環境エネルギーセミナー(スマート・タウン坂城)

本日(12月20日)、坂城町テクノセンターで「スマートタウン・坂城に向けて」(環境エネルギーセミナー〜産学官連携によるスマートコミュニティへの取り組み〜)というタイトルでセミナーが開催されました。

講師に信州大学工学部電気電子工学科田中清教授をお招きし「知的エネルギーマネジメントによるスマートタウン実現の取組み」についてお話いただきました。

ご挨拶と「スマートタウン坂城」について話す山村

環境エネルギーセミナー01

講演される、信州大学田中清教授

本日は、テクノさかき工業団地企業ならびに町内外の企業から約60名の方が参加されました。

坂城町は、昨年度から「スマートタウン坂城」への取り組みを始めており、本年度は信州大学との共同研究を進めております。

これから5年〜10年かかる大きなプロジェクトとなりますが、坂城町にとってエネルギーの効率的な利用は大変重要な取り組みとなります。

皆様方のご協力を得ながら推進していきたいと思います。 よろしくお願いいたします。

以下。坂城町のホームページより

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000190/index.html

坂城町長 山村ひろし

平成24年年末交通安全運動

平成24年12月11日(火)から12月31日(月)まで年末の交通安全運動期間です。

本日(12月20日)、朝7時に国道18号線田町交差点の交通指導所開設セレモニーを行いました。

千曲警察署、坂城町交通安全指導員会、千曲交通安全協会、千曲警察署ヤングドライバークラブ、坂城ヤングドライバークラブなど各関係の方々に寒い中お集まりいただきました。

坂城町では昨年末、痛ましい死亡事故が発生しました。 それ以来、死亡事故は発生しておりませんが(今日で373日間です)、死亡事故ゼロ期間 1,000日を目指して努力いたします。

交通安全指導員会長の中嶋さんと町内を巡回

坂城町長 山村ひろし

ワイン葡萄用苗の定植作業始まる

昨日(12月18日)、坂城町ワイン事業第1試験圃場で苗木の定植が始まりました。

 昨日はは第1圃場、本日は第2圃場を予定しています。

 先日「坂城町ワイン事業担い手」に選ばれた北村さん、丸山さんの他、ご支援頂いている坂城町農業支援センターの皆さん、坂城町役場の産業振興課の農政担当者など総出で行われました。

第1圃場での苗の定植

右から:担い手の一人、北村さん、協力者の成澤さん                   

担い手乃の一人、丸山さん

                                          

 坂城町のワイン事業はようやく苗の定植の段階まで来ました。

 今回、定植する苗は4種類程度(約1,000本)でスタートし、最適なワイン葡萄種を選んでいきます。

 3年〜4年後をお楽しみに。

                    

 尚、先日販売した「坂城巨峰ワインヌーボー」に続き、来年2月には「坂城巨峰スパークリングワイン」が発売されます。

 こちらもお楽しみに。

 販売はびんぐし湯さん館( 坂城町振興公社)などで行います。

                            

 坂城町長 山村ひろし

第46回衆議院議員選挙終了

昨日(12月16日)、投開票のあった第46回衆議院議員選挙が終了しました。

自民党の圧勝というか、民主党と日本未来の党の惨敗に終わりました。

安倍総裁が主張している速やかな大規模経済対策に期待します。 すでに、本日の相場では株価も上昇し、円ドルレートも1ドル、84円台前半になり、ユーロも110円台後半に下落しています。

年末、年度末に向けての自公連立政権の手腕に期待したいものです。

坂城町役場内での開票作業。 23時半過ぎにすべての作業が終了しました。 選挙管理委員の皆さん、投票・開票立会人の皆さん、役場職員など多くの皆さんの手で無事終了いたしました。 感謝!

坂城町は長野県第3区に属します。

小選挙区当選者は 寺島よしゆきさん でしたが、木内ひとしさん、井出ようせいさん が比例代表で当選しました。

                                      

なお、坂城町での小選挙区投票結果は以下の通りでした。(得票数の多い順)

有権者数:13,045    投票率:65.35% (前回:76.61%)

投票総数:8,525 票 (有効票:8,339)

井出 ようせい 3,017

寺島 よしゆき 1,977

木内 ひとし   1,679

井出 泰介      936

いわや 昇介    729

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坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第80章)

老子もいよいよ残すところあと2章となってきました。

この章はいわば老子の「国家論」と言えるものです。

超大国、武装大国を目指さない。 小さな国で国民の数が少なくても誇れる国を作る、ということですね。

 小國寡民。 使有什伯之器而不用。 使民重死而不遠徙。 雖有舟轝、無所乗之、雖有甲兵、無所陳之。 使民復結繩而用之、甘其食、美其服、安其居、樂其俗。 鄰國相望、雞狗聲相聞、民至老死、不相往來。

                                     

 小國寡民(しょうこくくわみん)。 人に什伯(じゅうはく)するの器(き)有るも用いざらしむ。 民をして死を重んじて遠く徙(うつ)らざらしめむ。 舟輿(しゅうよ)有りと雖(いえど)も、之(これ)に乗る所無し。 甲兵(かふへい)有りと雖も、之を陳(ちん)ずる所無し。 民をして復(ま)た結縄(けつじょう)して之を用ひしむ。 其(そ)の食を甘(あま)しとし、其の服を美とし、其の居に安んじ、其の俗を楽しむ。 隣国(りんごく)相い望み、雞狗(けいく)の聲(こえ)相い聞こゆるも、民老死に至るまで、相い往来(わうらい)せず。

                            

 国民の数が少ない小さな国を考えてみましょう。 ここでは、人間の十倍、百倍の能力を持っている道具があったとしてもそれをあえて使いません。 人民には命の大切さを自覚させ、遠くへ移動することもしません。 舟とか車があってもこれにあえて乗ることもしません。 鎧や武器があったとしてもこれを見せびらかすこともしません。 昔ながらの文化・生活を大切にします。 自分たちの食べ物を旨いとし、身につけている服を美しいとし、その住まいに満足し、その習慣を楽しむのです。 そうなれば、すぐ近くに隣の国が見え、鶏や犬の声が聞こえるところにいても、人々が一生終えるまで、隣の国へ行き来したいとも思わぬくらいになるのです。

                       

 少し極端な話かもしれませんが、小なりと言えども、自分の文化を大切にし、誇りを持つ。 技術力もあり武力があっても見せびらかすようなこともなく、隣国と対立することもないということですね。

                 

                               

 坂城町長 山村ひろし

平成24年 第4回 坂城町議会定例会閉会挨拶

 本日(12月14日)、平成24年第4回坂城町議会定例会が閉会いたしました。

 閉会のご挨拶を掲載させていただきます。

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平成24年 第4回議会定例会 閉会あいさつ

 
 平成24年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言ごあいさつ申し上げます。
 12月3日に開催いたしました今定例会は、本日まで12日間にわたりご審議をいただきました。提案をいたしました、専決報告,上田地域広域連合規約の変更,条例の一部改正、一般会計及び特別会計補正予算,さらに、追加日程でお願いいたしました請負契約の変更、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
また、本日は、あさって16日(日曜日)の衆議院総選挙に向けての選挙事務説明会及び投票所の準備のため、1時間繰り上げての議会開会としていただきましたことを心から感謝申し上げます。
 
さて、去る12月4日、長野広域連合による「新ごみ処理施設整備の延伸に係る町民説明会」が、文化センターにおいて開催されました。
 会議では、冒頭に事業主体である長野広域連合の事務局長から、計画どおりに進んでいない新ごみ処理施設の状況報告とお詫びがあり、建設地である千曲市からは、建設に対しての同意には至ってはいないものの、説明を繰り返す中で、本年9月から環境影響評価に入っている状況についての説明がありました。
 質疑においては、「平成30年度に新ごみ処理施設が稼働できるのか」や、「計画遅延に対する長野広域連合への責任追求」など、厳しい意見が出されましたが、町も長野広域連合の一員として、一日も早い建設整備を望むものであります。
また、それまでの間は、葛尾組合の施設長として、安全かつ適切な施設運営に努めてまいります。
 なお、この説明会の状況につきましては、広報1月号に掲載してまいります。
 
次に、新しい南条小学校の建設に向けて、一昨日12日
第4回目の「建設検討委員会」が開催されました。
新校舎の建設場所については、児童の学習環境の面や具体的な設計を考えた際の校舎配置あるいは、意匠の自由度が広がること、経費的にも低減が図れることなどから、校庭への建設という方針がまとまりました。
今後は、具体的な設計に向けて、自然や地域協働といった分野の専門的な方も委員に加え「建設委員会」という形で、準備を進めてまいります。
 
スマートコミュニティ事業の一環といたしまして、来週
20日(木)に町とテクノセンターの共催で、町内企業の皆さんを対象に当町のエネルギーに関する取り組みの概要や、信州大学との産学官連携事業の概要、今後の展望などについて環境エネルギーセミナーを開催いたします。
当日は、「グリーンイノベーション研究支援事業」の第2ステップに向けて「テクノさかき工業団地のスマート工業団地化に向けた取り組み」と題しまして、信州大学工学部の田中教授に講演をいただきます。
 
さて、今年も、降雪の季節をむかえる時期となりました、町では、早朝の町内基幹道路につきまして、一定基準を超えた場合、町内の建設業者の皆さんにお願いし、除雪・融雪剤の散布を実施し、交通の安全を図ってまいります。
 しかしながら、身近な生活道路につきましては、住民の皆さんのご協力による除雪対応が一番必要となりますので、先月22日に開催されました行政協力員会の席上におきましても、区長さんにもお願いしたところでありますが、地域の生活道路が、安全にそして快適に通行できますよう町民の皆さんのご協力をお願いいたします。
 
これから新年度予算の編成作業に入ります。25年度の財政見通しについて、町税収入は町内企業への経営状況調査の結果などからも厳しい状況が伺えることに加え、地価下落による固定資産税の減収も懸念されます。限られた財政での更なる事業の重点化、現行事業の徹底した取捨選択を行いながら、「明るく活力あふれる坂城町づくり」に向け予算編成に努めてまいりたいと考えております。
 
 何かと慌ただしい季節であります。現在も「年末特別警戒」期間であり、この11日からは警察・安協・交通指導員のご協力により「年末の交通安全運動」を展開し、現在、街頭指導の強化を始めており、今後、更なる交通安全についての啓発活動を行ってまいりたいと考えております。
27日からは町消防団による「歳末特別警戒」も実施されます。年の瀬の寒い時期でもあり、さらに、今年は、町内で10件の火災が発生し、大切な生命、財産も失われております。火の取り扱いには十分注意されますようお願いいたします。
また、住宅用火災警報器設置の推進も行います。
                      
さて、年が明けますと 元旦には1年間の健康を願い「元旦マラソン」が、1月4日には新年の願いを込めて書初めを行う「席書大会」が開催されます。
 
来年は、「巳年」であります。今まで、冬眠をしていた蛇が目覚め、地表に出てくることを意味します。
従いまして、「巳年」は、従来の生活に別れを告げ、新たな世を作ることが期待されます。
年末、年始には、盛りだくさんの行事がございます。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
                    
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坂城町長 山村ひろし
 

坂城中学校のふる里ボランティア委員会

本日(12月12日)、坂城中学校のふる里ボランティア委員会の皆さんが被災地に向けた義援金を持ってきてくださいました。

坂城中学校の生徒の皆さんの継続的な活動に敬意を表します。

以下、坂城町のホームページからご覧ください。

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12月12日(水)坂城中学校から被災地へ義援金

坂城中学校義援金01

▲左から、平林先生、小見山さん、山村町長、塚田さん、小林さん

12月12日(水)、坂城中学校のふる里ボランティア委員会の塚田恵美香さん(委員長)、小見山一輝さん、小林友樹さんと平林悠子先生が、東日本大震災の被災地と栄村に贈る義援金を持って山村町長を表敬訪問されました。

ふる里ボランティア委員会では、今年の9月末に開催された坂城中学校の大峰祭期間中に募金箱を設置し、被災地への義援金の呼び掛けを行いました。また、牛乳パックを回収する活動にも力を入れてきたそうです。この度は、募金と牛乳パックを換金したお金を合わせて、義援金として役場福祉健康から日本赤十字社を通して被災地へ贈ります。

坂城中学校義援金02 

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坂城町長 山村ひろし

婦人消防隊分隊長会議

本日(12月11日)、坂城町婦人消防隊分隊会議がありました。

本日の会議の際に、婦人消防隊の皆さんが日常の活動を行いやすくするためのアクティブコートとキャップをお渡しました。

婦人消防団の制服は法被と三角巾ですが、日常の予防消防活動を行っていただくのにもう少し活動的な衣服が欲しいとのことから、このたび婦人消防団の皆様全員にアクティブコートとキャップをお渡しすることにし、本日その贈呈式を行いました。

鮮やかなオレンジ色のアクティブコートを身に付けられた婦人消防団員の皆さん

今年に入って大きな火災事故が続いています。

婦人消防団員の皆さんの日常活動に大いに期待します。

ご挨拶をする山村

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第79章)

この章はいわば 「道」 の 「裁き」 についてです。 なかなか意味深いものがあります。

 和大怨、必有餘怨。安可以爲善。是以聖人執左契、而不責於人。有徳司契、無徳司徹。天道無親、常與善人。

                                      

 大怨(たいえん)を和(やはら)ぐるも、必ず餘怨(よゑん)有り。 安(いずく)んぞ以(も)って善と為(な)す可(べ)けんや。 是(ここ)を以って聖人は左契(さけい)を執(と)るも、而(しか)も人を責めず。 有徳は契(けい)を司(つかさど)り、無徳は徹(てつ)を司る。 天道は親(しん)無けれども、常に善人に與(くみ)す。

                                    

 統治者が人民に対して何らかの悪政を行い大きな怨みごとを買ってしまった場合、例え和解(何らかの補償などをして)したとしても必ず遺恨は残ってしまうものです。 いったいこれは正しいことなのでしょうか。 聖人と言われる人は、借金の証文(割り符)を持っていても決して取り立てなどはせず、人も責めません。 徳のある人はひたすら割り符を持ち、徳の無い人はひたすら取り立てを行うと言われます。 天の道はえこひいきはしないけれど、常に善人に味方するものなのです。

                        

 少しわかりにくい言い方ですが、有徳者が割符(債権)を持っていても請求などを行わず、一見、損ばかりしているように見えても、恨みを買うこともないのでいずれ天の助けを得ることができる、ということです。 何事もすべて裁判に持ち込む西欧的合理主義に対する批判でもあります。

                            

 坂城町長 山村ひろし

来年・・癸巳(きし みずのと・み)はどんな年

 12月も一週間が過ぎ、そろそろ来年のことを考える時期になりました。
 十干十二支では来年は「癸巳(きし みずのと・み)」です。 年の意味を考えてみましょう。
 
今年は壬辰(じんしん、みずのえ・たつ)でした。
 
壬は「たたき台、ふくらむ、になう」という意があります。例えば壬人は人に託すという意味があり、語としては任となります。一方、辰は貝が足を出して動く形であり、「しん、かい、とき」とも読みます。また、辰は龍であり神、天をも意味します。従って、今年は前年から引き継がれた諸問題の解決を担う年であり、様々な問題に正面から取り組むことを要求されていました。
しかしながら問題の解決が遅々として進まず、壬辰の言葉通り、神もしくは天にその裁決を委ねることになりました。その結果は如何だったでしょうか。
まことに厳しい審判を受けているようです。
 
 
来年の癸巳(きし みずのと・み)はどんな年になるのでしょうか。
 
癸は「はかる」という意味です。癸量などという言葉があります。
はかるには、標準、基準、規範、ものさしが必要であり筋道を立てて考えるということが必要になります。
したがって「癸」という干は「万事筋道を立てて物を考え、処理していく。それを誤ると混乱し、あるいはご破算にならぬとも限らない」(安岡正篤)ということにもなります。
一方、巳は、動物の象形文字であり、今まで冬眠をしていた蛇が目覚め、地表に出てくることを意味します。
従って、「巳年」は従来の生活に別れを告げ、新たな世を作ることが期待されます。
 
従って、来年、「癸巳」は、よりしっかりと物事の本質を求め、規範を定め筋道を立て新たなチャレンジをすることが切望されます。
 
来年は総選挙後の年、是非とも、日本の新たな飛躍、大脱皮を期待したいものですね。
                                
坂城町長 山村ひろし