感激の「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会

 昨日(3月8日)、「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会が盛大に執り行われました。

 坂城町文化協会30周年の記念事業として取り組んでいただいた歌がついにお披露目されました。

 文化協会中嶋紹匡会長を中心とした「坂城町の歌」制作実行委員会の皆さんと歌詞を応募された大勢の方々、それに何と言っても素晴らしいアドバイスをいただきながら作曲をしていただいた安藤由布樹先生に心より感謝申し上げます。

ねずこんに囲まれた安藤由布樹先生と「ねずこんの歌」作詞者の深町悠さん

                           

 以下、発表会の様子を坂城町のニュースよりご覧ください。

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3月8日(土)「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表

坂城町の歌発表会01

▲「坂城町の歌」の合唱

  3月8日(土)、文化センターで、坂城町文化協会創立30周年記念事業として制作された「坂城町の歌」の発表会が行われました。

  文化協会では、「坂城町の歌」の制作にあたり、歌のイメージのアンケートや、歌詞の公募を行い、作曲家の安藤由布樹先生に歌詞選考や曲作りのアドバイスをいただきました。歌詞は、約50作品が応募された中から最優秀賞に北海道の朝倉 修さん、優秀賞に滋賀県の井上久雄さんの作品が選ばれました。また、応募作品の中に唯一小学生が作詞したものがあり、安藤先生はそのかわいらしさに目をとめられ、特別賞として「ねずこんの歌」を作曲してくださいました。作詞者は、坂城小学校4年生の深町 悠さんです。この2つの歌は、本日、文化協会から坂城町へ贈呈されました。

坂城町の歌発表会02-05

  歌の発表では、坂城コーラスの皆さんと町内小学校の児童の皆さんが、2つの歌を合唱してくださり、「ねずこんの歌」の際は、ねずこんも登場して華麗なダンスを披露してくれました。また、会場の皆さんにも歌を覚えていただいて、最後には全員で大合唱をすることができました。

坂城町の歌発表会06-09 

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 坂城町長 山村ひろし

企業人権同和教育推進講演会

 昨日(3月7日)、「企業人権同和教育推進講演会」で中央大学ビジネススクール教授の中島豊先生をお招きして 「グローバル化に向けた人事管理の潮流と課題」 というテーマでお話を伺いました。

 中島先生は私が富士通時代に人事・教育部門で一緒に仕事をさせていただいた方ですが、富士通で10年ほど人事部門に属されたのちに、リーバイ・ストラウスジャパン、ゼネラルモーターズ、GAP、楽天、シティグループ、ジブラルタル生命など錚々たる会社で素晴らしい業績を残され、今や日本を代表する人事問題のエキスパートです。

 また、現在は中央大学ビジネススクールの教授職の他、ジブラルタル生命の執行役員をも務められています。

 会場には海外に拠点をお持ちの会社の人事・総務担当者も多く参加され活発な質疑も行われました。

 坂城町企業人権同和教育推進協議会(会長:山村弘)では今年度4回にわたり研修会・講演会を開催してきましたが、今講演会はその総括講演ともいうべきものです。

               

講演中の中島豊先生

                         

 坂城町長 山村ひろし                     

婦人消防隊分団長会議

 昨日(3月6日)夕方、坂城町役場講堂で婦人消防隊分団長会議が開催されました。

 平成24年度、25年度の2年の任期を終えられ今までの活動を振り返り、皆さんに退任記念品をお渡ししました。

 婦人消防隊の皆さんは常日頃の予防消火活動や独り暮らし高齢者の方々の家庭防火点検など坂城町の安心安全な町づくりに大変大きなご尽力をいただいております。

 2年間の活動お疲れ様でした。

柳澤かおり 婦人消防隊長に退任記念品の授与

                       

 坂城町長 山村ひろし

戦前絵葉書新たに2枚(稲玉徳兵衛)

 先日、ある方のご協力を得て、坂城町の戦前の絵葉書をさらに2枚入手しました。

 戦前、昭和10年前後、坂城町では大量の絵葉書が作られたようです。

 今回の2枚はいずれも稲玉徳兵衛に関するものです。

                  

(稲玉徳兵衛については以下のサイトをご覧ください。)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=30219

                           

 1枚目は坂城町平沢にある昌言(まさのぶ)神社と肖像画ならびに開墾の碑を組み合わせた絵葉書です。

注には:「坂城平澤山鎮座生祠昌言神社全景と稲玉翁の肖像並に明治六年縣令楢崎寛直筆の開墾の碑」とあります。

                      

                      

 2枚目の絵葉書の上部の写真は明治2年に明治天皇の命を受けて開墾地の内察があった際に仁和寺征討宮(小松宮彰仁親王)の印鑑を賜った時の「覚」の控えとされています。

 これは、その当時、徳兵衛が明治新政府から高い評価を受けていることを示す史料になります。
 明治11年(西南戦争の翌年)に明治天皇は東北信巡幸の過程で9月8日に坂木に立ち寄られています。(坂木内3カ所で休息をとられた。)
 徳兵衛は明治5年に亡くなっていますが、おそらく明治天皇も開墾地をご覧になり、徳兵衛の逸話を聞かれたことだと思います。

 上記絵葉書の下部は、徳兵衛が中之条の鈴木大太郎代官に提出しようとした開墾の願い書 「稲玉徳兵衛 嘉永7年4月 の願書」(「控」)となっていますが、実際には村民の反対があって代官が受け取らず「没」になったものです。(差し戻された)
 また、坂城町の学芸員の意見によると、この写真の文章は坂城町誌に記録されている「控」の文章と若干異なるそうなので、これは「草案」の一つだと思われます。
 徳兵衛が村内対立をクリアしていく中での史料となりますので、これはこれで重要な資料と言えそうです。

                   

 戦前、特に昭和10年前後の坂城町では種々の(何でもかんでも)絵葉書が発行されていたような感じがします。

 今後も掘り出し物を入手しましたらご紹介します。

             

(以前ご紹介した坂城町の戦前絵葉書については以下のサイトをご覧ください)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33112

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33165

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=35283

                      

 坂城町長 山村ひろし

3Dプリンター実践セミナー(最終日)

 2月12日から、さかきテクノセンターで4回に分けて開催されました、「3Dプリンタ実践セミナー」(主催 坂城町中小企業能力開発学院、学長:山村弘)が本日終了しました。

 本日は、さかきテクノセンターに、先月、導入された3Dプリンターの実機を使っていよいよ造形の実習です。 (3Dプリンターの機種はStratasys社製の ”FORTUS 360mc-S” です。)

                   

中央:指導中の藤岡潤一さん

                     

 講師の藤岡潤一さん(トレソル社)の指導で参加者全員がそれぞれ、3DCADでデザインした作品を3Dプリンターを使って製作しました。

                 

動作中のプリンターヘッド

                 

作品の一部

             

 さかきテクノセンターにようやく、3Dプリンターの高級機種が入りました。

 坂城町のエンジニア達に存分に使いこなしていただければと思います。

                               

 坂城町長 山村ひろし

竹内希さんの「ザンビアだより(12)」

 坂城町南条出身で現在、ザンビア共和国でJICA派遣の教員として活躍しておられる竹内希さんから、「ザンビア便り(12号)」が届けれられました。

 以下、ご覧ください。

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ザンビアだより(12)      平成26年3月  竹内 希

ザンビアだより(12)01

Teacher’s Workshop 

                  

  1月に私の学校で、ワークショップを開催しました。日本教員を私の学校へ招待し、日本教育に関するお話をして頂きました。普段、大変な環境で働いているザンビア教員の働くモチベーションを上げたいと思ったのが、このワークショップを企画したきっかけです。

  ザンビアは、教員を雇用するお金が無い(確保しない~)ので、少ない教員が多くの生徒を抱えています。特に私の任地は、首都から遠く鉱山に近いため、学校環境がまだ整備されていなく、さらに人口流動で多くの生徒が1つの学校に押し寄せてきます。実際、初めてクラスを持った時に、教室に100人近い生徒がいました。30人に対する授業と100人に対する授業では教員の労力も大きく変わってきます。私はどちらも経験したので、大変さがとてもよく分かります。日本で働いている人にとっては、1日に6コマの授業を教えることは普通のことかもしれません。しかし、ザンビアでは生きることがまず精一杯なので、先進国とは違った困難さがあります。インフラの無い環境で体を酷使すると、病気になりがちです。病気になったら、こちらの病院では治せません。そのような中で、私の周りの先生たちは日々懸命に働いています。その先生たちに、共に頑張っていこうという気持ちを込めて日本教員と交流できる機会を設けました。

  ザンビア教員には事前にアンケートをとり、どのような内容を日本教員から聞きたいのか尋ね、その結果になるべく沿うように、3人の日本で教員経験のある隊員に話をしてもらいました。

  発表内容は「日本教育と宗教について」、「日本の学校現場の紹介」、「ザンビア教育に対する希望」です。発表後は、質疑応答を行い、色々な議論が交わされました。ザンビア教員にとっては、すんなり受け入れられる内容とそうでない内容があったように見えましたが、“教員の意味とはなんなのか~”“なぜ、私たちは教員として働くのか~”を考えるきっかけになったら嬉しいです。

ザンビアだより(12)02

 

  私たちは、働く環境が違いますが同じ教員です。将来の子供たちのため、国のため、世界のために教育という仕事に携わっています。学校環境の問題、政府や両親からの大きなプレッシャーなど、日々辛いこともあるけれど、それに屈してはいけません。目の前には子供たちがいて、毎日彼らと接しているのは私達なのですから。子供たちが、多くのことを学校で吸収して、将来に羽ばたいてくれたら、それだけで私たちの仕事に意味があると思います。

  残りの任期4カ月。私もザンビア教員として以前より板についてきました。生徒に大声で叱ることもしばしば(笑)。悪いことは悪い!!と体を張って伝えています。道徳って大切ですね。日本には道徳教育がありますが、ザンビアにはありません。聖書がそれにあたるのだと思いますが、盗みもカンニングも遅刻も、学校で沢山起こります。ザンビア教員が担っている役割は、本当に大きいのだと思います。彼らは気づいているのかな??(笑)私たちの将来のためにこれからも貢献していきたいですね。

ザンビアだより(12)03 

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 坂城町長 山村ひろし

 

「第28回障害者のサポートを考える」

 一昨日(3月2日)、坂城ライオンズクラブの主催で「第28回障害者のサポートを考える」―お互いの立場を考える― が坂城町文化センターで開催されました。(共催:更埴ライオンズクラブ、戸倉上山田ライオンズクラブ)

 寒い中でしたが大勢の参加者を得て開催されました。

 この会は今回で28回目を数えますが、毎回毎回、新たなプログラムに取り組んでおられます。

 今回は全員で「避難所運営ゲーム(HUG)」を行いました。

 講師には長野県危機管理防災指導員の番場一雄さんにお出でいただきました。

 坂城町でも毎年、防災訓練を行っておりますが、障害のある方、高齢の方などハンディキャップのある方をどのようにサポートするかという点ではまだまだ検討すべき点が多々あります。

 その意味では、今回の避難所運営ゲーム(HUG)は大変参考になると思います。 (今回の参加者の中には聴覚障害の方、視覚障害の方も参加されておられました。その方々からも貴重なご意見を多数賜りました。)

                      

講師の番場一雄さん

                

手話のサポートも行われました。

     

・・・・・・・・・余 談・・・・・・・・・・・・       

                                       

 会終了後、今回、ゲストとしてお見えになったライオンズクラブ地区ガバナーの甘利直和さんを葛尾霊園内の 「甘利社」 にご案内しました。

          

(「甘利社」については、以下のサイトをご覧下さい。)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=32313

                   

左:ライオンズクラブ地区ガバナー 甘利直和さん

                        

 甘利さんは、この 「甘利社」 についてご存じなかったようで大変感激しておられました。

                       

 坂城町長 山村ひろし

「古雛まつり」と添釜席

 坂城町「坂城古雛まつり実行委員会」主催の第9回古雛まつりが「坂木宿ふるさと歴史館」と「鉄の展示館」で開催中です。

 今年も県内最大級の享保雛や創作雛人形など盛りだくさんの企画で目を楽しませていただいています。

 実行委員会の皆さんの大変なご努力で今年も素晴らしい催しとなりました。

 感謝、感謝です!

                     

 一昨日(3月2日)は「添釜席」も行われ、私もお茶をいただきました。

私の左は新田新吉さんご夫妻

             

 以下は古雛祭案内(4月13日まで)             

第9回古雛まつり

こちらをクリックでチラシ(PDF)を表示

                                 

 坂城町長 山村ひろし

平成26年第1回坂城町議会定例会

 本日(3月3日)、平成26年第1回坂城町議会定例会が開催されました。 以下、招集の挨拶を掲載させていただきます。

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平成26年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ
 
 本日ここに、平成26年 第1回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。
 
 さて、先月8日、15日は、2週続けて全国的な大雪となりました。
 今シーズン雪の少なかった坂城町も記録的な大雪に見舞われ、特に、15日の大雪は、高速道路、しなの鉄道等交通機関にも大きな影響を及ぼしました。
 町といたしましても、建設業者の皆さんに御協力をいただき、主要道路の除雪を実施いたしました。また、220日には除雪対応として重機の借上料、融雪剤の購入費用など約1千万円の補正予算を専決処分し、さらに、雪捨て場も2箇所確保するなど緊急の対応をいたしました。
町民の皆さんには、大型重機の入れない生活道路について区長さんを先頭に、力をあわせて除雪作業を行っていただきありがとうございました。改めて地域コミュニティ、隣近所での協力、地域での助け合いの大切さを感じたところであります。
 また、農業用ハウスの倒壊など農業の被害につきましては、今後くわしい調査を進めてまいります。
 町内企業におかれましても、大型ハウス倉庫等に被害が出ております。被害にあわれた農家、企業の皆様にお見舞いを申し上げます。
 
 さて、政府が131日に発表しました経済統計によりますと、生産の回復傾向、雇用状況の改善が見られ、住宅の着工も好調でした。また、物価が5年ぶりにプラスに転じ、デフレ脱却がようやく視野に入ってきたところでもあり、4月からの消費税引上げによる景気減速への対策についても、消費税引上げ対策関連の今年度補正予算が2月上旬に早々に成立したところであります。
 消費税引上げによる景気への影響を最小限に止め、安倍首相の掲げる経済の好循環を実現するためにも、消費税引上げ対策予算が迅速に執行されるとともに、新年度予算・新たな経済政策につきましても、その早期成立・実行を強く望むものであります。
 
世界経済におきましては、アメリカ商務省が1月末発表した昨年10月から12月期のアメリカの実質国内総生産(GDP)速報値は、年間換算で前期比3.2%の増となりました。個人消費と輸出の伸びが高まり、アメリカ経済は消費を軸に先行きもほぼ安定して推移するとの見通しであります。
しかし、ヨーロッパでは、金融危機の終わりが見えてきたものの、経済の本格的な回復はなお遠く、さらに、中国経済が高速成長から安定成長へ軸足を移行し、他の新興国も伸び悩んでいることから、世界経済は不透明感が漂よっております。ウクライナの緊迫した情勢なども踏まえ、今後の動向について引き続き注視していく必要があると考えます。
 
国内の状況につきましては、内閣府による1月の「月例経済報告」では、「景気は、穏やかに回復している。」とされ、先行きについては、「輸出が持ち直しに向かい、各種政策の下支えをするなかで、家計所得や投資が増加し、景気の回復基調が続くことが期待される。
ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要及びその反動が見込まれる。」としております。
 
 長野県内の動向につきましては、日本銀行松本支店の2月発表の「金融経済動向」によりますと、総論で「長野県経済は、一部に回復に向けた動きがみられる。」とし、
             
1.公共投資は増加基調で推移している。
2.住宅投資は増加している。
3.設備投資は堅調に推移している。
4.個人消費は一部に回復に向けた動きがうかがわれ、このところ消費税引き上げの駆け込み需要もみられる。
                      
以上のような最終需要のもとで、「生産は一部に回復に向けた動きがみられる。このほか、雇用・所得は、改善している。」としております。
町内企業の経済動向の1月での調査結果で、生産量は、3ヶ月前比3.22%から6.51%へ倍増しており、前年同期比と比較すると増加率は11.9%と2桁となっております。
売り上げについても、生産量と同様な傾向であり、先行きについては、新規事業及び新規取引先の開拓や海外展開などによる増加を見込んでいる企業がある一方、顧客の海外展開による減少を見込んでいる企業もあります。
雇用については、3ヶ月間の実績で44人の増加となっており、27年春の雇用も増加が予定していることから改善の動きが見られます。
               
それでは、平成26年度の一般会計当初予算について申し上げます。
予算編成では、私の公約の大きなテーマである「人の輝く町」、「笑顔の町」の実現を念頭に、限られた財源の中で、子育て支援や教育環境の充実などに係る新規事業も盛り込みながら、未来につながる予算編成を心がけ、総額で、前年度と比較して6.2%の増となる606,000千円といたしました。
 
まず、歳入でありますが、町の財政の根幹を担う町税については、経済情勢の持ち直しの影響や、昨今の株価の推移、為替レートの  傾向等も勘案する中で、町民税では、法人町民税について5.3%、個人町民税についても4.1%の増加を見込み、全体で860,600千円を計上いたしました。固定資産税につきましても、地価の下落は見込まれるものの、家屋、償却資産について、それぞれ増加が見込まれることから4.4%54,000千円の増となる1289,000千円を計上し、町税全体では、前年対比4.190,000千円程の増となる2311,004千円といたしました。
地方交付税につきましては、前年同額の850,000千円を計上し、普通交付税の振り替え分となる臨時財政対策債を含めて、1150,000千円を見込んでおります。
財政調整基金からの繰入金につきましては、対前年51.0%の減となる251,965千円であります。南条小学校建設事業に伴い文教施設整備基金から218,000千円の繰入を見込むところですが、繰入金全体では、マイナス15.9%となる、542,754千円を見込んでおります。
 
次に歳出ですが、2カ年の計画で南条小学校の建て替え工事に着手いたします。南条小学校の工事経費として53,432千円を計上したことから、町道A01号線事業をはじめとした継続事業を含めた、投資的経費につきましては、50.6%の増となる、71,628千円となっております。
義務的経費といたしましては、人件費が1137,392千円、扶助費につきましては、646,050千円を計上いたしました。
                 
それでは、主要施策について申し上げます。
最初に、南条小学校の建設事業につきましては、新校舎をコの字型を基本とした配置とし、現在の校庭を一部盛土して建設をしてまいります。南条小学校の特色として、特別教室棟には音楽堂を設け、中庭のデッキテラスでは、子ども達が上履きで交流ができるよう計画するとともに、坂城スマートタウン構想のもと、太陽光発電設備も設置いたします。
26年度は、5月下旬に入札を行い、杭打ち工事から着手となります。まず、音楽堂から工事を進め、内装施工までを目途とし、その他の低学年棟、高学年棟、管理棟は、2階の躯体工事までを予定しております。
 
続きまして、特徴的な施策について申し上げます。
坂城スマートタウン構想の推進につきましては、引き続きテクノさかき工業団地における実証実験の拡大や、クールシェアやウォームシェアといった町民のライフスタイルの変革に向けた意識啓発、また、住宅用太陽光発電システム導入に対する補助金交付の継続など、産・学・官・民の連携によりスマートタウン実現に向けて取り組んでまいります。
 
坂城町産100パーセントで発売いたしました巨峰ロゼワインは、発売から1ヶ月余で完売となり、大好評を博しました。本年6月に発売予定のスパークリングワインも現在順調に熟成発酵中であり、ご期待をいただきたいと思います。
このようなワイン文化の気運醸成と併せて、量的緩和に係る特区認定を受けたワイナリー形成事業につきましては、26年度は、醸造用ぶどうの産地化を目指し、苗木の購入に係る補助制度を新設するなど、6次産業化への展開を目指してまいります。
 
昨年5月に坂城駅前に設置された169系車両につきましては、町の各種イベントや商工会主催の「ふーど市」の際にも多くの町民の皆さんにご利用をいただきました。
26年度は、電気の引き込み工事を行い、車内の照明、空調設備を設置するなど、更なる利活用に向けた整備を進めてまいります。
なお、今月16日には、中心市街地コミュニティセンターにおいて「169&ろくもん講演会」と題し、しなの鉄道をはじめ、旧国鉄・JRのOBの皆さんによる講演会を開催いたします。
26年度も折々のイベントを通じ、169系車両に親しんでいただき、駅前活性化を図ってまいりたいと考えおります。
 
「坂城町」マスコットキャラクター「ねずこん」につきましては、「ゆるキャラグランプリ2013」において、長野県内の市町村でトップという好成績をおさめました。26年度はさらに「ねずこん」を最大限活用した「ねずこんPR大作戦」の展開を計画しております。
まず「ねずこん」専用ホームページを開設、また、町内はもとより県内外のイベントへの参加をするとともに、6月のバラ祭りや11月のねずみ大根祭りの際には、「ねずこんキャラバン隊」がテレビ局や報道機関等を訪問し、イベントの紹介をはじめ坂城町や町特産品などのPRを展開してまいります。
              
続きまして、子育て支援の施策について申し上げます。
少子高齢化が進む中で、子供を産み、子育てのしやすい町を目指ざし、第3子以降の保育料軽減につきまして、現在の軽減に加え、26年度から第2子のお子さんが小学生以上になっても、保育料は半額といたします。子育て家庭の経済的な負担軽減の拡大を図り、子育て支援策の充実に努めてまいります。
             
また、子どもの個性や特徴に合わせた適切な発達支援を行う 5歳児「すくすく相談」を実施し、相談体制の充実を図ってまいりました。
26年度からは、6歳児の発達フォロー事業として「子育て支援センター」を中心に「教育委員会・保健センター・保育園」などが連携し、「すくすくランド」を新たに立ち上げ、就学に向けた子どもの発達に添った支援の強化を図ってまいります。
 
さらに、不妊治療を行っているご夫婦の経済的な負担の軽減を図るため、不妊治療費助成事業を新たに開始いたします。医療保険及び県助成事業の対象を除く治療費について、年間10万円を上限に助成を行います。
 
続きまして、福祉・健康づくりの施策について申し上げます。
地域医療の推進につきましては、「上小医療圏地域医療再生計画」に参画をしてまいりました。21年度から5年間のこの計画が25年度で最終年度を迎え、国からの財政支援は終了となりますが、今後も上田地域広域連合の構成市町村とともに事業費を負担し、地域医療体制の推進に取り組んでまいります。
なお、信州大学との連携による信州うえだ医療センターの医師の確保については、26年度から引き続き5年間実施されることになりました。
 
本年4月の消費税率の引き上げに当たり、低所得の方や子育て世帯への負担を考慮し、国が給付を決定した、臨時福祉給付金事業並びに子育て世帯臨時特別給付金事業の給付につきましては、既に事務作業に着手しており、今後の手続等につきまして、随時町民の皆さんにご案内をしてまいります。
なお、給付金の給付は秋ごろを予定しております。
 
町の国民健康保険につきましては、医療費増加の大きな要因になっている生活習慣病の予防・改善を図るため、特定検診の受診率の向上に努めております。
26年度からは、特に受診率が低く特定健診が開始される年齢である40歳の方について、検診料金への町の助成額を拡大、自己負担額を1千円とすることで、「40歳スタート健診」として受診のきっかけとしていただくとともに、町民の皆さんの更なる健康意識の高揚を図ってまいります。
 
坂城駅へのエレベーター設置につきましては、町のバリアフリーの象徴として工事を進めており、5月末の完成を目指しております。
また、エレベーター設置に合わせ、まずは坂城駅周辺の段差の解消やグリーンベルトの設置などを行い、坂城駅を起点として町全体のバリアフリー化を進めてまいりたいと考えております。
 
また、町営横尾団地の2階建て住宅(A棟からI棟)52戸につきまして、現在進めております下水道接続工事に併せ、住宅内の階段に手すりを設置してまいります。
                       
さらに、循環バスにつきましても、26年度、現在運行している2台のうち1台を町がリースにより更新し、補助ステップ、乗降合図装置、音声案内装置等を装備し車両のバリアフリー化を図り、高齢者・障害者の皆さんをはじめ利用者の利便性・安全性を向上し循環バスの利用促進を図ってまいります。
 
続いて、教育文化の向上の施策について申し上げます。
小・中学校における外国語教育につきましては、昨年12月に文部科学省から、小中学生の段階からのグローバル化に対応するため、「英語教育改革実施計画」が公表されました。町といたしましては、英語教育の拡充強化を図るため、中学校での外国語指導講師に加えて、新たに小学校にも1名配置してまいります。
なお、配置先は村上小学校とし、村上小学校を中心に 3小学校の児童たちがネイティブな英語と直接触れ合う機会を設けてまいります。英語によるコミュニケーション能力を育成し、国際感覚を養っていけるものと考えております。
 
鉄の展示館につきましては、4月から6月にかけて、坂城町及び坂城町出身で活躍している美術家たちの作品を紹介する「SAKAKIの美術家7人展」を、6月から8月にかけては、全国の第一線で活躍する刀匠たちが、作刀・刀身彫刻、研磨、刀装の3部門に出品した作品を展示公開する「第5回新作日本刀・刀職技術展覧会」を開催いたします。この展覧会は、全国規模の展覧会であり、東京以外では始めての開催となります。 多くの町民の皆さんに来館していただければと考えます。
 
伝統文化の振興につきましては、本年831日に「第2回びんぐしの里薪能」が開催される予定となっております。松木千俊師範による能、野村萬斎氏による狂言、子ども仕舞などが行われる計画で、現在、実行委員会で準備を進めており、前回に続いて幻想的な薪能が演じられることを期待いたします。
 
続いて、産業施策について申し上げます。
町内に集積する様々な技術や知識を活かし、新たな価値創造による新製品開発を支援する「坂城町コトづくりイノベーション補助金」につきましては2年目を迎えます。昨年度は、「ねずこんの起き上がらせこぼし」「スマートコントローラ」「ねずこん型家電用電力メーター」の開発の3件が採択されました。26年度もこの補助金が契機となり、新製品開発が進むことを期待いたします。
 
また、地場産業の振興や地域の活性化を目的として、地元農産物等を活用した加工品の開発やその販売にかかる経費について補助を行う「さかきブランドづくり事業」に新たに取り組みます。この補助金の活用を通じて、開発した商品が当町の地域ブランドとして、広く発信できるよう支援を行ってまいります。
 
工業振興につきましては、企業の工業技術の高度化、高付加価値化をより一層進めるため、坂城テクノセンターの試験測定機器の充実を図ってまいります。26年度は、3Dプリンター及び三次元測定機の導入支援を行い、企業の試作品開発や高精度の製品づくりをサポートしていきたいと考えております。
 
また、坂城テクノセンターでは、開館20周年を記念した、(仮称)「さかきものづくり展」の開催を10月上旬に予定しており、町内企業の卓越した技術・製品の紹介やものづくり講演会の開催など、ビジネス色を強めた展示商談会の開催を計画しております。
 
有害鳥獣対策事業として、25年度、県の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し上平地区では、侵入防止柵を1,500メートル設置いたしました。地元要望を受けまして、引き続き26年度も実施してまいります。
 
松くい虫被害防止対策につきましては、健康被害や防災面での配慮に努め、伐倒駆除を中心に、空中散布、枯損木処理、樹幹注入などの総合的な防除対策を講じてまいります。
なお、苅屋原地区におきましては、地域の要望を踏まえて、新規に無人ヘリコプターによる地上散布を計画しております。これまで人家に近く、有人ヘリでは散布できなかった急峻で人の手が入らない区域における予防対策を県の防除実施基準に沿いながら実施してまいります。
 
続いて、環境施策について申し上げます。
ごみの減量化と資源化の推進につきましては、昨年行った27区すべての自治区での懇談会を踏まえ、分別しにくい紙類について分別方法の簡略化を図り、一層の資源化の推進に努めてまいります。
加えて、サンデーリサイクルの回数を増やすなど、町民の皆さんの利便性を向上させながら、ごみの減量化と資源化の推進を図ってまいります。
              
続いて、生活基盤の向上のための施策につきまして申し上げます。
平成24年度に長寿命化修繕計画を策定した橋梁につきましては、26年度は、南条旧道の谷川に架かる金井橋と産業道路の日名沢川に架かる産経大橋の詳細調査・設計を実施し、昭和橋については、今年度の詳細設計に基づき、国道側からの約130m区間の土木遺産部分の舗装及び防水の修繕工事を実施してまいります。
                  
町が管理する都市公園について、国の公園整備に対する支援を受けるため、「公園施設長寿命化計画」の策定に取り組んでまいります。計画策定後は、国の交付金を活用した、公園施設の改築、改修を順次進めてまいたいと考えております。
 
産業道路等の主要な道路について点検し、舗装のひび割れや破損状況を把握して、計画的な修繕を図っていくため、「道路ストック総点検事業」に取り組んでまいります。
この点検を実施することにより、今後、大規模な舗装修繕については、国の交付金事業の対象となります。
                   
また、A01号線道路改良事業につきましては、南条小学校東側と若草橋南側で一部区間の工事の実施と、引き続き地権者の皆さんへ用地買収のお願いをしてまいります。
                     
25年度からスタートいたしました、住宅リフォーム補助を引き続き実施いたします。住宅の修繕・模様替え・改修等、この事業の継続により、町内小規模建築事業者の受注機会の拡大に繋がればと考えます。
                 
公共下水道事業につきましては、今後さらに早期整備を図るため、国の補正予算を活用し、15千万円の前倒しを行い下水道整備を実施いたします。
また、金井、新地、鼠地区につきましては、新たな認可区域とし追加され、26年度から整備に着手し、32年度を目処に整備を進めてまいります。
 
小網地区の県営水道の配水管布設工事につきましては、26年度で整備が完了いたします。
これにより、小網地区全ての世帯で上水道を使用できる環境が整います。また、火災等有事の際にも備え消火栓3基を増設し、防災面でも強化されます。
 
以上、主な施策を申し上げました。
 
さて、坂城町文化協会創立30周年記念事業として取り組まれた「坂城町の歌」は、アンケートの実施や歌詞の公募を経て、昨年12月に北海道札幌市の朝倉修さんの歌詞が選定され、作曲家安藤由布樹先生の作曲により完成いたしました。
また、安藤先生のご提案で、小学生から唯一応募のあった坂城小学校4年生の深町悠さんの歌詞を「ねずこんの歌」としてプレゼントいただきました。
今週8日、土曜日、午後3時から文化センターにおいて発表会が開催され、「坂城町の歌」「ねずこんの歌」がお披露目となりますので、大勢の町民の皆さんにお出かけいただきたいと思います。
 
今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、長野広域連合規約の変更が1件、条例の一部改正が4件、条例の廃止が2件、指定管理者の期間変更が1件、26年度の一般会計・特別会計予算が7件、計16件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のごあいさつとさせていただきます。
                       
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坂城町長 山村ひろし

佐久総合病院佐久医療センター覚書調印

 本日(2月28日)、長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院佐久医療センター施設等整備事業に関する覚書調印式が、上田地域広域連合ならびに関係市町村と長野県厚生農業協同組合連合会との間で執り行われました。

                 

左から:山村、西藤長和町副町長、内堀長野厚生連代表、母袋上田市長、花岡東御市長、北村青木村長

                    

 坂城町は医療圏としては上田地域広域連合に属しておりませんが、坂城町住民の皆さま方の医療サービス強化のため本事業に参画いたします。

 佐久医療センターについては先日記載しました。

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=34887

                  

 本日の調印は同医療センターの運営について関係各市町村の補助額、同意事項についてであります。

 補助額については、平成25年度において、上田市、東御市、青木村、長和町、坂城町で総計3億4千240万円 (このうち坂城町分は240万円) を補助します。

                     

 また、同意事項としては以下の3項です。

(1)上小医療圏及び坂城町からの救急患者受入体制の確保

(2)上小医療圏及び坂城町の医療機関との連携体制の充実

(3)上小医療圏の医療機関への医師や医療従事者の派遣努力及び人材交流

                         

 坂城町内には総合病院、救急医療センターがありません。

 いざというときには坂城町の属する長野医療圏のみならず、上小地区ならびに佐久医療センターも利用できるように今回の協定を締結いたしました。

 今後とも、坂城の町民の皆さまが安心して医療機関をご利用できるよう検討してまいります。 

                                               

 坂城町長 山村ひろし