本日(3月21日)、3月1日より開会されておりました、平成24年度第1回坂城町議会定例会が閉会しました。
閉会にあたりご挨拶を申し上げました。
いずれ、坂城町議会から議事録が出されますが、速報としてお読みください。
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閉会あいさつ (平成24年3月21日)
坂城町 「輝く未来を奏でるまち」 Create the Bright Future !
本日(3月21日)、3月1日より開会されておりました、平成24年度第1回坂城町議会定例会が閉会しました。
閉会にあたりご挨拶を申し上げました。
いずれ、坂城町議会から議事録が出されますが、速報としてお読みください。
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閉会あいさつ (平成24年3月21日)
本日(3月20日)お誘いがあり、さらしなの里歴史資料館講演会に出席しました。
講義をしていただいたのは、昨年、「長野県の地震入門」を出版された、信州大学名誉教授で、更級の明徳寺ご住職でもある塚原弘昭先生です。
会場の「さらしなの里歴史資料館」は満員の盛況で、私は別室のテレビモニターで講義を拝聴しました。
長野盆地の歴史について「長野盆地西縁活断層帯」の状況を詳しくご説明頂きました。
活断層の活動により降下する盆地に繰り返し新たな遺跡が形成されることを大変分かりやすくご説明いただきました。
千曲川流域に縄文人が生活をしていた5,000年前の遺跡は、現在までに5回ほどの大地震を経験し、5~10m沈降し千曲川の砂に埋まっているそうです。
右側:塚原弘昭先生
坂城町長 山村ひろし
さあ、老子の中で一番長い章の一つです。 お付き合いください。
昔之得一者。天得一以清、地得一以寧、神得一以靈、谷得一以盈、萬物得一以生、侯王得一以爲天下正。其致之一也。天無以清、將恐裂。地無以寧、將恐廢。神無以靈、將恐歇。谷無以盈、將恐竭。萬物無以生、將恐滅。侯王無以貴、將恐蹷。故貴以賤爲本、必以下爲基。是以侯王自謂孤・寡・不轂。此非以賤爲本耶。非乎。故致數譽無譽。不欲琭琭如玉、落落如石。
昔は之(これ)一(いつ)を得る者ありき。 天は一を得て以(も)って清く、地は一を得て以って寧(やす)く、神(しん)は一を得て以って靈に、谷は一を得て以って盈(み)ち、萬物は一を得て以って生き、侯王(こうわう)は一を得て以って天下の正(せい)を為(な)せ。其れ之を致せしものは一なり。 天以って清きこと無くんば、將(まさ)に恐らくは裂けんとす。 地以って寧(やす)きこと無くんば、將に恐らくは廢(くづ)れんとす。神(しん)以って霊なること無くんば、將に恐らくは歇(や)まんとす。 谷以って盈(み)つること無くんば、將に恐らくは竭(つ)きんとす。 萬物以て生くること無くんば、將に恐らくは滅びんとす。侯王以って貴高なること無くんば、將に恐らくは蹶(たふ)れんとす。 故に貴(き)は賤(せん)をもって本(もと)と為し、高きは必ず下(ひく)きを以って基(もとゐ)と為す。是を以って侯王自ら孤(こ)・寡(か)・不轂(ふこく)と謂(い)う。 これ賤(せん)を以て本と爲すに非(あら)ずや。 非(ひ)なるか。故に數譽(すうよ)を致せば譽(ほまれ)無し。 琭琭(ろくろく)として玉の如(ごと)くならんと欲せざれ。珞珞(らくらく)として石の如くあれ。
昔から「一(いつ)」、つまり根源的な「道」を体得したもののありようは次のようなものです。 まず、天は「一」を得ているからこそ清くいられ、地は「一」を得ているからこそ安定していることができ、神は「一」を得ているから霊妙を維持でき、谷は「一」を得ているからこそ満ちることができ、万物は「一」を得ているからこそ生きながらえることができ、王侯は「一」を得ているからこそ天下を正統に治めることができるのです。 このようなことが出来るのはすべて「一」を得ているからです。 天が清らかでなければ恐らく天がさけてしまうでしょう。 地が安定していなければ崩れてしまいます。 神が霊妙さを維持できなければ神として存続はできません。 谷が満つることができなくなればやがて涸れてしまうでしょう。 万物が生まれ生成しなくなれば滅びてしまいます。 王侯がその地位を維持できなければたちまち倒れてしまいます。 貴人は「一」をわきまえ、常に低きものの立場に立たなければなりません。 高きものは必ず低きものを礎とします。 従って、王侯は自らをもって自分をみなし子と言い、寡とか、しもべと呼んでいるのです。 これは貧しいものの立場を基に考えるということなのです。 栄誉を重ねるとかえって本当の誉れを無くしてしまうものです。 そこらにある石ころのように謙虚に「一」の立場をわきまえなければならないのです。
「万法帰一」という言葉があります。 物事の根源です。 時として「一」に戻り、些事に惑わされず、本質は何かということを考えたいものです。
坂城町長 山村ひろし
長野大学とは 「長野大学と坂城町との実践モデル都市に関する協定」にもとづき、長年にわたり連携をしています。
昨日(3月19日)、平成23年度の実施状況ならびに平成24年度の事業について打ち合わせを行いました。
その中で、社会福祉学部3年生の2人により坂城小学校での学校支援ボランティアについての発表を行っていただきました。
これは1年にわたって、坂城小学校2年生の教育サポートを行っていただいたもので、きめ細かい素晴らしい発表でした。
発表する社会福祉学部3年生酒井早紀子さんと渡辺美香さん
また、本日(3月20日)、長野大学の卒業式にご招待され出席しました。
式典の最後、卒業生6人による「卒業生のことば」 は感情のこもった素晴らしいものでした。 今後の活躍に期待します。
坂城町長 山村ひろし
本日(3月18日)、第40回坂城町謡曲大会が坂城町文化センターで開催されました。 (当番:南謡会、後援:坂城町文化協会)
坂城町は種々の伝統文化の維持発展に皆さんが努力されていますが、謡曲も実に多くの方々が永年にわたり取り組まれています。
本日の謡曲大会には何と、13もの団体が町内外から参加していただきました。
昨年は、坂城びんぐしの里公園で初めて開催された「薪能」も皆様のご協力で大成功裏に終わりました。
今後とも益々ご発展されることをお祈りします。
本日の演目は以下の通りです。
鶴亀、七騎落、胡蝶、玉鬘、吉野夫人
仕 舞・・・ 鶴亀、藤、雲林院、小鍛冶
蘆刈、千手、猩々
仕 舞・・・ 難波
賀茂、杜若、鞍馬天狗
舞囃子・・・ 七騎落
阿漕、車僧
なお、本日、出演された会は、南謡会、千謡会、嘉謡会、拍宝会、謡曲和会、柳謡会、さつき会、南謡会、煌友会、北謡会、万葉会、松謳会、南条宝生会 です。
物語性に富み、また、春にちなんだ演目も多く、大変堪能させていただきました。
ありがとうございました。
坂城町長 山村ひろし
今月は卒業式のシーズン。 3月3日の坂城高校卒業式につづき、15日には坂城中学校卒業式、16日は坂城小学校卒業式に出席しました。 各々の就業年を終了し、凛とした顔つきの子どもたちを見るのは誠に素晴らしいものです。 これからの新たなチャレンジに大いなる声援をお送りしたいと思います。
坂城中学校 卒業生の入場
坂城中学校 卒業証書授与
今後の予定として、3月20日には長野大学の卒業式、23日の坂城保育園の卒園式に出席の予定です。
坂城町長 山村ひろし
この章から、いよいよ老子の後半「徳経」に入ります。 ここでは、前半で述べていた「道」のあり方をどうやって実践していくかが述べられます。
冒頭、「上徳不徳」(上徳は徳とせず)。「最高の徳を備えている人はことさらに徳を意識することはありません。」と老子らしい言い方から始まります。
上徳不徳、是以有徳。下徳不失徳、是以無徳。上徳無爲、而無以爲。下徳爲之、而有以爲。上仁爲之、而無以爲。上義爲之、而有以爲。上禮爲之、而莫之應、則攘臂而扔之。故失道而後徳、失徳而後仁、失仁而後義、失義而後禮。夫禮者忠信之薄而亂之首。前識者道之華而愚之始。是以大丈夫、處其厚、不居其薄。處其實、不居其華。故去彼取此。
上徳(じょうとく)は徳とせず、ここを以(も)って徳あり。 下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここを以って徳なし。 上徳は無爲にして、以て爲せりとする無し。 下徳は之を爲して、以て爲せりとする有り。 上仁(じょうじん)はこれを爲して、以って爲せりとする無し。 上義(じょうぎ)はこれを爲して、以て爲せりとする有り。 上禮(じょうれい)は之を爲して、之に應ずる莫(な)ければ、則(すなわ)ち臂(ひじ)を攘(ひ)いてこれに扔(よ)らしむ。 故に道を失いて後徳、徳を失いて後仁、仁を失いて後義、義を失いて後禮あり。 夫(そ)れ禮は忠信の薄(はく)にして、亂(らん)の首(はじめ)なり。前識(ぜんしき)者は道の華(くゎ)にして愚の始めなり。 是(ここ)を以って大丈夫(だいじょうぶ)は、其の厚きに處(お)りてその薄きに居らず。 其の實(じつ)に處りて、その華に居らず。 故に彼れを去りて此れを取(と)る。
最高の徳を備えている人はことさらに徳を意識することはありません。すでに徳が身に付いているからです。 徳が身についていない人は余計に徳を失わないように意識的に行動したくなります。徳がまだ身についていないからです。 最高の徳を備えている人は無為の状態でことさらに意識的なことは行いません。 徳が身についていない人は意識的にわざとらしい行動をとることが多くなってしまいます。「仁」を体得した人は自分の行いを自分でやったことだとは言わないが、「羲」を体得した程度の人では自分の行いをわざとらしく言ったりする。 「禮」を体得した程度の人では自分のやったことに反応しないと腕まくりをして近づいたりする。 つまり、そもそもの「道」を失ったために「徳」が説かれ、、「徳」を失ったのちに「仁」が説かれ、「仁」を失ったのちに「羲」が説かれ、「羲」を失った後に「禮」説かれたのです。「 禮」などが説かれるのは人間のまごころが薄弱になり乱世が始まってしまったからなのです。 さかしらな知識を振りまく者たちは道のあだ花であり愚劣の始まりなのです。従ってしっかりした人間は本源的な考えに立ち薄っぺらなさかしらな考えには立たないのです。 常に本質的な考え方を守り軽薄な考え方には立ちません。従って、「仁」、「羲」、「禮」をとらず「道」の考え方をとるのです。
そもそも、本当の「徳」があれば、「仁」、「羲」、「禮」などはいらないのだという個所は、儒家に対する批判的な意見と言われています。
「道」のあり様を手本とした生き方を求めています。
坂城町長 山村ひろし
本日(3月17日)、明後日と坂城町文化センター体育館で坂城町文化協会の第19回美術展が開催されています。 (主催:坂城町文化協会、後援:坂城町教育員会・坂城町公民館)
絵画(油絵・水彩)、書道、華道、写真、陶芸、押し花、木彫、ステンドグラスなど9部門から選りすぐりの力作が展示されています。
坂城町文化協会(中島会長)の大変なご努力で今年も盛大に開催されました。 ご尽力に感謝申し上げます。
左から 書家の岩浅さん、山村、中島会長、稲葉副会長
画家の岡部毅さんと
坂城町では多くの方が文化芸術の振興に強い意志を持たれておられます。
また、文化芸術に対する造詣の深さは素晴らしいものです。
坂城町としても引き続きサポートを続けたいと思っております。
坂城町長 山村ひろし
本日(3月16日)、坂城町消防団の任命式がありました。
昨年の大きな震災を経験し、各自治体の消防団の重要性が再認識されています。
「自分達の町は自分で守る」
坂城町消防団、婦人消防隊の皆さんの活躍に心より声援を送ります。
訓示をする山村
宣誓をする新団長 手塚秀樹さん
本日は、新たに消防団長となられた手塚秀樹さん並びに深井、大井、両副団長以下の方々の任命式が行われました。
坂城町長 山村ひろし
先日(3月3日)、坂城町国際交流協会の「ホノルル研修報告会&お国自慢料理会」が上平のふれあいセンターで開催されました。
国際交流協会では、今年1月11日から16日にかけ、米国ハワイ・ホノルルにある、JAIMS(日米経営科学研究所)での研修をおこないました。
(研修の様子)
坂城町国際交流協会米国研修(ホノルル)
今回、この海外研修の発表会と国際交流協会メンバー各位の持ち込みによる「お国自慢料理」の披露がありました。 (料理は日本、中国、ロシア、ブラジルの代表料理)
(研修内容を報告される柳沢昌雄さん)
(お国自慢料理の披露)
(ブラジルから来られた遠藤さん。 左から二人目はサントス君。 先日の坂城高校の卒業式で卒業生代表の答辞を読まれました。 今年、群馬大学へ進学されるとのことです。)
坂城町国際交流協会の新たな試みとして、JAIMSを利用した海外研修に取り組みました。 今後とも種々のプログラムを実施されることに期待したいと思います。
素晴らしい研修報告とお国自慢料理でした。
坂城町長 山村ひろし