坂城町水資源保全・活用講演会

 昨日(3月23日)、坂城町役場講堂において、信州大学特任教授で日本における水資源(特に地下水)の権威者であられる藤縄克之先生をお招きして、「坂城町水資源保全・活用講演会」を開催しました。

 坂城町の地下水等の水資源については、千曲川の伏流水を中心に、周囲を取り巻く山々に降った雨が涵養され、地下に浸透後循環し、家庭生活と農業・工業などの基幹産業において活用されている大変貴重な資源であります。

 しかしながら、今まで、生活環境保全条例の中で地下水の保全について位置づけはされていましたが、保全地区の指定がされていないことから、具体的に地下水採取の制限などの運用がなされていませんでした。

 一方、平成26年8月、水循環基本法が施行となり、町は流域における水の貯留・涵養機能の維持及び向上を図るため、雨水浸透能力又は水源涵養能力を有する森林、河川、農地、都市施設等の整備ならびにそのほかの必要な施策を講ずることとなりました。

 今回はその第一歩として、藤縄先生から、現在、日本で取り組まれている種々の実例や今後の進め方について具体的、詳細にお話しいただきました。

 また、藤縄先生は地下水を利用したヒートポンプによる冷暖房システムについての第一人者でもあり、その点についてもお話しいただき大変参考になりました。

                     

講演される藤縄克之先生

                

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 坂城町長 山村ひろし