「ねずこん」頑張れ

「ゆるキャラグランプリ」 皆様の熱いご支援の中で 「ねずこん」 は大奮闘しております。

昨日までは、順位ならびに票数が表示されておりましたが、本日から、順位・票数が無表示となりました。

昨年は数週間前から無表示となりましたが、今年は最終日(11月8日)の一か月前の段階で無表示となりました。

さあ、こうなると、まるで「闇夜の戦い」の様相となってきますが、正にこれからが勝負です。

最後の日(11月8日)まで、「毎日1クリック」 をお願いいたします。

「ねずこん」に投票する際に、今までは長野県を選ぶとすぐそこに「ねずこん」が登場したのですが、今回から長野県を選ぶと「あいうえお」順の表示になっているためにすぐ出てきません。

そこで、以下の「ねずこん」のサイトに直接アクセスしてください。(そのあと、その画面を「お気に入り」に登録してください)

(「ねずこん」 のサイト)

http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=699

よろしくお願いいたします。

今朝までは、長野県では2位(77市町村ではトップ)、全国で113位(1600中)の位置づけでした。

これからは、長野県では1位の「アルクマ」に肉薄することと、全国でもっと上位を目指したいと思います。

これからの、「闇夜の戦い」 が勝負です。

 今までのペース以上に「ねずこん」へのご支援よろしくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

町民運動会及び交通安全町民大会

昨日(10月6日)、朝6時から、坂城ライオンズクラブ、商工会青年部、女性部の皆さんと産業道路、文化センターグラウンドの周囲の清掃活動を行った後に、第53回坂城町町民運動会ならびに第35回坂城町交通安全町民大会にに参加しました。

素晴らしい秋空に恵まれた絶好のスポーツ日和の中、開催されました。

なお、今年から、本当の意味での「町民全員の大会」にすべく、障がいのある方々にも参加していただけるようなプログラムも追加しました。

入場行進

私も試合に参加

以下、詳細は坂城町ホームペーjから

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10月6日(日)全員力を合わせて! 町民運動会

H25町民運動会01

▲大玉送り

  10月6日(日)、文化センターグラウンドで、第53回町民運動会及び第35回交通安全町民大会が開催されました。

  運動会は、町内の全分館が赤、白、青、黄チームに別れ、チーム別及び分館別に競技が行われます。今年も、恒例の二人三脚食いしん坊リレー、ねらってポン!(玉入れ)、交通安全推進競技「交通ルールを守りましょう」、足並みそろえて!(むかで競争)、綱引き、走ってガッテン!(リレー)、大玉送りなどに大勢の皆さんが参加されました。競技中は、分館ごとに声を揃えて応援する姿なども見られ、それぞれの分館が一致団結して運動会を楽しんでいました。

  なお、今年の色別チーム優勝は白チーム(四ツ屋、網掛、鼠宿、北日名、横町、旭ヶ丘、苅屋原)で、各分館対抗の部は下記のとおりです。

  • 優勝  大宮、坂端
  • 3位  日名沢

H25町民運動会02-06

  また、今回新たに、障がいのある人もない人も一緒に参加して楽しめる「レクリエーション・軽スポーツ交流ブース」を体育館に設け、専門のインストラクターの指導のもと、ポケネット、ボッチャ、風船バレーなどのニュースポーツを行いました。グラウンドでも、最後の競技として、障がい者スポーツの「空飛べ円盤(フライングディスク競技)」を行い、子どもから大人まで大勢の方が体験されていました。

H25町民運動会07-09 

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坂城町長 山村ひろし

第4回トポス会議

昨日(10月2日)、六本木ヒルズで第4回トポス会議が開催され出席しました。

坂城町でも昨年ご講演いただいた、野中郁次郎一橋大学名誉教授が発起人の、「第4回TOPOS会議(主催:富士通総研)」ですが、今回のテーマは 『イノベーティング・イノベーション ~ 「日本のイノベーション」 のパラダイム・シフト ~』というテーマです。

最近の日本は以前に比べれば少しは元気が出てきたように感じますが、世界の中でみると、この20年間の停滞はあまりにも大きなものがあります。

その中で、「日本のイノベーション」 を考えてみた場合、現在の状況、今後何をしなければならないのか、など世界のキラ星ともいえる錚々たる方々の議論の場に参加しました。

詳細は別途、ご報告したいと思いますが、大変大きなヒントをもらったような気がします。

例えば、国家戦略のイノベーションを考えてみた場合、国家としてはイノベーションのイネブラー(推進役)あるいは場づくりは出来ても直接実施することは出来ない。

しかしながら、地方自治体のレベルになると単なるイネブラーではなく、実践的主体者になれるというものです。 

この点に関して、イノベーションと自治体の関わりについて大いにに研究したいと思います。

今回お話をさせていただいた講師陣の中では何と言っても、テックショップのマーク・ハッチ氏とじっくり話が出来た事は最大の収穫でした。

一昨日、さかきテクノセンターで「3Dプリンター」のセミナーを開催したばかりですが、まさにその最先端を走っているハッチ氏との会話は大変貴重なものでした。

テックショップは広大な施設(米国に6か所)の中に3Dプリンターなどを含むあらゆる工作機械を設置しそれを自由に使ってモノづくりのスペースを提供しているものです。(ただし、単に箱モノを提供するだけでなく、関連技術の講義、サポートを徹底して行っている)

テックショップの看板にあるように、「Biuld Your Dream Here(ここであなたの夢を創りましょう)」というものです。

坂城町ではこれからテクノセンターに3Dプリンターを設置し自由に使える環境を作っていきます。

私は 「坂城町全体がテックショップ」 になることを夢想しています。

また、芝浦工大の國井秀子教授は自分でも起業をしたり大企業で勤務をされた経験を持たれておられますが、男女共同参画の面でも先駆者です。

来月(11月30日)、さかきテクノセンターで開催される男女共同参画セミナーの講師である内海房子さんとも大変懇意にされておられる方です。

また、セミナー後のパーティには長野県阿部知事も来られ歓談をしました。

今回のプログラムと講師は以下の通りです。

トポス1.≪国家戦略としてのイノベーション≫

國井秀子(芝浦工大)、安藤国威(元ソニー社長)、伊藤正裕(ヤッパ会長)、住田孝之(経済産業省)

トポス2.≪社会を巻き込むイニシャティブ≫

マーク・ハッチ(米国テックショップ)、ヤン・スターマン(オランダ ラーテナウ研究所)、ムー・ロンビン(中国科学院)

ビデオ出場:ポール・ローマー(ニューヨーク大学)、ミッコ・コソネン(フィンランド イノベーション基金)

トポス3.≪明日の日本のイノベーション≫

西口尚宏(産業革新機構)、マーク・ハッチ(米国テックショップ)、國井秀子(芝浦工大)、安藤国威(元ソニー社長)

ビデオ出場:アラン・ケイ(米国ビューポインツ・リサーチ)

総括 野中郁次郎(一橋大学名誉教授)

モデレーター:武部恭枝(プライム・コーポレーション)、紺野登(多摩大学教授)

テックショップCEO マーク・ハッチ氏と

芝浦工大 國井秀子教授と

左から:山村、野中先生、中嶋聞多教授

左から:野中教授、佐相富士通副社長、阿部長野県知事、山村

坂城町長 山村ひろし

3Dプリンターセミナー

昨日(10月1日)、(公財)さかきテクノセンターで、「3Dプリンター利活用」 セミナーが開催されました。

昨年、クリス・アンダーソンの「Makers」(メイカーズ)という本が出版され、一躍世界の注目を浴び、第3次産業革命の起爆剤とも言われてきた 「3Dプリンター」 に関してようやく坂城町でセミナーが開催されることになりました。

講師にお招きしたのは25年前からこの分野で先駆的な取り組みをされてこられた、芝浦工業大学のデザイン工学部形状創製工学研究室長の安斎正博教授と坂城町ですでに3Dプリンターを利用したビジネスを展開されておられる藤岡潤一さんです。

芝浦工大には私が(公財)日本工学教育協会に関係していた際、一緒にご努力いただいていた芝浦工大の長友教授(理事長:当時)との関係でしばしばお邪魔しておりました。 今回、講師をお願いした安斎教授は5年前に長友教授が理研から招聘されたとお聞きしておりましたので、今回の講演も大変楽しみにしておりました。

また、(公財)さかきテクノセンターでは近々、3Dプリンターを導入されるとも伺っており、坂城の技術者がとにかく3Dプリンターを使ってみていただき身近なものとしていただければと思っております。

今後の坂城町の工業の新たな発展の種になれば良いなと思っております。

以下、坂城町ホームページより

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10月1日(火)3Dプリンタ活用セミナー

3Dプリンタセミナー01

▲安齋正博氏                      ▲藤岡潤一氏

  10月1日(火)、坂城テクノセンターで、「3Dプリンタ活用セミナー」が開催されました。

  今回のセミナーには、3Dプリンタに携わる2人の講師をお招きしました。まずはじめに、芝浦工業大学教授で工学博士の安齋正博先生に『3Dプリンタの活用によるものづくりの展開  ~積層造形でできること、できないこと~』を演題にご講演をいただきました。安齋先生は、今話題となっている3Dプリンタが、日本のモノづくりにおいてどのように活用できるのか、その展開について、医療など様々な分野で活用されている事例を挙げて詳しくお話しいただきました。

  その後、坂城町中之条で「トレソル」という会社を開業し、3Dプリンタを使った造形・試作業務や3Dデータを作成する事業を展開している藤岡潤一さんに、3Dプリンタの活用事例をお話しいただきました。

  世界で注目されている3Dプリンタのセミナーということもあり、会場には、町内企業など大勢の参加者が足を運ばれていました。

3Dプリンタセミナー02 

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坂城町長 山村ひろし

秋の全国交通安全運動

9月21日から開催されておりました、平成25年度秋の全国交通安全運動が本日(9月30日)、最終日を迎え、坂城町田町交差点でまとめの啓発活動を行いました。

開会式で挨拶

本日は、朝7時から、千曲警察山口署長、千曲交通安全協会塩野入坂城支部長、坂城町交通安全指導員中嶋会長、ヤングドライバークラブの皆さんなど約50名の方々にご参加いただき啓発活動を行いました。

田町交差点での啓発活動の後、中嶋交通指導員会長さんとともに坂城町全域で街頭指導者の皆さんの激励と、通学途中の子どもたちに交通安全の呼びかけをいたしました。

今回はすべての小学校、中学校、坂城高校の生徒さんたちに声をかけることができました。

坂城町では一昨年の死亡事故以来、死亡事故 「0」 が655日間続いています。(9月27日現在)

ひとまずの目標、死亡事故 「0」 1,000日を目標に皆さんと活動を推進してまいります。

坂城町の各地域ごとの死亡事故 「0」 は、以下の通りです。(9月27日現在)

坂城地区    1,102日

中之条地区  2,892日

南条地区      655日

村上地区    3,981日

坂城町長 山村ひろし

今日もいろいろ

今日(9月29日)も、絶好の秋日和、いろいろな行事が行われました。

1. まず、8時半から、坂城駅前多目的広場で、坂城町商工会商業部会による第1回「ふーど市」が開催され、震災復興支援の一環で特売された岩手県大船渡経由の新さんまやブランド肉、新鮮な野菜などを求めるお客様で大盛況となりました。

この市は10月、11月にも開催されます。

「ふーど市」開会式で挨拶

169系車両の前に店がオープン

2. 次に、10時から、中條神社で秋季例大祭が開かれ参加しました。

午後からは子供相撲も開催。

神事の後、神楽の奉納

3. 夕方、上平のふれあいセンターで、「2013年通学合宿」がスタートしました。

今年は村上小学校の子供たち17名が参加。

開会式で挨拶をさせていただいた他、子供たちには以前、私のブログでも紹介させていただいた、 「更科姫の物語」 を話しました。

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子どもたちは、今日から2泊3日、ふれあいセンターで合宿をしながら学校に通います。

通学合宿参加者と

子どもたちにトライアスロン、富士山登山の話をする竹内太一さん

(竹内さんは右足切断のハンディキャップのなか、積極的に各種大会に参加されておられ、今年、横浜で開催されたトライアスロンの世界大会で金メダルに輝きました。)

上平地区での通学合宿は今年で8回目ですがこのような行事を地元の多くの方々のご協力で実施されておられることに大いなる敬意を表します。

坂城町長 山村ひろし

仙台フィルハーモニー 村上小学校公演

昨日(9月25日)、坂城町村上小学校で仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏会がありました。

仙台フィルは2年半前の東日本大震災で大きな被害を受けられたのですが、その直後から、「私たちは、被災された方に直接音楽を届けることにより、亡くなられた方々を鎮魂し、ご家族や生活を失くされたみなさんを癒し、そして希望の灯をともすことに全力を挙げて取り組み続けてまいります。」 というメッセージを掲げられ、復興支援のコンサート活動を開始されました。

また、その一環として、今年3月にはロシアに招待されモスクワで演奏会を開催し、学生たちとの交流会なども行われてきました。

その中での村上小学校での公演は大変意義のあるものと思います。

関係者の皆さんのご努力に敬意を表します。

体育館いっぱいの子どもたち

後方中央:挨拶する山村 その後ろ側がオーケストラ席

数か月前に、昨年、坂城町文化祭で演奏をしていただいた、仙台フィルのコンサートマスター西本幸弘さんから葉書をいただきました。

そこには、このたび結婚されたことと、末尾に 「今回、村上小学校で公演することになりました。」 と書かれていました。

大変びっくりしましたが、実は、村上小学校の神尾校長先生が、文化庁の 「平成25年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業」 に応募されそれが採択になったのでした。

仙台フィルは今年度、長野では、飯島町(飯島小学校 24日)、坂城町(村上小学校 25日)の2か所で公演を行いました。

以下、坂城町ホームページから

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9月25日(水)仙台フィルハーモニー管弦楽団が子どもたちに公演!

仙台フィル01

  9月25日(水)、仙台フィルハーモニー管弦楽団が、文化庁の「平成25年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業」として、村上小学校でオーケストラ公演を行い、村上小の児童と、南条小、坂城小の6年生が鑑賞しました。

  一流の迫力ある音楽が演奏されると、子どもたちは、目を輝かせ、曲のリズムに合わせて体を揺らしたりしながら最後まで楽しんで聴いていました。また、演奏だけでなく、指揮者体験や、打楽器の演奏、児童全員が合唱するなど、オーケストラとの共演も叶い、子どもたちはとても貴重な体験をすることができました。

仙台フィル02-05 

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坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 第25回目は塚田善作です

坂城の100人 第25回目は塚田善作さんです。

あまり、この名前に馴染みが無いかも知れませんが、坂城町の県宝 「格致学校」 の建設を進めた人物です。

私が坂城町で大変大きな感銘を受けたものの一つが「格致学校」 の存在です。

格致学校の校舎は明治11年(1878年)に建設されましたが、松本の開智学校、佐久の中込学校に続いて長野では3番目に古い学校です。

格致学校

長野県宝 格致学校

                                                        

格致は四書五経の「大学」の言葉、「格物致知」 からとった名前ですが、「物事の本質を極め知識を極める」 ということです。

この「格致」を掲げ、現在に至るまで学校を大切にしてきた坂城の先人に大いなる敬意をはらいたいと思います。

塚田善作は天保14年(1843年)、中之条に生まれました。

明治9年(1877年)、33歳のときに格致学校の執事(責任者)に任ぜられ、校舎の新築に努力しました。

御堂山の官有林の払い下げを受けて、これを工費にあてて格致学校が建設されました。

この当時、鼠宿と新地村には「精成学校」、金井村には「金井学校」、坂木村には「坂木学校」、また、上平村、網掛村、上五明、力石村、新山村、上山田村の地区で「六郷学校」が作られましたが、各々、寺院を利用したもの、民家を借用したものなどが一般的でした。

新たに校舎を新築する場合に必要な巨額の建設費用は地元の人々の募金を募って建設されました。

当時の人々の教育にかける熱意には頭が下がります。

格致学校は、当初は西念寺を仮校舎として発足し(明治6年 1873年)、教室が手狭になったため、隣接地の一行寺本堂を改修し移転しました。(明治7年 1874年)

明治10年(1877年)には県に増築願いを提出し工事に入りましたが老朽化がひどい状態であったことから、新築に変更されました。

明治11年(1878年)には現存の校舎とほぼ同じ建物が完成します。

明治12年の生徒数は140人、教員数は6人で当時の就学率は63%とのことです。

明治19年(1886年)には小学校令が出され、中之条村と南条村を合わせて埴科郡第一番小学校となり、南条小学校と呼ばれるようになりました。

この段階で「格致学校」という名称は使われなくなりました。

その後も学制変更などのため校名がしばしば変更されましたが、127年後となった現在でも、「格致学校」の名前と校舎が保存されており、誠に素晴らしいことであります。

教育に対する坂城町の人々の思いに改めて敬意を表します。

格致学校の扁額 創立当初のもの

学校増築の願書 但し、増築ではなく新築となる

学校内教室の風景

「塚田善作翁之碑」

格致学校では折々に種々のプログラムを実施しております。 ぜひ、お立ち寄りください。

坂城町長 山村ひろし  

十六夜観月俳句会

先週の日曜日(9月22日)、恒例の網掛十六夜(いざよい)観月俳句会が開催されました。

老若男女こぞって楽しい会を持つことができました。

今年も、まず、十六夜観月殿で俳句を作った後、網掛公民館で「十六夜観月フェスティバル」 が開催され、入選句の発表、ビンゴ抽選、会食などが行われ大いに賑わいました。(実行委員長:宮入宗乗 網掛区長)

坂城町網掛にある、「十六夜観月殿」は月見堂ともいわれ、千曲川を眼下に望み、坂城町全域を一望におさめることのできるまさに景勝の地に建っています。

この観月殿は元中年間(1384~1392)に村上満清が建立をしたと言われていますが、その後、戦火に会って焼失し、寛永年間(1624~1645)、郷人によって再建されました。

貞亨5年(1688年)8月16日、芭蕉が十六夜の月を詠んでいます。 

「いざよひもまだ更科の郡かな」(更科紀行)

(姨捨で 「俤(おもかげ)や姥ひとりなく月の友」 を詠んだ次の日に網掛を訪れています。)

                   

十六夜観月殿での句会は何百年にも亘って続けられている句会ですが、昨年から小学生も参加し、名も新たに「十六夜観月フェスティバル」 として開催されています。

このような形で坂城の文化・伝統を継承されておられることに大いなる敬意を表します。

   

観月殿を取り囲んで子供たちも句をひねる

十六夜観月殿の前で長考する参加者

十六夜観月殿から見る、坂城の町並みと千曲川

今年も素晴らしい句がたくさん披露されました。

その一部をご紹介します。

兼題(大人の部)

「新米」

金賞(天位) 新米に希望を添えて仏壇に(宮入勝江)

銀賞(地位) 新米や三陸の友へ先ず送る(柳澤澄)

銅賞(人位) 日本の色新米に明太子(大井さち子)

「残暑」

金賞(天位) 街残暑ビルの直角空を切る(大井さち子)

銀賞(地位) 竜の風天を荒らして残暑かな(塚田正平)

銅賞(人位) 臥す父よ風の気配無き残暑かな(柳澤澄)

兼題(子供の部)

「運動会」

入選 運動会初めての白旗頑張るぞ(久保優花)

入選 運動会はんとうぼうを頑張るぞ(大井はるひ)

入選 かけっこで一位争う運動会(塩野入美紫)

入選 運動会つな引きがんばるぞ(塩野入凛衣)

席題(大人の部)

「猪」

金賞(天位) 猪を追う人もなく里の山(小宮山峰男)

銀賞(地位) 猪の柵を乗り越え野菜穫り(塚田正平)

銅賞(人位) 天気荒れまた猪も大あばれ(清水政紀)

「夜長」

金賞(天位) 長き夜は亡き母の事思いおり(入日時子)

銀賞(地位) 墨をする匂い漂う夜長かな(宮㟢侑子)

銅賞(人位) 長き夜は子と語らいて眠りつく(浅野井さお里)

席題(子供の部)・・「天の川」、「さんま」 (金賞のみ掲載)

金賞 天の川昼に見えなくふしぎだな(小宮山怜)

選者吟             

今年米百六歳を讃えけり(大井宗斉)

禍の風も過ぎ去り秋暑し(大井宗斉)

新米膳祖母父母の笑み新たなり(宮㟢喜美夫)

美人画展入りてうっとり残暑の日(宮㟢喜美夫)

新米を下さる人在り隣組(宮入宗乗)

老い二人希なる残暑生き抜けり(宮入宗乗)

私の句は主賓句ということでした。恥ずかしながら2句ご紹介。

「新米」・・寒暖の苦労香ばし今年米

「夜長」・・月見むと十六夜長し川くもる

今年は、芭蕉が更科紀行の途上、越智越人と網掛へ来てから325年です。              

また、来年は芭蕉生誕 370年、没後 320年にあたります。

来年の十六夜句会で芭蕉にちなむ催しができれば素晴らしいなと思います。

坂城町長 山村ひろし

169系車両清掃ボランティア

本日(9月22日)、坂城駅横に設置されている169系車両の清掃活動ボランティアが始まりました。

朝10時に参加していただいたのは169系車両ファンクラブの皆さん15名です。

兵庫、名古屋、埼玉、東京など県外の方々を含め隣接の千曲市、上田市、長野市からも参加していただきました。

この他にも、169系車両利活用委員会の皆さん、しなの鉄道さん、坂城町役場職員など約30名の方々にご協力いただきました。

各地から参加いただいた皆さんはボランティアの方々なのですが、ほとんどの方が「マイ・モップ」や「マイ・バケツ」、「マイ・脚立」を持参されての参加です。

こんなにも「169」を愛される方々が全国にたくさんおられることに感激し驚くとともに感謝致します。

今回を第一回として今後も適宜開催されることになります。

169系電車清掃02-04

車両の外側、内側、丁寧な作業です。

誠に頭が下がります。

たまたま、169系車両の先頭方向(上田側)には、先日接触事故を起こした工事用車両が置かれていました。

これもしばらくの間の貴重な風景です。

坂城町長 山村ひろし