先日(6月11日)、坂城町 鉄の展示館ホール(中心市街地コミュニティセンター)で、公益財団法人日本刀文化振興協会と町の主催による「第12回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」の授賞式が開催されました。
今回で12回目の開催ですが、坂城町での開催は8回目となりました。
日本で唯一の、新作日本刀研磨外装刀職技術展覧会です。
いよいよ坂城町が「日本刀の聖地」として着実に名声を高めてきました。
この展覧会は、作刀、研磨、外装という日本刀制作技術を一同に集め、技術の向上、人材育成を図るとともに、その成果を広く公開して、総合芸術である日本刀文化の理解を深めてもらうため、平成22年から開催されています。
今回の展示会は、坂城町「鉄の展示館」(館長:山村弘)で8月28日(日)まで開催されています。
作刀、研磨、外装の各部門に優秀な作品が出品され、厳正な審査の結果、坂城町在住で宮入刀匠の一門である河内一平さんが『長野県知事賞』、宮入 陽さんが『金賞第一席』と『新人賞』、根津 啓さんが『銀賞第一席』を、作刀部門でそれぞれ受賞されました。また、宮入刀匠の一門で現在は岡山県で活躍されている上山 陽三さんが『文部科学大臣賞』と『経済産業大臣賞』を作刀部門で受賞され、受賞者を代表してあいさつされました。
また、今回、ご来賓として、元靖国神社宮司で徳川慶喜征夷大将軍の曽孫であられる、徳川康久様にもお出でいただきました。
坂城町長 山村ひろし