本日(6月26日)、令和元年第2回議会定例会が閉会いたしました。
以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。
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令和元年 第2回議会定例会 閉会あいさつ
令和元年 第2回 坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言あいさつを申し上げます。
6月12日に開会されました本定例会は、統一地方選挙で当選されました議員の皆様方との、始めての定例会ということで、緊張感が漂う中、本日までの15日間にわたりご審議をいただきました。
提案いたしました専決報告、人事案件、工事請負契約の締結、条例の一部改正、制定、一般会計補正予算、下水道事業特別会計補正予算、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。
さて、本年1月25日に、当町に主力生産工場があります企業が、東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請しました。
負債額は新聞報道によりますと、関連会社と合計で48億5千万円にのぼり、支援してくれるスポンサーを探し、事業の再建を図る方針とのことでありましたが、再建には至らず、同社は、4月末に、5月末をもって工場を閉鎖し、従業員69名全員を解雇すると発表いたしました。
これを受け、ハローワーク篠ノ井では、急きょ当町、商工会など関係機関を集め 雇用対策会議にて対応を協議、6月14日にハローワーク篠ノ井及び町、テクノハート坂城協同組合合同の就職説明会を開催したところでございます。
当日は、69名の内、46名の離職者と、募集企業39社にお集まりいただき、離職者からは、採用された際の雇用条件の確認を、企業の人事・採用担当者からは、業務内容などの説明が丁寧に行われました。
再就職希望者が早期に新たな職に就き、安心して暮らせる生活に戻れるよう、今後もハローワーク篠ノ井やテクノハート坂城協同組合など、関係機関と連携して支援を行ってまいりたいと考えております。
さて、6月16日(日)、町ポンプ操法大会が開催され、地域を守る消防団員が有事の際の機敏な対応や日頃の訓練成果を発表いたしました。
大会で優勝されたポンプ車の部 第2分団と小型ポンプの部 第10分団、そしてラッパ分団は、6月30日(日)に千曲市大西緑地公園で開催される、埴科ポンプ操法大会及びラッパ吹奏大会に出場します。県大会に向け、各分団の健闘を祈念いたします。
明日27日(木)から30日(日)までの間、中国上海市嘉定区から小学生10名を中心とした教育交流団が来町します。役場表敬訪問のほか、全小中学校を訪れ交流を深めますが、坂城小学校では給食の体験や中学校では武道館での部活動視察も計画されています。
期間中、友好関係をさらに深め、国際交流の推進が図られることを期待しています。
6月29日(土)には、日頃の文化活動等の発表を行う隣保館交流フェスティバルを開催いたします。第1部につきましては、隣保館で作品展示とグループ発表を行い、第2部のコンサートは、多くの皆さんに鑑賞いただけるよう鉄の展示館ホール(中心市街地コミュニティセンター)で開催いたします。
フルート、ヴァイオリン、ピアノによる コンサートで、入場は無料です。大勢の皆さんの参加をお願いいたします。
町道A01号線の若草橋架け替え工事につきましては、現在、右岸側(北側)の橋台下の基礎杭の打設が完了する等、工程通り工事が進んでおります。工事施工上、安全を考慮し、7月1日(月)から13日(土)までの約2週間、片側交互通行を予定しております。地域の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
夏の風物詩である町民まつり、「第42回坂城どんどん」が、8月3日(土)に、横町・立町通りで開催されます。
今年のメインステージでは、坂城町出身のサクソフォーン奏者「川島 亜子」さんが奏でるサクソフォーンの心地よい音色を聞きながら、夏祭りを楽しんでいただきたいと考えています。
また、子ども達が楽しめるよう新元号「令和」のお祝い企画として、令和元年 記念缶バッジ制作ワークショップを開催します。お祭り限定デザインのオリジナル缶バッジを作り、令和元年と坂城どんどん参加の記念にしていただきたいと思います。
参加者の皆さんが一体となって盛り上がる踊り流しをはじめ、一日を通して、大勢の皆さんと一緒に楽しむことができるお祭りにしていきたいと考えております。
さて、町の制度や暮らしの情報をまとめた「坂城町暮らしの便利帳」につきましては、平成26年4月に初めての官民協働制作という手法にて、町内の多くの商店・事業所等の皆さんにスポンサーとしてご協賛をいただいて製作し、全戸へ配布をいたしました。
発行から5年を経過し、各種の制度変更などで掲載内容が現状と異なっていたり、ご協賛いただいた事業所からも掲載広告の内容が変わっているとのご意見をいただいておりますことから、このたび、最新版を作成したいと考えております。
町内事業所の皆様におかれましては、作成に係る協賛につきまして何分のご理解とご協力をお願いいたします。
さて、当町出身で、坂城町教育委員会教育委員長を務められた信州大学名誉教授の中村浩志さんが、本年度第26回信毎賞を受賞されることが決定しました。
カッコウの托卵(たくらん)についての研究で世界的に評価を受け、絶滅が危ぶまれるライチョウなど希少な野生動物の生態研究や保護活動に尽力されたことが受賞理由とお聞きしております。
坂城町においても、ふれあい大学講座「森の学校」をはじめ、「千曲川水辺の教室」、「里山の鳥の教室」などに継続してご尽力いただき、町内の子どもたちとの自然教育活動にも貢献いただきました。
坂城町にとりましても、大変うれしいニュースであり、中村浩志さんの今後の更なるご活躍をご祈念いたします。
さて、私のこれから4年間の町政運営の考え方、方向性につきましては、所信表明や一般質問の答弁で述べさせていただきました。
今後、私が3期目の公約として掲げた「活力あふれた、輝く元気な まちづくり」の実現に向け、4つの柱である「活力あふれた元気な町」「人の輝く町」「笑顔の町」「誇れる町」を町政運営の基軸として施策展開を図り、「子育て・福祉・ものづくり」で日本一の町を目指してまいります。
新たな決意と情熱をもって「たゆまぬ挑戦」をしてまいりますので、議員各位におかれましても、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
これから暑さが増してまいります。議員各位におかれましても、健康に留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし