平成27年 年頭のご挨拶

               

伊達八重子さん作(切り絵) 「未」(ひつじ)

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明けましておめでとうございます。>

皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられましたこととお喜び申し上げます。>

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今年は、乙未(きのと・ひつじ いつび)の年です。 >

乙という字は草木の芽が曲がりくねっている状態を表す象形文字です。>

いろいろと新たな改革創造の歩みを進めるけれども、まだまだ外の抵抗力が強くまっすぐ伸びることが難しい状態を示します。>

一方、未は上の短い「一」と「木」から成っています。「一」は「木」の上層部、すなわち枝葉の繁茂を意味していますが、暗くなることも意味しています。>

こうしたことから今年の乙未では、何よりも、事前に、積極的に、煩わしいことやよくない事に対して先手を打ち、問題の小さいうちに対処し、煩わしいことやよくない事に惑わされて軽挙妄動することなく、状況や形勢を観察しながら落ち着いて規範正しく行動することが求められます。 >

さて、昨年末には解散総選挙が行われ、自民党、公明党の与党が定数の3分の2を上回る326議席を獲得し、アベノミクスなどの政策に一定の評価が与えられた結果となりました。引き続き、経済政策を中心に力強い政策が実行されることを期待したいと思います。>

世界に目を向けますと、ユーロ圏での不振や、中国でのGDP成長率の低迷など世界経済において減速感が表れる中、堅調でありましたアメリカにおいて中間選挙で与党民主党が敗北し、オバマ政権の対日政策、特に環太平洋連携協定(TPP)をめぐる交渉にも影響が及ぶ可能性もあると思われます。 >

 国内につきましても昨年4月の消費税率引上による影響からの回復が想定よりも遅れるなど、不透明感が強まっております。 >

このような中、昨年11月に、商工会主催で町内の主だった企業経営者の皆さんにご参加いただき、「地域経済懇話会」が開催されました。>

企業の皆さんからは、新工場の建設や新しい生産ラインの設置などの設備投資や海外での様子など、活発な経営活動を行っているお話をいただき、大変心強く感じたところであります。>

また、人材確保や女性の働きやすい環境づくりなど、町への要望もお寄せいただきました。今後、町の施策に反映させてまいります。 >

坂城町のマスコットキャラクター“ねずこん”を活用した、グッズやアイディアを応募していただく「ねずこんアイディアコンテスト」を開催したところ、町内・県内外から535件ものアイディアが寄せられました。>

応募してくださった方々に深く感謝するところであります。>

今後は、皆さまのアイディアがひとつでも多く、実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 >

今後進めていく主な施策としましては、昨年8月から着工しました南条小学校改築工事につきましては、平成27年度中の完成を目指しております。子どもたちが安全・安心な学校生活を送ることができ、自然や環境に配慮し、地域とともに発展する学校づくりを進めてまいります。 >

鉄の展示館では、特別展として秋に「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を開催します。伝統工芸の日本刀と人気アニメのコラボにより、今まで日本刀と縁のなかった人々に日本刀の魅力を伝える貴重な機会としたいと考えております。 >

国道18号バイパスにつきましては、いよいよ用地買収が始まり、事業が本格化してきます。周辺自治体と連携し、引き続き、要望活動を行うなど、一日も早い完成に向け努力してまいります。 >

「福祉と健康のまちづくり」におきましては、住民の皆さんの健康増進のため、特定健診の受診率の向上に努めております。>

昨年から、新たに開始いたしました「40歳スタート健診」につきましては、全ての対象者を訪問し、啓発活動に努めております。>

また、子育て家庭の支援につきましては、子ども医療費の無料化を中学生まで拡大し、安心して子育てできる、住みよいまちづくりを進め、子育て世代の定住促進にも結び付けてまいりたいと考えております。 >

今年も、明るい坂城町を創るべく努力をしてまいります。>

 町民の皆様におかれましても、本年が良き年となりますようお祈りし新年のごあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし>

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