中之条石碑の修復作業

6月中旬から取り掛かっておりました、坂城町中之条国道沿いの石碑の修復作業が終了いたしました。

今回修復したのは、筆塚3つと常夜燈1つです。

左から:淵室庵隆禅筆塚(天明5年 1786年)、善光寺常夜燈(万延元年 1860年)、中島源蔵筆塚(嘉永2年 1850年)、中島銀右衛門筆塚(明治14年 1882年)

とにかく、暑い夏の中、坂城町文化財センターの皆さんに丁寧な、細かい、根気のいる作業をしていただきました。

国道に面しているため多くの車両の振動を受け、かなり傷んでいた石碑の表面に特殊な樹脂を塗って安定させるという緻密な作業です。

7月中旬、中島銀右衛門の筆塚を修理する青木文化財センター所長、時信学芸員、宮下学芸員(左から)

中島銀右衛門(文化3年 1806年~明治16年 1883年)については別途、坂城の100人の一人としてご紹介しますが、江戸時代末期の偉大な教育者であり多くの人から慕われていました。

この筆塚も銀右衛門が存命のうち(明治14年)に作られたものです。

坂城町の文化財センターではこのように町に残る貴重な歴史遺産の補修管理も行っています。

坂城町長 山村ひろし             

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