(「平成29年第4回坂城町議会定例会招集あいさつー1」は以下。)
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(「招集あいさつー1」に続く。)
空家活用事業につきましては、11月末現在の空家バンクの利用状況につきましては、空家物件の登録件数は12件となっております。 今年度に入ってからは、空家の賃貸及び売買の成約物件数が6件、改修補助が2件、片付けに対しての補助が2件あり、新たに22名(町内4名、町外18名)の方が町内に移住定住をされました。
工業用地につきましては、前田工業団地を取得したミヤリサン製薬(株)が新工場を建設しており又、(株)竹内製作所やデイリーフーズ(株)では自社敷地内に工場を増築するなど、企業活動が活性化している中で、町が保有し、分譲できる用地は、「坂城インター工業団地」の2区画のみとなっております。
現在、新たな工業用地の選定に向けて、開発面積等の検討を行う基本設計業務を進めており、来年度から、地元・地権者説明会や実施設計、不動産鑑定など工業団地の整備に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。
南条児童館の建設事業につきましては、基礎工事が概ね工程どおり進捗しているところであります。引き続き地域の皆様のご理解・ご協力をいただくなかで安全な施工に努め、工期内竣工に向けて工事を進めてまいります。
江戸時代後期の文政9年(1826年)に、新町の旅籠屋「大藤屋」に嫁いだ「藤沢秀子(俳号:雨紅)」によって刊本され、県立図書館に蔵書されている俳句集「松蔭集」につきましては、関係する皆さんのお力添えをいただき、意訳・編集が完了していたことから、本年度において発刊するべく、意訳等の確認作業を行っていたところでありますが、この10月末に発刊の運びとなりました。
江戸時代の俳句集としては本町で唯一の句集であり、また、女性の手によるものとしても極めて貴重な俳句集であります。PRに努めまして広く皆さんにご覧いただければと考えております。
10月6日と7日の二日間、町内工業の発展と技術の継承並びにモノづくりの技術を町内外に発信する「2017さかきものづくり展」が坂城テクノセンターにおいて開催されました。
町内企業をはじめ、連携協定を結んでいる4つの大学や支援機関など31社がブースを開設し、企業の技術や製品のPR、企業交流、情報交換などを行いました。
この、ものづくり展に併せて、上伊那地域の中小企業で構成されている「世界一の会」の20名の皆様と町内企業の皆さん約40名で BtoB ビジネス商談会が開催され活発な商談が行われました。また、世界一の会の代表を務められておられますサン工業の川上社長さんには、10月19日の諏訪圏工業メッセを視察する際に訪問させていただき、熱気にあふれた経営理念をお伺いするなど交流を深めたところでございます。
また、ものづくり展と同時開催され、商工会商業部会を中心とした「ふーど市」が1日目は天候が悪い中でも、買い物をされたお客様も数多く、2日目にはプレミアム商品券を発売することにより、商品券をお買い求めになられたお客様も相乗効果で、ものづくり展には、2日間で約2,000名の方にご来場いただきました。
町内外に町工業のものづくり魂を力強く発信することができました。
10月28日、29日には第46回坂城町文化祭が文化センターを主会場として開催され、数多くの作品が展示された会場は大勢の来場者で賑いました。28日の午後には、さかきふれあい大学文化祭記念コンサートとして、「クラシックコンサート」が開催され、来場した皆さんは、チェロとピアノの演奏とコラボした会場に響く澄んだソプラノの美声に感動しておりました。
また、文化祭にあわせて、坂城どんどんの際に坂城町特命大使の小松美羽さんによるライブペイントで描かれた作品「親愛なる原点 坂城町へ」のお披露目を行い、世界で活躍されている小松さんの作品を大勢の皆さんが間近でご覧いただくことができました。
この作品は、坂城町に寄贈され、役場庁舎1階に展示いたしました。
11月12日に開催されました恒例の「ねずみ大根まつり」は、9回目を迎え、晴天に恵まれるなか、愛知県や石川県など県外からもお越しいただき、地場産直売所「あいさい」の農産物など商品をお買い求めいただくなど、大勢のお客様で賑わいました。
また、同時開催のねずみ大根収穫体験会場では、開会前から大勢の皆さんに並んでいただき、300名ほどの来場者で大変盛況でありました。
町といたしましては、地域ブランドの情報発信の場としても、重要と考えておりますので、さらなる特産品の振興、ブランド化に努めてまいります。
11月16日には、毎年恒例となっております商工会主催の「地域経済懇話会」が開催され、町内の社員50名以上の企業14社にお集まりいただき、国道18号バイパス事業と工業団地の造成や、現在の景況と今後の見込み等について、懇談を行いました。
ご出席いただいた多くの企業の皆様からは、工業用地の不足や人材の確保が喫緊の課題となっていることなど、刻々と変化する企業ニーズや景況感などの貴重なお話をお伺いすることができました。
町としましても、各企業の意見を参考に、ニーズにあった企業への支援方法をはじめ、地域の皆さんや従業員の皆さんが、安全で暮らしやすく働きやすいまちづくりを目指してまいりたいと考えております。
今週12月9日土曜日には、一人ひとりがともに認め合い、ともに支え合う人権意識を養うとともに、福祉の理解を深めるため、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を文化センターにおいて開催いたします。
今回は、記念講演の講師に、作家、詩人、ミュージシャンなど幅広くご活躍されている「ドリアン助川」さんをお招きし、「私たちはなぜ生まれてきたのか? 小説『あん』でハンセン病快復者の人生を描いた意味」と題して、お話をいただきます。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
続いて、12月補正予算の主な内容について申し上げます。
まず、歳入のうち法人町民税についてであります
坂城町における法人町民税の税収は、大手数社の企業活動の影響により増減する状況にあります。
減額補正の主な理由は、好調な企業もある中、輸出企業において、北米及び欧州ともに販売台数は好調に推移しているものの、円高の影響により売上高、営業利益等が減少した影響により減額となったものでございます。
続いて、歳出について申し上げます。
町道の除雪委託事業につきましては、冬季の降雪時に対する除雪作業が迅速に実施できるように、町内建設業者の保有する大型除雪機械を使用しながら実施していく計画で進めているところであります。
降雪時には、町民の皆様の生活に必要となるバス路線や町内の学校、駅等の主要施設などへ通じる主要道路について、優先して除雪作業を行うとことができるよう、除雪経費等について計上させていただきました。
町では、経済的理由により就学が困難と認められる児童・生徒の保護者に対して、学用品や新入学品、給食費等の援助を行うことにより、義務教育の円滑な実施を図ることを目的として就学援助制度を実施しております。これまでは就学援助費の支給につきまして、7月、11月、3月に支給をしていたところですが、国の要綱が改正され、就学前の者も対象となったことから、町においても入学準備品に係る援助費の支給について、要綱の改正を行ない、就学(入学)前に支給できるようにしたことに伴い今回補正を行うものでございます。
以上、29年度の主な事業の進捗状況並びに主な12月補正予算の内容について申し上げました。
今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、規約の変更が1件、条例の一部改正が1件、指定管理者の指定が1件、一般会計・特別会計の補正予算2件 計6件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし