老子の続き(第8章)

この章では、「道」のあり方について、水を例えにして述べています。冒頭に「上善若水」(じょうぜん みずのごとし)という有名な一節が出てきます。お酒の銘柄で有名ですが、ここはお酒の話ではありません。水のあり方の素晴らしさについて述べていますが、先の大震災を思うと時として大変な力を持つ水についても考えさせられます。

  上善若水。水善利萬物而不爭、處衆人之所惡。故幾於道。居善地、心善淵、與善仁、言善信、政善治、事善能、動善時。夫唯不爭、故無尤。

  上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。水善(よ)く萬物を利して争わず、衆人(しゅうじん)の悪(にく)む所に居る。故に道に幾(ちか)し。」 居には地を善しとし、心は淵(えん)なるを善しとし、与(あた)ふるには仁なるを善しとし、言はは信なるを善しとし、政は治(おさ)まるを善しとし、事には能なるを善しとし、動くには時となるを善しとす。」  夫(そ)れ唯(た)だ争わず、故に尤(とが)無し。

 最高の善、「上善」といわれるものは何ですかと言えば、それは水と言えます。水はあらゆるもののために働き、争うことはありません。又、皆の嫌がるような低いところに収まっています。まるで道を実践しているようです。
 住む場所としてはしっかりした土地の上を良しとし、心持は深く深淵を良しとし、他に対しては情け深いのを良しとし、言は信義をもってすることを良しとし、政(まつりごと)は平和に徹することを良しとし、事をなすには最善を良しとし、最適なときに動くのを良しとします。 このようにすべて水のように、争わぬことを心がけることが大切です。このようにすれば間違いを犯すこともありません。
 
   
    老子の第78章でも水について述べています。 そこでは、水の柔らかさについて触れていますが、同時に強さにおいても水に勝るものはないと書いています。(「天下の柔弱なるもの、水に過ぐるは莫し。而も堅強を攻むる者、能く勝るあるを知る莫し。」)
 何千年の長きにわたり、千曲川と対峙してきた坂城の人々にとって老子の水に対する考え方について大いに考えさせられませんか。
 
   坂城町長 山村ひろし

坂城町早起き野球連盟(春季大会)の順位決定

坂城町早起き野球連携のリーグ戦(春季大会)が終了し順位が決定しました。

わが、坂城町役場野球部は一時、優勝の可能性もありましたが、最終戦(寿クラブ戦)10対1でやむなく敗れ3位となりました。以下、順位表です。優勝チームは「ドンファーマーズ」です。おめでとうございました。

1位:ドンファーマーズ 5勝1敗

2位:坂城ジャイアンズ 4勝2敗

3位:坂城町役場野球部 3勝2敗1分

4位:横町クラブ 3勝3敗

5位:寿クラブ 2勝4敗

6位:長野石油輸送野球部 2勝4敗(得失点差で6位)

7位:長寿庵タイガース 1勝4敗1分

皆さま、お疲れ様でした。春季リーグ戦はこれで終了しましたが、7月19日より春季大会トーナメント戦が開始されます。引き続き応援をよろしくお願いいたします。(8月9日最終戦予定)

坂城町長 山村ひろし

千曲川改修期成同盟会中央要望活動に参加(陳情)

7月7日、8日の両日にわたり、千曲川改修期成同盟会として国土交通省北陸整備局(新潟)ならびに国会で民主党、国土交通省、地元国会議員の諸先生方に千曲川河川改修についての要望活動を行ってまいりました。

国土交通省北陸地方整備局での要望

国会にて相原久美子民主党陳情要請対応本部副本部長

ならびに篠原孝農林水産副大臣(長野選出)への要望

小泉俊明衆院議員(国土交通大臣政務官)への要望

この期成同盟会は長野市長(会長)、中野市長(副会長)、飯山市長(監事)、千曲市長(監事)、須坂市長(監事)、上田市長(理事)、坂城町長(理事)、小布施町長(理事)の6市、2町で構成されており、国土交通省北陸整備局あるいは民主党、国土交通省、国会議員の諸先生に対し、適宜、要望活動を行っております。今回、坂城としては千曲川右岸、南条の「築堤工の整備」についてお願いをしてきました。この地区は上田市境の狭隘部から坂城町に入ってくる水衝部なのですが200メートルにわたりモルタル補修をしたままとなっている箇所で、一刻もはやく築堤整備が必要になっているところです。

今回は上記期成同盟のほか、北信地域千曲川等改修促進期成同盟会(木島平村、野沢温泉村、栄村)も合同で要請活動を行ってきました。

この中で、特に千曲川下流域新潟県境部分は広域にわたって築堤がなされていない個所が多く、防災上大いに問題ありと感じました。

このような要望活動(陳情)は初めての経験でしたが、国政の混乱する中、速やかな事業推進を心より願うばかりです。

小泉俊明国土交通大臣政務官を中にして

坂城町長 山村ひろし