本日(12月16日)、令和4年第4回坂城町議会定例会が閉会しました。
以下、閉会のあいさつを記載させていただきます。
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令和4年第4回坂城町議会定例会の閉会にあたり、ひと言ごあいさつを申し上げます。
12月5日に開会されました本定例会は、本日までの12日間ご審議をいただきました。
提案をいたしました、専決報告、契約の締結、広域連合・一部事務組合の規約の改正、条例の制定及び一部改正、一般会計及び特別会計補正予算と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
さて、新型コロナのワクチン接種につきましては、現在流行の主流となっているオミクロン株に対し、従来ワクチンを上回る効果が期待されているオミクロン株対応ワクチンの接種を、1・2回目の初回接種を完了してから3か月以上を経過した12歳以上の方を対象に、実施しております。
年内は、文化センター大会議室を会場とした集団接種を、24日まで実施しておりますので、安心して年末年始をお過ごしいただけるよう、早めの接種をご検討いただきますようお願いいたします。
県内には現在も「医療非常事態宣言」が発出されております。町民の皆様におかれましては、引き続き手指消毒や換気をはじめとする基本的な感染防止対策を、改めて徹底していただきますようお願いいたします。
更に、この冬は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が、懸念されております。
町で助成を行うインフルエンザの予防接種につきましては、接種期限が来年1月末までとなりますので、こちらも、早めの接種をお願いいたします。
さて、先週10日、坂城テクノセンターにおきまして「第29回ライフ・ステージエコー」が開催されました。
今回は、「世界最小の管弦楽団 アンサンブル・ヴィータ」八重奏団として、8名の奏者をお招きし、映画音楽を中心に演奏いただきました。
コロナ禍により、人数を制限させていただきましたが、ご来場いただきました皆様には、大変ご好評をいただいたところであります。
また、昨日(15日)夕方、「まちづくり坂城」の皆さんによる坂城駅前のイルミネーションと、169系電車のライトアップの点灯式が行われました。
このイルミネーションとライトアップは、共に1月15日まで行われる予定となっておりますので、冬の澄んだ空気の中で輝く、カラフルなイルミネーションとライトアップをお楽しみいただきたいと思います。
さて、これから、新年度の当初予算の編成作業に入ります。令和5年度は、統一地方選挙を控えておりますので「骨格予算編成」となります。
5年度の歳入見通しにつきましては、国の地方財政計画が不透明な中、地方交付税について、総務省の概算要求ベースで0.8%、1,400億円の増額となっております。また、町の基幹財源である町税につきましては、町内企業の経営状況調査などから、コロナ禍からの持ち直しが伺える中で、個人町民税、法人町民税とも堅調な推移が見込まれるところでありますが、感染症の再流行やウクライナ侵攻の長期化に伴う物価高騰、円安の動向など、様々なリスク要因もあり、状況を慎重に注視する必要があります。
一方、歳出につきましては、骨格編成となりますので、義務的経費や経常的経費など、必要最小限の経費を計上する予算編成となりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
さて、年の瀬を迎え、慌しい季節であります。
昨日、15日から31日まで、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯、交通安全の啓発を強化する年末特別警戒及び交通安全運動が実施されております。
年末年始は、犯罪や交通事故が増加する時期であり、引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、更なる啓発活動に取り組んでまいります。
また、28日から30日までの3日間、町消防団による歳末特別警戒が行われます。コロナ禍の中、夜間の警戒・巡視に当たっていただく消防団の皆様には深く感謝を申し上げます。
町民の皆様には、「電話でお金詐欺」などの犯罪や交通事故の被害にあわないよう一層のご注意をお願いいたしますと共に、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。
さて、来年、令和5年は、十干十二支の「癸卯」(みずのとう、きぼう)の年であります。
十干の「癸」(き)の字には、物事を「はかる、取り仕切る」という意味があります。
一方、十二支の「卯」(う)は、冒(おかす)、陽気の衝動といった意味のほか、門を開いたような字の形から天門が開いて万物が繁茂するという意味を持っています。
こうしたことから、癸卯(きぼう)の年は、万事、正しく筋を通して行けば繁栄に向かうが、これを誤ると紛糾し動乱する意を含んでいるといわれています。
令和5年、癸卯(きぼう)の年については、万事、正しく筋を通し、物事の根本、原則をしっかりと認識し、実践し、着実な発展、繁栄に向かう努力を続けることが大切な年であります。
しかしながら、これを怠れば、国際秩序の一層の混乱や、一昨年来の新型コロナウィルス感染症の更なる拡大など、大混乱、大紛糾、大動乱が継続して起こることも考えられます。
癸卯(みずのと・う きぼう)の年が、願いのぞむ「希望」の叶う良き年になるよう、全員で努力、実践することが求められております。
しっかりと強い覚悟をもってスタートを切りたいと思います。
さて、年明けの事業につきまして、
元旦には、1年間の健康を願う恒例の「第52回元旦マラソン大会」を、小学生の部、一般の部、親子ペアの部の3つのクラスで、参加者を町内在住の方に限定するなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を行い、開催する予定であります。各クラスとも定員を設定しての開催となりますが、町民の皆様のご参加をお待ちしております。
1月4日から6日には、新年への願いを込めて書かれた、書き初めを展示する「書初め展」を、文化センターを会場に実施いたします。
体育館の改修工事のため、席書大会は行わず、展示のみを行うこととしたところであります。こちらも皆さんのご参加をお待ちしております。
また、毎年1月4日に開催しております新春賀詞交歓会は、コロナ禍の状況を踏まえる中で、感染対策の徹底と、人数制限などを行い開催する予定であります。町内企業の皆様が気持ちを新たに、協力、連携し、更なる発展と飛躍の年になるよう願うところであります。
1月22日には、新春を飾る町消防団出初式が挙行されます。防火、防災への新たな決意のもと、逆木(さかさぎ)通りでの街頭行進に続いて、文化センターにおいて、日頃の消防活動などにご尽力いただいた方々を表彰する式典を予定しております。こちらも、参加人数を限定するなど、感染対策を行っての開催となりますが、ご理解をお願いいたします。
また、2月8日には、リーダー・ビジネス研究所代表の川村真二さんをお招きし、坂城テクノセンターを会場に新春経済講演会を開催いたします。
今年、発行いたしました『平成の産業史』に掲載されている、町の企業経営者をはじめ、数々の企業経営者への聞き取りや交流で得た知見をもとに、持続的な企業発展に向けて、「これからの坂城町企業・リーダーのあり方」と題して、ご講演いただく予定でありますので、大勢の皆さんにご聴講いただきたいと思っております。
コロナ禍の中、これまで多くの行事を中止としてまいりましたが、感染対策の徹底や開催方法を工夫しながら、可能なものは積極的に開催していきたいと考えております。
さて、先日、13日の一般質問で、朝倉議員さんから、来年4月に予定されている統一地方選挙における「町長選への出馬の考えは。」とのご質問をいただきました。その場では、4期目の出馬は大変重い意思決定となりますことから、いろいろな方のご意見をいただき、また、ご相談させていただく中で、議会最終日、本日でありますが、方向性をお示ししたいと申し上げました。
先日もお話しさせていただきましたが、次の4年間は「第6次長期総合計画」に掲げた、多くの施策や、その実現に向けた新たな取組みが、形作られる大変重要な時期となります。
また、町民待望の国道18号バイパスやインター先線の工事も完成の時期をむかえ、インター線については18号バイパス接続に向けた、新たな事業区間の着手も進めていただく重要な時期であります。
公共施設につきましても、幅広い年代の町民が集う新複合施設が具現化し、デジタル化の進展と共に、次世代につながる大変重要な4年間と認識しております。
今日まで、いろいろな方のご意見のいただき、ご相談もさせていただく中で、多くの方々から励ましの言葉をいただきました。その多くは、「これまで実現したものもたくさんあるが、スタートしたばかりの第6次長期総合計画をはじめ、同時に動き出した様々な計画の実現に向けて、継続して責任をもって次の4年間も頑張れ。」というものであり、誠にありがたいお話であります。
本日、令和4年 第4回定例会 最終日におきまして、私は、多くの皆様のご声援をいただく中で、来年4月の統一地方選挙におきまして坂城町長選挙に出馬することの意思表示をいたします。
本日、ここにおられる議員各位におかれましても、種々思いをお持ちのことと存じます。出来うるならば、皆様と一緒に手を携えて、次の4年間「輝く未来を奏でる町」を目指して頑張りたいと思っております。
最後に、昨年に続いて新型コロナウィルスを意識しての、年末、年始を迎えることとなります。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし