ワイン用巨峰初出荷

本日(9月15日)、坂城町ワインプロジェクトの一環として、坂城町の巨峰を初出荷しました。

坂城町でのワイナリー形成事業につきましては、導入品種の選定を行うために必要な試験圃場として四ツ屋区の上沖土地改良区受益地内に2箇所(約40アール)を確保し、看板の設置や、地権者と農業支援センターとの間で利用権設定の契約を締結したところです。
また、試験圃場の管理及び整備を行う担い手につきましては、申込の締め切り時点で3名の応募があり、来週、面接等の選考をおこない担い手を決定し、秋以降の苗木の定植に向け、圃場の整備を行っていく予定です。
                        
 一方、今年度、 坂城町振興公社では巨峰を原材料としたワインの委託醸造を予定し11月頃には巨峰ワインのヌーボーをお楽しみいただけるよう準備をしておりましたが、本日、製造委託をしているワイン醸造会社へ出荷いたしました。(1.5トン)
 また、本日出荷した巨峰を使い来年度にはスパークリングワインも作る予定です。
                         
 
                        
 
 積込み時には、搬送を引き受けていただいた坂城運輸の関戸社長さん(左から二人目)にもお越しいただいて、お見送りいただくなか、午前9時に坂城高校前のちくま農協果実流通センターを出発しました。
                                
                      
 11月には坂城初の「巨峰ヌーボー」をお楽しみいただけると思います。
 乞うご期待!
                                        
                      
 坂城町長 山村ひろし

運動会シーズン

今日(9月15日)は、坂城町の小学校の運動会です。 坂城小学校、南条小学校、村上小学校いずれも本日開催されました。

本日は午後少し雨が降りましたが、全般的に好天に恵まれました。

私は村上小学校の運動会に参加しました。

村上小学校は明治6年六郷学校として設立され、今年で138年目を迎えます。

運動会としては93回目を迎えています。

ご挨拶する山村

騎馬帽子とり!

村小運動会01

力を合わせて(綱引き)

先日、全国小学生陸上競技交流大会で優勝した田村純菜さんも5年生短距離走で出場 (楽々1位)

来週の土曜日には坂城町の保育園、幼稚園で運動会が開催されます。

子どもの伸び伸びとした元気な活動を見ると、物凄いエネルギーをいただく感じがしますね。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第67章)

この章では老子の「三寳」(さんぽう 三つの宝)について述べています。

一般的には仏教での三宝(佛・法・僧)のことを言いますが、老子は「慈、儉、先とならず」の三つを言っています。

 天下皆謂我道大似不肖。 夫唯大故似不肖。 若肖、久矣其細。 夫我有三寳。  持而寳之。 一曰慈、二曰儉、三曰不敢爲天下先。 慈故能勇。 儉故能廣。 不敢爲天下先、故能成器長。 今舍慈且勇、舍儉且廣、舍後且先、死矣。 夫慈以戰則勝、以守則固。 天將救之、以慈衛之。

                           

 天下皆我が道を大にして不肖(ふしょう)に似たりと謂(い)ふ。 夫れ唯(ただ)大なるが故に不肖(ふしょう)に似たり。 若(も)し肖(に)なば、久しいかな其の細(さい)たること。 夫れ我れに三寳(さんぼう)有り。 持(じ)して之を寳とす。 一に曰(いわ)く慈(じ)、二に曰く儉(けん)、三に曰く敢えて天下の先(せん)と爲(な)らず。 慈なるが故に能(よ)く勇(ゆう)なり。 儉なる故に能(よ)く廣(くわう)なり。 敢えて天下の先と爲らず、故に能く器長(きちゃう)を成す。 今慈を舎(す)てて且(まさ)に勇ならんとし、儉を舎てて且に廣くあらんとし、後(おく)るるを舎てて且に先んぜんとすれば、死せん。 夫れ慈以(も)って戰えば則(すなわ)ち勝ち、以って守れば則ち固し。 天將(まさ)に之を救はんとす。 慈を以って之れを衛(まも)らん。

                            

 

天下の人々は皆、私(道のありかた)をでかいだけでろくでなしのようだと言います。 しかし大きく普通とは違っているからこそ大きな存在となれるのです。 もしこじんまりと普通の人物ならばいかにも小さな存在でしかありません。 私にはいつも大切にしている道としての三つの宝があります。 一つは慈、母性愛です。 二つ目は倹つまりつつましく控えめにすること、三つ目は天下の先頭に立とうとしないことです。 慈、つまり母の愛こそいざとなれば大変な勇気を発揮することがあります。 倹、つまりいつも控えめに倹約を心がけていれば広く分け与えることも出来ます。 また、あえて人民の先頭に立とうとしなければ、むしろ皆から推されて結局、指導者に推戴されることになるのです。 それを逆に、慈をすてて武勇で突き進もうとしたり、つつましやかにすることなく無理にあちこち手を出したり、後ろに控えるのを忘れ無理に先頭に立とうとするならば無理がたたり死にいたることになってしまいます。 慈愛の心をもって戦えば勝ち、これで守れば堅固な守りが出来ます。 天はまさにこのような人物を救うのです。 天は慈愛のこころをもって守ってくれるのです。
                                          
                         
                      
「不肖の息子」などと言いますね。 親と似ないどうしようもない息子の事を言いますが、ここでは、むしろ「不肖」の方が良い。 「不肖」くらいでないと人並みのちっぽけな人間になってしまうと言うのです。
なかなか厳しいですね。
                          
                        
坂城町長 山村ひろし