ポーランド ツェレスティヌフ郡 及び ツェレスティヌフ郡国際交流協会と フレンドシップ協定を締結しました

 10月9日(水)から14日(月)までの日程で、町および町議会、坂城町国際交流協会の代表者(山村町長、中嶋町議会副議長、安島坂城町国際交流協会会長、竹内坂城町国際交流協会副会長)がポーランドを訪問し、11日(金)に 在ポーランド日本国大使館において、ツェレスティヌフ郡と坂城町 および ツェレスティヌフ郡国際交流協会と坂城町国際交流協会の4者による「フレンドシップ協定に関する合意書」の調印式が執り行われました。
 調印式では、両自治体の橋渡し役を務めていただいたワルシャワ日本語学校の坂本龍太朗さんをはじめ、各団体関係者、在ポーランド日本国大使館の宮島昭夫 特命全権大使にもご臨席をいただき、お祝いの言葉もいただきました。
 今回締結された協定に基づき、相互の発展と友好関係が更に深まることが期待されます。

 今回のポーランド訪問においては、郡庁舎の表敬訪問のほか、ポーランド・シベリア孤児記念小学校や高圧物理研究所の視察が行われ、郡庁舎とポーランド・シベリア孤児記念小学校では桜と林檎の記念植樹も行われました。

1.フレンドシップ協定

 ツェレスティヌフ郡と坂城町、ツェレスティヌフ郡国際交流協会と坂城町国際交流協会 の4者間で姉妹都市のような責任や義務を伴うことのない緩やかな関係性の中で、日本とポーランド双方における、住民間での友好、親善を通じた相互の交流にむけ、協力していくことを目的に「フレンドシップ協定(友好協定)」を締結しました。

(協定内容)   
  1. 友好関係と協力体制の推進
  2. 住民間における相互理解、知識と経験の共有
  3. 坂城町とツェレスティヌフ郡で活動する様々な経済的または社会的団体との連携支援
  4. 教育、文化、芸術、スポーツ、観光、経済プロジェクトなどの様々な分野における活動への相互参加 

2.ポーランドとの交流

 2014年から坂城町国際交流協会を主体として、ポーランドワルシャワ日本語学校のサマースクールの受入れを実施。学生のホームステイ体験や町民まつりへの参加、またワーキングホリデーに対する支援を行うなど坂城町とポーランドとの交流が深まっています。 

ツェレスティヌフ郡との交流

 ワルシャワ日本語学校を介して、ポーランド・ツェレスティヌフ郡、同郡国際交流協会から交流に向けての親書を受け、その後2020年にはツェレスティヌフ郡訪問の招待を受けるなど正式に交流のアプローチを受けたことから、町、町議会、町国際交流協会において交流にむけた招待に応じるべく訪問を計画しました。コロナウイルス感染症の流行と、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により訪問は延期となりましたが、ポーランド側からは2020年以降も訪問の誘いを受けていました。
 2023年にはツェレスティヌフ郡に避難しているウクライナの家族5人の来町を受け入れ、坂城町国際交流協会との交流会や坂城中学校訪問を実施しました。
 2024年にはツェレスティヌフ郡が開催した「子どもから見た日本」絵画展の約70作品が坂城町に送られ、町内小中学校にて巡回展示を行ったほか、10月26・27日開催予定の坂城町文化祭でも展示を予定しています。

ポーランド ツェレスティヌフ郡

 ポーランド首都ワルシャワから 約40kmの位置にある ポーランドの自治体。人口12,000人 面積88.92㎢ 15の町(地区)で構成されている。
郡の多くが公立の自然保護区となっており、ポーランドを代表する高圧物理学研究所が立地するなど、自然と技術が融合した坂城町との共通点がある。日本のノーベル賞受賞者との交流や日本とポーランドの友好関係を顕彰した「シベリア孤児記念小学校」が設立されるなど親日感情が高い土地柄である。

坂城町長 山村ひろし

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