平林久さんの講演 「千曲の谷から不思議な宇宙へ」

昨日(12月20日)、坂城町上平出身で宇宙科学研究開発機構(JAXA)名誉教授の平林久さんの講演がありました。(主催:さかきテクノセンター)

講演のタイトルは 「千曲の谷から不思議な宇宙へ」です。

まだまだ分からないことがいっぱいの宇宙について、幅広く解説していただきました。

私もかつて富士通時代に関係した、ハワイのマウナ・ケア山頂に大型光学赤外線望遠鏡(すばる望遠鏡)の設置をした際のことなど思い出しました。

左:開会のごあいさつ 右:平林先生の講演の様子

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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坂城経営フォーラム 千曲の谷から不思議な宇宙へ

経営フォーラム

12月20日(水)、坂城テクノセンターで、平成29年度第2回坂城経営フォーラムが行われ、講師に坂城町出身の平林 久さんをお招きし、「千曲の谷から不思議な宇宙へ」を演題にご講演いただきました。
 平林さんは東京大学大学院を修了後、東京大学東京天文台や野辺山太陽電波観測所へ勤務され、その後、電波天文衛星「はるか」のプロジェクトマネージャーを担当するなど、電波望遠鏡やブラックホールに関する研究・観測をされています。

平林さんがなぜ宇宙に興味を持ったのか、学生であった当時に次々と発見された宇宙の新事実などをスライドや写真を用いてご解説いただきました。
 また、野辺山にある直径45mもの大きさの電波望遠鏡や電波天文衛星「はるか」を使って、地球よりも大きな電波望遠鏡を作り、遠く離れたところにあるブラックホールに関する観測をする中で、『新たにわかるようになったことも多いが、わからないこともまだまだたくさんあります。』と、わからないことが多くあった宇宙も、様々な宇宙研究によって、一歩ずつ解明されていることをお話しいただきました。

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坂城町長 山村ひろし

平成29年度 年末の交通安全運動

本日(12月20日)、年末の交通安全運動の一環として、朝7時から田町交差点で恒例の交通安全指導を行いました。

交通指導所の開設に当たっては、千曲警察署、坂城町交通指導員、千曲交通安全協会、ヤングドライバークラブの皆様のご協力を得て実施いたしました。

寒い中、約60名の皆さまに参加していただきました。

坂城町の交通事故の状況については昨年同期と比べて、件数がプラス1(58件)、死者はマイナス1人(0人)、傷者はプラス3人(74人)です。

また、交通死亡事故「0日」は現在、664日経過です。

1,000日を目指して活動をしております。

また、坂城町の地区別、死亡事故「0日」は以下の通りです。

坂城地区:2,646日、中之条地区:664日

南条地区:1,149日、村上地区:5,525日(15年以上!)

先日、「坂城町特殊詐欺非常事態宣言」を発令しました。

千曲警察署、町防犯協会とも連携し、被害防止活動に取り組んでいます。 これもあわせて皆様方のご協力をお願いいたします。

交通指導所開設の後、パトロールカーで坂城町を巡回し、通学中の子どもたちに交通安全の声かけを行いました。

年末交通安全運動は12月31日まで実施されています。(12月1日から)

交通安全のチラシなどを使って呼びかけ

坂城町長 山村ひろし         

高齢者見守り・元気応援システムーKIZUKIの研究会

昨日(12月19日)、9月1日より、坂城町、長野県企業局、東洋計器(株)の3者で実証実験を進めております、水道メーターを利用した、高齢者見守りシステム(高齢者元気応援システムーKIZUKI)の第3回研究会が開催されました。 (このシステムは全国初めての取り組みです。)

東洋大学石井晴夫教授を中心に関係者16名の皆さんの参加を得て9月以降の実施状況について報告がされました。

(KIZUKIシステムについては以下のサイトをご覧ください)

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/?itemid=45747

ご挨拶と坂城町の状況について スクリーン右は東洋大学石井晴夫教授

出席された関係者の皆さん

現在、このシステムをお使いになっておられる方は37世帯です。

水道メーターの使用状況により、適切に水道水が使われていれば、「無事」 情報が、一定時間水道の使用が無い、あるいは長時間(2時間以上)水道が流れっぱなしの場合には 「異変」 情報が、登録された方にメールが送られます。

これにより、ご利用されておられる方が意識することなく、日常の生活情報が伝えられます。

今回の状況調査により、付随的な情報として、「漏水が分かった」とか、「家族とのコミュニケーションが増えた」 などの声も多く寄せられました。

今回発表された種々の情報を更に分析し、より良いシステムにしていきたいと思っています。

また、現在ご利用を頂いておられる方は37世帯ですが、当初目標の「100世帯」に向けて利用者増の対策も進めたいと思います。

ご利用希望あるいはご関心を持たれた方は以下にご連絡いただければ幸いです。

(連絡先) 

坂城町地域包括支援センター(役場福祉健康課内)
福祉健康課直通 0268-75-6205
FAX 0268-82-3702

坂城町長 山村ひろし

平成29年第4回坂城町議会定例会閉会

本日(12月15日)、平成29年坂城町議会定例会が閉会しました。 以下、閉会のごあいさつを掲載させていただきます。

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平成29年第4回議会定例会閉会あいさつ

 平成29年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。

 12月4日に開会されました本定例会は、本日までの12日間ご審議をいただきました。提案をいたしました、専決報告、協定の変更、条例の一部改正、一般会計及び特別会計補正予算、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

さて、6日午前0時13分ごろ、長野県中部を震源地とした地震があり、当町においても役場に設置した地震計で震度4を観測いたしました。

今回の地震が発生した際、気象庁から各携帯会社を通じての緊急地震速報の他に、町に、Jアラートによる地震情報が伝達されたことにより、すぐメール及びUCV(上田ケーブルビジョン)のL字放送での地震発生による注意喚起を行いました。

また、地震発生後、午前0時半すぎに、副町長以下、防災担当職員が参集し被害情報の収集を行うともに、8時30分から課長会議を開催し、町施設等の被害状況について調査を実施いたしました。

他市町村では瓦が落ちるなどの被害がありましたが、当町においては、大きな被害はありませんでした。

地震が発生してもあわてず、落ち着いて、まず自分の身を守り、揺れがおさまったら、火の始末をして安全な場所に避難するよう日頃から心がけることが大切で、今後更なる啓発に努めてまいります。

次に、現在施工中の役場庁舎太陽光設備設置工事につきましては、前庭駐車場屋根にパネルの設置が終了し、今後、蓄電池及びグリッド管理装置等の設置を予定しています。年内には試験運転を実施し供用開始となる計画で、庁舎で使用する電力使用量の約7%にあたる発電量を予定し、平常時は庁舎内の照明のLED化の推進などと併せ省エネルギー化を推進するとともに、災害時には防災拠点となる役場庁舎の非常用電源として運用してまいります。

トータルメディアコミュニケーション施設整備事業につきまして

は、屋外拡声子局の設置工事が進みつつあり、来年の1月下旬より試験運用を開始するとともに、全戸、全事業所へ戸別受信機を無償貸与として配布を行ってまいります。

受信機本体はもちろんのこと、電波の状況によりましては、屋内や屋外にダイポールアンテナを設置する工事が必要となりますが、この工事につきましても費用は町負担で行いますので、金銭の請求や振込みをお願いすることはございません。

町では、広報1月号でお知らせするとともに、配布事業者には、身分証を携帯させるほか、配布事業者が訪問する時期をご案内する事前通知をし、併せて詐欺に関する注意喚起事項について掲載し、住民の皆さんへ周知を図ってまいります。

さて、医療機関にお聞きすると、インフルエンザワクチンが全国的に不足しており、予防接種が受けづらい状況となっています。

12月中旬以降、順次ワクチンの供給がされるということですが、町ではこういった状況に鑑み、65歳以上の方を対象として実施しておりますインフルエンザ予防接種の接種費用の助成期間を、1か月延長し、1月末までといたしました。

これからインフルエンザの流行シーズンを迎えます。

インフルエンザウイルスに「かからない」「うつさない」ためにも、外出後の手洗いやうがい、また、バランスのよい食事と十分な休養に心がけていただくようお願いします。

1220日に、第2回坂城経営フォーラムを坂城テクノセンター研修室において、上平出身で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授であり、NPO法人「子ども宇宙未来の会」理事に就任されております 平林 久氏(ひらばやし ひさし)を講師にお招きして、「千曲の谷から広い宇宙へ」と題しまして、ご講演をいただきます。 

またとない機会でありますので、大勢の皆様にご聴講いただきたいと思います。

1222日に南条小学校5年生が町内企業と信州大学のファブラボ長野の学生と一緒に、「ねずこん回路 光るキーホルダーを作ろう」をテーマとした、ものづくり授業を行います。

以前、テックショップ東京などで行われました新しいねずこんグッズを製作するイベントの中から出されたアイデアの一つを利用して、ものづくりの楽しさと魅力を知ってもらい、将来の技術者を育てる一貫の取り組みとして行われるものであります。

子ども達にとりまして、良いクリスマスプレゼントになればと考えております。

 さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、歳入の見通しにおきましては、法人町民税や地方交付税など、一般財源を含む歳入の確保は容易ではないと考えているところであります。

 こうした厳しい状況ではありますが、事務事業の一層の効率化を図る中で、将来のまちづくりに向けた施策展開が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

何かと慌しい季節でもあります。

12月1日から31日までの1か月間は、年末特別警戒期間として、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯・交通安全の啓発を強化しております。年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあります。

招集あいさつでも申し上げましたが、1124日には「特殊詐欺非常事態宣言」を発令したところであり、特殊詐欺被害の防止を重点目標の一つに掲げる中で、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。

また、1227日から30日までの4日間は、町消防団による歳末特別警戒が行われます。消防団員には夜間の警戒に対し敬意と感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては大切な生命、財産を守るため、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。

 さて、来年、平成30年は、「戊戌(つちのえ・いぬ ぼじゅつ)」の年であります。

 中国の古い思想によれば、「戊」・「戌」ともに「土」の性質を持つ「比和」とされ、同じ性質が組み合わさり勢いが増すと言われております。「土」は「万物を育成し保護する性質」とされ、さらには「四季の移り変わりの象徴」とされておりますが、「戊」「戌」とも「茂る」という意味があり、あまり茂り過ぎないように「剪定」をすることも必要とされており、しっかりコントロールすることが大切な年だと言われております。

年が明けますと、元旦には1年間の健康を願う元旦マラソン、1月4日には、新年の願いを込めて書初めを行う席書大会、新春賀詞交歓会が開催されます。

 また、1月13日には、坂城テクノセンターで「ライフ・ステージエコー2018」が開催されます。今回は、フラメンコ、ラテン、クラシック、ポップスのフィールドで活躍する演奏家4人(ソルス)が、新たなフラメンコ音楽の世界をお届けします。

また、1月21日には、町消防団の出初式が挙行されます。街頭行進等、大勢の皆様のご観覧をお願いいたします。

このように、年末、年始には、盛りだくさんの行事がございます。また、1月には各区の新年総会も予定されております。

 議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし

坂城駅前イルミネーションの点灯と169ミニコンサート

昨日(12月13日)、大変寒い中でしたが、恒例の駅前イルミネーションの点灯式と169系電車でのミニコンサートが行われました。 皆さん素晴らしい。 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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坂城駅前イルミネーション点灯と南条小金管バンド部169ミニコンサート

ミニコンサート01

ミニコンサート02 ミニコンサート03

ミニコンサート04

▲南条小学校金管バンド部169ミニコンサート

12月13日(水)、坂城駅前商店街にぎわい坂城の皆さんによる駅前イルミネーションの点灯式と、169系電車内で南条小学校金管バンド部によるミニコンサートが開催されました。

坂城駅前のイルミネーションは、今年も長野県信用組合坂城支店様のご協力により、坂城駅を出て正面にある同支店駐車場の壁を青と黄色のLED電球で装飾しました。昨年同様、ハートを形どったイルミネーションもあります。また、169系電車もライトアップされていますので、駅周辺へお立ち寄りの際はぜひご覧ください。

また、南条小学校金管バンド部の皆さんによるミニコンサートが行われ、演奏を見ようと集まった皆さんで車内はいっぱいになりました。当初、坂城中学校吹奏楽部の皆さんによるミニコンサートが予定されておりましたが、インフルエンザ流行のため、急きょ演奏することが決まりましたが、快く引き受けていただきました。
 トランペット、トロンボーン、アルトホルンなど楽器ごとのアンサンブルが披露され、慣れない電車内での演奏となりましたが、先日の全国大会で金賞を受賞した演奏技術により素晴らしいミニコンサートとなりました。

イルミネーション01

イルミネーション02

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坂城町長 山村ひろし

「坂城の100人」 50人目は宮本虎杖

先日、江戸後期の坂木宿の旅籠「大藤屋」の女将で当時高名な俳人、藤沢雨紅の俳句集「松蔭集」の再刊をしたことを掲載しました。

「坂城の100人」第12回目 江戸期に有名な女流俳人藤沢雨紅

今回は藤沢雨紅の師匠で大変影響力のあった宮本虎杖を掲載します。

坂城町学芸員の本間美麻さんに寄稿をしていただきました。 以下、ご覧ください。

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宮本虎杖(みやもと・こじょう)

  寛保元年(1741)~文政6年(1823             

 宮本虎杖は、「坂城の100人」で12番目に紹介された女流俳人「藤沢雨紅」の師です。

江戸時代中ごろ、坂木宿より1里半ほどの下戸倉(現在の千曲市戸倉)に豪農の子として生まれました。

ちょうどその頃、信州にも江戸の俳諧文化が入り始め、特に松尾芭蕉を正統とする「蕉風俳諧」の復古運動が起きていました。

 虎杖は、この蕉風俳諧の俳人である加舎白雄(かや・しらお)に明和5年(1768)ごろに入門したといわれています。28歳ごろのことです。最初の俳号は古慊(こけん)といいました。

 加舎白雄は上田藩士の子として江戸で生まれ育ち、蕉風俳諧を学んだ人物です。

信州北部・東部に多くの弟子がいました。虎杖より3つほど年上です。

3132歳で白雄と共に北陸・関西方面へ行脚し、3335歳ごろには江戸の松露庵烏明(しょうろあん・うめい)のもとで俳諧の修業をしました。44歳となった天明4年(1784)、白雄から判者の資格を与えられ、虎杖庵を名乗ります。

 天明8年(1788)、白雄は江戸の海晏寺で芭蕉百回忌法要を執行し、虎杖も宗匠として参加しています。この法要は俳句大会も兼ねており、白雄が芭蕉の俳諧を正統に継いでいることを知らしめるものでもありました。

 白雄と共に中央での知名度が高くなった虎杖は、人気俳人番付でも上位に名を見せます。

芭蕉が『更科紀行』に記した名月の里・姨捨を訪れる俳人たちの間でも、案内人として有名でした。

 藤沢雨紅の句が虎杖の刊行物に確認できるのは、享和元年(1801)の『つきよほとけ』からです。

虎杖の師・白雄は寛政3年(1792)に没し、寛政12年(1800)、姨捨長楽寺に句碑が建立されます。発起人は虎杖でした。この建碑を記念した句集が、翌年刊行の『つきよほとけ』です。(ちなみに、この白雄句碑の用材は、坂城町中之条地区産出の中之条石とのことです)

この句集には雨紅と、虎杖の後妻・鳳秋との歌仙(2人で交互に詠む連句の形式のひとつ)が収録されました。このことから、雨紅は虎杖夫妻と親しく、俳人としての評価も高かったことが想像できます。

 雨紅をはじめ、坂城の俳人はほぼ虎杖の門人であり、中之条陣屋(代官所)に詰めていた武士の中にも、虎杖庵を訪ねる俳人がいました。

苅屋原の泉徳寺、南条の酒玉神社、村上の自在神社には虎杖が関係した奉納俳額があり、坂城の俳人と交流が深かったことがわかります。坂城の俳諧文化をより豊かにしたのが、この虎杖だと言えるでしょう。

虎杖は温厚な人柄で、寺子屋を開くなどして人望もありました。他流派の小林一茶も、北国街道を通る折に虎杖庵へ立ち寄りました。こうした縁からか、泉徳寺の俳額には一茶も奉句しています。

文政6年(1823)、虎杖は83歳で没します。翌年に息子で虎杖庵三世の八朗が追善の句集を刊行しました。その中に、「はるの野に 急ぐ景色ハ なかりけり」という虎杖の句があります。

30歳前後から俳句に打ち込み、50歳を過ぎてから初めての子に恵まれ、老いてからも多くの門人たちと句集を編み、人生をゆっくりと楽しんだ虎杖の姿が見えるような気がします。

        

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坂城町泉徳寺にある宮本虎杖碑

正面に「乕杖翁」、裏面に「夜桜や 世に阿類ものの迎馬」

          

坂城町長 山村ひろし

ソシアル&車椅子ダンスフェスティバル

昨日(12月10日)、坂城町テクノセンターで、公益社団法人全日本ダンス協会連合会公認長野県スポーツダンス教師協会主催の 「ソシアル&車椅子 紅白戦・発表会・ダンスタイム ダンスフェスティバル」が開催されました。(代表:後藤敏一さん)

当教師協会は今年で設立18年目を迎えられたそうです。 今回も県内外から多くの参加者を得て盛大に開催されました。

毎回、熱のこもった皆様方のご尽力に敬意を表します。

以下、その様子をご覧ください。

4組のパートナーによる車椅子ダンスのご披露

中央の男性は坂城町の村井辰雄さん、その左の女性は千曲市の柳沢富子さん

一番右の男性は熊本から来られた水野総一郎先生、その左が主催者の後藤敏一先生

車椅子ダンスの模範演技

毎年来られている、井上美由紀先生(右)とお母様のパートナー

坂城町長 山村ひろし

人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会

先日(12月9日)、坂城町文化センターで、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会 ~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして~」が開催されました。

坂城小学校の子どもたちによる、人権作文の発表の後、作家のドリアン助川さんの講演が行われました。

映画「あん」が出来上がるまでのお話を中心に大変心に残る素晴らしいお話をしていただきました。

開会に当たりごあいさつ。 右はドリアン助川さんのサイン

ドリアンの名前は果物の王様と言われる”ドリアン”からとったそうです。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会
~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして~

人権町民集会01

▲ドリアン助川さん

12月9日(土)、坂城町文化センターで、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会 ~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして~」が開催されました。

この集会は、一人ひとりが、共に認め合い支え合う人権感覚を養うとともに、福祉への理解を深め明るく住みよい人権・共生のまちづくりの実現を目指して毎年開催されており、今年は、坂城小学校児童による人権作文の発表と、作家のドリアン助川さんを講師にお招きして記念講演が行われました。

人権作文の発表

坂城小学校が実施している人権教育を、小野龍之介さん、高井仁美さん、清水空音さん、鎌倉暖琉さん、寺澤嶺さんが、それぞれの作文を朗読発表されました。

北河原先生

▲小野龍之介さん

滝澤里菜さん

▲高井仁美さん

大場陽さん

▲清水空音さん

宮原凛成さん

▲鎌倉暖琉さん

大場陽さん

▲寺澤嶺さん

記念講演

ドリアン助川さんは、大学卒業後、放送作家やラジオパーソナリティー、カンボジア内戦の取材などを通して「なぜ私たちは生まれてきたのか?」という疑問を持ち、また、当時話題となっていたハンセン病患者の方々の人生をみて、「本当の命の意味を書きたい」という想いで小説「あん」を執筆されました。2015年には映画化もされ、国内外で高く評価されました。
 小説を執筆されるまでの苦労やドリアン助川さんの人生と小説との関わり合いなどについて、ユーモアを交えてご講演いただきました。

瞳みのるさん04

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坂城町長 山村ひろし

村上会(村上小学校への図書寄贈)

昨日(12月8日)、坂城町村上地区の会社経営者の会「村上会」(代表:大橋房夫さん)から今年も村上小学校へ図書の寄贈をいただきました。

贈呈式には約10名の会員の皆さんにお集まりいただきました。(湯さん館にて)

いただいたのは、百科・図鑑類などを中心に約10万円相当の図書です。

内容も幅広いジャンルから選んでいただきました。(災害、環境、福祉、家庭科、工業、教育、歴史、哲学、百科、国語、民俗学など)

これらの図書はすでに村上小学校の図書室に置かれ、子供たちが利用しています。

「村上会」からの図書の寄贈は今年で25年目になるそうです。 すごいですね。 誠にありがたく思います。

左から:「村上会」大橋会長、山村、村上小学校塚田校長

村上小学校の図書室「村上文庫」の様子

坂城町長 山村ひろし

平成29年第4回坂城町議会定例会招集あいさつー2

(「平成29年第4回坂城町議会定例会招集あいさつー1」は以下。)

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/?itemid=46231

(「招集あいさつー1」に続く。)

 空家活用事業につきましては、11月末現在の空家バンクの利用状況につきましては、空家物件の登録件数は12件となっております。 今年度に入ってからは、空家の賃貸及び売買の成約物件数が6件、改修補助が2件、片付けに対しての補助が2件あり、新たに22名(町内4名、町外18名)の方が町内に移住定住をされました。

 工業用地につきましては、前田工業団地を取得したミヤリサン製薬(株)が新工場を建設しており又、(株)竹内製作所やデイリーフーズ(株)では自社敷地内に工場を増築するなど、企業活動が活性化している中で、町が保有し、分譲できる用地は、「坂城インター工業団地」の2区画のみとなっております。

 現在、新たな工業用地の選定に向けて、開発面積等の検討を行う基本設計業務を進めており、来年度から、地元・地権者説明会や実施設計、不動産鑑定など工業団地の整備に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

南条児童館の建設事業につきましては、基礎工事が概ね工程どおり進捗しているところであります。引き続き地域の皆様のご理解・ご協力をいただくなかで安全な施工に努め、工期内竣工に向けて工事を進めてまいります。

江戸時代後期の文政9年(1826年)に、新町の旅籠屋「大藤屋」に嫁いだ「藤沢秀子(俳号:雨紅)」によって刊本され、県立図書館に蔵書されている俳句集「松蔭集」につきましては、関係する皆さんのお力添えをいただき、意訳・編集が完了していたことから、本年度において発刊するべく、意訳等の確認作業を行っていたところでありますが、この10月末に発刊の運びとなりました。

江戸時代の俳句集としては本町で唯一の句集であり、また、女性の手によるものとしても極めて貴重な俳句集であります。PRに努めまして広く皆さんにご覧いただければと考えております。

 10月6日と7日の二日間、町内工業の発展と技術の継承並びにモノづくりの技術を町内外に発信する「2017さかきものづくり展」が坂城テクノセンターにおいて開催されました。

 町内企業をはじめ、連携協定を結んでいる4つの大学や支援機関など31社がブースを開設し、企業の技術や製品のPR、企業交流、情報交換などを行いました。

 この、ものづくり展に併せて、上伊那地域の中小企業で構成されている「世界一の会」の20名の皆様と町内企業の皆さん約40名で to ビジネス商談会が開催され活発な商談が行われました。また、世界一の会の代表を務められておられますサン工業の川上社長さんには、1019日の諏訪圏工業メッセを視察する際に訪問させていただき、熱気にあふれた経営理念をお伺いするなど交流を深めたところでございます。

 また、ものづくり展と同時開催され、商工会商業部会を中心とした「ふーど市」が1日目は天候が悪い中でも、買い物をされたお客様も数多く、2日目にはプレミアム商品券を発売することにより、商品券をお買い求めになられたお客様も相乗効果で、ものづくり展には、2日間で約2,000名の方にご来場いただきました。

町内外に町工業のものづくり魂を力強く発信することができました。

1028日、29日には第46回坂城町文化祭が文化センターを主会場として開催され、数多くの作品が展示された会場は大勢の来場者で賑いました。28日の午後には、さかきふれあい大学文化祭記念コンサートとして、「クラシックコンサート」が開催され、来場した皆さんは、チェロとピアノの演奏とコラボした会場に響く澄んだソプラノの美声に感動しておりました。

 また、文化祭にあわせて、坂城どんどんの際に坂城町特命大使の小松美羽さんによるライブペイントで描かれた作品「親愛なる原点 坂城町へ」のお披露目を行い、世界で活躍されている小松さんの作品を大勢の皆さんが間近でご覧いただくことができました。

 この作品は、坂城町に寄贈され、役場庁舎1階に展示いたしました。

1112日に開催されました恒例の「ねずみ大根まつり」は、9回目を迎え、晴天に恵まれるなか、愛知県や石川県など県外からもお越しいただき、地場産直売所「あいさい」の農産物など商品をお買い求めいただくなど、大勢のお客様で賑わいました。

また、同時開催のねずみ大根収穫体験会場では、開会前から大勢の皆さんに並んでいただき、300名ほどの来場者で大変盛況でありました。

町といたしましては、地域ブランドの情報発信の場としても、重要と考えておりますので、さらなる特産品の振興、ブランド化に努めてまいります。

 1116日には、毎年恒例となっております商工会主催の「地域経済懇話会」が開催され、町内の社員50名以上の企業14社にお集まりいただき、国道18号バイパス事業と工業団地の造成や、現在の景況と今後の見込み等について、懇談を行いました。

 ご出席いただいた多くの企業の皆様からは、工業用地の不足や人材の確保が喫緊の課題となっていることなど、刻々と変化する企業ニーズや景況感などの貴重なお話をお伺いすることができました。

 町としましても、各企業の意見を参考に、ニーズにあった企業への支援方法をはじめ、地域の皆さんや従業員の皆さんが、安全で暮らしやすく働きやすいまちづくりを目指してまいりたいと考えております。

今週12月9日土曜日には、一人ひとりがともに認め合い、ともに支え合う人権意識を養うとともに、福祉の理解を深めるため、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を文化センターにおいて開催いたします。

今回は、記念講演の講師に、作家、詩人、ミュージシャンなど幅広くご活躍されている「ドリアン助川」さんをお招きし、「私たちはなぜ生まれてきたのか? 小説『あん』でハンセン病快復者の人生を描いた意味」と題して、お話をいただきます。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。

続いて、12月補正予算の主な内容について申し上げます。

まず、歳入のうち法人町民税についてであります

坂城町における法人町民税の税収は、大手数社の企業活動の影響により増減する状況にあります。

減額補正の主な理由は、好調な企業もある中、輸出企業において、北米及び欧州ともに販売台数は好調に推移しているものの、円高の影響により売上高、営業利益等が減少した影響により減額となったものでございます。  

続いて、歳出について申し上げます。

町道の除雪委託事業につきましては、冬季の降雪時に対する除雪作業が迅速に実施できるように、町内建設業者の保有する大型除雪機械を使用しながら実施していく計画で進めているところであります。

降雪時には、町民の皆様の生活に必要となるバス路線や町内の学校、駅等の主要施設などへ通じる主要道路について、優先して除雪作業を行うとことができるよう、除雪経費等について計上させていただきました。 

町では、経済的理由により就学が困難と認められる児童・生徒の保護者に対して、学用品や新入学品、給食費等の援助を行うことにより、義務教育の円滑な実施を図ることを目的として就学援助制度を実施しております。これまでは就学援助費の支給につきまして、7月、11月、3月に支給をしていたところですが、国の要綱が改正され、就学前の者も対象となったことから、町においても入学準備品に係る援助費の支給について、要綱の改正を行ない、就学(入学)前に支給できるようにしたことに伴い今回補正を行うものでございます。

 以上、29年度の主な事業の進捗状況並びに主な12月補正予算の内容について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、規約の変更が1件、条例の一部改正が1件、指定管理者の指定が1件、一般会計・特別会計の補正予算2件 計6件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし