「公益財団法人さかきテクノセンター」のスタート

本日(5月9日)、「公益財団法人さかきテクノセンター」、平成24年度第1回目の理事会が開催されました。 私は顧問として出席させていただきました。

平成20年に公益法人制度改革3法が施行され、それまでの一般財団法人、一般社団法人は平成25年11月までに、公益法人化するか一般法人化するかを選択する必要があります。 選択できない場合には解散せざるを得なくなります。

その中で、テクノセンターは本年4月1日をもって、「公益財団法人さかきテクノセンター」として長野県知事の認可を受け、新たなスタートをすることができました。(理事長:栗林邦夫氏)

栗林理事長ならびに山崎事務局長の大変なご努力に敬意を表します。

公益法人化すると社会的責任は従前にくらべ誠に高いものとなりますが、社会的な信頼性、評価も格別高いものとなります。

また、公益法人化すると、●公益目的事業が50%以上であること、●遊休財産は一定額を超えないこと、●理事等の報酬等の支給基準を公表することなど、より一層の公益的責任、透明性が求められますが、一方、当財団に対する寄付金は税制上の措置を受けられるようになります。

坂城町での公益財団法人第1号、新生「公益財団法人さかきテクノセンター」として坂城の企業の技術高度化や研究開発支援、地域振興などますますの活躍を期待します。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第48章)

この章も非常に重要な節だと思います。 正に、「無にしてさざる無し」 について述べています。

爲學日益、爲道日損。 之又損、以至於無爲。 爲而無不爲。 天下常以無事。 其有事、不足以取天下。

                       

學を(な)せば日々に益(ま)し、道をせば日々に損(そん)す。 之を損し又(ま)た損し、以(も)って無(むい)に至る。 無にしてさざる無し。 天下を取るは常に無事を以ってす。  其の有事に及びては、以って天下を取るに足らず。

いわゆる知識というものは勉強すればするほど増えていきますが、道を学べば学ぶほどその知識がそがれ、日に日に減り続け、無為の状態になります。このさかしらな知識の無い無為の状態になれば何事でもすべてやり遂げられる状態になるのです。 天下を治めることが出来るのはこの仕掛けの無い状態にたどり着くことができるからであって、ことさらに何事かを仕掛けようとするとかえって天下は取れないものなのです。

                     

 この章には、しばしば「忘知」というタイトルが付けられます。

 知識は一日一日、増えていっても、本質に近づくためにはその「知識」を逆に一枚、一枚、剥がして行かなければならない。 そうしなければ神髄にたどり着くことが出来ない、ということですね。

                    

 坂城町長 山村ひろし

食の安全を守る(ながの食品衛生協会坂城支部総会)

昨日(5月8日)、坂城テクノセンターで 「ながの食品衛生協会坂城支部 第35回通常総会」(支部長:沢崎征一氏)が開催され、私も来賓としてご挨拶させていただきました。

坂城支部では 「食品衛生は、営業者自らが確保して守るもの」 を原点に厳格な事業運営をされておられます。

長野県内では、昨年もノロウイルス・毒キノコなどの食中毒が報告されていますが、幸いにして、坂城町では長期間にわたり、一件の事故も発生しておりません。

特に、昨年の福島第一原発事故以来、従前の食品衛生に加え放射能汚染に対する管理も必要になり厳しさが加わっております。 

坂城町の食の安心安全を守るためにますますのご活躍をお祈りします。

総会後、講演される、長野保健福祉事務所の浅樋一郎先生、左端は沢崎支部長

坂城町長 山村ひろし

風越まつり(坂城町・上平)

先日(5月6日)、坂城町・上平で「平成24年風越まつり」が開催され私も参加しました。(主催:風越祭実行委員会 瀧澤巌会長)

これは、「上平を元気にする会」が長野県の元気づくり支援金を利用して九竜山へ至る遊歩道や駐車場、池、山野草園、山菜広場ならびにトレッキングコースを整備したのを契機に今年初めて「24風越まつり」として開催したものです。

今回、坂城トレッキングクラブ(柳沢直幸会長)も協力し、約100名の老若男女の方々が参加しました。

途中、時々、大雨が降ったり、雷が鳴ったりしましたが、一同無事に山歩きをしました。

信州民報の記事

坂城町長 山村ひろし