格致学校「夏の学校」

坂城町の「県宝」として、明治11年(1878年)に設立された格致学校があります。

建物の造りは「擬洋風校舎」と言われているもので明治期の洋風を真似た建物の特徴を持っています。

この格致学校を使い、今年も 「夏の学校」 が開催されました。

格致学校

格致学校

本日(8月9日)は、鉄の展示館 宮下修 学芸員から、「坂城町の北国街道」、元教育長の大橋幸文さんから 「川西の街道・別所街道(別所道)」についてのお話をいただきました。

宮下学芸員からは、北国街道の話と北国街道開通以前の街道(現在の産業道路あたり)についてお話いただきました。 新たな街道開発により、居住区域が移りあらたな街が形成されるなど、坂城町(川東側)の変遷について大変興味あるお話をお聞きしました。

元教育長の大橋幸文さんからは、主に川西側の別所街道についてお話をいただきました。

かつての別所街道は別所から室賀を越えて上平、力石、八幡、稲荷山で北国西街道(善光寺街道)につながる一大交通ルートであったそうです。

この街道は鼠宿の口留番所を通らなくて済む 「間道」 としても盛んに利用されたとのことです。

私の住む上平(出浦)あたりはまさに交通の要所(昭和初期の時代でも上平銀座と言われていたらしい)だったそうです。

本日の「夏の学校」では、最近、坂城に赴任された小中学校の先生方も熱心に受講され、坂城の歴史文化に親しんでいただきました。(先生方は午後、実際に坂城町の各地を見て回っていただいたそうです)

坂城町長 山村ひろし