先日(5月6日)、坂城町四ツ屋の森工房で開催された、「森仁志の世界」に伺いました。
リトグラフ版画の世界的な芸術家として高い評価を受けているいる森仁志さんは、かつて、三栖右嗣、岡本太郎、池田満寿夫、東山魁夷、アンドレ・ブラジリエ、ジャン・ピエール・カシニュール、アンドレ・ブラジリエなど著名な画家と世界最大のリトグラフを用いた作品を多く手がけ、その後、フランス、ブルターニュのカルナック巨石群を題材とした絵画作品を多く描かれました。
その多くの作品が残されている森工房アトリエで展覧会が開催されました。
森さんが亡くなられて6年が過ぎましたが、カルナックの世界はますますその存在価値を増しているように思います。
3年前に出版された、「CARNAC 森仁志の世界」の巻頭言に美術評論家の林紀一郎さんが末尾に書かれているように、
「・・森仁志が冥界へ旅立ったのは、いやブルターニュ半島のカルナックへと旅立ったのは2014年6月。そして1973年に巨石群と初めて出会って以来、この旧知の友と34年ぶりの再会を果たすのである。再開の喜びをどんな言葉で語り合っていることだろう。推し量る他ない。カルナックの画家のことを・・・。」
いろいろな思いをいたしました。
▲2016年、森仁志さんの三回忌に出版された 「CARNAC 森仁志の世界」
以下は、森仁志さんが平成23年末に上野の森美術館で開催した展覧会の様子です。
このころはまだお元気でいろいろとお話をさせていただきました。
(平成23年12月23日)
森仁志さんの個展「森仁志のあゆみ展」
坂城町在住のリトグラフ作家で画家の森仁志さんが「上野の森美術館」で個展を開かれておられます。