昨日(2月9日)、(財)日本オペレッタ協会(理事長:山本時雄、芸術監督:寺崎裕則、顧問:小泉純一郎元首相)の最後の公演があり私も参加しました。(東京北区の「北とぴあ」にて)
当財団は1977年に設立され35年経過しましたが、経営的に苦境の状態が長く続き、ここに財団としての活動を中止することになりました。(今後はNPO法人として再スタートする)
左:寺崎裕則芸術監督
私も設立当初から関係をしており、一時期は常務理事として直接経営に関わっておりました。
1998年にはレハール作曲の「微笑みの国」を本場のハンガリーで公演することもありました。
また、今上天皇皇后陛下にもご臨席賜ることもありました。
寺崎裕則芸術監督の長年の御功績に心より感謝いたします。
今回のオペレッタはヨハンシュトラウス 作曲の 「ヴェニスの一夜」 というヴェニスの仮面舞踏会をテーマにした大変楽しい舞台です。
オペレッタは喜歌劇とも訳されますが、大人が楽しめる総合芸術です。 オペラ以上に歌がうまく、演技が出来て、踊りもうまくないと務まりません。(歌役者でないと務まらない)
近年日本の 「歌役者」 もだいぶ育ってきました。 ようやく日本の 「歌役者」 が育ってきたところで財団が閉鎖されることは誠に残念ですが、当財団の応援団長、作家の津村節子さんもおっしゃる、「オペレッタの火を消すな」 というように新たなスタートを期待したいと思います。
坂城町長 山村ひろし