坂城国際産業研究推進協議会のタイ視察も終了し、10日早朝に帰国しました。
かつて、「微笑みの国」といわれたタイが、昨今の中国問題などもあり(いわゆるチャイナ+ワン)中国に続く生産拠点として注目を浴びています。
坂城町ではここ数年の間に、(株)都筑製作所、(株)桜井製作所、日精樹脂工業(株)、宮後工業(株)が続々と工場を立ち上げています。
また、10数年前から、(有)水野製作所、(株)カヤマなどが工場を操業されています。
約4%の安定的な経済成長、失業率0.8%、在留邦人5万人を抱えるタイの経済状況を視察するために坂城国際産業研究推進協議会(会長:竹内明雄さん)として、坂城町内の製造業、銀行の方々とともにジェトロの手助けもいただきながら訪問しました。
とにかく、そのエネルギーのすごさを感じました。
また、日常的な交通渋滞、政治的リスク、いたるところにあるスラム街、など将来に向けた大きな課題は山積ですが、国民一人あたりのGDPは5,000ドルのレベルに達しております。 (10,000ドルに達すると先進国レベルといわれています。)
今後の経済拡大に期待するところです。
(初日の様子は以下のサイトで)
2日目(11月7日)、はジェトロバンコク支店を訪問し林崇郎ディレクター、福田コーディネーターからタイのビジネス環境全般についてレクチャーを受けました。
左から:林崇郎ディレクター、福田淳コーディネーター
続いてタイ投資委員会(BOI)を訪問し、Dr.アヌートさんからBOIの活動、タイでへの投資についての具体的な説明をいただきました。
右:タイ BOI 常務理事アヌート博士(九州大学に留学されたとのことです)
午後は宮後工業株式会社タイ工場を訪問
宮後工業さんのものすごい活気を感じました。
11月8日は午前中、日精樹脂工業株式会社タイ工場を見学
日精さんはタイ工場を海外輸出の拠点にされるようです。(タイ工場の生産を米国、アセアン、タイ国内にそれぞれ3分の1づつ出荷されるとのことです。)
日精さんの工場内にある、スピリットハウス 「サァーン・プラ・ポォーム」 日本で言えばバラモン教の氏神様
午後訪れた 「大田テクノパーク(OPT)」で
この施設はタイのアマタ・コーポレーションが東京大田区と共同で開発した中小企業向けの製造拠点サポートセンターです。
あらゆるところに「屋台」 高速道路下の交差点にも
また、セブン・イレブンさんも数十メートルごとにありました。
坂城町として、今後とも種々の交流促進を行って行きたいと考えております。
坂城町長 山村ひろし