昨日(2月1日)、いろいろな催しがありましたが、「坂城町学芸員が語る坂城町の歴史」もなかなかのものでした。
坂城町には、助川朋廣、宮下修、時信武史の3名の学芸員がおり、各々その専門分野で活動しています。
なかなか、一緒の場で発表を行う機会がありませんでしたが、今回、この3名の学芸員に、現在、一番関心を持っている内容について発表をしてもらいました。
坂城町の規模で3人もの学芸員が活躍しているのも坂城町の特色です。
内容については以下の坂城町ニュースをご覧ください。
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学芸員が語る坂城町の歴史
2月1日(日)、文化センターで、さかきふれあい大学教養講座「学芸員が語る坂城町の歴史 ~郷土の歴史を学ぶ~」が開催され、助川朋廣さん(教育委員会学芸員)、宮下修さん(鉄の展示館学芸員)、時信武史さん(文化財センター学芸員)の3名が日頃の研究成果を発表しました。
助川学芸員は、「これだけは押さえよう坂城町の歴史」と題して、古代から近代まで、青木下遺跡や村上義清、坂木宿、、格致学校、宮入行平刀匠など、町の歴史上重要なポイントを網羅的に解説されました。
宮下学芸員は、「坂木五千石と長谷川代官 ~高田開府四百年を迎えて~」をテーマに、「坂木五千石」といわれる現在の坂城町から千曲市にかけた所領の歴史と、坂木陣屋代官であった「長谷川安左衛門」について、禄高からその人物像と歴史的背景にせまり、当時の幕府がいかに坂木五千石を重視し続けたかを説明されました。
「坂城町の土木遺産」について発表した時信学芸員は、江戸時代から昭和初期の土木遺産の特徴や、千曲川の堤防、谷川などの堰堤、旧信越線の鉄道、町の代表的景観となっている昭和橋、用水の水門橋など、町に残る土木遺産を写真とともに紹介されました。
会場には先人たちの紡いできた郷土の歴史を学ぼうと大勢の方が訪れ、学芸員たちの話を熱心に聞き入っていました。
▼左から、助川学芸員、宮下学芸員、時信学芸員
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坂城町長 山村ひろし