中野禅(しずか)さんの講演

 昨日(7月1日)、「さかき産学官連携研究会」(会長:桜井雅史さん)総会後の講演会で(独)産業技術総合研究所の中野禅(しずか)上級主任研究員の講演がありました。

 テーマは「積層型造形技術と3Dプリンターを使った量産型ものづくりへの検討」です。

 詳細は省きますが私が大変強く印象に残ったのは、3Dプリンターを使った 「量産」 という発想と 「ハードワークからソフトワークへ」 、「空間を生み出す。空間を利用する。空間から得る。」 というお話でした。

 3Dは 「ハードでは無く、ソフト」、「大切なのは空間を作るということ。」 は正に、老子の言う 「無用の用」 の世界のお話でした。

 3Dについて、正に発想の転換です。

                      

講演する、中野禅(しずか)さん

              

 禅(しずか)というお名前も哲学的ですね。

             

(ご参考。 老子の「無用の用」について)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=23009

                            

 坂城町長 山村ひろし

片山和人さん 長野県議会議長賞を受賞

 片山木工所の片山和人さんが、長野市ビッグハットで開催された第48回全国建具展示会に、組子細工で製作した「間仕切戸」を出品し、長野県議会議長賞を受賞されました。 (片山さんは技能五輪全国大会金賞の受賞者です。)

 以下、詳細は坂城町ホームページより

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片山和人さん  全国建具展示会で長野県議会議長賞を受賞

片山和人さん

  一級建具製作技能士で技能五輪全国大会金賞の実績を持つ片山木工所の片山和人さんが、長野市ビッグハットで開催された第48回全国建具展示会に、組子細工で製作した「間仕切戸」を出品し、長野県議会議長賞を受賞されました。

  組子細工とは、釘を使わずに細かい木片を手作業で組み合わせて様々な模様を表現する伝統技術で、模様の元となる「葉」又は「切子」と呼ばれる部品を基本となる「地組」に組み付けて完成となります。

  片山さんは、この伝統的な建具製作に必要な高度な技能を極めておられ、これまでにも数々の賞を受賞されています。今回出品した間仕切戸は、タタミ1畳ほどの大きさの戸2枚でできており、約4万個もの細かい木片を組み合わせ、約7500個の「葉」を一つずつ1辺2.65cmの正三角形の中に組み付けて、「雲の中の龍」を表現されました。

  製作日数は延べ100日ほどとのこと。最も苦労したことは、デザインを考え、色の濃淡が違う木片で微妙な色使いをして龍を表現したことだそうです。片山さんは、「さらに技術を高めて、これまで以上にオリジナリティのある作品を作っていきたい」と抱負を語られました。片山さんの今後さらなる活躍が期待されます。

片山和人さんの作品 

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 坂城町長 山村ひろし