本日(12月14日)、平成30年第4回坂城町議会定例会が閉会しました。
閉会のあいさつを、以下、掲載させていただきます。
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平成30年第4回坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。
12月3日に開会されました本定例会は、本日までの12日間ご審議をいただきました。一般質問で数多く、南条小学校建設工事会計検査による返還金について、質問をいただきましたが、引き続き、機会を捉えご説明を申し上げてまいりたいと存じます。
提案をいたしました、専決報告、規約の変更、一般会計補正予算及び特別会計補正予算、そして追加上程させていただきました特別職の職員等の給与に関する条例の全部改正、道路改良工事請負契約の締結と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
町道A01号線 道路改良事業 酒玉工区の若草橋架替え工事につきましては、地域の皆さんには長い間、ご迷惑をおかけいたしましたが、明日15日夕方から普通車であれば対面通行が可能となります。
また、本日、契約締結の議決をいただきました、右岸側の橋台及び橋梁本体工事についても、引き続き安全確保を図るなかで、一日も早い竣工を目指し工事を実施してまいります。
12月4日夕方、坂城駅前のイルミネーション点灯式が行われました。まちづくり坂城の皆様が飾り付けたイルミネーションが色鮮やかに点灯し、また、ライトアップされた169系電車の車内で、坂城中学校吹奏楽部のみなさんによるミニコンサートが開催されました。
イルミネーションは来年1月末まで点灯されていますので、大勢の皆さんにご覧いただきたいと思います。
鉄の展示館での特別展「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」が12月11日から始まっておりますが、明日、15日の午後2時より、「男谷燕斎とその時代」と題した記念講演会を開催いたします。
講師に、男谷燕斎の末裔でおられ、東洋思想研究家の「田口佳史」先生をお迎えし、幕府の表祐筆を務め、当町中之条の名代官としても知られる「男谷燕斎」について、坂城町の歴史に関わることでもありますので、大勢の皆さんにお越しいただきたいと思います。
坂城消防署に災害対応特殊消防ポンプ自動車が新たに配備されました。このポンプ車は、600リットルの水槽を装備し、消防水利が不足した場合においても、少量の水で高い消火性能を有する「圧縮空気泡消火装置」を備えており、また、コンパクト化された車両は、現場での活動性にも優れ、消防力の大きな強化につながるものと考えております。
さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、31年度は、統一地方選挙を控えておりますので、「骨格予算」となります。
31年度の歳入の見通しにつきましては、国の地方財政計画や消費税率引上げに伴う影響など不透明な中、総務省の概算要求ベースにおける地方交付税は、30年度と比べ約0.5%の減額となっており、また、基幹収入である町税は、ここ数年の実績からも堅調な推移が見込まれるところですが、経済情勢や為替状況により大きく左右されるため、今後の貿易摩擦など先行き不安を踏まえると一般財源の増収を期待することは厳しい状況です。
一方、歳出につきましては、骨格編成となりますので、義務的経費や経常的経費など、必要最小限度の経費を計上する予算編成となり、絞られた当初予算総額になろうかと考えています。
何かと慌しい季節でもあります。
12月1日から31日までの1か月間は、年末特別警戒期間として、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯・交通安全の啓発を強化しております。
年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあります。引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、特殊詐欺など犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。
また、12月27日からは、町消防団による歳末特別警戒が行われます。消防団員には夜間の警戒に対し感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては、年の瀬の寒い時期でもあり、先月は2件の火災も発生し、大切な生命、財産も失われていますので、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。
さて、来年、平成31年は、「己亥(つちのとい・きがい)」の年であります。
中国の古い思想によれば、「己」は「きまり」、「みちすじ」といった意味があり、「わがままにならず規律を守ること」、「亥」は、「何事かを生もうとしている」、「いろいろのエネルギー・問題をはらんでいる」といわれており、自らの思いを筋道を通して着実に実行し、その中から、大爆発・大飛躍の可能性を期待したいと思います。
元旦には1年間の健康を願う元旦マラソン、1月4日には、新年の願いを込めて書初めを行う席書大会、新春賀詞交歓会が開催されます。
また、1月12日には、「ライフ・ステージエコー2019」が坂城テクノセンターにて開催されます。今回は25回目の記念公演とし
て、バイオリン、ヴィオラ、チェロなど、14名の合奏団をお迎えし、新しい年の幕開けにふさわしい演奏を期待しております。
また、1月27日には、町消防団の出初式が挙行されます。街頭行進等、大勢の皆様のご観覧をお願いいたします。
そして、新春経済講演会は、2月8日に坂城テクノセンターにおいて、長野県「太田 寛」副知事をお招きし、「長野県が取り組むSDGs」について、ご講演をいただきます。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに取り組む経済・社会・環境に関する17項目の世界共通の持続可能な開発目標で、長野県は、今年6月に「SDGs未来都市」として、内閣府から北海道や神奈川県など国内の28自治体とともに、全国で初めて選定されました。世界的な課題への県の取組みについて、ご講演いただきますので、大勢の皆さんにご聴講いただきたいと思います。
年末、年始から、盛りだくさんの行事がございます。
議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし