坂城町教育交流団(上海) 3日目

坂城町の子供たちの交流プログラムは3日目となり、今日(29日)は実験小学校で歓迎式典が行われました。

実験小学校は学童数、1500名を抱える上海、嘉定区有数の名門校です。

実験小学校の生徒による歓迎のスピーチと演奏

坂城の子供たちによる坂城町の紹介、このあと、「坂城どんどん」も披露

実験小学校の子供たちによる歓迎のダンス

上海は日中36度もあり、大変蒸し暑く、坂城の気候が懐かしく感じられますが、坂城の子供たちは誠に元気強く上海の子供たちとの交流を進めています。

今日は日曜日ですが、実験小学校の子供たちは夏休みの中の全員登校日にあたり、多くの保護者の方々も来られていました。

子供たちは校庭での歓迎式典の後、別の部屋で、粘土造りなどを行ったあと各ホームステイ先に戻りました。

明日は、最終日、午前中、実験小学校でお別れ式が行われ、坂城には夜の11時半ころ到着の予定です。

坂城町長 山村ひろし               

老子の続き(第59章)

 この章も老子の治世観、人生観を述べています。

 「長生久視(ちょうせいきゅうし)の道」 という言葉も大切なメッセージですね。

                      

 治人事天莫若嗇。夫唯嗇、是以早復。早復、謂之重積徳。重積徳則無不。無不則莫知其極。莫知其極、可以有國。有國之母、可以長久。是謂深根固柢。長生久視之道。

 

 人を治め天に事(つか)ふるは、嗇(しょく)に若(し)くは莫(な)し。 それ唯(た)だ嗇なる、是(ここ)を以(も)って早く復(ふく)す。 早く復す、之れを徳を重ね積むと謂(い)ふ。 徳を重ね積めば、則ち克(か)たざる無し。 克たざること無ければ、則ちその極(きょく)を知ること莫し。 其の極を知ること莫ければ、以って國を有(たも)つ可(べ)し。 國を有つの母、以って長久なる可し。 これを根を深くし柢(てい)を固くすと謂ふ。 長生久視(ちょうせいきゅうし)の道なり。

                

人を治めて天に仕えるには、嗇(ものおしみ)をして無駄遣いをしないことが大切です。 ひたすら嗇であるからこそ本来の道のありかたに早く従うことができるのです。 早く道に従うことが徳を積むことになるのです。 徳を積めばすべてのことに打ち勝つことが出来るのです。 すべてのことに打ち勝つことが出来ればとどまることなくいつまでも続けることが出来るのです。  その状態になれば国を治め保つことができます。  国を保つことのもとである「ものおしみ」は国を長く保つことの元となるのです。 これが根を深くしっかり張った、いつまでも続く「道」のことなのです。
                        
               
「ものおしみ」 と 「徳」 と 「治世」 と 「長生久視」 なかなか興味ある組み合わせですね。
                                   
                           
坂城町長 山村ひろし