新技術・新産業創出セミナー

 昨日(1月28日)、坂城テクノセンターで信州大学工学部橋本佳男教授の講演と信州大学の研究設備利用・技術支援についての説明会がありました。(主催:(公財)さかきテクノセンター)

 カーボンナノチューブ(CNT)を中心とするナノカーボンは、様々な機能を持つことから、あらゆる分野で大きな注目を浴びています。 特にナノカーボンに異種原子を組み合わせることによりその性質が大きく変わり、応用範囲の広い新素材が開発されています。

 橋本先生は信州大学カーボン科学研究所副所長で先端的な技術開発に携わっておられます。 講演のテーマは、「次世代産業を拓くナノカーボン  -産業化と将来展望-」です。

 講演会の様子は坂城町ホームページをご覧ください。

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1月28日(火)新技術・新産業創出セミナー

新技術・新産業セミナー01

▲橋本佳男先生

  1月28日(火)、坂城テクノセンターで、新技術・新産業創出セミナーが開催されました。

  講師には、信州大学工学部教授でカーボン科学研究所副所長の橋本佳男先生をお迎えし、「次世代産業を拓くナノカーボン  -産業化と将来展望-」を演題にご講演をいただきました。

  ナノカーボンとは、直径がナノメートル単位の炭素体で、電気・熱の伝導性や機械的強度などに優れた特性を持ち、ナノテクノロジーの中心的な素材として注目されていいます。橋本先生は、ナノカーボンの多彩な特徴を応用すれば、広範な産業分野で活用できると話され、会場に集まった企業の皆さんは興味深く聴いておられました。

新技術・新産業セミナー02 

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 坂城町長 山村ひろし

こども科学実験教室

大変楽しい科学教室でした。

昨日(12月22日)、午前、午後、3回に分け、さかきテクノセンターで、「米村でんじろう  サイエンスプロダクション」による、「こども科学実験教室」が大勢の子どもたちと保護者の皆さんで盛況のうち開催されました。(本日の講師はチャーリー西村先生)

私が参加したのは午後3時開始のクラスでした。

夕暮れも近いのでまず「ソーラー・カー」作りからスタートし、何とか日の当たる状態の中でソーラーカーを走らせることができました。

日暮れが迫る中、何とか走行成功

ソーラーカー完成品

そのほかにも楽しい授業が盛りだくさんでした。

最近の、理科離れ、数学離れが少しでも解消されれば素晴らしいですね。

以下、坂城町ホームページから授業の様子をご覧ください。

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12月22日(日)こども科学実験教室開催!

こども科学実験教室01

  12月22日(日)、坂城テクノセンターで「こども科学実験教室」が開催され、小学生を中心に、たくさんの子どもたちとその保護者の皆さんが参加されました。

  講師には、テレビでおなじみの米村でんじろう先生の愛弟子であるチャーリー西村先生をお招きし、「自然エネルギー」をテーマに、様々な科学実験やソーラーカーの組み立てを子どもたちに楽しく、分かりやすく教えてくださいました。

  子どもたちは、身近な道具を使っての発電実験で白熱電球やLED電球を点灯させたり、静電気の性質を利用して、まるでマジックのように物が浮くのを見たり、微量の電気を感じるなど、いろんな体験をすることができ、どの実験にも目を輝かせて取り組んでいました。

▼チャーリー西村先生

こども科学実験教室02-04

  また、今日はとても天気がよかったので、組み立てたソーラーカーを駐車場で実際に走らせてみました。すると、ソーラーカーは太陽光をいっぱいに浴びて勢いよく走りだし、それを見た子どもたちは大はしゃぎ。自然エネルギーの力の大きさを感じた一日となりました。

▼ソーラーカーの組み立て

こども科学実験教室05-07 

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坂城町長 山村ひろし

長野県商工労働部長 太田 寛さんの講演

昨日(12月5日)、坂城テクノセンターで長野県商工労働部長  太田 寛(ゆたか)さんの講演会が開催されました。

テーマは「長野県産業の未来と坂城町」で、誠に時宜にかなった内容の濃い素晴らしい講演でした。

太田部長は米国駐在、地方事務所長、などの幅広いご経験をお持ちで何事にも深い関心と興味をお持ちになることのできる素晴らしい人物です。

数か月前に坂城テクノセンター桑原センター長を通して本講演のお願いしておりましたが、県議会中のお忙しい中で新鮮なお話を聴くことができ感激です。

以下、坂城町のホームページをご覧ください。

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12月5日(木)第3回坂城経営フォーラム

H25第3回坂城経営フォーラム

▲長野県商工労働部長  太田  寛さん

  12月5日(木)、坂城テクノセンターで、さかきテクノセンター役員、ニューリーダー研究会会員、坂城町経営革新塾会員、能力開発学院役員などを対象とした平成25年度第3回坂城経営フォーラムが開催されました。

  講師には、長野県商工労働部長の太田 寛さんをお迎えし、「長野県産業の未来と坂城町」を演題にご講演をいただきました。

  講演では、「人口減少と高齢化」が産業界の働き手の減少につながると指摘され、ハローワークと協働して、育児休暇中の女性に仕事をあっせんするなどの県の今後の取組みを紹介され、町内経営者たちには、県内の大学にいる留学生へのアプローチを推奨されました。また、温暖化の影響で、長野県の気候風土がワインぶどうの栽培に適してきているとのことで、この度坂城町がワイン特区となったことは、県が進める千曲川ワインバレー構想においても大きな前進となったと話されました。太田さんによると、長野県の産業は、アベノミクスの影響で上向きになってきており、今は新たなチャレンジをする良い機会だそうです。講演の最後には、「優れた製造業が集積した坂城町のさらなる成長は長野県の産業の成長にもつながります」と、坂城町の企業へ大きな期待を寄せられました。

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坂城町長 山村ひろし

坂城町老人クラブ連合会講演会(三遊亭夢太郎さん)

本日(12月3日)、午前9時45分から、坂城町文化センターで坂城町老人クラブ連合会(会長:三井袈裟喜さん)の講演会がありました。

ただし、今回の講演会は 「高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」 というテーマで、健康づくりは笑いからという観点から、落語家の三遊亭夢太郎さんにお出でいただきお話と落語を披露していただきました。

熱演の 三遊亭夢太郎 師匠

題目は 「時そば」 と左甚五郎ゆかりの 「竹の水仙」 の2題で約1時間半の独演会となりました。

文化センター満員の坂城町老人クラブの皆さんは大いに笑い、楽しんでいただき大満足の様子でした。

坂城町長 山村ひろし

女と男ふれあいさかき2013

昨日(11月30日)、独立行政法人国立女性教育会館理事長の内海房子さんをお招きして、「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2013」が開催されました。

内海さんは長くNECで活躍された後に2年前から独立行政法人国立女性教育会館の理事長に就任され颯爽と行動をされています。

私がFUJITSUユニバーシティーを担当していたころ、内海さんがNECラーニングの社長をされておられた関係から長いお付き合いをいただいております。

以下、坂城町のホームページをご覧ください。

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11月30日(土)女と男ふれあいさかき2013

女と男ふれあいさかき2013

  11月30日(土)、坂城テクノセンターで、「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2013」が開催されました。

  このイベントは、坂城町女性団体連絡会と坂城男女共同みんなの会が実行委員となり、男女共同参画社会(※)の実現のための啓発、推進を目的に毎年開催されており、今年は働く女性にスポットをあて、第1部で基調講演、第2部でパネルディスカッションが行われました。

(※)女性と男性が、互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、性別にとらわれることなく、男女が対等な社会の一員として、個性に応じた様々な生き方や働き方ができ、誰もが生き生きと暮らせる社会。

  第1部では、独立行政法人国立女性教育会館理事長の内海房子さんを講師にお招きし、「女性の働きやすい環境づくりに向けた取組」を演題にご講演をいただきました。
  内海さんはNECに勤められたご経歴があり、就職した1970年代は女性の働く環境が整っていなかったそうですが、1986年の男女雇用機会均等法の施行から徐々に良くなってきたとのことです。しかし、現代の日本で男女共同参画社会がどれほど進んでいるかを世界の国々と比べるとまだまだ劣っていて、特に経済や政治の分野で働く女性の比率が低いそうです。その理由として、家庭での夫の家事・育児の時間が海外に比べ短いことや「夫は外で仕事、妻は家庭を守る」と考える日本人が多いことなどが挙げられるとおっしゃっておられました。内海さんは、男女共同参画社会の実現を目指すために、「家庭や地域への男性参加と政策決定の場への女性進出」「ワークライフバランスの推進」「企業等の中間管理職の理解」「女性たちが自分の力に自信を持って、未知の世界に挑戦すること」が重要だと話され、会場いっぱいに集まった聴講者の皆さんは真剣な眼差しで内海さんのお話に耳を傾けていらっしゃいました。

▼国立女性教育会館理事長  内海房子さん

女と男ふれあいさかき201301

  第2部のパネルディスカッションでは、内海さんと坂城町で活躍する女性経営者がパネリストとなり、山村町長がコーディネーターを務めました。

パネリスト

  • 内海房子さん  国立女性教育会館 理事長
  • 佐藤洋子さん  力石化工株式会社代表取締役社長
  • 西澤孝枝さん  株式会社西澤電機計器製作所 代表取締役社長
  • 西澤てるさん  味ロッジ株式会社 代表取締役社長

  パネリストの皆さんは、山村町長の進行のもと、内海さんの講演の感想や、自社の女性社員の労働環境、ご自身の経験などを述べられ、皆さんが「女性が働くためには、家族や周囲の人々、社会の協力が必要だ」とおっしゃっておられました。

▼パネルディスカッション

女と男ふれあいさかき201302

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「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2013」実行委員の皆さまと

坂城町長 山村ひろし

北沢秋さんの講演会

本日(11月24日)、ベストセラー作家の北沢秋さんの講演会が坂城町文化センターで開催されました。

北沢秋さんとのいきさつは以下のサイトの通りですが、実際に講演会が実現することになり感無量です。

/home/yamamura/?itemid=29516

以下、坂城町ホームページもあわせてお読みください。

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11月24日(日)ベストセラー『合戦屋シリーズ』の著者 北沢秋先生の講演会

北沢秋

▲北沢秋先生

  11月24日(日)、文化センターで、さかきふれあい大学教養講座が開かれ、ベストセラー戦国小説『合戦屋シリーズ』の著者である北沢秋先生に、「『奔る合戦屋』と村上義清」を演題にご講演をいただきました。

  『合戦屋シリーズ』は、『哄う合戦屋』『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』の三部作で、天文2年(1533年)から19年(1550年)までの有力な戦国武将が台頭してくる時代、甲斐の武田家と信濃の村上家の争いが熾烈になるなか、村上義清に仕えた孤高の合戦屋石堂一徹を描いた物語です。

  北沢先生は、架空の人物である石堂一徹の主に村上義清を選んだ理由や、義清の人物像のほか、実在した人物と架空の人物を史実を曲げずに共存させることの難しさ、様々な歴史資料から何が真実かを見極めることの大変さをお話いただきました。また、ご自身が作家になるまでの経緯や、出版に至るまでの裏話なども明かしてくださいました。

  故郷の英雄村上義清を描いた先生の講演とあって、会場には大変多くの聴講者の皆さんが集まりました。

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坂城町長 山村ひろし

富士通陸上競技部と塚原直貴選手

私は現在、タイ出張中ですが、一昨日(11月7日)、北京オリンピック陸上男子4×100mリレーで日本の歴史上初めてのメダリスト(銅メダル)の塚原直貴選手をお招きして坂城町文化センターで講演会と模範実演をしていただきました。

今から20年前、私が富士通で人事を担当していたころ、しばらくの間、陸上競技部も担当しておりました。

当時は、短距離では、伊東浩司選手、長距離では藤田淳史選手、競歩の今村文男選手などが育っておりました。

その後の代表的な選手といったらやはり、北京オリンピックで銅メダルを取った、高原慎士選手と塚原直貴選手です。

そんなご縁があり、今回、坂城の子供たちのためにお出でいただきました。

坂城町ではスポーツ少年団の子供たちが頑張っています。

日本のトップクラスの子供たちが多数います。

是非、この中から2020年の東京オリンピックに出場する選手が出てくるのではないかと期待しています。

以下、坂城町広報ニュースから

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11月7日(木)塚原直貴さんの陸上教室開催

塚原直貴さん01

  11月7日(木)、文化センターで、長野県出身の北京オリンピック陸上男子4×100mリレー銅メダリスト塚原直貴さん(富士通陸上競技部所属)の陸上教室が開催され、塚原さんの陸上を始めてから現在に至るまでのお話の後、参加者へ実際に実技指導をしていただきました。

  塚原さんは、北京オリンピックで銅メダルを獲った際のエピソードや、小学生で陸上を始めて中学・高校・大学と陸上部に所属し、その間の厳しい練習や大会の結果で悔しかったことなどをお話いただき、会場に集まった子どもたちに「夢を大きく持って個性を出すこと。努力して積極的に『出る杭』になってほしい」とメッセージを送られました。
  また、会場をグラウンドに移すと、子どもたちと触れ合いながら練習を指導してくださり、「速く走るためのリズム感の大切さ」やそのトレーニング方法などを伝えられ、最後には全員参加のリレーを行いました。
  この陸上教室の参加者から、将来2020年の東京オリンピックに出場する選手が出ることを期待します。

塚原直貴さん02-03 

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坂城町長 山村ひろし

坂城町PTA連合会研究集会

先日(11月2日)、坂城町の小学校、中学校のPTAの皆さんの研究集会が開催されました。

坂城町の素晴らしいところは、町民運動会にしろ、文化祭にしろ、防災訓練にしろ坂城町の方々全員が参加され心を一つにして開催されることです。

この 「坂城町PTA連合会研究集会」 も坂城町の小学校、中学校全部の先生方、PTAの皆さんが一堂に会して子どもの育成について研究討議されることです。

今回のテーマは 「子育て、家庭が原点~今、子どもの声に耳をかたむけていますか~」 です。

全体講演会の後に4つの分散会に分かれ各々のテーマごとに熱心に議論をされていました。

挨拶する山村

また、全体講演会では 「 ”観て想う”こと 『緑響く』 『行く秋』・・・ 確かな学力、豊かな学び  」 というテーマで長野県信濃美術館 東山魁夷館館長 橋本光明先生から非常に分かりやすく、子供の育成に関する重要な視点についてお話ししていただきました。

講演される橋本光明先生

橋本先生の話しぶりは正に 「軽妙洒脱」 で聴衆を飽きさせないものでした。

また、子どもの育成に関しては、(1)自発的意図的に行動のできる向社会的行動の必要性、(2)自尊感情を高めさせること、(3)自律的行動、態度を持たせること、などを東山魁夷の絵などを紹介しながら解説していただきました。

今回の研究集会は村上小学校が当番校だということで神尾先生ほか村上小学校の先生方、PTAの皆さんの大変なご努力をいただきました。

坂城町長 山村ひろし

川村真二さん 2年越しの講演会

昨日(8月29日)、坂城テクノセンターで川村真二さんの講演会が開催されました。

実は昨年ほぼ同じ時期に開催をする予定でしたが、都合により中止になり今回2年越しの開催となりました。

川村先生とは約30年くらいお付き合いをいただいておりますが、リーダーシップ、マネジメントなど教育面で大変お世話になりました。

また、川村先生は歴史、特に戦国武将の研究も奥深くされておられ恩田木工、真田信之、福沢諭吉などの小説も書かれています。

今回の講演会では「戦国武将に見るリーダーの条件」というテーマで分かりやすくお話をしていただきました。

挨拶と講師の紹介をする山村

以下、講演会の内容について坂城町のホームページから

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8月29日(木)坂城経営フォーラム 川村真二氏

川村真二さん01

▲川村真二さん

8月29日(木)、坂城テクノセンターで、さかきテクノセンター役員、ニューリーダー研究会会員、坂城町経営革新塾会員、能力開発学院役員などを対象とした平成25年度第2回坂城経営フォーラムが開催されました。

講師には、リーダー・ビジネス研究所代表で、経営教育コンサルタント、作家など様々な分野でご活躍されている川村真二さんをお迎えし、「戦国武将にみるリーダーの条件」を演題にご講演をいただきました。

川村さんによると、約150年続いた戦国時代は、まさに「命がけの時代」で、数々の素晴らしい武将が生まれた時代でもあったそうです。特に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は稀代の名将で、彼らがリーダーとして優れていたものを、現代のリーダーも備えることができれば、「優秀なリーダー」になれると話されました。それは、強い責任感、はっきりした思想(ビジョン)、巧みな戦略、マネジメント力(リーダーシップ力)、よい人材の獲得(育成)などだそうです。
また、「今日は何が上手くいったのか、それはなぜ上手くいったのか」「今日は何が上手くいかなかったのか、それはなぜ上手くいかなかったのか」と常に反省することも大事だそうです。川村さんは、『「あなたがいたおかげで、今日の私がある」とまわりの人間から思われるようなリーダーになりましょう』とおっしゃり講演を締めくくられました。

川村真二さん02 

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坂城町長 山村ひろし

平櫛田中展と橋本堅太郎先生

現在、坂城町鉄の展示館では、「人間国宝宮入行平生誕100年記念 行平人生の師 近代日本の彫刻の巨匠 平櫛田中展」を開催しています。(6月16日まで)

同展示会の記念講演会として、昨日(6月8日)、日本の彫刻界最高峰の木彫家であられる橋本堅太郎先生をお招きして講演会を開催いたしました。

私が以前、杉並師範館の塾長をしていた際に長きにわたり若い塾生に木彫の話、芸術の話、とりわけ芸大時代に薫陶を受けられた平櫛田中さんのお話をしていただきました。

あまりにも素晴らしいお話でしたので、今回、鉄の展示館で平櫛田中展を開催するに際して是非ともお話をしていただきたいことと、橋本先生の作品を御貸しいただけるよう昨年からお願いをしておりました。

今回、ようやく、橋本先生を坂城にお招きすることができ誠に感無量であります。

挨拶する山村、右奥に橋本堅太郎先生

今回お借りした木彫「希」

以下、坂城町ホームページより

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6月8日(土)橋本堅太郎先生講演会

橋本堅太郎講演会01

▲橋本堅太郎先生

  6月8日(土)、鉄の展示館で現在開催中の「平櫛田中展」を記念して、平櫛氏の教え子で、現代の日本彫刻界最高峰の彫刻家である橋本堅太郎先生の講演会が中心市街地コミュニティセンターで開催されました。

  橋本先生は、東京芸術大学在学中に平櫛氏に師事しておられ、卒業後は日展(日本美術展覧会)を中心に活動しながら、東京学芸大学の教授を務め後進の育成に尽力される一方、平成8年に日本芸術院賞を受賞し、同年日本芸術院会員となられました。その後、平成12年に日展理事長に就任し(現在は日展顧問)、平成23年に文化功労者となられるなど、文字通り日本の芸術文化活動の先端で活躍されています。

  また、橋本先生の技法は、正統的な木彫り技法で、仏像や宗教的雰囲気の人物像、若い女性群像などの優れた作品を多く制作されています。

  講演会では、「平櫛田中との芸大時代の思い出」と題し、東京芸術大学時代の橋本先生と平櫛氏との思い出を語っていただきました。橋本先生は、平櫛氏から様々な課題を与えられたこと、平櫛氏が橋本先生の作品を気に入って買ってくれたことなど、平櫛氏と深く付き合ってこられた橋本先生ならではのエピソードをユーモアを交えて話され、聴講に集まった皆さんを楽しませていらっしゃいました。

橋本堅太郎講演会02

  また、平櫛田中展は6月16日(日)まで開催しています。日本が世界に誇る近代彫刻界の巨匠で、宮入刀匠が生涯の師と仰いだ「平櫛田中」が、魂を吹きこみ創りあげた至高の作品(木彫、彩色木彫、ブロンズ、墨跡など)に出会える、又とない貴重な展覧内容となっています。

  開催期間も残りわずかとなりました。この機会を逃さず、ぜひご覧になってください。

▼平櫛田中展

橋本堅太郎講演会

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坂城町長 山村ひろし