昨日(10月1日)、(公財)さかきテクノセンターで、「3Dプリンター利活用」 セミナーが開催されました。
昨年、クリス・アンダーソンの「Makers」(メイカーズ)という本が出版され、一躍世界の注目を浴び、第3次産業革命の起爆剤とも言われてきた 「3Dプリンター」 に関してようやく坂城町でセミナーが開催されることになりました。
講師にお招きしたのは25年前からこの分野で先駆的な取り組みをされてこられた、芝浦工業大学のデザイン工学部形状創製工学研究室長の安斎正博教授と坂城町ですでに3Dプリンターを利用したビジネスを展開されておられる藤岡潤一さんです。
芝浦工大には私が(公財)日本工学教育協会に関係していた際、一緒にご努力いただいていた芝浦工大の長友教授(理事長:当時)との関係でしばしばお邪魔しておりました。 今回、講師をお願いした安斎教授は5年前に長友教授が理研から招聘されたとお聞きしておりましたので、今回の講演も大変楽しみにしておりました。
また、(公財)さかきテクノセンターでは近々、3Dプリンターを導入されるとも伺っており、坂城の技術者がとにかく3Dプリンターを使ってみていただき身近なものとしていただければと思っております。
今後の坂城町の工業の新たな発展の種になれば良いなと思っております。
以下、坂城町ホームページより
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10月1日(火)3Dプリンタ活用セミナー
▲安齋正博氏 ▲藤岡潤一氏
10月1日(火)、坂城テクノセンターで、「3Dプリンタ活用セミナー」が開催されました。
今回のセミナーには、3Dプリンタに携わる2人の講師をお招きしました。まずはじめに、芝浦工業大学教授で工学博士の安齋正博先生に『3Dプリンタの活用によるものづくりの展開 ~積層造形でできること、できないこと~』を演題にご講演をいただきました。安齋先生は、今話題となっている3Dプリンタが、日本のモノづくりにおいてどのように活用できるのか、その展開について、医療など様々な分野で活用されている事例を挙げて詳しくお話しいただきました。
その後、坂城町中之条で「トレソル」という会社を開業し、3Dプリンタを使った造形・試作業務や3Dデータを作成する事業を展開している藤岡潤一さんに、3Dプリンタの活用事例をお話しいただきました。
世界で注目されている3Dプリンタのセミナーということもあり、会場には、町内企業など大勢の参加者が足を運ばれていました。
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坂城町長 山村ひろし