平成30年度 地域経済振興懇話会

昨日(11月20日)、坂城町テクノセンターで、平成30年度 地域経済振興懇話会 が開催されました。(主催:坂城町商工会)

この懇話会は坂城町と坂城町企業(従業員50名以上の比較的大きな企業)との意見交換の場として毎年開催されています。 今年も12社の代表者の皆さんにご出席いただきました。

私からは、「工業団造成計画と働き方改革などについて」、長野労働基準監督署青木重和さんからは、「働き方改革について」というテーマで講演をしていただきました。

私からは、

1.坂城町の状況について ・・・・

坂城町の事業所数は平成29年度現在、223社に。しかしながら、従業員数はリーマンショック前の、約6,000人程度に増加。 (平成22年は約4,600人程度だった。)

また、製造品出荷額は平成21年度、877億円に落ち込んでいたものが、平成29年度には2,000億円以上に増加。一人当たり、製造品出荷額は、約1,300万円で、長野県ではダントツに高い。 (2位が塩尻市で、約1,000万円。千曲市は321万円、上田市は305万円、長野市は144万円。)

2.国道バイパス整備等について・・・・

今年度から初めて坂城町区間(3.8キロ)の工事が始まる。 坂城インター線延伸整備事業も、しなの鉄道を越え、工業団地へ向けての工事がスタート。

3.工業団地造成事業について・・・・

昨年度から基本設計事業を開始し、地元・地権者への説明会などを開始。平成34年度の分譲開始を目指す。

4.坂城町の働き方改革について・・・・

(1)イクボス・温(あった)かボス宣言、 (2)社会人交流事業、 (3)メンタルヘルス研修、 (4)ゲートキーパーの育成(自殺者予防施策の一つ)、 (5)人事評価制度の導入 などについてお話しました。

また、南条小学校建設工事における会計検査院からの指摘についての説明も行いました。

長野労働基準監督署青木重和署長さんからは、来年4月から改正される、「働き方改革」関連法案の内容について、細かく説明がありました。

1.「時間外労働の上限期成の導入」  月45時間、年360時間を原則

2.「年次有給休暇の確実な取得」 毎年5日、時季を指定して

3.正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の禁止

などが大きなポイントとなります。

詳しくは、以下の、長野労働局ホームページ、「長野労働局働き方改革」などご参照ください。

https://jsite.mhlw.go.jp/nagano-roudoukyoku/tokushu_campaign/hatarakikata_kaikaku.html

今回参加された各企業からは、「働き方改革関連法案」についての様々な問題点、疑問点が提示され、活発な議論が行われました。

なお、今回、参加された企業は、あいうえお順に、オリオンワイヤリング(株)、(株)カヤマ、(株)栗林製作所、KYB-YS(株)、(株)竹内製作所、力石化工(株)、(株)都筑製作所、デイリーフーズ(株)、(株)長野大崎製作所、(株)西澤電機計器製作所、(株)マースウィンテック、宮後工業(株)の12社です。

坂城町長 山村ひろし

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