本日(8月19日)、夏休みの最後の日、坂城町立村上小学校で平成26年度坂城町学校職員会夏期研修会が開催されました。
今年のテーマは 「キャリア教育の今と坂城町のこれから」 です。
坂城町では小学校、中学校の全教員が一堂に介して教育問題に取り組んでいます。
今回は 「キャリア教育」 についてですが、坂城町では今後3年間をかけて同テーマについての研究を続けられるとのことです。
私はパネルディスカッションのみ参加しましたが、大変熱のこもった議論が展開され、教育現場でどのような取り組みをするべきかについて具体案を検討していただきました。
なお、パネルディスカッションのコーディネーターはキャリア教育に関して高名な金沢工業大学教授白木みどり先生にお願いしました。
キャリア教育という言葉はあまりなじみのない方が多いかと存じますので文部科学省の説明を以下引用します。
*キャリア教育について:(文部科学省)
今、子どもたちには、将来社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。 この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。 学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させることが求められています。
つまり、子供たちに、「何のために勉強するのか。」
つまり、勉強するのは、「生きるため、生活するため、働くため」ということをしっかり意識していただきたいということです。
今回のパネルディスカッションの内容については別途ご報告していただきたいと思っていりますが、坂城町で今後どのような取り組みが展開されるか大変楽しみにしております。
右:金沢工業大学教授白木みどり先生
右:村上小学校教務主任宮本隆先生、坂城中学校研究主任渋谷孝信先生
左から:坂城小学校原智子先生、南条小学校小玉尚宏先生、長野県教学指導下指導主事山下由紀子先生
私は、すべての教育の原点にあるのは 「キャリア教育」 だと思っています。
「キャリア教育」 を特別な教育カリキュラムとしてとらえるのではなく、すべての教育が 「キャリア」 に通じるという意識で教育現場で実践していただきたいと思っています。
坂城町長 山村ひろし