本格的な春爛漫の季節となってまいりました。
昨日(4月14日)は、千曲川クリーンキャンペーンの後、中條神社では、吉例の春季例大祭が執り行われました。
神事の後、神楽保存会の皆さんによる、神楽の奉納がありました。
今年は平成から令和に移ると言うこともあり、片岡宮司さんにより、「御世代わり」 の祝詞も奏上されました。
また、中條神社にゆかりがあり、江戸後期に中之条の代官を8年間勤め、名代官といわれた、男谷燕斎の書も披露されました。
この書は、老子の一節 (第三章 安民) から採られたものです。 内容は以下の通りです。
「不貴難得之貨、使民不爲盗」 (得難きの貨を貴ばざれば、民をして盗を為さざらしむ)
全体の意味するところは、「政治家あるいは社会のリーダーが、頭でっかちの利に聡い人間ばかりを優遇することを止めれば、極端な受験戦争や出世争いなどは少なくなります。又、身分不相応な財貨にうつつを抜かすような暮らしぶりをたしなめるようになれば、犯罪を犯すことも少なくなります。ことさらに欲望を誘うようなことも少なくなれば、人々の心が乱れることもありません。」と言う主旨の一節です。
代官としての男谷燕斎が伝えたかった言葉と思えます。
坂城町長 山村ひろし