本日(9月1日)から9月17日まで、平成26年第3回坂城町議会定例会が開催されています。
以下、招集の挨拶を掲載させていただきます。(かなりの長文で恐縮です。)
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本日ここに、平成26年 第3回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては全員のご出席を賜りまして、開会できますことを心から御礼申し上げます。 >
さて、先月10日(日)に長野県知事選挙が行われ、阿部知事が再選を果たし、今後4年間の長野県政を引き続き担っていくことになりました。>
阿部知事には、子育て支援、定住促進や健康長寿など各自治体で実施している事業の支援及び自立する自治体の支援に引き続き取り組まれるともに、坂城町が直面する課題である千曲川ワインバレー構想の指導強化、更に、国道18号バイパス建設推進に伴う県事業の坂都5号線先線の建設促進などが推進されることを期待いたします。 >
続いて、坂城町を取り巻く経済状況について申し上げます。>
世界経済におきましては、国際通貨基金(IMF)が7月発表した世界経済の見通しによりますと、2014年の世界全体の実質成長率は年3.4%と、今年4月時点の予測から0.3%の下方修正となりました。アメリカ景気の一時的な落ち込みや中国など新興国の成長鈍化が響いたものであります。また、中東やウクライナの情勢不安に伴うリスクから、世界的な景気の調整色が強まる可能性にも言及しております。>
この中で、今年1月から3月期に大幅なマイナス成長に陥ったアメリカ経済おいて成長の勢いが戻ると分析、中国も小刻みな財政刺激策が景気を下支えするとの見方を示す一方、ユーロ圏については、見通しをほぼ据え置いたものの、各国の成長にはばらつきがあり、デフレに陥る恐れがあると警告いたしました。>
今後の世界経済の成長率については、複数の下振れリスクを意識し、「世界の成長は長期にわたり一段と弱まる可能性がある」と指摘しております。>
今後、中東及びウクライナ情勢が、各国の協力により平和的に解決し、安定するとともに世界経済の成長を期待するものであります。 >
日本国内の状況につきましては、内閣府による8月の「月例経済報告」では、「景気は、緩やかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつある。」とし、「先行きについては、当面、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の長期化により一部に弱さが残るものの、次第にその影響が薄れ、各種政策の効果が発現するなかで、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。」としております。 >
長野県内の動向につきましては、日本銀行松本支店の7月発表の「金融経済動向」によりますと、総論で「長野県経済は、緩やかに回復しつつある。」とし、>
「1.公共投資は増加している。2.住宅投資は前年を下回っている。3.設備投資は緩やかに増加している。4.個人消費は、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には消費者マインドの改善を背景に、緩やかに回復しつつある。 >
以上のような最終需要のもとで、生産は緩やかに回復しているほか、雇用・所得も、着実に改善している。」としております。>
「なお、企業の景況感をみると、製造業では改善の動きがみられる一方、非製造業では、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響もあって、やや悪化している。先行きは、製造業、非製造業とも改善を見込んでいる。」としております。 >
7月に実施いたしました町の経済状況調査の結果では、生産量は、3ヶ月前比の平均増減率が前回調査のプラス5.1%からプラス2.3%となりましたが、前年同期比では、プラス9.6%と3期連続で10%前後の増加となっております。>
先行きについては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が、想定内に収まったことや全体的には輸出環境の改善や経済対策などの効果等を背景に、既存取引先の受注回復や新規取引先の開拓、海外の景気回復や円安などの経済要因による増加が期待されている傾向がある一方、顧客の生産動向による影響や季節的な要因等により、増加率はプラス1%とほぼ横ばいを見込んでおります。>
売り上げについても、3ヶ月前比、前年同期比、先行きとも生産量と同様にプラス傾向であります。>
雇用については、3ヶ月間の実績では30人の増加となっており、来春の雇用については、40人の増加を予定しております。また、減員分の補充を予定している企業も調査した20社のうち8社となっていることから改善に向けた動きが見られます。 >
このような町を取り巻く経済状況の中で、10月に坂城テクノセンター開館20周年を記念して、町内企業の優れた技術と製品を紹介する「さかきものづくり展」が開催されます。久々の取組みとなります「さかきものづくり展」は、坂城町の企業のものづくり力を内外に発信していく絶好の機会となりますので、町といたしましても企画運営などの支援を行ってまいりたいと考えております。 >
さて、平成25年度の決算状況について申し上げます。>
まず、歳入につきまして、町民税は、回復傾向といわれる経済情勢の中、個人については堅調な伸びを示したものの、法人については企業によるばらつきが見られ、トータルでは、前年度対比マイナス4.1%と24年度を下回りました。固定資産税については、土地の下落分を建物と償却資産の伸びが埋める形となり、全体では前年度対比プラス0.3%と若干の増加となり、町税全体では、前年度対比マイナス1% 23,800千円の減収となっております。>
地方交付税につきましては、普通交付税において、リーマンショック後の法人町民税の落ち込みに対する調整が終了したことで、基準財政収入額が増額算定となったことにより、交付額が減少したことから、前年度対比マイナス2.1%、25,600千円の減額となりました。>
基準財政収入額と基準財政需要額を用いて算出される財政力指数につきましては、3カ年の平均値が0.64で、県下77市町村中6番目、町村の中では軽井沢町、南相木村に次いで第3位となっております。県内における順位は昨年と同位でありますが、数値自体は0.01ポイント上昇いたしております。>
国庫支出金につきましては、南条小学校の実施設計と第4分団の消防ポンプ車購入の財源として活用した「地域の元気臨時交付金」の交付などによりプラス3%、11,800千円の増額。>
県支出金につきましては、町内に建設された特別養護老人ホームや役場庁舎に設置したバイオマスボイラーに対する補助金の交付などにより、プラス47.2%、1億30,000千円の増額であります。>
また、繰入金につきまして、24年度のびんぐし湯さん館リニューアル工事や村上小学校耐震改修事業完了に伴い、25年度はマイナス80.7%と大きく減少し、併せて、町債につきましても、マイナス23.6%、1億40,000千円の減額となりました。>
歳入全体では、前年度対比マイナス3.7%となる58億90,000千円であります。 >
一方、歳出につきましては、歳出の中でも比較的大きな割合を示しております扶助費は、子ども医療費や障害者自立支援給付の増額などにより前年対比プラス0.1%と増加しております。>
普通建設事業費につきましては、スマートタウン構想に基づく役場庁舎へのバイオマスボイラーの設置工事や、南条小学校建設に向けた実施設計などの新規事業の他、町道A01号線道路改良事業や橋梁修繕事業といった継続事業を実施し、3億42,000千円の支出をいたしましたが、大型事業の完了に伴い、前年度との比較ではマイナス45.9%と大きく減少しております。>
なお、平成25年度の大きな事業であり町のバリアフリーの象徴となる、坂城駅へのエレベーター設置工事に係るしなの鉄道への負担金につきましては、竣工が5月であったことから、繰越事業となり、決算に数字は入っておりません。>
また、その他経費では、県の補助金を活用する中で、町内の特別養護老人ホーム建設に対し補助を行ったことから「補助費等」が前年度対比でプラス15.7%、1億22,000千円の増加であります。>
人件費については、マイナス0.9%、公債費についても、マイナス3.2%と減少しております。>
歳出全体では、前年度対比マイナス5.9%となる56億86,000千円の決算であります。 >
また、この平成25年度決算を受けての財政健全化法による財政指標につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率はともに、一般会計及び全ての特別会計において、黒字であります。>
起債発行時の制限の基準となります実質公債費比率については、前年対比マイナス1.1ポイントとなる13.6%、公債費等の将来負担の重さを表す将来負担比率についても地方債残高の減少に加え充当可能な基金を確保することなどによりマイナス11.5ポイントとなる24.9%と改善しており、いずれの指標につきましても健全といえる状況にありますが、引き続き、将来にわたる負担の軽減、健全な財政運営に努めてまいります。 >
なお、詳細の決算状況につきましては、後ほど担当課長から説明をいたします。 >
さて、26年度事業の進捗状況並びに9月補正に計上した主な内容について述べさせていただきます。 >
最初に、坂城スマートタウン構想の推進につきましては、テクノ工業団地の企業の皆さんにご協力をいただく中で、スマート工業団地構築に向けた調査・研究、町民のライフスタイルの変革に向けた意識啓発、再生可能エネルギーの普及拡大に向けて継続的に取り組んでおります。>
町内全体における太陽光発電システムの普及状況につきましては、本年3月末現在で4,100キロワットの発電容量を有しており、その内補助金の活用による発電容量は 1,085キロワットで、本年度もこれまでに32件の補助金の交付決定をさせていただきました。引き続き助成事業による普及拡大を図ってまいります。>
また、今年度から新たな取り組みとして、電力需要の高い夏季における効率的な電力利用への意識を持っていただくため、クールシェアをテーマとした様々なイベントを開催いたしました。>
7月21日(月)は、坂城テクノセンターにおいて「クールシェアイベント親子で体験 自然エネルギー実験教室」を開催し、町内外から100名もの親子に参加をいただきました。>
8月5日、6日の2日間は、坂城駅前多目的広場に静態保存されている169系電車内において「夏休み169クールシェアスポット」を開催し、子どもからお年寄りまで延べ250名ほどの皆さんが涼しい車内で快適なひと時を過ごされました。>
この他にも、町立図書館やびんぐし湯さん館などをクールシェアスポットとして紹介したり、町社会福祉協議会による「納涼サロン」の開催など、クールシェアによる様々なイベントに取り組みがなされました。>
イベントによる節電効果はなかなか見えませんが、まずは地域での効率的な電力利用に向けた意識変革が大切であり、今後も「クールシェア」「ウォームシェア」により、みんなで集まり、楽しみながら節電できる取り組みを通じて、スマートタウンへの意識啓発を図ってまいりたいと考えます。 >
次に、坂城町では、町内有力企業が世界各国に生産拠点、販売拠点を設けるなど町内企業の国際化が進んでおります。>
特に、アジア各国は重要なパートナーとなっており、中でも、タイ国では町内9社が生産拠点を設けるなど、企業の進出が目覚しく今後益々関係が深まっていくものと思われます。>
昨年、坂城国際産業研究推進協議会の皆さんとタイ国を視察してまいりましたが、この視察の中で、高校生の研修事業という提案がありました。>
そこで、将来坂城町を支えていく子どもたち、特に、多感な時期にある高校生を対象としたタイ国への海外研修を計画したいと考えております。>
その研修事業に向けて、タイ国内の情勢把握、研修行程の確認のほか、タイ国へ進出している町内企業への協力要請や現地機関との調整を行い、平成27年度から実施できるように準備を進めていくため、調査経費を今議会に計上いたしました。>
この研修事業により、町内在住の高校生が、タイ国で活躍する町内企業の視察を通じて、また、現地学生との交流、タイ国の歴史・文化など、異文化体験を通じて国際感覚を養い、坂城町・日本を再認識するとともに、進路を含めた将来展望を考える機会になればと考えます。 >
9月15日の敬老の日を迎えるにあたりまして、長寿のお祝いと敬老の意を表するために、今週6日(土)に米寿、白寿、100歳以上の方々に敬老訪問事業を実施いたします。>
今年の敬老訪問事業の対象の方々は、88歳の米寿の方が104名、99歳の白寿の方が10名、100歳以上の方が9名、全体で123名の方が対象で、最高齢の方は明治43年生まれの104歳の女性であります。>
なお、県内の男性最高齢でありました、網掛の大井直治郎さんが、去る7月2日に106歳でご逝去されました。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。 >
少子高齢化が進む中で、子どもを産み、子育てしやすい町を目指ざす、第3子以降の保育料軽減つきましは、従来の軽減処置に加え、今年度から第2子のお子さんの年齢に関わらず、保育料を半額といたしました。>
これにより対象となる家庭数は45世帯で、年間の軽減額については総額で約600万円であります。>
引き続き、子育てのしやすい町を目指し、子育て支援策の充実に努めてまいります。 >
本年4月の消費税率の引き上げにより、低所得の方や子育て世帯への負担を考慮し、国が給付を決定した臨時福祉給付金給付事業並びに子育て世帯臨時特別給付金給付事業につきましては、既に事務作業に着手しており、申請書の送付・受付等を実施しているところであります。>
給付金の支給につきましては、事業の主旨に鑑み、受付審査の終了した方から順次支給をしてまいります。>
なお、子育て世帯臨時特別給付金につきましては、対象児童が予想より多くなることが見込まれることから、今議会に追加補正をお願いするものであります。 >
総合的な松くい虫被害防止対策の新たな取り組みとして、これまで有人ヘリでは散布できなかった人家に近い苅屋原地区の4haの松林について、無人ヘリコプターによる地上散布を、6月17日と7月15日の2回にわたり実施いたしました。>
今後も、地元住民の皆さんや関係者の皆さんの健康に配慮し、リスクコミュニケーションの強化に努めながら、松くい虫被害に対応するため、様々な防止対策を総合的に実施してまいりたいと考えます。>
なお、伐倒駆除に係る県の補助金が追加交付となったことから、今議会に追加補正を計上いたしました。 >
8月2日(土)、第37回坂城どんどんが開催されました。夜の踊り流しでは、昨年よりも2連多い、50連、約1,500人もの多くの方にご参加をいただきました。>
また、坂城町特命大使の小松美羽さんと青年海外協力隊としてザンビアで2年間教育活動を行ってきた竹内希さんには、おどりコンテストの特別審査員として花を添えていただき、さらに、中之条出身の塚田哲夫さんが率いるバンド、ガングルオンの皆さんには、踊り流しの演奏をしていただくなど、昼間の部のお子さん連れの方々を含め参加された皆さんが、真夏の暑さを吹き飛ばす盛り上がりを見せていただいたことに感謝申し上げます。
今週5日(金)に開催される、「テクノさかき工業団地まつり」につきましては、今回で、21回目を迎えます。工業団地内企業の福利厚生事業の一環として始められたお祭りも、コンサートや花火大会など大勢の町民の皆さんにご好評いただき、「地元のお祭り」として定着してまいりました。>
今年も芸能人やご当地アイドルによる歌謡コンサートが予定されているほか、花火大会では、今年初めて、工業団地以外の企業の皆さんにもご協賛いただき、これまで以上に盛大に花火が打ちあがるとお聞きしております。多くの町民の皆さんに、会場にお越しいただき、お祭りを楽しんでいただければと思います。 >
有害鳥獣対策事業として、県の鳥獣被害防止総合対策交付金事業を活用し、昨年度から上平地区において、イノシシ・鹿等を対象とした侵入防止柵の設置を実施していただいております。>
今年度は当初予算に計上いたしました1,200mの防止柵を5月に設置いたしましたが、県から内示があり未設置の約4,500m分の交付金1,500万円余が確定いたしましたので、今議会に補正予算を計上させていただきました。>
これで、未設置の島地区及び小野沢地区の施工が可能となり、計画しておりました事業が2年で完了となります。地元の皆さんには年内完成を目途に、事業を進めていただきたいと思います。 >
さて、経済対策として、今年2年目となります坂城町住宅リフォーム補助事業につきましては、7月末には受付枠が一杯となり、関連事業費を含めた全体事業費も約3千2百万円余りで、昨年に引き続き、大きな経済効果が生まれているものと考えます。現在も事業への問合せがあり、更なる需要が見込まれることから、今議会に補助金の追加補正予算を計上させていただきました。 >
公共下水道事業につきましては、繰越事業の中之条、網掛、上平地区において下水道整備を進めております。>
中之条地区は、栗林製作所様北側、網掛地区については、びんぐし公園周辺の工事に取り掛かります。なお、上平地区の出浦沢川周辺の工事も引き続き実施してまいります。>
今年度事業の谷川以南の南条地区では、南条小学校の建設工事に合わせた周辺地域の下水道工事を計画しており、現在、上田国道事務所と協議を進めております。 >
さて、先の台風8号では、県内においても、南木曽町で土石流災害に見舞われ、中学生の貴重な命が失われ、また、先月、広島市や礼文島で局地的な豪雨による土砂崩れや土石流が発生し、多くの人命が奪われました。>
被災された皆様方には、心からお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた皆様に哀悼の意を表します。 >
災害対策は、複合的に考えなければなりません。>
8月4日(月)、町は、長野県石油商業組合及び同組合北信支部と災害時における石油類の安定供給と町民生活の早期安定を図ることを目的に、「災害時における石油類燃料の供給等に関する協定」を締結いたしました。>
この協定は、同組合に加盟している給油所が、災害発生時に緊急車両や避難所などへの石油類の優先供給を行うことを定めたほか、被災者に対する給油施設の水道水やトイレなどの提供、救急要請や簡易な応急手当など被災者支援について盛り込まれております。>
今回の連携協定が町民の皆さんの安全確保のための大きな備えになるものと考えます。
8月24日(日)には、町総合防災訓練が文化センターにおいて約700名の皆さんにご参加をいただき、開催されました。参加された中之条、四ツ屋、戌久保地区の皆さん、関係団体の皆さん方には、途中雨に見舞われる中、誠にありがとうございました。>
大勢の住民の皆さん方に体験、参加いただける訓練、さらに、町と「災害時の応急措置に関する協定」を締結している、坂城町建設業災害防止協会の皆さんにも土のう作りや搬送などの水防訓練に参加いただき、また、初めての試みとして、今回の参加地域にある福祉施設、美里園、第2美里園の入居者、職員の皆さんにも避難誘導訓練に参加いただくとともに、上田ケーブルビジョンによる臨時災害FM放送局の開設訓練も実施されました。>
また、消防団の火災想定訓練及び消防本部による高所救出訓練では、日頃の訓練の成果を大いに発揮していただきました。
災害の未然防止また被害の軽減を図るためには、行政機関だけではなく、地域住民の皆さんにおいても日頃から災害に対する備えが重要なものとなってきております。今後も、家庭と地域、行政、関係機関の連携のもと、防災意識の高揚と防災対策に努めてまいりたいと考えます。 >
さて、教育関係について申し上げます。>
南条小学校改築事業につきましては、8月の臨時議会において請負契約の締結の議決をいただき、近隣の皆さんへの工事説明会を開催するとともに、現場においては準備工事を進めてまいりました。>
あさって9月3日には起工式を行い、28年3月までの長い工事期間となりますが、安全な工事に努めてまいります。 >
7月28日から31日まで、町内3小学校11人の児童が中国上海市実験小学校などを訪問いたしました。 >
同世代の子ども達との交流やホームステイを通じて、中国の歴史や文化、生活に触れ、友好を深めるとともに、国際感覚を養うことができたことと思います。
このたび、実験小学校から本年秋にも当町を訪れ交流を行いたいとの要望がありました。>
この上海市との教育交流は、相互に訪問、受入れを1年ごとに行う計画で始まりましたが、24年度の訪日が国際情勢により1年遅れた経過があり、今回、ホームステイを受け入れていただいた家庭の子供たちが同じ年に当町へ来ることで、一層の交流が深められる機会であると考え、訪問を受入れることにし、必要な経費について今議会に予算計上いたしました。
8月5日、6日の2日間、和平キャンプ場で、小学校5,6年生を対象とした外国語活動の一層の推進を目的として、「和平国際交流村」を開催いたしました>
参加した児童は、学校で取り組んでいる外国語学習を活かし、積極的に英会話をしながら、様々な課題に取り組み、外国の文化や言葉への関心を深めることができたと感じております。
8月15日(金)に開催された第59回成人式につきましては、新成人176名のうち約7割に当たる126名の出席により、式典と成人祭が行われました。新成人の代表からは、これまで支えてくれた家族、恩師、地域の方々への感謝とともに成人としての抱負の発表もあり、頼もしく思えたところであります。>
今後、それぞれの目標に向かって、大いに活躍されることを期待いたします。
8月31日(日)3年ぶりとなる「びんぐしの里薪能」がびんぐし公園において、町内外から多くの皆さんにおいでいただき開催されました。>
前回に引き続き、能の重要無形文化財総合保持者である松木千俊さんと狂言のみならず幅広い分野で活躍されている野村萬斎さんをお招きいたしました。松木さんには、信州にゆかりのある「紅葉狩(もみじがり)の演目を演じていただきました。>
併せて、宮入小左衛門行平刀匠の奉納鍛錬も披露され、日本の伝統文化を継承する第一線の芸術家が一堂に会する幻想的な夜を堪能いたしました。>
また、町内小学校の子ども達による「謡と仕舞」の発表や来場された皆さんも参加しての「猩々」(しょうじょう)もあり、伝統文化に触れ、身近に感じていただけたのではないかと思います。 >
以上、25年度の決算状況と26年度の主な事業の進捗状況並びに主な9月補正予算の内容について申し上げました。
今議会に審議をお願いする案件は、人事案件が4件、条例の一部改正が2件、一般会計・特別会計の25年度決算の認定が7件、一般会計・特別会計の補正予算が7件 計20件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のごあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし