中川村村長来訪。 片桐氏記念碑建立の件

一昨日(7月19日)、長野県上伊那郡中川村村長宮下健彦さん、中川村公民館長片桐充昭さん他が来られました。

用件は、中川村で進めている、「片桐氏発祥の地」 記念碑建立の話です。

いままでに、「片桐氏発祥の記念碑」 建立に向けて活動をされて来られたそうですが、なかなかまとまらない状況でしたが、ここにきて、「クラウドファンディング」や個別の寄付活動を通じて資金調達を始めることになったそうです。

「片桐姓」は全国に点在しており、長野県でも、約4,400人がおられるとのことです。

坂城町でも約60名おられ、その方々と連絡をとりたいとのことでした。

早速、坂城町学芸員から片桐さんにご連絡をさしあげました。 良い結果が得られればと思います。

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(以下、長野日報(7月3日)のニュースより)

中川村は「片桐氏発祥の地」 記念碑建立へ

2019年7月3日 6時00分

”片桐さん”発祥の地とされる中川村の住民有志らが、「片桐氏発祥の地」記念碑の建立に向けて活動している。インターネットで広く支援を募る「クラウドファンディング(CF)」などを活用して資金を集める計画。目標金額は諸経費を含めた300万円で、10月の建立を目指して7月中旬から募集を始める。

片桐姓は、平安後期の1087(寛治元)年に清和源氏の流れをくむ信濃守・源為公の第5子である為基が片桐郷中村(現・同村片桐中村)に館を構えて住み、郷名を名字にしたのが最初とされる。県内では上下伊那地域と北信地方に分布し、静岡、愛知、新潟などの近県や東北、関西の一部に多い。”片桐さん”は全国に約4万人いるという。

記念碑については、以前から建立を望む声が多く、2006年に同村の片桐区でも計画が持ち上がったが資金面に課題があり、断念した経緯がある。今回は片桐氏の歴史を研究する同村の片桐氏史友会が村や村教育委員会、同区などに呼び掛け、建立の会を発足。4月から計4回の会合を重ねて計画を練ってきた。

建立場所は、同村片桐中村にある片桐氏ゆかりの寺・実際寺近くの諏訪神社境内。氏子らの協力を得て決めた。記念碑は黒系石材の能勢石で、台座を含めて高さ210センチ。揮ごうは茶道石州流の祖・片桐貞昌(石州)が創建した慈光院(奈良県)の元住職に依頼することになっている。

資金はCFのほか、直接の寄付も受け付ける。一口5千、1万、3万、5万円以上の4区分で、寄付者には額に応じた返礼品、名前を掲載した記念冊子を贈る計画だ。

建立の会代表の片桐充昭さん(78)=同村片桐中通=は「全国の片桐さんのほか、片桐氏ゆかりの人、歴史に興味のある人らに呼び掛けたい。片桐氏をキーワードに文化、人、地域のつながりを広げていければ」と話している。

記念碑に関する問い合わせは充昭さん(電話0265・88・2927)または片桐芳夫さん(同0265・88・2489)へ。

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▼左写真:左が中川村長宮下健彦さん、右が中川村公民館長片桐充昭さん、

右写真:片桐氏発祥の地」記念碑の建立を予定する諏訪神社境内

坂城町長 山村ひろし

上田地域広域連合行政視察

先日(7月16日、17日)、上田地域広域連合行政視察として、「杉並清掃工場」、「東京消防庁」を訪問しました。

(上田地域広域連合、連合長:土屋陽一上田市長、副連合長:花岡利夫東御市長、北村政夫青木村長、羽田健一郎長和町長、山村弘坂城町長)

まず、 「杉並清掃センター」 は、京王井の頭線 「高井戸駅」 から徒歩5分、余熱を供給している高井戸市民センターと静かなマンション群に囲まれた場所にあり、2代目の杉並清掃工場として平成29年10月に創業を開始。

焼却炉は2基あり、処理能力は一日最大600トン。 

施設の建て替えにあたり、地域の方々と一部事務組合が共に検討して初代工場建設時からの歴史を展示した 「東京ごみ戦争歴史みらい館」 の併設は日本で唯一、また、お年寄りが集い、小学生が遊ぶ、余熱利用のあし湯や、外周のウォーキングロードなどが設置された住民と一体となった素晴らしい施設です。

現在、上田地域広域連合としての最大の懸案事項は資源循環型施設の建設です。また、坂城町にとっても千曲市に予定をしている、長野広域のBごみ処理施設の建設に当たっても大変参考になりました。

杉並掃工場の北風進工場長は、私が以前、杉並師範館の塾長をしていた際にも大変お世話になった方で、当施設でご活躍をされておられるのを拝見して大変うれしく思いました。

東京消防庁では消防総監の安藤俊雄さんにもお会いでき種々お話を伺うと共に、東京消防庁の災害救急情報センター、救急相談センター、VR防災体験車の体験視察などきめ細かくご説明いただき大変参考になりました。

▼杉並清掃工場長北風進さん、東京消防庁安藤俊雄総監と(私の左側)

坂城町長 山村ひろし

坂城高校 第59回葛尾祭

先日(7月13日、14日)長野県坂城高校第59回葛尾祭が開催されました。(一般公開日は14日)

今年も坂城高校の生徒たちがいろいろ工夫をこらし素晴らしいプログラムを作ってくれました。

今年のテーマは 「The Sky is the Limit 」で、「可能性は無限大で限界はない」と言う意味だそうです。(生徒会長:青山里奈さん)                    

また、今年も、坂城高校の体育館では、例年恒例となった地域との交流でプログラムで、今年は坂城小学校、坂城保育園の園児たちとのコラボ演奏を行っていただきました。 (ソーランや、ねずこんの歌の合唱など)

今年は「お化け屋敷」なども登場。 満員のため私は参加できませんでした。

▼坂城高校 伊藤浩治校長先生と

坂城町長 山村ひろし

坂城町 延喜式内坂城神社の祇園祭

先日(7月14日)、坂城町の延喜式内坂城神社の祇園祭が立町公民館前の仮宮で行われ、神事の後、12時半から大神輿が町内巡行に出発しました。

前日(13日)から執り行われた祇園祭、今日はいよいよ本番の大神輿の町内巡行です。

「わっしょい わっしょい」や「よいと よいと」などのかけ声も大きく、大変な熱気となってスタート。

以下、その様子をご覧ください。

写真の多くは大宮区菱田区長さんからいただきました。 ありがとうございました。

▼玉串奉納から

  

坂城町長 山村ひろし

竹内製作所さんの新試験場見学

本日(7月11日)、竹内製作所さんが、新たに今年作られた試験場ならびに試験棟を見学させていただきました。

坂城町を代表する小型建機の竹内製作所さんは9億円を投じて、3カ所に分散していた試験機能を1拠点に集約されました。

また、これまで試験ができなかった雨天時や雪が積もっている時期にも試験ができる新たな設備も導入。主要市場の欧米で良好な市場環境が続く中、試験機能の強化を通じて開発スピードの向上を目指すとのことです。

新たな試験棟は2630平方メートル、一部2階建て。

1階は試験や改造をするスペースで、2階部分には事務所を設置。

試験棟の集約により、製品開発に要する時間を5%程度短期化できるとのことです。

試験場では主に耐久テストと性能試験を行い、新試験棟では雨天時にもテストができるよう、試験棟の半分を覆う形の屋根を設置し、雨や雪の悪天候時にも試験ができるようにし開発スピードを安定させ、恒温試験室も新たに設置し、セ氏45度の気温が高い状態での試験が実施できるようになったとのことです。

本日も、鉄製の大きな壁に建機をぶつけての耐久テストや、急角度(30度程度)の傾斜地でのエンジンテストなどを行われていました。

坂城町の中核企業としてますますのご活躍を期待します。

▼中央の私の左側が竹内会長、右側が横山執行役

坂城町長 山村ひろし

新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会総会

昨日(7月9日)、千曲市の更埴文化会館で、令和元年度新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の総会が開催されました。(会長:岡田千曲市長、副会長:山村)

上田市、坂城町、千曲市、長野市を結ぶ国道18号は、地域沿線の基本的な道路であり、生活や交流、流通などの交通手段として大変重要な役割を果たしていますが、交通量の増加や右折レーンの未整備等により、市街地の各所で慢性的な交通渋滞が生じている。

特に坂城地区では、この渋滞による救急搬送などに大きな問題が出ているだけでなく、沿線の生産活動への重大な問題が起きています。

このような状況の中で、上田篠ノ井バイパス(18号バイパス)の建設は地域住民永年の悲願です。

この期成同盟会の運動は50年以上も続けられていますが、全長、27.5キロメートルのうち事業化されているのは17.5キロメートル、いまだ手つかずの未事業化区間が10キロメートルあります。

昨年度、千曲市の稲荷山地区でのトンネルが貫通しました。

坂城町区間、3.8キロメートルについても長い時間、工事未着手の状態が続いていましたが、今年1月にようやく初めて工事がスタートしました。今年から本格的な工事がスタートします。 一気に進めていただきたいと思っています。

令和の時代に入りました。 従前以上に工事の進捗を加速する必要があります。

坂城町にとりましてはもう一つ、坂城インター先線の工事もスタートしています。 国道18号を越え、しなの鉄道を跨ぎ、工業団地への延伸に加え、千曲川に新たな鉄橋を作り、18号バイパスに接続する計画もいよいよ具体化する状況になりました。

これからも、国、県、等に対する要望活動を活発化させていきます。期成同盟会の総力をあげて頑張っていきたいと思います。

▼山村の開会のあいさつ 以下、写真は岡田市長、井出庸生衆議院議員、荒井武志長野県議会副議長、朝倉国勝坂城町議会議員(同盟会監査役)

坂城町長 山村ひろし

吉田晴乃さんが急逝

数年前に坂城町でもご講演いただいた吉田晴乃さんが急逝されました。
これからの日本をしょって立っていただける方だったので誠に残念です。
颯爽と講演されておられた姿が思い浮かびます。

以下、今日の日経のおくやみ欄と3年前にご講演いただいた際の私のブログ。

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 吉田 晴乃さん(よしだ・はるの=元経団連審議員会副議長)6月30日、心不全のため死去、55歳。連絡先は共同代表を務めた20カ国・地域(G20)加盟国に政策提言をするウィメン20(W20)運営委員会事務局。告別式は近親者で行った。  英通信大手BTの日本法人、BTジャパン社長だった2015年に経団連初の女性役員に就任し、女性の活躍推進や規制改革の分野で尽力した。

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(3年前のブログより)

吉田晴乃さんによる新春経済講演会

昨日(平成28年2月5日)、BT(英国 ブリティッシュ・テレコム)ジャパン代表取締役社長で女性として初めて経団連の役員に就任された吉田晴乃さんを講師としてお迎えし、「新春経済講演会」が開催されました。(主催者:公益財団法人 さかきテクノセンター)  テクノセンター満員の大盛況でした。

半年前からお願いしておりました講演会が実現し感無量です。

「Life Wish」 (命のままに) というテーマでお話いただきましたが、国際通信のグローバルビジネスの第一線で約25年間大活躍をされ、また、シングルマザーとして子育てをされたお話など大変心に染み渡りました。 貴重なお話を伺い、元気が出ました。                           

なお、講演でお使いになったビデオについて、以下のサイトでご覧になることができますのでご参照ください。

以下のサイトの 「BTのアプローチ Diversity」 の画面をクリックしてください。)

http://www.globalservices.bt.com/…/whybt/promoting_diversity

坂城町長 山村ひろし

上室賀と上五明の皆さんの長いお付き合い(協定締結後、今年で98年目!!!)

 昨日(7月7日)、上田市上室賀自治会(自治会長:滝沢均さん)と坂城町上五明区(区長:伊藤廣さん)のみなさんと一緒に「つけば料理」(つけば小屋での川魚料理) をいただきました。 (今回は「魚とし」さんで)

 今年は、上室賀の皆さんをご招待しての食事会です。 (昨年は、上室賀で美味しい松茸をたくさんいただきました。)

 上五明の皆さんは明治以来、長い間、上室賀地区の特別に認められた地区で秣(まぐさ)や薪などの伐採を許されていました。

 その御礼として、長い間、つけば料理で上室賀の皆さんをご接待する慣習がありました。

 以前、私も参加させていただいた折に、このような行事はいったい、いつから始まっているのかとお尋ねしたのですが、なかなか契約書などを拝見する機会がありませんでした。

 6年前のつけばの会の祭に、当時、上室賀自治会長さんだった白鳥さんが下記の契約書のコピーをお持ちいただき、内容を始めて知りました。

  以下、「入会権解消と地上権設定」の協定書です。  

  内容の一部をご紹介します。

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1、地上権設定区域の立木、竹そのほかの森林副産物は総て上五明区の所得とする

1、地上権設定期間は永代とし50年毎に継続更新するものとする

1、上五明区は地上権の地代として毎年11月20日を期して室賀村に対し玄米3石5斗9舛を支払うものとす

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以上にあるように、上室賀と上五明の間で 「永代」(無期限)の契約が結ばれたのです。 すばらしい発想ですね。

また、現在では、地代としての「玄米3石5斗9舛」について、年間約12万円をお支払いしているとのことです。

近隣地区とのトラブルをこのような形で解消し、「永代」にわたるお付き合いをされておられる知恵を学びました。

なお、上室賀自治会では秋には上五明区の皆さんをご招待して「松茸料理」でのおもてなしをされておられます。

坂城町長 山村ひろし                                        

第41回納涼音楽会

本日(7月6日)、坂城町文化センター大会議室で、坂城音楽愛好会と町公民館の共催で納涼音楽会が開催されました。

 モアナハワイアンズ(バンド演奏)、村上小学校合唱部、吉池春子さん(ソプラノ独唱)、アルストロメリア(コカリナ演奏)、坂城高校合唱部・吹奏楽部、坂城コーラス(合唱)、南条小学校金管バンド部”南条ハッピーブラス”(金管合奏)、童謡・唱歌を楽しむ会(合唱)、坂城小学校合唱部(合唱)、坂城オカリナ教室(オカリナ演奏)、坂城町吹奏楽団(合奏)の11団体、185名の皆さんが参加し、素晴らしい合唱や演奏が披露されました。

 私も、坂城コーラスの一員として参加しました。

 坂城コーラスは、最近、男声部員が増え(現在、12名)、男声コーラスとしても大変充実してきました。(自画自賛!)

 以下、納涼音楽会の風景をご覧ください。

坂城町長 山村ひろし

「老子と付き合う」(第2版)完成

私は中国古典の、「老子」について同志の皆さんと、毎月、勉強会を開催しています。

会の名前は、「考老会」 と言います。 (老いを考える会ではありません。 老子を考える会です。)

この会は私が東京にいるときから続けており、15年以上経過しています。

現在は、坂城町の 「村上山荘」(私の家ですが。) で毎月最終の日曜日、午後4時から皆で会読会を行っています。

この 「老子と付き合う」 は皆さんで議論したことを取りまとめたもので、老子についていろいろと自由な意見も取り入れられています。

なにしろ、2500年前の老子先生と語り合うのですからワクワクするほどの楽しみがあります。

また、この本は非売品なので、ご興味のある方は、「村上山荘」 へ直接お出でください。

また、本の色は、令和の色と言われている、梅・菫・桜の中から、鮮やかな、「菫色」 を選びました。

(令和慶祝カラーは日本流行色協会が制定。)

「考老会」 についてのお問い合わせは、

Mail : hhyamamura@nifty.com までお寄せください。

以下、「老子と付き合う」 の巻頭言です。

本年五月一日を期して、三十年余続いた平成が幕を閉じ令和がスタートしました。

 田口佳史先生にご指導をいただく傍ら、同志で続けてきた老子の勉強会、「考老会」も東京の調布、新宿、さらには長野県坂城町で行い、15年以上が過ぎようとしています。

また、私にとっても令和元年より坂城町長としての三期目をスタートすることになりました。

このたび、老子の勉強会、「考老会」のテキストとして編纂した「老子と付き合う」の第二版を作ることになりました。

十六年前(平成十五年)に経営思想家でTAOクラブ代表の田口佳史先生から「老子講義」のお誘いを受けました。

ちょうどその前年に米国から帰国し、FUJITSUユニバーシティーを設立し、新たな経営者教育プログラムを開始していたところでした。

一方、米国の同時多発テロの後のアフガン、イラク戦争などの国際対応を見るにつけ、いよいよ二元論的なものの考え方についての限界、矛盾について大きな疑問を感じていました。

老子を読み込むうちに東洋思想の考え方、特に人間は「道」という大きな自然の中の万物の一つに過ぎず、さかしらな知識、欲望を追い求める無意味さを指摘される点に大きな感銘を受け、また、二千五百年前の老子と直接対話が出来ることにも大いなる喜びも感じました。

その後、老子を皆で読みあう「考老会」を結成しメンバーとともに老子を会読してきました。

「考老会」は東京の調布、新宿で会を重ねてきましたが、平成二十四年より、長野県坂城町で新たなメンバーを得、また、私のブログでも新たな解釈を含め取り上げてきました。

以前、「一日一老」として編纂したものを、装丁も新たに「老子と付き合う」として新しく纏め直しました。

もとよりこの本は学術書でもなく、研究書でもありません。「こんな解釈もあるのだ」と思っていただければ幸いです。

また、今回、新版を纏めるに当たり「考老会」メンバーから老子についてのコメントを数多くいただきました。

関連する章に各々原文通り掲載させていただきましたので、併せてお読みいただければ幸いです。

内容について問題点、不備な点など種々有るかと思われますが、すべての責任は編者に起します。種々ご指摘いただければ幸いです。              

令和元年 己亥 五月 吉日   山村 弘 ≫

坂城町長 山村ひろし