坂城町 令和2年年末の交通安全運動

本日(12月15日)、年末の交通安全運動の一環として、朝7時から田町交差点で恒例の交通安全指導を行いました。

交通指導所の開設に当たっては、千曲警察署、坂城町交通指導員、千曲交通安全協会、ヤングドライバークラブ(竹内製作所さん、都筑製作所さん、日精樹脂工業さん、KYB-YSさん、宮後工業さん、坂城町役場)の皆様のご協力を得て実施いたしました。

雪の降る寒い中、大勢の皆さまに参加していただきました。

坂城町の交通事故の状況については昨年同期(1月1日から11月30日まで)と比べて、件数が―12件(33件)、死者は0人で前年同様、傷者は-24人(40人)です。

また、交通死亡事故「0日」は現在、959日経過です。

1,000日を目指して活動をしております。

また、坂城町の地区別、死亡事故「0日」は以下の通りです。

坂城地区:3,738日、中之条地区:959日

南条地区:2,241日、村上地区:6,617日(18年以上!)

交通指導所開設の後、パトロールカーで坂城町を巡回し、通学中の子どもたちに交通安全の声かけを行いました。

年末交通安全運動は今日から12月31日まで実施されています。

年末、何かと忙しく交通事故も多く発生します。

交通事故の無い、「安心安全で住みよい町」を目指して、交通安全に努めてまいります。

今年のスローガンは:「思いやり 乗せて信濃路 咲く笑顔」です。

例年ですと交通安全のパンフレットなどを配布するのですが、新型コロナの影響もあり、交通安全のボードや旗を表示して啓発活動を行いました。

坂城町長 山村ひろし

令和2年第4回坂城町議会定例会閉会あいさつ

本日(12月14日)、令和2年第4回坂城町議会定例会が閉会いたしました。

今議会での補正予算、一般会計の歳入では、新型コロナ禍のなかの厳しい企業環境のなか法人町民税収の減額を見込み、反対に、ふるさと寄付金の増額などを見込みました。

また歳出では、新生児応援臨時特別給付事業として、4月28日以降、来年4月1日までにお生まれになった新生児の方へ10万円を支給をする追加策、町道除雪作業の経費、しなの鉄道への負担金、学校・保育園・給食センターなどの感染予防対策費などの増額などについてご決議いただきました。

・・・・・・・・・・・

令和2年第4回議会定例会閉会あいさつ

令和2年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。

12月1日に開会されました本定例会は、本日までの14日間ご審議をいただきました。

提案をいたしました、条例の制定、一部改正、公の施設の指定管理、一般会計及び特別会計補正予算と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

さて、12月4日、県では、独自に定める新型コロナウイルスの感染警戒レベルについて、当町を含む長野圏域をレベル4からレベル3に引き下げ、発令していたアラートも「特別警報」から「警報」に切り替えました。

しかしながら、最近の県内の感染動向は職場や家庭内での感染が増加し、12月に入っても減少の気配が見られず、当町においても8月以来となる陽性者の確認がされ、まだまだ予断を許さない状況が続いております。

特に、これからの年末年始にかけては、人の移動や会食等、人の集まる機会が増えてまいります。町民の皆様には、マスクの着用や手洗い、3密の回避に加え、室内の定期的な換気など、会食の機会や職場、ご家庭での感染防止の取組みを再度徹底していただくようお願いいたします。

また、日増しに寒さが厳しくなり、体調を崩しやすい季節でもあります。検温等の健康チェックを毎日行い、自身の体調管理にもご留意いただきますようお願いいたします。

こうした中、たとえウイルスに感染しても、誰もが地域で笑顔の暮らしを取り戻せる社会になるようにとの願いから、愛媛の有志により「シトラスリボンプロジェクト」が生まれました。

感染された方や医療従事者等が、それぞれの暮らしの中で「ただいま」「おかえり」と受け入れられる雰囲気をつくり、思いやりがあり暮らしやすい地域づくりを目指すもので、当町もこのプロジェクトに賛同しています。

町民の皆さんにおかれましては、引き続き、不当な差別や偏見等が行われないよう、正確な情報に基づいた冷静な行動をお願いいたします。

さて、12月4日夕方から、恒例となりました坂城駅前のイルミネーション点灯と169系電車のライトアップが始まっております。

(株)まちづくり坂城の皆さんが飾り付けたイルミネーションが、来年1月末まで色鮮やかに点灯し、169系電車のライトアップは3月末までお楽しみいただけますので、大勢の皆さんにご覧いただきたいと思います。

12月5日、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を文化センターにて開催し、南条小学校の児童による人権活動の発表やシンガーソングライターの「う~み」さんをお招きして、ご自身の体験と歌を交えて記念講演をいただきました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人数制限による開催となりましたが、上田ケーブルビジョンのご協力により、年明け1月に集会全編の放送をいただける予定でありますので、ご覧いただければと思います。

さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、歳入の見通しにおきましては、税制改正による通年での法人町民税の税率引下げや新型コロナウイルス感染症の影響による世界経済の減速など、一般財源を含む歳入の確保は容易ではないと考えているところであります。

こうした厳しい状況下、事務事業の一層の効率化を図りながら、令和3年度を初年度とする町第6次長期総合計画や、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略などの計画に基づき、将来のまちづくりに向けた施策展開が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

さて、コロナ禍ではありますが、慌しい季節でもあります。

12月15日から31日まで、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯、交通安全の啓発を強化する年末特別警戒及び交通安全運動を実施します。

年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあり、引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、特殊詐欺など犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。

また、12月27日からは、町消防団による歳末特別警戒が行われます。コロナ禍という状況の中で、夜間の警戒に当たっていただく消防団には感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては、年の瀬の寒い時期でもあり、大切な生命、財産を守るため、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。さて、来年、令和3年は、「辛丑(かのと うし・しんちゅう)の年であります。

「辛(かのと・しん)」は「辛い」「厳しい」ということや「革新」という意味があり、「丑(うし・ちゅう)は、強く掴むことや始まりを意味します。

これらから、
来年の「辛丑」は「多少のリスクも覚悟しながらしっかりと新たな試みを始める」年とされ、いわば「捲土重来」の年であります。

しっかりと強い覚悟をもってスタートを切りたいと思います。

さて、年明けの事業につきましては、1月1日の元旦マラソンは、屋外イベントであることから、参加者の限定や事前申込制などの新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応を図り、準備を進めておりますが、明日15日時点における長野圏域の感染警戒レベル(感染警戒レベル2以上の場合は中止)により、開催の可否を判断させていただきます。

現時点で圏域レベル3(警報)でありますことから、開催は厳しい状況かと思いますが、実行委員の皆さんと協議の上速やかに決定し、お知らせしてまいります。

なお、例年1月4日に開催しております新春賀詞交歓会、席書大会及び書初展は、県内の新型コロナウイルス感染状況を鑑み、関係団体とも協議の上、中止することとなりました。

また、1月9日に坂城テクノセンターにて開催を予定していました「ライフ・ステージエコー2021」につきましても、同様に中止といたしましたが、その代替策として、「さかきふれあい大学」での音楽講座ができないか検討をしております。

1月24日には、町消防団の出初式が、参加人数を限定するなど3密を避ける対策を行った上で挙行されます。街頭行進や消防活動などにご尽力いただいた方々を表彰し、防火、防災への新たな決意をする予定となっています。

2月9日には、国際金融経済学者である愛知淑徳大学の真田幸光教授(真田家の末裔)をお招きし、坂城テクノセンターにて新春経済講演会を開催いたします。

バイデン政権の誕生による新たな世界秩序や新たな経済環境の行方などについてご講演いただく予定ですので、大勢の皆さんにご聴講いただきたいと思います。

さて、例年、2月中旬から開催しております、住民税及び確定申告の申告相談会につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、受付や待合室の密集・密接を避けるため、事前予約制とさせていただき、2月1日から専用電話により予約受付を開始いたします。

申告相談会にお越しの際は、新型コロナウイルス感染症予防の取組みにご協力をお願いいたします。

さて、例年とは異なり、3密を避け、新しい生活様式で、年末、年始を迎えることとなります。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会

 本日(12月5日)、坂城町文化センターで、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会 ~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして」が開催されました。

 南条小学校の子供たちの発表、「う~み」さんの講演・演奏はとても素晴らしく胸をうたれました。

 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 この集会は、一人ひとりが、共に認め合い支え合う人権感覚を養うとともに、福祉への理解を深め明るく住みよい人権・共生のまちづくりの実現を目指して毎年開催されています。

 はじめに、南条小学校の児童7名による小学生人権作文の発表が行われました。

 今年度南条小学校で取り組んだ「人権の花運動」について、花の生育を通して生命の大切さを感じたことや学年の異なる児童と一緒に花の世話をして仲が深まったことなどについて発表がありました。

 次に、記念講演として、シンガーソングライターのう~みさんを講師にお迎えし、「じんけんコンサート~あなたに会えてよかった~」という演題でご講演いただきました。

 う~みさんは、幼少の頃、自身の持つ絶対音感などにより周囲と溶け込めず悩み、また、バスケットボールの練習中には事故で頸椎を損傷し、障がいを負いました。生きる希望がない中、音楽漬けの生活を通して、自分が心身ともに回復していることを感じた経験から、多くの人々に音楽の素晴らしさを伝える活動をされています。

 自身が作った曲をピアノで演奏しながら、「悩むことは悪いことではなく大切なこと」「自分が好きなことをたくさんやること」など、実体験をもとに「命の大切さ、命は繋がっている」ことについてお話しいただきました。

 また、童謡の「紅葉」や「ふるさと」を会場の皆さんと合唱する場面もあり、講演会が終わるとう~みさんに盛大な拍手が送られていました。

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▼「うーみ」さん講演・演奏会の様子。子供たちは人権作文を発表していただいた南条小学校の皆さん。また、手話と口述筆記をしていた皆さんとの写真も。

坂城町長 山村ひろし

坂城駅前イルミネーションと169系電車ライトアップ

今年も
坂城駅前のイルミネーションが本日(12月4日)点灯されました。

あわせて坂城駅前多目的広場に静態保存されている169系電車のライトアップも始まりました。

駅前のイルミネーションは、(株)まちづくり坂城(代表:関戸啓司さん)の皆さんが毎年いろいろな工夫をして駅前を賑やかにしていただいています。

この、駅前
のイルミネーションは、今年も長野県信用組合坂城支店様のご協力により、坂城駅を出て正面にある同支店駐車場の壁をLED電球で装飾しています。

駅周辺へお立ち寄りの際はぜひご覧ください。

坂城町長 山村ひろし

坂城町 村上会から本のご寄付をいただきました。

本日(12月3日)、村上会の皆さん(会長:大橋房夫さん)から村上小学校の図書振興のため、ポプラディアプラス日本の地理(全7巻)ほか図書25冊をご寄附いただきました。

村上会の皆さんからは、毎年毎年、地元の村上小学校の子供たちに図書のご寄付をいただいています。

今年で30年目になるそうです。

長い間誠、誠にありがとうございます。

村上会代表の大橋房夫さんから図書の目録をいただきました。

大切に使わせていただきます。

▼左から:滝沢毅彦さん、大橋房夫さん、山村、柄澤俊彦校長、竹内福人さん、清水教育長

坂城町長 山村ひろし

令和2年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ

本日(12月1日)、令和2年第4回坂城町議会定例会が招集されました。

以下、長文ですが、私の招集のあいさつを掲載させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・

令和2年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ

本日ここに、令和2年 第4回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。

さて、
11月
3日に行われたアメリカ大統領選挙は、バイデン前副大統領が当選を確実にし、次期政権の人事を発表しているなか、今だにトランプ氏は敗北を認めず、同陣営は選挙に不正があったとして訴訟を起こしています。国外のこととはいえ、経済、環境などに関して日本にも影響が及んでまいりますので、円滑な政権移行が望まれるところでございます。

 さて、
11

26
日、びんぐし湯さん館では 来館者
500
万人を迎えました。平成
14
年以来のご利用を感謝いたします。

こうした中、
11

20
日、当町にも縁のある矢口高雄氏が逝去されました。矢口氏は、鮎釣りに当町を訪れ、作品に町の風景を描かれるとともに、びんぐし湯さん館のロゴのデザインを提供いただきました。深く感謝を申し上げますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

さて、新型コロナウイルスにつきましては、昨年
12
月に中国武漢で初めて確認されてから
1
年が経過しようとしていますが、いまだ世界がその脅威に直面しています。特に
11
月は国内外で感染者の増加が顕著で、国内でも頻繁に
1
日当たりの感染者数が過去最高を更新し、経済対策として実施しているGoToキャンペーンも一部運用の見直しがされました。

県内においても、
11
月の感染者数は、緊急事態宣言のあった
4
月や第
2波と言われた
8
月を大幅に上回っており、特に、飲食店でのクラスターが発生した長野市を中心に感染が急増した長野圏域について、県では独自に設定する
6
段階の感染警戒レベルを、
11

8日にレベル
1
からレベル
2
に、
12日にはレベル
3
に、さらに
11

14日の夜には「感染が拡大しつつあり、特に警戒が必要な状態」として、感染警戒レベルを
4
に引き上げ「新型コロナウイルス特別警報」を発令しました。

町としましても、これらの情報をいち早く町民の皆様にお伝えし、注意喚起をするため、特に、「特別警報」が発令された翌
15
日(日)の午前には、対策本部長であります私自ら防災行政無線を通じて呼びかけを行うとともに、すぐメールやホームページを通じて情報発信をしたところでございます。

県では「特別警報」の発令に伴い、飲食店への感染拡大予防ガイドラインの遵守と利用客に対してガイドラインを遵守していない接待を伴う飲食店の利用を控えるよう新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく要請やクラスター対策の取組強化などを行いつつ、県民に対しては「過度に活動自粛を行うのではなく、基本的な感染防止対策を徹底」するよう呼びかけています。

町としましても、こうした趣旨を踏まえ、より徹底した感染防止対策を講じる中で、直ちに公共施設の閉鎖や会議、イベント等の中止などは行わないこととしておりますが、今後も感染動向には細心の注意を払いつつ、状況に応じて適切な対応を図っていくことを対策本部会議の中で確認をしているところであります。

県内の新型コロナウイルス感染症については、会食の場の他に、職場や家庭でも感染拡大の原因となる事例が発生しており、若い世代の感染が中心だった夏場に比べ、幅広い世代への感染の広がりが見られます。

また、県外との往来に起因すると思われる事例も多くなっており、現在は長野圏域以外のすべての圏域でも感染警戒レベルが3に引き上げられ、「新型コロナウイルス警報」が発令されている状況です。新型コロナウイルスは、いつ、誰が感染してもおかしくありません。また、無症状の場合でも周りの人に感染させる可能性があります。

町民の皆様には、外出先の感染動向に十分ご注意いただくとともに、改めて、人との距離を確保し三密を回避することやマスクの着用、こまめな手洗いを徹底していただきますようお願いします。特に、空気が乾燥する冬場は、飛沫感染への注意が必要ですので、室内の換気や加湿を行っていただくよう、併せてお願いいたします。

さて、
10

24
日(土)、高見澤正さんへの名誉町民称号 贈呈式を挙行いたしました。

高見澤さんは、皆様もご存じのとおり、
坂城町で事業を起こし、「ジュール加熱殺菌システム」などの技術開発を進め、業界初の「発酵ジャム」を商品化させて、全国そして海外にも事業展開を拡大されるとともに、永年にわたり多額の私財を寄附され、産業、教育文化などの発展にもご貢献いただき、町の誇りでございます。

今後も、坂城町発展のため、ご指導とお力添えをお願いしたいと存じます。

続いて、経済情勢でありますが、世界中に広がる新型コロナウイルスによる不況から、これまで大きな落込みとなっておりましたが、日本総研などによりますと、アメリカでは、個人消費などの大幅増が経済をけん引して、7~9月
期の実質
GDP
は前期比年率プラス
33.1
%と急回復しましたが、新型コロナウイルス流行前の水準には至っていないところです。

ヨーロッパでは、ユーロ圏において
7
9
月期の実質
GDP
は前期比年率プラス
61.1
%と年前半の落込みからの反動で統計開始以来最大のプラス成長となりましたが、感染の再拡大から活動制限をする国が多く、今後の回復ペースは不透明です。

 また、中国においては、早期からの経済活動再開によって 
7

9
月期の実質
GDP
成長率が前年同期比プラス
4.9
%と
2
期連続でプラス、新型コロナウイルス流行前の水準となり、欧米に先駆けて回復が伺われるところでございます。

 次に国内の状況でありますが、内閣府による
11
月公表の
7

9
月期の実質
GDP
の成長率は前期比年率プラス
21.4
%と
4
期ぶりのプラスとなり、比較可能な
1980
年以降で最大の伸びとなったものの、依然として新型コロナ前の水準を下回った状態となっています。

長野県内の状況につきましては、日銀松本支店が
11
月に発表した「金融経済動向」では、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費の個別観測から「長野県経済は、一部に持ち直しの動きがみられるものの、厳しい状況が続いている」としております。

当町におきましては、
10
月に実施いたしました町内の主な製造業
20
社の
7

9
月期 経営状況調査の結果では、生産量は
3
ヶ月前の比較で プラスとした企業は
7
社、マイナス
8
社、変わらない
4
社、売上げについてもほぼ同様で、前回調査よりプラス回答が増えたものの厳しい状況が伺われます。

一方、雇用については、
7

9
月の実績が、総計でマイナス
101
人と、前回調査時からマイナスに転じ、来年4月の雇用予定は、
1
社が予定なし、
2
社が減員、
2社が未定、その他企業は増員又は減員分の補充を予定しており、全体では
24
人増員予定ですが、雇用情勢も不安定となっています。

世界経済は回復の兆しが見えだしたところですが、新型コロナウイルスが再拡大する中で、今後の減速や町内企業への影響など懸念され、早期の新型コロナウィルス感染症の収束と経済の回復を願うところでございます。

続いて、
9
月定例会以降の事業の状況並びに補正予算に計上いたしました、主な内容について述べさせていただきます。

令和
3
年度から
10
年間のまちづくり全体の基本構想を定める 「坂城町第
6
次長期総合計画」及び「国土利用計画第
4
次坂城町計画」、並びに来年度から
5年間を見据えた「第
2
期坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」、「坂城町人口ビジョン」につきまして、
10

26
日に「総合計画審議会」及び「まち・ひと・しごと創生総合戦略策定懇話会」を開催し、西沢議長、滝沢総務産業常任委員長にもご参画いただく中で、それぞれの計画の素々案についてご審議をいただきました。

 現在、委員の皆様からいただいた意見等を調整し素案の策定作業を進めており、この素案を今月
7
日から、年明け
1

4日まで、町ホームページに掲載すると共に、役場企画政策課や文化センターなどに閲覧場所を設けて、広く町民の皆様からご意見をお寄せいただきたいと考えております。

また、
12

15
日(火)には、文化センターにて、午後
3
時と、夕方
6

30分から、各計画を説明する「坂城町第6次長期総合計画等説明会」の開催を予定しております。町民の皆さんのご意見をお聞きする中で、案をまとめ、審議会の答申をいただき、年度末の策定に向け作業を進めてまいります。

令和
3
年度から
10
か年の公共施設の施設整備計画となる「坂城町公共施設個別施設計画」につきましては、先般、有識者の皆様による策定委員会に、計画原案となる素々案をご説明し、ご審議をいただくなど策定作業を進めております。

今後は、策定委員会の意見等を踏まえて、素案づくりを行い、
12
月中に町ホームページを通じて、住民の皆様からの意見公募を行う予定でございます。

 持続可能なまちづくりにむけ、策定委員や町民の皆様からご意見をお聞きしながら、今年度中の計画策定に取り組んでまいります。

町内企業の需要に応える新工業団地造成事業につきましては、テクノさかき工業団地の西側に約
3.6ha
の拡張を予定し、農地法に基づく農業振興地域からの除外につきまして、
10

29
日付で長野県知事から同意をいただきました。

今年度内での用地取得に向けて交渉を進めるとともに、造成工事に必要となる開発行為の許可申請に向けて
、上下水道や農業用水、区画道路・調整池などについて
協議
を進め、合わせて、基幹道路となるA
09
号線道路整備事業の用地買収など、引き続き団地造成の推進を図ってまいります。

さて、新型コロナウイルス感染拡大を受ける中、町でも新たな試みとして、インターネットやケーブルテレビを活用し情報配信に取り組んでいます。

10

2
日、
3
日に開催いたしました「
2020
さかきオンラインものづくり展」では、企業・大学などの説明をオンラインにて行い、ビジネスチャンスや大学研究シーズの提供の場として、各企業等の技術や製品などを紹介し、企業・大学の
PR
と合わせマッチングの機会といたしました。

また、「パネルディスカッション」は、会場に集まらなくとも、
web
会議システムや動画投稿サイト、ケーブルテレビにより視聴できる環境を整え、コロナ禍の中でも元気に頑張る坂城町をお伝えすることができたものと考えております。

10

24

(

)
、文化センターでさかきふれあい大学講演会を開催し、信州山の達人にも選定された中嶋豊さんと鳥類生態学の権威で、ニホンライチョウ研究の第一人者でもある町特命大使の中村浩志さんに「山と私たちの生活」をテーマにお話しいただきました。

参加者は、新型コロナウイルス感染症対策として事前申込制といたしましたが、講演会の様子をケーブルテレビと町の公式動画投稿チャンネルにて再配信し、当日参加できなかった方にも後日聴講できるよう対応したところでございます。

10

31
日、
11

1
日の
2
日間、第
27
回全国山城サミット上田・坂城大会が開催されました。

初日の山城ガイドツアーでは、葛尾城跡コースに約
50
人、和合城跡コースに約
20
人が、登山をして現地の城跡を見学し、
2
日目のオンライン講演会では、それぞれの城跡の保存状態の良さや山城としての魅力がケーブルビジョンとインターネットで紹介され、コロナ感染の状況下ではありましたが、全国に向けて発信することができました。

さて、
12
回目となる「ねずみ大根収穫・直売市」が、さかき地場産直売所「あいさい」と坂城インター線沿いの ねずみ大根ほ場の2会場で
11

14
日(土)に開催され、長野圏域の新型コロナウイルス感染警報レベルが引き上げられたことから、「3密」にならないよう来場者への働き掛けや一部開始時刻を早めるなど、対策を強化しての実施となりました。

当日は天候にも恵まれ、直売所ではねずみ大根をはじめとする農産物・加工品の販売のほか、今年産の巨峰ワインやテイクアウト用ランチの限定販売など、
500
名ほどのお客様で賑わい、また、ねずみ大根収穫会場では、約
300
名にご来場いただき、例年以上にねずみ大根が収穫され盛況でありました。

今週
12

5
日(土)、午後
1

30
分から、一人一人がともに認め、支え合う人権意識を養うとともに、福祉の理解を深めるため、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を文化センターにおいて開催いたします。

南条小学校児童による人権作文の発表の他、シンガーソングライターの「う~み」さんをお招きし、「じんけんコンサート~あなたに会えてよかった」と題して歌を交えてお話をいただきます。

今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前申込み制の先着
70
名とし、隣保館で申込みを受け付けておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。

さて、信州さかきふるさと寄附金につきましては、
11
月末現在、 
8,414
件・
1億
55,820
千円で、前年同月比 金額でプラス
25.2
%と、果樹類を中心に大変多くの寄附のお申込みをいただいております。

今年度のふるさと寄附金につきましては、
9
月以降の急激な寄附申込みの伸びに対する経費の支払いにつきまして、
10
月下旬に専決による補正予算で対応いたしましたが、その後の状況を踏まえ、年度末までには寄附額が
1

80,000
千円ほどと見込み、今議会に関連の補正予算をお願いするものであります。

 さて、国道
18
号バイパスの整備促進として、
10

7日に県庁で開催された「新国道上田篠ノ井間
建設促進期成同盟会」において、関東地方整備局に対し、上田篠ノ井バイパスの早期完成に向けた建設促進等を要望してまいりました。地域住民のみなさんの思いを繋ぐ国道バイパスですので、坂城町区間の建設について関係機関と連携し、促進してまいりたいと考えております

 また、千曲川の治水整備につきましては、
10

28
日に安曇野市で開催された「長野県治水事業
整備促進意見交換会」において、北陸地方整備局に対し、完全堤防化に向けた築堤工事の実施等を要望いたしました。引き続き、千曲川の強靭化が図られ、地域が安心・安全に生活できるよう、要望活動を進めてまいります。

次に、長野広域連合B焼却施設でありますが、現在、工場棟の躯体やプラント設備工事のほか、管理棟などの基礎工事を行い、令和
4

4
月の本格稼働に向けて着々と整備が進められています。

葛尾組合焼却施設の稼働は来年
9
月末にて終了し、翌
10
月からは、当町や千曲市から排出される可燃ごみが新施設で試験運転により焼却される予定であります。引き続き、長野広域連合及び千曲市などとも連携を図り、新施設へのスムーズな移行と運営に努めるとともに、葛尾焼却施設跡地の利活用についても検討してまいりたいと考えております。

続きまして、補正予算についてでございます。

新型コロナウイルスの影響が長引く中、不安を抱えて出産し、新生児を育てるご家庭の経済的負担軽減と子どもの健やかな成長を応援するため、国の特別定額給付金の対象とならなかった令和
2

4

28
日から令和
3

4

1
日までの出生児に、「新生児応援臨時特別給付金」を給付することとし、今補正予算に関連経費を計上いたしました。

しなの鉄道の経営状況は、新型コロナウイルス感染症拡大により 上半期の利用者は、前年と比べ大きく減少し、非常に厳しい状況であるとお聞きしております。

このような状況下、地域の安全な鉄道輸送の確保とコロナ禍での事業継続を図るため、県及び沿線市町に支援の要請がなされ、今年度しなの鉄道が実施する
6
両の車両設備検査に係る負担金を補正予算に計上いたしました。

冬の到来を迎え、降雪時の主要な道路の安全確保を図るための除雪、融雪剤散布に係る費用を、補正予算に計上いたしました。委託業者と連携を図り、迅速な除雪作業等の実施に努めてまいります。

最後に、新型コロナウイルス感染症の拡大と収束の見通しが立たない状況から、3月下旬に実施を予定していました町主催の高校生タイ国研修事業、教育委員会主催の中学生アメリカ研修事業につきましては、大変残念ではありますが昨年度に引き続き、今年度も実施しないことといたしました。事態が収束し安全が確認できれば、来年度実施してまいりたいと考えております。

以上、令和
2
年度の主な事業の進捗状況並びに主な
12
月補正予算の内容について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、条例の制定が
1
件、一部改正
2
件、公の施設の指定管理が
1件、一般会計・特別会計の補正予算
5
件 計
9
件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

・・・・・・・・・

坂城町長 山村ひろし

坂城町 北日名の皆さんから新蕎麦をいただきました

昨日(11月30日)、坂城町 北日名区長の北澤祥吉さんと副区長の潤賀国彦さんが来られ、午前中に打ったという新蕎麦をいただきました。

北日名区では、坂城町の「地域づくり活動支援活動」の一環として、「地域コミュニケーション活性化、安全・安心まちづくり」などいろいろな活動をされていますが、その中に、遊休農地の荒廃化対策として3年前から蕎麦づくりをされています。

蕎麦作りについては、いろいろな研究をされたそうですが、なかなか立派な蕎麦が育ちました。

本来でしたら、蕎麦打ち大会、食事会などを実施するところですが、新型コロナの影響で出来上がった蕎麦を関係のある方に配布されたそうです。

昨晩、早速いただきましたが、色艶もよく、しっかりと腰のある、良い味でした。

どうもありがとうございました。

▼写真右から:北日名区長北澤祥吉さん、山村、副区長潤賀国彦さん

坂城町長 山村ひろし

「国際ソロプチミスト千曲」の皆さんからご寄付をいただきました。

先日(11月26日)、国際ソロプチミスト千曲の皆さんより、町内小中学校の図書振興のためご寄附をいただきました。

国際ソロプチミスト千曲の皆さんが来庁され、高村茂子会長から目録をいただきました。

毎年、毎年、貴重なご寄付をいただいております。

坂城町の小学校、中学校の図書の購入にあてさせていただきます。

ありがとうございました。

▼中央:目録をお渡しいただく高村茂子会長ほかの皆さま

坂城町長 山村ひろし

「坂城の100人」 51人目は村上顕国(あきくに)

「坂城の100人」と言うことで、今まで主に歴史上の人物をご紹介してきました。

また、50人目で俳人の宮本虎杖をご紹介して大分日数が経ちました。

51人目に、村上義清の父、顕國(あきくに)を書こうと思っていたのですが、なかなか資料が少なく、記述する機会を得ませんでした。

そんな中で、昨日、坂城町の満泉寺で村上顕國の没後500回忌法要が行われましたので、その様子と「坂城の100人」51人目として村上顕國をご紹介します。

村上顕國は有名な戦国武将村上義清の父であることは知られていますが、ほとんど記録がなく詳細はわかりません。

生年も不明で、没年が1520年あるいは1526年といわれています。

1520年とすると今年は没後500年目節目となります。

3年前の平成29年には500年忌の「予修」として満泉寺のご住職に法要をしていただきました。

このたびは、御所沢村上氏史跡保存会(会長:大橋昌人さん)の主催で、村上顕國「満泉院殿大器良通大禅定門」五百回忌法要が満泉寺で執り行われました。

ここで、村上顕國と満泉寺の関係、義清の子國清と満泉寺の関係についてなど以下、ご紹介します。(以下は、大橋昌人さんの資料から)

満泉寺は村上山と号し、本尊は釈迦如来。寺伝によると応和3年(963年)坂城字御所沢に、僧延昌によって開創され、16世紀良源までは天台宗「修善寺」と称していた。

その後、修善寺は永正元年(1504年)村上顕國により、上州(群馬県)西の牧村長楽寺二世宝室見尊を迎え、顕國の法名に因み曹洞宗の「満泉寺」と改める。

天文22年(1553年)甲斐(山梨県)の武田信玄に攻められて、4月9日葛尾城は落城し、満泉寺も消失した。

天正10年(1582年)武田氏滅亡後、川中島(北信)は一時、森長可が支配し、のち上杉氏の領地となる。上杉氏の配下として海津城将となった村上義清の子景國(源吾・国清)は、翌11年(1583年)村上氏の居館跡に満泉寺を再建する。

その後、天正10年(1582年)3月、織田信長により武田氏が滅ぼされると、同年4月北信は信長の配下森長可(ながよし)の支配となる。しかし、同年6月3日京都本能寺の変により、森長可は美濃(岐阜県)へ逃げ帰る、そのあとへ入ってきたのが上杉景勝である。

上杉景勝は村上景國(源吾・國清)を海津城将にし、北信の支配をまかせた。しかし、翌同11年(1583年)5月23日、海津城の副将屋代秀正は上杉氏と対立する徳川氏に通じ、海津城を抜け出す謀反を起こす。そのため景國は海津城将を罷免され、越後に戻される。 以上。

いずれにしても、村上顕國は満泉寺の開祖であり、昨日、500回忌が行われました。

さる、7月に御所沢にある村上顕國の供養塔を訪問した際の様子は以下のサイト。
村上顕国の供養碑など御所沢地区散策

▼中央に斉藤住職、その右が会長の大橋昌人さん

坂城町長 山村ひろし

坂城町日帰り温泉 「びんぐし湯さん館」入館者500万人達成!

本日(11月26日)、坂城町の日帰り温泉、「びんぐし湯さん館」が入館者500万人を達成しました。

記念すべき500万人目は坂城町上平にお住いの、小林佳子さんでした。  

また、その前の4,999,999人目の方は、小林豊さん(上田市)、5,000,001人目の方は、中島悦夫さん(坂城町)で、各々に記念品が渡されました。

びんぐし湯さん館は、平成14年4月18日にオープンし、営業日6,194日目で入館者500万人を達成しました。(1日平均807人)

今年は新型コロナの影響があり、なかなかお客様に来ていただけない状況が続いておりましたが、ようやく一つの節目、500万人を達成することができました。

今年で創設18年目となります。

あと2年で20周年を迎えますので、これからも施設のルニューアル、新しいサービスの展開など工夫してまいります。

これからも皆様に愛される温泉施設を目指して頑張ります。

また、びんぐし湯さん館を愛され、たびたび、坂城町にお出でになった「釣りキチ三平」などの作品で知られる漫画家の矢口高雄さんが20日午後、膵臓がんのため都内の病院でご逝去されました。

矢口先生は坂城町を訪れ、千曲川で鮎釣りを楽しまれていました。

漫画「釣りキチ三平」の中でも、坂城町の風景などが紹介されています。

温泉と鮎と千曲川が織りなす自然のハーモニーをコンセプトに、当館のロゴとのれんをデザインしていただきました。

ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

びんぐし湯さん館内のロビーに、生前、矢口先生に描いていただいた、色紙などを館内に飾らせていただきました。ご来館の際には是非ご覧くださいませ。

▼左から:中島悦夫さん、山村、小林佳子さん、小林豊さん

坂城町長 山村ひろし