平成28年第4回坂城町議会定例会招集(1)より続きます。
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移住・定住対策の一環として今年度から取り組んでおります若者交流事業につきましては、10月22日に、第2回社会人交流会を開催し、町内企業から37名が参加し軽スポーツやレクリエーションなどで親睦を深めました。>
企業の垣根を越えた交流や、情報交換をすることで、町内企業の活性化とともに、坂城町の魅力を知り、町内の事業所に勤めている若い方々に坂城に住んでいただくこと、また、坂城に住んでいる方には定住していただくことを期待しております。>
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11月10日、坂城町、千曲市、上田市、長野市で構成する新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会及び上田市と東御市で構成する上田バイパス第二期工区建設促進期成同盟会と合同で、国土交通省を始め関東地方整備局、財務省、地元選出国会議員の方々に国道18号バイパスの早期完成の要望を行なってまいりました。>
なお、国道事務所によりますと、国道18号バイパス坂城町区間の予算につきましては、平成27年度1億5千万円、平成28年度は1億8千万円と前年比1.2倍に増額されており、用地交渉・契約を経て、今後埋蔵文化財の調査後、工事着手へと進めていく計画でございます。>
この国道18号バイパスにつきましては、地元の皆様方のご協力を得る中で、町としましても引き続き国への要望活動を行うなど、一日も早い完成に向けて努力してまいりたいと考えております。>
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11月11日、商工会主催により、町内企業の振興及び地域経済の発展のため、町内の従業員50人以上の企業経営者の皆さんにご参加いただき、「地域経済振興懇話会」が開催されました。懇話会では、私から「坂城町の防災への取組み」について、お話をさせていただきました。企業の皆さんからは、自社の防災対策や、大地震等の緊急時に行うべき行動などをあらかじめ整理して取り決めておくBCP(事業継続計画)について、お話をお聞きしました。懇談会でいただいた提言やご意見を参考に、「安全で暮らしやすいまちづくり」を目指してまいります。>
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11月12日に開催された「ねずみ大根まつり2016」は好天にも恵まれ、大勢のお客様にご来場いただきました。今年のねずみ大根は、9月の天候不順もあり、例年より小ぶりで収量も少ない状況ではありましたが、収穫体験ではご家族連れなど500名ほどのお客様で賑わい、大根の収穫を楽しんでいただきました。また、メイン会場のさかき地場産直売所「あいさい」では、ねずみ大根や農産物の販売のほか、お楽しみ抽選会、おしぼりうどんの振る舞いなどのイベントが行われ、12時前には準備したうどん500食が終わってしまうなど、大盛況でありました。>
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11月13日、坂城駅前多目的広場にて、169系電車撮影会を初めて開催し、169系電車のユニットに、実装されていたヘッドマークや方向幕、行先表示板などを取り付けての写真撮影が行われたほか、車両内には、県内外の169系ファンクラブの皆さんからお持ちいただいた貴重な品物をはじめ、数多くの鉄道関連グッズなども展示されました。>
会場には、町内をはじめ宮城県、東京都、愛知県など県外からも大勢の鉄道ファンにお越しいただき、町で静態保存する貴重な169系電車をとおして町のPRにつながる機会になったと考えております。>
今後も169系電車の利活用を図るとともに、町内の文化や歴史、温泉などの観光資源を持つ坂城町の魅力を大勢の皆さんに知っていただき、お越しいただくよう情報発信をしてまいりたいと考えております。>
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11月17日には、町内企業に30年勤務され、当町の産業と企業の発展に寄与された73名の皆さんの永年の功績に対しまして、各企業を回り、永年勤続表彰をさせていただきました。今後におきましても、健康に留意され、引き続き坂城町の産業振興にご尽力くださいますようお願い申し上げます。>
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11月19日、文化センターにおきまして女性団体連絡会と男女共同みんなの会で構成する実行委員会により「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2016」が開催されました。>
当日は、第1部において「坂城町に生活して」をテーマに、パネラーとして、紅谷菓子舗の常盤松子(ときわ まつこ)さんと、3年前から坂城町に移住し、農業に従事されているキタムラヴィンヤードの北村智香(きたむら ともか)さん、コーディネーターを大久保美智子実行委員長とした、パネルディスカッションが行われました。 また、第2部では元NHKキャスター村松真貴子さんを講師にお迎えし、「はじめの一歩 男女共同参画をめざして」と題して講演をいただきました。幅広いお話の中、これからの老若男女共同参画社会の環境づくりに役立つことを期待しているところでございます。>
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11月29日、坂城テクノセンターで、公益財団法人さかきテクノセンター等の主催により、坂城経営フォーラム/AREC・Fiiプラザ第184回リレー講演会が開催され、私も講師の一人として、「坂城町の新たな取組み」と題して、坂城町で進めようとしている取組み、地方創生戦略、工業振興施策などについて、話をいたしました。今、第4次産業革命と言われるように、IOT、ビッグデータ、人工知能等による変革が、従来にはないスピードとインパクトで進行しています。>
これまで実現不可能と思われていた社会の実現が可能になりつつあり、これに伴い、産業構造や就業構造も劇的に変わる可能性があります。私自身も、これらの変化に的確に対応していかなければならないとの思いを強くいたしました。>
明後日、12月3日(土)には、一人ひとりが共に認め合い、共に支え合う人権感覚を養うとともに福祉の理解を深めるため、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」をさかきテクノセンターにおいて開催いたします。>
今回は記念講演の講師として、ザ・タイガースの一員で音楽家として、また著述家としてもご活躍されている「瞳(ひとみ)みのる」さんをお招きし、中国留学を含む30数年にわたる教員生活と2度の大病を通して、日中文化の狭間で絶えず感じてきた人権に対する考え方などをお話いただく予定です。大勢の皆様のご参加をお待ちしています。>
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次に教育関係について申し上げます。>
南条児童館の建設事業につきましては、10月11日に建設委員会を立ち上げ、以降2回の委員会を開催し、昨年新築した佐久市の児童館の視察や児童館建設に係る基本コンセプトについて協議を行ったところであります。>
今後につきましては、プロポーザルにより設計業者を決定するなかで、建設委員会で設計提案の検討を行い、本年度内に基本設計をまとめたいと考えております。>
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10月29日、30日、第45回坂城町文化祭が文化センターを主会場に開催され、数多くの作品が展示され大勢の皆さんが訪れました。29日の午後には、さかきふれあい大学文化祭記念コンサートとして、チェリストの海野幹雄さん、ピアニストの海野春絵さん、NHK交響楽団ヴァイオリン奏者の松田拓之(まつだ ひろゆき)さんによる「クラシックコンサート」が開催され、来場した大勢の皆さんは、大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽などの生演奏に盛りあがっておりました。>
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11月13日、復旦大学日本研究センターの胡 令遠センター長と沈 浩先生が当町を表敬訪問しました。先生方には最近の中国(上海)の産業、経済、マーケティング状況などを詳しくお話いただき、今後、小学生の教育文化交流はもとより、以前から連携をしてまいりました産業分野におきましても引き続きご協力をお願いしたところであります。>
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11月19日、大阪城ホールで開催された全日本小学校バンドフェスティバルに昨年に続き2年連続で出場を果たした南条小学校金管バンド部が、見事銀賞を受賞しました。日ごろの練習の成果を精一杯に発揮した結果に心からお祝い申し上げます。>
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続いて、12月補正予算の主な内容について申し上げます。>
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まず、歳入のうち法人町民税についてであります。>
リーマンショック以降、永らく低迷を続けていた法人町民税につきましては、一部企業の好調な業績を大きな要因として、昨年、一昨年と急速な回復をみせ、基幹財源である町税全体の大幅な増収につながっているところであります。>
各企業においては、国の経済政策に加え、自らのご努力により業績の改善に努められており、町内大手企業の皆さんとの懇談会等の中で、今年度も引き続き業績は好調に推移しているとお聞きしております。 >
こうした状況の中、さらなる業績の拡大に向けた、機械設備の拡充など大型の投資も活発になってきておりますが、法人町民税の算出基礎となります、国の法人税の申告上、こうした一定の要件に当てはまる大型の投資は、一時的に経費算入ができるといった、いくつかの特例措置があり、税収と業績が一致しない場合があります。>
今回お願いします法人町民税の70,000千円の減額補正につきましては、こうした特例的な措置の適用が大きな要因になっていると解しているところであり、企業からの税収が大きい当町としての厳しさを感じているところであります。>
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続いて、歳出について申し上げます。>
消費税率の引き上げによる影響緩和のため、所得の低い方々に対して支給している、臨時福祉給付金について、税率引き上げの延長期間に対応するため、国の第2次補正で新たな給付金の予算が措置されました。>
今回は平成29年8月頃までを目途に、平成28年度の住民税非課税の方を対象に15,000円を支給いたします。年度をまたいでの事業実施となりますが、今議会では、平成28年度中に支給を見込む事業費及び事務費について必要経費を計上いたしました。>
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町道の除雪委託につきましては、除雪を迅速に実施するため、町内建設業者の保有する大型除雪機械で除雪を実施し、町民の皆様の生活に必要なバス路線や町内の学校、駅等の主要施設へのアクセス道路を優先して除雪を行うための除雪予算を計上いたしたものであります。>
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ここにきて、福島県沖での地震が再び活発化してきておりますが、当町の中核避難所であります3小学校体育館につきましては、昨年度実施しましたつり天井の落下防止工事により、耐震整備は全て完了となったところであります。>
本補正予算をお願いしますのは、中学校の体育館の耐震整備につき、今回、国の第2次補正により補助事業の内定がされましたので、工事費等を予算計上いたしたものであります。>
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以上、28年度の主な事業の進捗状況並びに主な12月補正予算の内容について申し上げました。>
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今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、協定の変更が1件、条例の一部改正が6件、一般会計・特別会計の補正予算3件 計11件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし