今まで、昭和7年発行の「坂城町名勝繪葉書」について何回か触れてきました。
(坂城町名勝繪葉書全セット)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33165
(坂城町名勝繪葉書セットと村上義光公600年祭)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33112
(昭和7年坂城町の風景展示)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=34583
(戦前坂城には二つのタワーがあった)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=35283
以上、お見せしたのはいずれも、昭和7年4月発行の「坂城町名勝繪葉書」(第二輯)のみでした。
ところが、坂城町教育長の宮 義也さんが家の中の古いアルバムを整理されていたら何と、「第三輯」が見つかったとのことで早速拝見しました。
この6枚組の繪葉書について、内容は知っておりましたが、セットとして手に取ったのは初めてです。
また、6枚中、4枚が稲玉徳兵衛さんに関わるものです。
いわゆる、「名勝物」とは少し異なる趣を持っています。
この繪葉書は昭和10年の発行です。 発行者は「坂城町史蹟勝地保存買會」で佐藤写真館謹製となっています。
第二輯は紙袋に包装されていましたが、この第三輯は簡単な紙包装(折り畳み)となっています。
以下、繪葉書のコピーを掲載します 各々の説明はしませんが、添書を記します。 内容をご鑑賞ください。
明治大帝聖蹟記念碑と大英寺池畔の櫻並木
葛尾城頭村上神社全景 エッフェル式記念塔
坂城平澤山鎮座生祠昌言神社全景と稲玉翁の肖像並に明治六年縣令楢崎寛直筆の開墾の碑
稲玉徳兵衛翁の遺物並開墾地より発掘せる亀石と佐久間象山先生の書と亀詩
開墾地(約三百町歩)の一部平澤即ち徳兵衛新田の全景
上部:明治二年天朝より開墾地内察の節、仁和寺征宮の印鑑を稲玉徳兵衛翁に賜はりたる時の添書
下部:嘉永七年四月稲玉徳兵衛翁が同志を代表して中之條陣屋の鈴木代官に提出したる翁自筆の開發志願書の控
こうなると、いよいよ「第一輯」がどのような内容なのか興味ありますね。
どなたかお持ちの方がおられましたらお教えください。
坂城町長 山村ひろし