミナーも開催されるなど大変な賑わいとなりました。

また、当日は、ばら祭り会場を無料シャトルバスで結び、バラとワイン双方のイベントを楽しんでいただく回遊性を持たせたことで、一層の盛り上がりが図られたと考えているところであります。

坂城産ワインをはじめとしたワインによる地域振興には大きな期待と可能性を感じているところでございますので、ワインを町の新しい文化として浸透させていくとともに、更なるワインぶどうの産地化を推進してまいりたいと考えております。

農業振興につきましては、新たな地域農業の担い手を確保するため、6月8日に行われた「長野地域 就農相談会」in東京八重洲に参加し、首都圏からの就農確保に努めました。あわせて、中核的な農業者を育成するため、「認定農業者」や「認定新規就農者」の資格取得を働きかけ、5月に1件の認定を行い、今後も数件の申請が予定されており、引き続き農業の担い手育成に努めて参ります。

また、荒廃農地の解消とワインぶどうの産地化を図る「ワインぶどう産地化補助事業」を活用して、今年度、33アールにワイン用ぶどうの苗木が植えられております。

 この他、町内においてワイン用ぶどうの供給を目指している「サントリーワインインターナショナル株式会社」が独自に、先月、54アールのワイン用ぶどうの苗木を定植されたとお聞きしております。

 これらは全て、荒廃農地などを再生した圃場となっており、今後も、引き続きワイン用ぶどうを定植する農家等の支援を行ってまいりたいと考えております。

続きまして、信州さかきふるさと寄附金につきましては、坂城町からの返礼品としてぶどうやりんごなどの特産品を寄附者の皆さまに提供させていただき、ご好評をいただいているところであります。

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招集あいさつ(2)へ

坂城町長 山村ひろし

マレットゴルフ長野県連盟ペア坂城大会

本日(6月12日)、長野県マレットゴルフ連盟(中島睦会長)の主催による、第9回長野県マレットゴルフ連盟ペア大会が坂城町鼠橋運動公園マレットゴルフ上で開催されました。 (坂城での開催は6回目)

長野県各地から、340名以上の方が参加しました。 すごいですね。

梅雨入りしましたが、素晴らしい天候の下開会できました。

私は開会のごあいさつと打球式をさせていただきましたが、このマレットゴルフ場で県大会を開催していただくのは光栄なことだと思っております。

坂城チームは地の利を生かしていつも上位入賞を果たしています。

今年はどうなりますか。

▲中島会長

▲選手宣誓は昨年準優勝の、長谷川ペア(坂城町)

坂城町長 山村ひろし

子ども能楽教室

本日(6月10日)、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師であり、坂城町特命大使の松木千俊先生と坂城松謳会の皆さんによる能楽教室が町内3小学校で行われました。

この教室は、室町時代から続く日本の古典芸術である能楽を子どもたちに知ってもらいたいという思いで平成24年から毎年開かれています。 松木先生には心から感謝です。

児童たちは、実際に舞台で使用されている能の面(おもて)をかけたり、「猩々(しょうじょう)」という曲目の謡(うたい)を練習したりして能の世界を体験しました。また、子ども能楽教室に通う児童の仕舞や松木先生の仕舞も間近で鑑賞しました。

 また、突然のことでしたが、私に、「羽衣」 の装束をつけさせていただきその様子を子どもたちに披露しました。

 これも滅多にない経験をさせていただきました。

子ども能楽教室01

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坂城町長 山村ひろし