幹部社員教育に鉤役(かんやく)
昨日(9月5日)、本日の2日にわたり、富士通さんからの依頼により、幹部社員教育のお手伝いを実施しました。 (GKI/D・・Fujitsu Global Knowledge Institute Divelopment プログラム)
富士通研修者へのお話
本研修には長野の言葉である 「鉤役あるいは官役」から 、「”KANYAKU” 体験研修」 と名づけ、下草刈りなどの森林整備、ねずみ大根の試し堀り、ならびに播種作業など、都会の大企業では体験できないようなプログラムを組み入れ、非日常的な空間からマネジメントを学んでいただきました。
「びんぐし山」での下草刈り
ねずみ大根の種まき
また、昨年から実施している坂城の若手経営者の研修プログラム「坂城町経営革新塾」の受講者の皆さんとの合同セッションも行いました。
坂城町経営革新塾のメンバーとの交換会
大変熱心なディスカッションが行われました。
坂城の若手経営者の議論にも素晴らしいものがあり、お互い大いに刺激を受けていたようです。
修了書の授与
富士通GKI/Dプログラム修了者全員と
閉塞する日本経済の中、若きエネルギーに期待したい。
また、今回の研修の中から新たなビジネスが発生することもあわせて期待しています。
*本研修の実施にあたっては、「坂城町商工会」「びんぐし湯さん館」「味ロッジわくわくさかき」「かいぜ」「鉄の展示館」「坂城町林業委員」「ねずみ大根振興協議会」(特に山 進一さんには特別にご指導いただきました)それに坂城町役場のスタッフにお世話になりました。感謝です。
坂城町長 山村ひろし
十六夜観月フェスティバル
先日(9月2日)、十六夜観月殿(いざよいかんげつでん)と網掛公民館を使って 「十六夜観月フェスティバル」 が開催されました。(実行委員長:宮入宗乗網掛区長)
坂城町網掛にある、「十六夜観月殿」は月見堂ともいわれ、千曲川を眼下に望み、坂城町全域を一望におさめることのできるまさに景勝の地に建っています。
この観月殿は元中年間(1384~1392)に村上満清が建立をしたと言われていますが、その後、戦火に会って焼失し、寛永年間(1624~1645)、郷人によって再建されました。
貞亨5年(1688年)8月16日、芭蕉が十六夜の月を詠んでいます。
「いざよひもまだ更科の郡かな」(更科紀行)
何百年に亘って続けられている句会ですが、今年から小学生も参加し、名も新たに 「十六夜観月フェスティバル」 として開催されました。
このような形で坂城の文化・伝統を継承されておられることに敬意を表します。
観月殿を取り囲んで子供たちも参加
網掛公民館でのパーティー(私はパーティのみ参加)
今年はオリンピックが開催されたこともあり、賞は「金、銀、銅」になりました。
いずれも優秀句ばかりで感服しました。
以下、受賞句をご紹介します。
兼題:(金賞句のみ)
「秋の暮」・・・震災の 傷跡残し 秋の暮 (塚田正平)
「十六夜」・・・母の手を とり十六夜の 月を待つ (大山翠風)
「案山子」・・・案山子立て 豊穣祈り 旅に立つ (宮 郁子)
席題:(金賞句のみ)
「蜩(ひぐらし)」・・・蜩や 夕餉の支度 せかされて (藤本貞子)
「敬老の日」 ・・・・・親不孝 心に刻む 敬老日 (宮 義也)
選者吟:
十六夜や 里連綿と 詩を詠む (大井宗斉)
去り際の 言葉は温し 秋の暮 (宮入照雲)
物いわず 案山子世情の 今映す (宮入透玄)
こどもの部: 兼題・・・「流れ星」「あきまつり」
「優秀賞」
空の下 みんなでねがう 流れ星 (児玉陽菜乃)
夕暮れに 今年もいわう 秋祭り (児玉陽菜乃)
流れ星 願いを言う間に 消えていく (宮嵜春花)
流れ星 みんなつぶやく 願い事 (宮嵜優花)
子供たちの作品への講評と表彰
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8月30日に俳人の朝吹英和さんが十六夜観月殿に来られました。
宮入宗乗ご住職にご案内いただきました。
左から:宮入宗乗さん、山村、朝吹英和さん、奥様
後日、朝吹さんから十六夜観月殿に因んだ句を送っていただきました。
老子の続き(第65章)
この章は、一見、「愚民政治」を推奨しているかのようですが、そうではなく、老子が一貫して主張している 「小利口な」 「小賢しい」 人間ばっかり増やしてはいけないということです。
古之善爲道者、非以明民。將以愚之。民之難治、以其智多。故以智治國、國之賊、不以智治國、國之福。知此兩者、亦楷式。常知楷式、是謂玄徳。玄徳深矣遠矣、與物反矣。乃至於大順。
古えの善く道を爲(をさ)むる者は、以(も)って民を明らかにするに非ず。 將に以ってこれを愚(ぐ)にせんとす。 民の治め難(がた)きは、その智の多きを以ってなり。 智を以って國を治むれば、國を之れ賊(ぞく)し、智を以って國を治めざれば、國を之れ福す。 此の兩者を知るも、亦(また)楷式(かいしき)なり。 常に楷式を知る、是(これ)れを玄徳(げんとく)と謂(い)ふ。 玄徳は深く遠し。 物と反(はん)す。乃(すなわ)ち大順(たいじゅん)に至る。
学校での催し(坂城中学校、坂城高校)
9月に入り、いささか過ごしやすくなってまいりました。
スポーツの秋、文化の秋でもあり、学校でもいろいろな行事が開催されています。
先日お邪魔した、坂城中学校と坂城高校の催しの一部をご紹介します。
1.坂城中学校
9月1日に「第54回更埴教育研究集会」が坂城中学校で開催されました。
更埴地区の先生方、PTAの方々を中心にして約400名の方が18の分科会、講演会などに熱心に参加されていました。
分科会は18もあり、一通り拝見しましたがいずれもチャレンジングな教育についての新しい取り組み方について活発な質疑応答がなされていました。
「動くおもちゃ」を紹介される、坂城小学校の若林学校長
小林いせ子先生の指導による「読み聞かせ」の指導
講演会では、大正大学人間関係学部の玉井邦夫教授により「通常学級における特別支援教育のあり方」についてというテーマで誠にわかりやすく具体的な事例を踏まえ「特別支援教育」の意義についてお話をしていただきました。
大正大学人間関係学部玉井邦夫教授
熱心に講演を聞かれる先生方
2.坂城高校
坂城高校では第52回葛尾祭が9月1日、2日にわたり開催されました。
種々の催し物が行われましたが、その中で、坂城高校JRC(青少年赤十字)の皆さんによる、「坂城駅前のバリアフリー観察」の掲示板がありました。
これは坂城駅前を中心としたバリアフリーマップで、ハンディキャップのある方、ご高齢の方でも安心して通行できる場所を観察していただきました。
なかなかの労作です。 坂城町としても是非参考にさせていただきます。
また、埼玉工業大学の情報工学科(井門先生)による特別展示などもありました。
左は埼玉工業大学井門俊治教授、右は 「初音ミク」の画面の前で実演に参加している上田ケーブルテレビのアナウンサー
坂城町長 山村ひろし
平成24年 第3回坂城町議会定例会 招集あいさつ
「スマートタウン坂城」 次のステップに進む
昨年から、坂城町全体のエネルギーの効率的利用を図る「スマートタウン坂城」の研究を進めてまいりましたが、昨日(8月31日)、信州大学ならびに坂城町の企業とともに新たな研究事業を進めることになり共同で記者会見を行いました。
「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」です。
左から:三浦義正信州大学副学長、山村、 桜井雅史 さかき産学官連携研究会会長
詳細については、以下の坂城町公報記事をご覧下さい。
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「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」
▲写真左から
・信州大学工学部 田中清教授
・信州大学工学部 天野良彦教授
・信州大学 三浦義正副学長
・山村町長
・さかき産学官連携研究会会長 桜井製作所 桜井雅史代表取締役社長
・ 栗林製作所 吉満高広代表取締役社長
・宮後工業 中村水男常務取締役
8月31日(金)、坂城町役場で「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」の記者発表が行われました。
当町では、昨年度から坂城町スマートタウン構想を立ち上げ、エネルギーの効率的利用に向けた取り組みを始めました。その一環として、本年度、信州大学様・テクノさかき工業団地内企業様(宮後工業 様、 栗林製作所様)・町の“産学官連携”によるグリーンイノベーション研究支援事業を行います。
本事業は、工業団地内企業にスマートメータ(通信機能を持った、従来の電力計より細かいデータを収集できる次世代電気メータ)を設置して電気を『見える化』し、エネルギーをより効率的に利用することを目的としており、当初はテクノさかき工業団地での取り組みですが、将来的には町全体に波及させることを目指します。
記者会見は約1時間にもおよび、詳しく質疑応答がなされました。
坂城町長 山村ひろし
田村純菜さん来訪
昨日(8月29日)、全国小学生陸上競技交流大会 (8月25日 5年生女子 100m)に出場し、見事優勝を果たした村上小学校5年生の田村純菜さんが 「金メダル」 とともに坂城町役場へ報告に来ていただきました。
左から:山村、田村純菜さん、塩野入コーチ
詳細は以下の坂城町ホームページ・ニュースをクリックしてください。
とにかく快挙です。 今後の活躍を大いに期待します。
追記)
田村純菜さんのお姉さんの有利奈さん(坂城中2年生)も坂城町を代表する若きアスリートですが、他にも、人命救助をしたということで千曲警察から表彰を受けています。
素晴らしい姉妹ですね。
以下、私のブログから
(中学校全国大会出場)
坂城の若きアスリート(陸上競技選手)
(人命救助)
坂城の中高生が人名救助
坂城町長 山村ひろし
老子の続き(第64章)
この章には重要なメッセージが多く含まれています。
1.「第一歩の重要性」 2.「無為」の大切さ 3.「終わりを慎む」 です。
いささか長文ですがお付き合いください。
其安易持、其未兆易謀。 其脆易破、其微易散。 爲之於未有、治之於未亂。 合抱之木、生於毫末、九層之臺、起於累土、千里之行、始於足下。 爲者敗之、執者失之。 聖人無爲、故無敗。 无執、故無失。民之從事、常於幾成而敗之。 愼終如始、則無敗事。 是以聖人欲不欲、不貴難得之貨。 學不學、復衆人之所過。 以輔萬物之自然、而不敢爲。
其の安きは持し易(やす)く、其の未(いま)だ兆(きざ)さざるは謀(はか)り易し。 その脆(もろ)きは破り易く、其の微(び)なるは散じ易し。 之を未だ有らざるに爲(をさ)め、之(こえ)を未だ亂(みだ)れざるに治む。 合抱(がふほう)の木も毫末(がうまつ)より生じ、九層の臺(うてな)も累土(るいど)より起こり、千里の行(かう)も足下(そっか)より始まる。 爲す者は之を敗り、執(と)る者はこれを失う。 聖人は、無爲なり。 故に敗るること無し。 執ること无(な)し、故に失うこと無し。 民の事(こと)に従うや、常に幾(ほと)んど成るに於(お)いてこれを敗(やぶ)る。 終りを慎しむこと始めの如くなれば、則(すなわ)ち事を敗る無し。 是(ここ)を以って聖人は欲せざるを欲し、得難(えがた)きの貨(くわ)を貴ばず。 學ばざるを學び、衆人の過ぐる所に復(かえ)る。 以って萬物の自然を輔(たす)けて、敢えて爲さず。
坂城町総合防災訓練
昨日(8月26日)、坂城町総合防災訓練が村上小学校グランドで開催されました。
各自主防災会の方々を中心として約500名の皆様にご参加いただき無事終了いたしました。
以下、坂城町ホームページの記事をご覧ください。
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8月26日(日)平成24年度坂城町総合防災訓練
▲初期消火訓練
8月26日(日)、村上小学校校庭を会場に、平成24年度坂城町総合防災訓練が実施されました。
総合防災訓練は、毎年9月1日の「防災の日」を含む防災週間に、南条、中之条、坂城、村上地区で順番に行っています。今年は、村上地区の皆さんを対象として実施し、自主防災会、消防団、関係団体など約500名の方が参加して、避難訓練、情報伝達訓練、自主防災会及び消防団による初期消火・救出搬送・応急手当訓練、自主防災会及び坂城町建設業災害防止協会、町建設課による水防訓練、日赤奉仕団による炊き出し訓練、郵便局・消防団による被害状況把握・火災想定訓練、消防署による建物・高所救出訓練などが行われました。
恐ろしい災害はいつ起こるかわかりません。皆さんのご家庭でも、災害時の行動を相談しておく、非常時の持ち出し品を用意しておくなど、災害に備えておきましょう。
▼各訓練の様子
坂城町長 山村ひろし