坂城町 「村上小学校 創立150周年 感謝の会」が行われました

 今年度は、町内3小学校が創立150周年を迎えます。各校とも保護者や地域の有志の皆さんなどで組織された記念事業実行委員会が主体となり、さまざまな記念事業が進められています。その中のひとつである記念式典は、9月の村上小学校を皮切りに、10月は南条小学校、11月は坂城小学校で予定されています。

 9月19日(木)、村上小学校で「村上小学校 創立150周年 感謝の会」が、日頃から児童はもとより小学校を支えている保護者や地域の皆さんが参加する中で開催されました。

 午前中の第1部では、各学年ごと、生活科や総合学習の時間を活用してまとめた「ふるさと学習発表」と全校合唱などが行われました。

 1・2年生は、校内にある「こどもの森」をみんなで力を合わせて綺麗に整備したことや、その森にある材料で色々な遊びを考えて楽しく遊んだことを紹介し、どんぐりころころゲームで競争したことやペットボトルで作ったひとりひとりオリジナルの船を校内のビオトープに浮かばせて遊んだ様子、落ち葉で作ったお面で遊んだ様子などを再現して会場を和ませていました。

 3年生は、俳句でひとりひとりが考える坂城町の良いところを披露しました。「友達がたくさんいて嬉しい」、「人が優しい」、「りんごやぶどう、おしぼりうどんが美味しい」など、それぞれが感じたことをストレートに表現していて、発表を聞いていた児童や保護者などは、共感や面白さを感じているようでした。

 4年生は、小学校の近くにある障がい者支援施設に入所している皆さんとの交流について、ひとり1台端末を使って発表しました。障がいもさまざまであることや手話を学んだり、入所している皆さんとじゃんけん大会や花を一緒に植えたことなどを紹介し、途中クイズを出題するなどして、会場全体が参加できるような発表をしていました。

  5年生は、社会科見学で地元の企業を見学し、まとめたことを色々な表やグラフを使って視覚的に分かりやすく発表していました。企業の特徴や業務内容だけではなく、企業が進めているSDGsや情報通信など社会全体に関わることについても学び、絵で表現していました。そして、最後に自分たちもこの村上地区をもっと盛り上げていきたいと力強い言葉でまとめていました。

 6年生は、村上小学校の校歌について調べたことを発表しました。作詞家、作曲家についてや歌詞にある人や川について、更には、歌詞が変わっていたことや昔は歌われていなかった部分があるなど、会場の皆さんが「へぇ!」と言いそうな発表をし、これからも校歌を大切にしていきたいと締めくくっていました。

 午後の第2部は、「チャーリー西村さんによるサイエンスショウ」が行われ、午前中の落ち着いた雰囲気とは一転、児童たちはチャーリー西村さんの4つの実験に目を輝かせて食い入るように見入ったり、自分でも実験したりと笑顔と探求心に満ちあふれていました。そして、チャーリーさんの「何で?」との質問に次々に手を挙げ自分の思う仮説を発表していました。

 また、この日の町内3小学校と中学校には「小学校150周年おめでとう献立」が提供され、あわせて、学校給食の変遷がパネルとレプリカで展示されました。

 献立は、赤飯、坂城野菜のすまし汁、とり肉の照り焼き、ねずみ大根切り干しの煮物、イラスト手巻きのり、牛乳です。このメニューは全児童の投票により決まりました。また、イラスト手巻きのりのパッケージは、各小学校でそれぞれ募集し、投票などで決定した各1枚が印刷されており、食育・学校給食センターからのお祝いの気持ちが込められたものになっています。お昼の放送でこのことが紹介されると、児童はパッケージに印刷された絵をじっと見ていました。給食は、黙々とお皿からなくなっていました!

坂城町長 山村ひろし

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