平成25年度第4回坂城町経営革新塾

昨日(7月11日)、平成25年度第4回坂城経営革新塾に参加しました。

この塾は(公財)さかきテクノセンターと坂城町商工会が主催している坂城町の若手経営者を対象とした経営塾で今年で3年目に入ります。

現在、15社の経営者の皆さんが毎月開催される塾で熱い議論をしています。

昨日のテーマは 「連携による新しいビジネスモデルの提案〜10年先を見据えて〜」 というもので、(独)産業技術総合研究所の島田享久先生による講義が行われました。

                                   

講義される島田先生

                                  

      

長野テレビ朝日の取材も入りました。    

                                                               

私も機会がある毎に参加していますが、30歳~40歳代の若手の方々の意欲的な取り組みに敬意を払うとともに大いに期待しています。

坂城町の多くの企業経営者が2代目、3代目へと移ってきています。

この中で、もう一度、坂城町の各々の企業が自社の持つ強みを生かし、なお且つ企業間同士の連携プレイが必要だと思っています。(戦後の坂城町企業の勃興期がそうであったように。) すでに、この経営革新塾の塾生の中から新たな動きも出てきているようです。

先日、坂城町で公募した 「コトづくりイノベーション補助事業」 に応募され見事採択となったメンバーもいます。

                                         

「モノづくりからコトづくり!」  坂城の若手のパワーに大いに期待します。

坂城町長 山村ひろし

仙台フィルハーモニー ワークショップ(村上小学校)

今年、9月25日(水)、仙台フィルハーモニーが文化庁の「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」の一環として、村上小学校で演奏会を開催します。 (この事業に神尾校長先生が応募され、見事、採択されたものです。)

今日(7月12日)、その事前のワークショップが行われました。

仙台フィルハーモニーから、4名の奏者(クラリネット、フルート、トランペット、ヴァイオリン)が来られ、楽器の説明や9月25日の本番時にオーケストラと一緒に子どもたちが演奏する歌など当日までの宿題について楽しくお話をしていただきました。

演奏する仙台フィルハーモニーのメンバー

音の出し方の説明で使った、ストローで作ったリード(木管楽器などで使う発音体)

村上小の全学年の子どもたちが熱心に参加してくれました。

9月25日の当日は70名のオーケストラが来ます。 (坂城町へ フルオーケストラが来るのは初めてでないでしょうか。)

今から楽しみですね。

坂城町長 山村ひろし

「坂城町が行う事務事業等から暴力団排除の措置を講ずるための協定」

安心・安全な町創りを行うため、種々の問題に対応して総合的な対策を講じることが必要です。

その中でも、防犯に関して、日々複雑な新しい犯罪が増加しています。

昔の「オレオレ詐欺」から始まり、いわゆる「劇場型」というような大きな組織で、なおかつ国際的な犯罪が増えています。

このような犯罪のバックには必ず組織暴力団の存在が指摘されています。

坂城町では昨年、7月1日に「坂城町暴力団排除条例」を制定しました。

本日(7月11日)、さらに長野県千曲警察署と一体となりスピーディーな情報交換を行い犯罪防止を推進するため 「坂城町が行う事務事業等から暴力団排除の措置を講ずるための協定」 を締結いたしました。

町民の生活や社会経済活動の場から暴力団を排除し、町民の安全で平穏な生活を確保し、社会経済活動の健全な発展に寄与するためにも本協定を有効に利用したいと思います。 

なにかご質問あるいは情報連絡等ありましたら、坂城町役場住民環境課生活安全係までご連絡いただければと思います。(Tel : 82 3111内線:121,又は 有線:88ー1024)

協定書への署名:右から、山村、千曲警察山口康弘署長

挨拶する山村

坂城町長 山村ひろし

高橋是清の書

坂城町鉄の展示館は、現在、夏季通常展の展示中(9月8日まで)ですが、一階展示室に高橋是清の書 「丹心抱忠貞」(たんしんちゅうていをいだく・・真心を尽くしてこそ、忠実貞正となれる)が設置されました。 

  

             

安部首相が脱デフレ、いわゆるアベノミクスを提唱して以来、80年ぶりに脚光を浴びた高橋是清ですが、この書は、私が昔から懇意にさせていただいている香川県三豊市の大西正弘さんからお借りしました。  

高橋是清は1911年に日本銀行総裁に就任し、1913年(大正2年)第一次山本内閣の債権モラトリウム公布、1931年(昭和6年)犬養内閣の金輸出再禁止など大胆な財政政策をとりましたが、1936年(昭和11年)に二・二六事件で暗殺されます。

飾り気のない素晴らしい書ですね。

この時期に高橋是清の心に触れるのも意義深いものがあるかなと思っています。

なお、この書は大西家が高橋是清から生前に拝領したものだそうです。  

また、「丹心抱忠貞」の詩は中国南宋時代の高名な詩人・政治家・憂国の士である陸遊(陸放翁 1125年~1209年)の詩です。 

政治家としては中央政界に出ることはならず不遇な時代を多く過ごしたのですが、9000首以上の作品を残し85歳で亡くなっています。 

また、行事の木村正直さんの軍配にも代々「丹心抱忠貞」と書かれているそうです。(根間弘海:「十両以上の行事の軍配」)

是非、鉄の展示館へお出で下さい。     

坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 18回目は 滝澤公庵です

今までに、江戸末期の坂城で高名だった文人として女流の歌人、藤澤雨虹や沓掛なか子をご紹介しましたが、今回は同じ時期に活躍した男性の登場です。

(以下の資料は鉄の展示館宮下学芸員から提供いただきました。)

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 滝澤公庵(こうあん) 1773(安永2)~1847(弘化4)年
                            
 滝澤公庵は江戸時代後期の医師で、本草学や国学・和歌(坂城の国学の先駆者)など多岐に亘って活躍した人物です。
                     
 鼠宿村に生まれた公庵は、若い頃江戸へ出て武田叔庵について医学を学ぶかたわら、詩歌と本草学を修め、帰郷して医業を開きました。
                         
 家に松の大木があったので松酒家と号し、名を木公庵と改め、後に略して公庵といいました。暇があれば山谷を歩いて本草学を研究し、一木一草名知らないものはなかったといいます。
 庭に多くの薬草を植え、薬種を作ったりしました。
                      
 天保の飢饉の時、藩命によって村を巡回し、救荒植物栽培を指導した功によって苗字帯刀を許されました。
                        
 国学者飯塚久敏や()荒木田久老(ひさおゆ)が北信濃を来遊した際、和歌の指導を受け、同門の沓掛なか子らと交わり、歌集『松のいほり』二巻を残しました。
            
  紀行の歌の中に
        
   みつくりの中山道は冴にけり 浅間おろしの雪の夕暮れ
            
 一重山のほとりに旅寝して
                   
   秋さむみ旅の衣のひとへやま 重ねまほしく嵐ふくなり
                         
                             
 

万葉防人歌碑(マンヨウサキモリカヒ)

 坂城南端の南条、会地早雄(おおちはやお)神社の境内にある万葉歌碑。

 滝沢公庵により天保年間に建立されました。

                    
           
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 以上、滝澤公庵のご紹介をしました。
                      
 現在、坂城町 「ふるさと歴史館」 の一階で 『パネル展 「坂城町の偉人」 ~近世の文人墨客~』 で 坂城町の偉人たちとして、文人墨客15名を紹介していますので、こちらもご覧ください。
                                  
            
 坂城町長 山村ひろし

千曲川治水事業促進に関する要望活動

7月4日、5日の両日、千曲川改修期成同盟会の理事として、北信地域千曲川等改修促進期成同盟会の皆さん方と一緒に国土交通省並びに国会議員に対する要望活動を行って参りました。

4日は新潟県にある国土交通省北陸地方整備局に伺い、野田徹局長はじめ入江河川部長、宮武千曲川河川事務所長など関係者の皆さんに要望活動を行い、5日には東京に移動し、国土交通大臣ならびに国土交通省水管理・国土保全局 足立敏之局長ならびに山田治水課長他関係各官への要望活動を行い、あわせて長野県選出の11名の衆院議員議員、8名の参議院議員に対して重ねて要望活動を行いました。

坂城町としては昨年まで重点要望個所として活動を行ってきた、上田市との境目の築堤工が24年度補正予算対応で実施個所に取り上げられ、今年度工事着手となりました。大変ありがたく思っております。(上田市との境近くで分断されていた土手の部分が接続され通行可能となります。)

今回要望した箇所は9箇所あります。

その中での重点要望個所として、さかき千曲川バラ公園の下流側の土手の部分の整備をお願いしました。

この部分の整備ができれば浸水被害防止になるだけでなく田町交差点側からバラ公園へのアクセスも大変楽に、安全に通行が出来ることになり観光の面でも大きな影響がでます。

要望活動(かつては「陳情」と言っていました。)は大変長い時間と労力の要ることですが継続的な努力が必要です。

長期間、要望活動を行ってきた、国道18号バイパスの建設、一昨年から活動を行ってきました、坂城駅エレベーター設置事業などにも予算が付けられ着実に進んできました。

国道18バイパスについては近々地元の方への説明会をおこないます。

また、坂城駅エレベーター設置事業につきましては、国の予算のほか、長野県の補助も頂くことになりましたので8月には工事着手となります。 皆様方には何かとご迷惑をおかけしますが、坂城町全体のバリアフリー化事業の一環としてスタート致しますので何卒よろしくお願いいたします。

今後ともあらゆる機会を使って、坂城町にとって大切な事業の要望活動を行ってまいります。

私の右側に千曲川改修期成同盟会会長の鷲澤長野市長、中央に若林健太外務大臣政務官、その右に北信地域千曲川等改修促進期成同盟会会長の池田中野市長

(なお、この写真は若林健太議員のブログに掲載されていたものを借用しました)

坂城町長 山村ひろし

坂城高校ハンドボール部 37年ぶりにインターハイへ

先日、坂城町消防団第10分団がポンプ操法大会で36年ぶりに県大会に出場することを記載しましたが、今回は坂城高校ハンドボール部のお話です。

見事、37年ぶりに全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場することになりました。

詳細は以下の坂城町ホームページニュースから。

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坂高ハンドボール部 37年ぶりにインターハイへ

坂高ハンドボール部01

坂城高校男子ハンドボール部が、5月31日(金)~6月2日(火)に開催された長野県高等学校総合体育大会ハンドボール競技会において、37年ぶりに優勝し、長野県代表として第64回全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技会に出場することになりました。

本日は、その報告を兼ねて田中浩校長、山本臣也監督、飯島良太キャプテン他2~3年生の部員16名が山村町長を表敬訪問されました。

同部は、全国大会に出場するだけでなく、全国の強豪校が相手でも通用できるよう日々厳しい練習を行ってきたそうで、県大会ではその成果を発揮し、見事優勝を果たすことができました。全国大会は、7月29日(月)から佐賀県で開催されます。最後の夏となる3年生たちは、「3年間練習してきたものを全部出し切り、このチームで1つでも多く勝って、「坂城」の名を全国に轟かせたい」と意気込みを語られ、山村町長は「いい緊張感をもって、試合を楽しんで頑張ってください」と激励されました。全国大会でも大活躍できるよう頑張ってください!

坂高ハンドボール部02

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坂城町長 山村ひろし

坂城町 交通死亡事故ゼロ500日表彰

昨日(7月3日)、長野県交通安全運動推進本部長(阿部長野県知事)から、交通死亡事故ゼロ500日の節目として、坂城町が賞状をいただきました。

長野地方事務所 島田伸之所長から伝達を受ける

坂城町 賞状

2年半前の年末に南条 鼠の国道での痛ましい死亡事故のあと、4月25日で死亡事故ゼロ500日となりました。

2年半前の事故では、早朝、国道を横切ってごみ捨てに行かれた高齢のご婦人がその帰りに上田方面から来たトラックにぶつけられてしまったものでした。

その後、ゴミ収集所の場所を変更していただくなどの措置をしていただき交通安全への配慮をしていただいておりますが、引きつづき皆様方と一緒に安心安全な交通に向けた対策を講じてまいりたいと思います。

次なる目標、「交通死亡事故ゼロ1000日」を目指します。

坂城町長 山村ひろし 

消防活動の表彰(小山政仁さんほか)

昨日は、埴科ポンプ操法大会での坂城町消防団の活躍を記述しましたが、本日は昨年の火災で消火活動をされた個人に対する表彰について記します。

昨年10月に四ツ屋で火災があり、残念ながら一人の方がお亡くなりになりましたが、その際、消防車が到着するまでの間、必死の思いで消火活動をされた小山政仁さんと村松育也さんが、坂城消防署長から感謝状を授与されました。

昨日(7月1日)、そのご報告に、代表して小山政仁さんが坂城町役場へお出でになりました。

小山牛肉店感謝状

左から:山村、小山政仁さん

小山さんは消防団活動のご経験はなかったとのことですが、自宅のすぐ側にあった消火栓を開け、ホースを繋ぎ、消防車の来る間、ホースを抱きかかえ、必死の思いで初期消火に務められました。

消火活動の経験が全くなかった小山さんにとってまさに命懸けの作業だったと思います。 その機敏な活動と勇気に敬意を表します。

坂城町長 山村ひろし           

坂城町「TPP学習会」

本日(7月1日)、長野県企画部企画課近藤浩係長をお招きして 「TPP学習会」 を開催しました。

昨年に続き、2回目の学習会です。

挨拶する山村

役場3階の講堂にほぼ満員の参加者

講師の長野県企画部企画課近藤浩係長            

坂城町は農業だけでなく工業生産額の多い町です。

「TPP」の与える影響について現時点で分かりうる情報を得ながら正しい判断をすることが必要です。

政府は7月23日にも交渉参加をすることを目標にしていますが、我々は何をなすべきか、坂城町にとってのメリット・デメリットをよく理解し、町の競争力を強化しなくてはなりません。

長野県では、さる5月20日に 「関税撤廃による長野県内への影響について」 発表しました。

本日お話をいただいた、近藤係長はまさにこの資料を纏められた方です。

大変タイムリーな多くの情報を得ることができました。

近藤係長には長野県議会中にもかかわらずお出でいただき誠にありがたく思っております。

これからもTPP交渉の状況を見つつこのような勉強会を開催していきます。

1.TPPについて 「 内閣府資料」

http://www.cas.go.jp/jp/tpp/pdf/2013/6/130617_tpp_setsumeikai_shiryou.pdf

2.関税撤廃による長野県への影響 「長野県資料」

http://www.pref.nagano.lg.jp/kikaku/kikaku/epa/130520/01_shiryo01.pdf

坂城町長 山村ひろし