本日(8月22日)から24日まで、坂城町「鉄の展示館」隣接の中心市街地コミュニティセンターと宮入鍛刀道場で第7回「刀職者実技研修会」が開催されています。(主催:公益財団法人日本刀文化振興協会 理事長:本阿彌光洲さん)
「鉄の展示館」では、現在、第5回日本刀研磨外装刀職技術展覧会を開催中ですが(8月31日まで)、この期間内に上記「刀職実技研修会」されることにも意義があります。
また、研磨の部でご指導いただいている、本阿彌光洲先生が先日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されることが内示されました。 素晴らしいことですね。
左:挨拶する山村、右:中央で研磨のご指導をされる本阿彌光洲先生
坂城町で、宮入刀匠を中心として種々の「刀の文化」が育ち、充実していくことに心から敬意を表するとともに、これからも応援していきたいと思っています。
以下、坂城町のニュースからご覧ください。
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刀職者実技研修会
8月22日(金)から24日(日)まで、宮入鍛刀道場と中心市街地コミュニティセンターで、公益財団法人日本刀文化振興協会主催による平成26年度刀職者実技研修会が開催されており、一般の皆さんにも公開しています。(見学には鉄の展示館への入館が必要です。)
この研修会は、日本刀に関わる技能を継承し、職業として自立できる次代の人材を育成することを目的に毎年開催されており、今年で7回目となります。今年は、現在刀職に従事している、もしくは将来刀職に従事することを志して修行中の方が、全国から19名参加しました。
講師は、作刀、研磨、白鞘、白銀(刀身の手元の部分に嵌める金具)、柄巻きの各部門において日本のトップクラスに立つ皆さんが集まり、研修生の皆さんは、それぞれが希望する部門の先生につき、その匠の技を熱心に学んでいました。
また、本日は、坂城小学校4年生の児童が、この研修会を見学に訪れました。児童たちは日本刀を製作するさまざまな分野の作業を間近で見ることができ、とても貴重な経験になったと思います。
この研修会は、鉄の展示館に入館した方は自由に見学することができます。同館では、8月31日(日)まで「第5回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を開催しており、全国の現代刀職者たちの作品もご覧いただけますので、この機会にぜひご来館ください。
▲研修会参加者一同
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坂城町長 山村ひろし