坂城町昭和橋を検証する(更埴郷土を知る会)

昨日(1月11日)、「更埴郷土を知る会」の会員で郷土史研究家の牧忠男さんと鹿島武雄さんが坂城町役場へお出でになり、牧忠男さんがまとめられた論文「坂城町昭和橋を検証する」が書かれた、「更埴郷土を知る会」編集の「ちょうま」第33号をお持ちいただきました。

この号では牧さんが長年研究されておられた明治以降、第二次世界大戦以前の橋に関する研究が纏められ、その中で特に坂城町の昭和橋について細かく記述されています。

坂城町の昭和橋(昭和12年に3連鉄筋コンクリート部分が完成)は中島武氏が設計した、「鉄筋コンクリートローゼ桁」という当時非常に斬新なアイデアで作られています。

昭和橋は平成14年に、(社)土木学会から「土木学会選奨土木遺産」に選定されている貴重な橋ですが、橋の設計に関わる基本的な数値、コンクリートの打込(コンクリートの配合等)など不明な点が多く、牧さんが長年調査を続けてこられましたが、このたび、ようやく論文として発表されたものです。

また、あわせて牧さんがお書きになった、坂城町の自在山をバックにした昭和橋の素晴らしい水墨画も持参いただきました。

左から:鹿島武雄さん、山村、牧忠男さん

牧さんの論文の始めのページ

なお、本誌についてのお問い合わせは「更埴郷土を知る会」

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坂城町長 山村ひろし