坂城町消防ポンプ操法大会

本日(7月1日)、坂城町四ツ屋消防ポンプ操法訓練場で、消防団ポンプ操法大会が開催されました。

挨拶する山村

昨年の大震災を契機に今まで以上に地元の消防団、婦人消防隊の大切さが再認識されておりますが、本日は消防団ポンプ操法大会が雨の中開催されました。

この大会は、消防団が常時の訓練成果を発表するとともに、消防技術の向上発展と士気の高揚に資することを目的に行われます。

大会は、ポンプ車の部(第2、4、7、9分団)と小型ポンプ操法の部(第1、3、5、6、8、10、11分団)の競技と、ラッパ分団によるラッパ吹奏が行われました。

大会の結果(入賞)は以下のとおりです。

◎ポンプ車操法の部  優勝:第2分団  準優勝:第7分団

ポンプ車操法で優勝した第2分団

◎小型ポンプ操法の部  優勝:第10分団  準優勝:第11分団  3位:第1分団

小型ポンプ操法で優勝した第10分団

各々の優勝分団とラッパ分団は、来週(7月8日)開催される「第53回埴科消防ポンプ操法大会及び第7回埴科消防ラッパ吹奏大会」に出場します。 (会場:千曲市大西緑地公園)    

前年同様、県大会へ出場できるよう奮闘を期待したい。 (県大会は7月29日 上田で開催されます)  

坂城町長 山村ひろし        

老子の続き(第55章)

この章も面白いですね。 理想の人物は 「赤子(せきし)」 赤ん坊のような人で、 「強壮は危ない」 というのです。

 含徳之厚、比於赤子。毒産蟲不螫、猛獸不據、攫鳥不搏。骨弱筋柔而握固。未知牝牡之合朘而 作、精之至也。終日號而不唖、和之至也。知和曰常、知常曰明。益生曰祥。心使氣曰強。物壯則老、謂之不道。不道早已。

                                    

 徳を含むことの厚きものは、赤子(せきし)に比す。 毒蟲(どくちゅう)も螫(さ)さず、猛獣も據(よ)らず、攫鳥(くわくてう)も搏(う)たず。 骨弱く筋(すじ)柔らかにして而(しか)も握ること固し。 未(いま)だ牝牡(ひんぼ)の合(がふ)を知らずして、而も朘(しゅん))の作(おこ)るは、精の至ればなり。 終日號(がう)して唖(あ)せざるは、和の至ればなり。 和を知れば曰(すなは)ち常(じゃう)、常を知れば曰(すなは)ち明(めい)、生を益せば曰ち祥(しゃう)、心(こころ)氣(き)を使へば曰ち強なり。 物(もの)壯(さか)んなれば則(すなわ)ち老ゆ。 之を不道と謂(い)う。 不道なれば早く已(や)む。

                           

 優れた徳を持っている人はまるで赤ん坊のようであるといえます。 赤ん坊には毒虫も刺すことがないし、猛獣も寄ってきません。 また、猛禽が爪をかけることもありません。 赤ん坊の骨は弱く筋肉も発達していませんが手を握る力は相当なものです。 男女の交わりなども知らないのに勃起をしたりしますがこれは精が充満しているからです。 一日中泣き通しても声が嗄れないのは自然と調和しているからなのです。 この調和を心得ていれば永遠に変わることの無い常道を身につけているといえます。 この常道が分かることを明知といいます。 反対にさかしらに不合理に生への執着を持てばかえって災いをもたらすことになります。 気力を使いすぎれば無理強いをすることになり、強壮であればあるほど早く老いてしまいます。 これを道に逆らう不道といい、不自然な行いをすればするほど早く滅びてしまうものです。

                   

 この章のすごさは、常識的な「剛強」というものを否定し、その「強さ」がいかに危ないか、「無為自然」の大切さを「赤子」を例にとって述べています。 最近の政治を見ていると「無理押し」ばかり目立ちますね。

                             

 坂城町長 山村ひろし